IMMERSION
2023年
日本
109分
ホラー
PG12
劇場公開(2023/06/16)
監督:
清水崇
『牛首村』
脚本:
清水崇
出演:
西畑大吾・・・片岡友彦
生駒里奈・・・深澤未央
平岡祐太・・・山本春樹
水石亜飛夢・・・北島弘治
川添野愛・・・三浦葵
笹野高史・・・新納シゲル
當真あみ・・・金城リン
なだぎ武・・・肥後
伊藤歩・・・出井文子
山本美月・・・園田環
<ストーリー>
シャーマンが棲む島でVR研究を行う天才脳科学者・片岡友彦とチーム・シンセカイ。そんな中、突然のシステムエラーにより赤いバグが出現。シャーマンは「それは“イマジョ”じゃ…」と語り始め…。
バグじゃない、
呪いだ。
―感想―
赤い女つうたら白石晃士監督の専売特許だろうが!
工藤のおっさんなら野球バット一つでぶん殴って倒してしまいそうな女1人に時間掛け過ぎ。
毎回「今回も怖くねえんだろうなあ」と思いつつも頭の片隅の何処かで期待してしまうのだが案の定「今回も怖く」なかった。
ん~まあ現実世界と仮想世界をクロスさせた呪いの感染というアイデアそのものは異質で良かったと思う。
只、その呪いによって殺された人は、殺される描写はあるのにその後はほったらかしにされているのがいかん。
その死体、どうしたん?どうなったん?気になってしゃあない。
VRを使ったチームの奮闘具合も何をどうやってこうしているのかが分かり辛く、その流れのまま向かうラストの船で脱出?みたいなシーンもイミフ。
そんでもって、エンドロール中に入水するリンちゃんの姿もイミフだし、謎過ぎるし、鳥居元に戻ってるし。
冒頭、おっさんがおもむろに頭に奇妙な機械(オ〇ムのヘッドギアみたいなやつ)を装着するので、おかしなカルト宗教絡みの映画なのかと勘違いしちゃったじゃねえか。
本編やたらと機械が出てくるから、もしかしたら「忌怪」には「機械」の意味が暗示されているのかもしれん、知らんけど。
結局丸く収まったのかどうなのかさえもはっきりしない映画だったが、多分、真の主役はシゲじいこと
笹野高史!
復讐が不発に終わったのが残念。
シゲじいの思惑通りに村を地獄へと変えて阿鼻叫喚の形でバッドエンドだったら星数上乗せしたかもしれない(笑)。
いや、ホラー作るならそれくらい面白くさせろよと、俺は言いたいのよ。
中途半端なハッピーエンドはいらない。
女が強姦されたり、男狂いになったり、壮絶な拷問によって惨たらしい姿形に変貌し鳥居に貼り付けにされ海に沈められる描写が映倫的に子供には悪影響って事でPG12なんだろうなあ。
やっぱり今作も期待外れだったかあ、とは言え、村八分的な人物シゲじいを演じた笹野高史と、同級生からイジメを受けている少女リンを演じた當真あみの同じ境遇という意味ではキーパーソン的な役割を果たしており、この2人の存在感は誰よりも光ってたんじゃないだろうか。
今作の可愛い女優図鑑
お顔が優勝。
最早途中からは當真あみちゃん目的で観てた感はある。
評価:★★★
23/09/23DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2023-09-21
メーカー: 東映ビデオ