事故物件 恐い間取り

２０２０年
日本
１１１分
ホラー
劇場公開（2020/08/28）



監督：
中田秀夫
『スマホを落としただけなのに　囚われの殺人鬼』
原作：
松原タニシ『事故物件怪談　恐い間取り』
出演：
亀梨和也：山野ヤマメ
奈緒：小坂梓
瀬戸康史：中井大佐
江口のりこ：横水純子
MEGUMI：カオリ
真魚：下中裕美
瀧川英次：熊谷
木下ほうか：松尾雄二
宇野祥平：定食屋店主
高田純次：伊崎努
小手伸也：篠崎
有野晋哉：有名タレント
濱口優：有名タレント



＜ストーリー＞
TV出演を条件に事故物件で暮らし始めた芸人・ヤマメは、“事故物件住みます芸人”としてブレイク。怪奇現象を求め、事故物件を転々とする彼は、ある時想像を絶する恐怖に見舞われる。

殺人・自殺・火災による死亡事故等があったいわくつきの部屋に１人の芸人が住んでみた、実話。

―感想―

中田秀夫に幽霊もの撮らせたらもう駄目だ。
視聴者を怖がらせる気があんのかよって思ってしまう描写だらけ。
そもそもコントみたいな話作りやがって、ホラーというジャンルを最近の中田秀夫は軽く見てる気がしてならない。

殆どを中途半端な形のままで終わらせて４つのエピソードで構成させるのも理解不能。
どれか一つに絞って起承転結で作品を完成させろよと。

幽霊て実体がほぼ無いのが恐ろしいのであって、もろに人間みたいな人達が唐突に登場しガヤガヤやっていても冷めた目でしか観れんよ。
冷蔵庫に入っていた幽霊なんて笑かしにきてんのか、お？
幽霊にリアルも糞もないのかもしれんが、ホラーと謳うのであれば、それに合った雰囲気は出すべき。

終盤では主人公の考え方に賛同出来ず見限ったはずのヘアメイク担当女子と元相方が「助けに来たでえ！」と急に乱入するのはまだ許せるとしても、何の効力も無いとしか思えないビニール傘が大活躍とかもうわけわかめ。
つか事故物件の何処にでも現れる黒フードの悪霊はどういった存在なのかを説明せえよ、誰だよお前だったぞマジで。

題名から期待するようなおどろおどろしいものは本作にはありません。
蓋を開けてみれば少し無理が有る関西弁が飛び交い、無駄にお笑い芸人が沢山現れ、幽霊らしからぬ人達が主人公を中心にどんちゃん騒ぎしているだけのもの。
評価出来るのは不動産会社のおばさんの死にっぷりのみ。
こういう演出に本気を感じさせないものをホラーに位置付けるのは何か違う気がする。

評価：★★☆
２１／０２／２２ＤＶＤ鑑賞（新作）
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レンタル開始日：2021-02-10
メーカー：松竹

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