2015年
オーストラリア
120分
アクション/SF
R15+
劇場公開(2015/06/20)
監督:
ジョージ・ミラー
製作:
ジョージ・ミラー
脚本:
ジョージ・ミラー
出演:
トム・ハーディ:マックス
シャーリーズ・セロン:フュリオサ
ニコラス・ホルト:ニュークス
ヒュー・キース=バーン:イモータン・ジョー
ロージー・ハンティントン=ホワイトリー:スプレンディド
ライリー・キーオ:キャパブル
ゾーイ・クラヴィッツ:トースト
アビー・リー:ザ・ダグ
コートニー・イートン:フラジール
ネイサン・ジョーンズ:リクタス
ジョシュ・ヘルマン:スリット
ジョン・ハワード:人食い男爵
リチャード・カーター:武器将軍
<ストーリー>
家族を奪われ本能だけで生きている元警官・マックスが、女戦士・フュリオサと共に恐怖と暴力で民衆を支配するジョーと壮絶なバトルを繰り広げる。
お前のMADが目を覚ます
-感想-
トム・ハーディの走り方って何か可笑しくないか?
いやまぁ面白かったんだけど、1・2作目同等又はそれ以上の期待を膨らませて観た割には、な~んか物足りない。
その物足りない部分は何かを布団の中で小一時間考えた結果、二つの結論に達した。
一つ目はV8インターセプターの出番が少な過ぎ!
冒頭数分で直ぐにクラッシュ。
後半再び出てくるけど変に改造されちゃってますやん。
しかもまた車体に挟まれて大破。
純正インターセプターを主役にしたカーバトルをオープニング15分位は観たかったってのが本音。
(私のV8インターセプターに対する愛が半端無い記事は下記を参照して下さい。
↓
「怒りのデス・ロード」鑑賞前記念 俺のV8インターセプターを見てくれ!)
二つ目は敵側に魅力的なキャラがあんまりいない。
イモータン・ジョーくらいなものでしょ実際。
彼の立ち位置は1作目で云うとトーカッター。
2作目で云うとヒューマンガス。
4作目のボスとしては存在感が抜群で申し分無い。
しかし、1作目の準悪キャラでもあるナイトライダー初め、ジョニー・ザ・ボーイやババ・ザネティ、2作目のウェズ(モヒカン)に匹敵する程のインパクトある敵メンバーがこの4作目にはいないんだわ。
戦闘集団ウォーボーイズに紛れて人食い男爵や武器将軍なんかも参戦はするけれども、私としては記憶に残らない程薄い。
そもそもこいつら敵として脅威に感じないばかりか、居ても居なくても良い位にあっさり退治されちゃうのはアカンでしょ。
こう、悪の手下としてガツンと気持ちを高ぶらせてくれる凄味が全然無かった。
善人側にも悪人側にも惹かれるキャラクターが豊富に存在して且つ、バリバリに活躍しまくっていた1・2作目に比べたら目立たない奴ばかりだなと、そう、この部分が最も物足りない要素だった。
この2点が4作目でもきちんと演出されていたら文句無く満点評価してただろうに、そういう意味ではちょっと惜しい仕上がりには感じたが、それでも砂漠のど真ん中で繰り広げられるカーアクションの派手さにはテンション上がったし、士気を高める為だけにいるんだろうギター弾いている男の無意味さとガソリン吹き掛け合いの競争は面白かったし、選り取り見取りのマッドな車は観ているだけで楽しい。
物足りないとかなんやかんや書いている割には2回続けて鑑賞しちゃったのは事実なんだし隠す必要もないので1本のアクション映画としてはお気に入り。
シリーズのファンの一人としては暴力と狂気に満ち溢れた内容に満足しております。
ここ最近は豚の映画とかペンギンアニメとか撮っていたシリーズの創始者ジョージ・ミラーが30年振りに『マッドマックス』を監督してくれた事は素直に嬉しかったけれども、それ以上に全編に渡りノンストップカーアクションとして完成させてくれた事の方が「ありがとう」という気持ちで一杯でしたね。
2回目の鑑賞は例のタレント吹き替えで観たんだけども、あれ?別段悪くないやんと、意外と良かったのは驚きだった。
そういや全然3作目について触れてないけど、そこは察してください笑。
今作の可愛い子ちゃん図鑑
イモータン・ジョーが子孫を残す為に浚った女達が数人いるんだけど、個人的に1番好みだったのはこの子。
名前なんだっけ?
他の女達も色気があって良かったけども、キュートさではこの子がナンバーワン!
評価:★★★★
15/10/28DVD鑑賞(新作)
バナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2015-10-21
メーカー:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)
関連作:
『マッドマックス (1979)』(シリーズ第1作)※個人的評価:★★★★☆
『マッドマックス2 (1981)』(シリーズ第2作)※個人的評価:★★★★★
『マッドマックス/サンダードーム (1985)』(シリーズ第3作)※個人的評価:★★
『マッドマックス 怒りのデス・ロード (2015)』(シリーズ第4作)
『狂乱の日々:デス・ロードの戦い(2017)』
『マッドマックス:フュリオサ(2024)』(シリーズ第5作)