銀幕大帝α

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バッド・バディ!私とカレの暗殺デート

2017年11月17日 18時15分43秒 | 洋画アクション
MR. RIGHT
2016年
アメリカ
95分
アクション/コメディ
劇場公開(2017/05/13)




監督:
パコ・カベサス
『トカレフ』
出演:
サム・ロックウェルフランシス
アナ・ケンドリックマーサ
ティム・ロスホッパー
RZAショットガ、・スティーブ



<ストーリー>
ダメ男とばかりつき合っていたマーサは、ある日伝説の殺し屋・フランシスと恋に落ちる。マーサは彼と行動を共にする中、次第に殺し屋としての素質に目覚めていき…。

手に入れたのは、
理想のカレと暗殺能力!?


―感想―

最初はかなり変なヒロインやなと思ったけれど、観続けていく内に不思議と慣れてきた。
殺しが嫌になり一応殺しの依頼を受けるけれども、ターゲットを殺さずに依頼主を殺すという無茶苦茶な思考を持ったサム・ロックウェル演じるフランシスとの出会いでマーサの生活も急変。
次第に潜んでいた殺し屋の能力をフランシスによって引き出され、覚醒していく。
と言っても覚醒を果たすのは終盤で、主にフランシスのずば抜けた殺し屋としての技術力の高さ、戦闘力の高さを堪能する事に楽しさを抱かされる作品。
ダンスをするかのように敵と組み合い、華麗に始末する姿はカッコいい。
スナイパーに狙われても完全にお見通しで、銃弾をサラッと交わすのとか、流石FBIもCIAも一目置く男ではある。
ティム・ロス演じるホッパー曰く、フランシスを相手にすると死体の山だけが残るらしい。
恐ろしや。

が、今ではその狂気さが薄くなっちゃっているから、油断したりとミスも多く、負傷もしてしまう。
無駄な殺しから身を引きたいフランシスは、一瞬で殺し屋のセンスがある事を見抜いたマーサを自分の後継者にしたかったんだろうね。
サイコ野郎とサイコ女だから自然に引き寄せられたのかも、同じ惚れるなら危険な香りがする男がいい、みたいなマーサの恋心も手伝ってか、2人の関係は最終的に最強のバッド・バディになる。
命を狙う敵はフランシスが見つけ、覚醒したマーサが近付き仕留める、そんな役割分担みたいなものを両者で決めて、今後もラブラブなまま殺し屋生活を満喫していくんだろうな、そんな和やかなエンディングでした。

何気に敵なのにフランシスの紳士的な態度に心を入れ替え、味方化していくスティーブを演じたRZAの存在が面白かった。
ホッパー撃ち殺したのもスティーブ。
「俺の雇い主よりあんたの方が好きになってきた」
分かるよ、その気持ち。
そりゃあ電話機で非情に殴る男よりかは、親密な姿勢を見せてくる男に鞍替えしたくはなるさ。
私が同じ立場でも、フランシスのクールな姿勢・態度に惚れるだろうなあ。

以上でも以下でもなく普通に楽しく観れた内容でした。
オススメて程でもないけれど、アクションシーンになると演出や映像に工夫を色々と凝らしているので退屈はしない仕上がり。
暇な時に鑑賞してもいいかも。

それにしてもいきなりフランシスから包丁を投げられるも素手でキャッチし「私て凄い!」て大喜びするマーサ、やっぱり変な女だ(笑)。

評価:★★★
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フリー・ファイヤー

2017年11月17日 11時38分29秒 | 洋画アクション
FREE FIRE
2016年
イギリス/フランス
90分
アクション/犯罪/コメディ
PG12
劇場公開(2017/04/29)



監督:
ベン・ウィートリー
『サイトシアーズ ~殺人者のための英国観光ガイド~』
製作総指揮:
マーティン・スコセッシ
脚本:
ベン・ウィートリー
編集:
ベン・ウィートリー
出演:
シャールト・コプリーヴァーノン
アーミー・ハマーオード
ブリー・ラーソンジャスティン
キリアン・マーフィクリス
ジャック・レイナーハリー
バボー・シーセイマーティン
エンゾ・シレンティバーニー
サム・ライリースティーヴォ
マイケル・スマイリーフランク
ノア・テイラーゴードン



<ストーリー>
とある倉庫に集まった2組のギャング。それは簡単な銃取引のはずだったが、ある揉めごとから交渉がこじれ、突如として壮絶な銃撃戦が勃発する。

交渉決裂!
乱闘勃発!


―感想―

演出力が高ければ幾らでも面白くなりそうな展開なのに、なんでこうなった?としか思えない代物。

銃取引の商談中に突然撃ち合いが始まる。
事の発端は前日にハリーの従妹をスティーヴォが殴った為。
この商談に2人が偶然に鉢合わせしてしまい言い合いになった結果キレたハリーが銃をぶっ放した事で、倉庫内にて銃撃戦が繰り広げられる訳だが、約70分間をこれ1本に絞ったアイデアまでは良い。

だがしかし、如何せん登場人物が多過ぎる。
一人のキャラクターの台詞が全て。

誰がどっち側の人間なのか訳が分からなくなるんだよな。

更に肝心の撃ち合いなのだが、これが本当に撃ち合っているだけ。
面白味が殆どない。
スローモーションを挟むとか奇抜なカメラワークを多用するとか、もっと気の利いた手があっただろうに、なんでこいつらは地べた這いずり回って、物陰に隠れて闇雲に淡々と撃っているだけなんだ?と同じ様なシーンの繰り返しみたいに感じてきて退屈になってくるし、退屈だと思い出すと眠くなってくるしで、本編の7割8割はアクションなのに、えらいダレてしまうのも珍しい。
というか、見せ方下手糞か!!
ガスボンベみたいなのが吹っ飛んでいく映像だけは凝っていたが、それ以外は言い方悪くすると糞アクション。
派手さが無ければ、高揚感も得られない、ラストも大したことの無いオチだし、娯楽アクションを見せて貰ったという達成感を微塵も抱かされないてのがこの作品の出来のマズさを物語っている。
ずっと銃撃戦なのに、ずっとつまらんて、期待して借りちゃった俺が悪いのか?いや監督、てめぇの才能の無さだよ自覚しろ。

どうやら私、この監督とは相性が悪いみたいだ。

評価:★★
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