銀幕大帝α

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L change the WorLd

2008年07月02日 19時04分20秒 | 邦画サスペンス
08年/日本/128分/劇場公開
監督:中田秀夫
出演:松山ケンイチ、工藤夕貴、福田麻由子、南原清隆、平泉成、福田響志、藤村俊二、鶴見辰吾、高嶋政伸

<ストーリー>
自らの命と引き換えに、キラとの頭脳戦に勝利した名探偵・L。彼に残されたのは最期の23日間。その時彼は殺人ウィルス拡散阻止に挑んでいた!!
<感想>
いやぁ、面白かったよ。
自分の中でもLというキャラは好きだったから、スピンオフ企画が出た時はワクワクしたものです。
部屋の中に閉じこもり、モニターを見つめ、お菓子を食べながらキラと戦っていた引きこもりLが、今作では街中を走るし、そして思いっきり跳ぶ!!
この作品でLの違う一面が観れて嬉しかったなぁ。
彼のずば抜けた頭脳センスは熟知していたが、パソコンでKと対話した後、直ぐに映像を見直し、彼女が怪しいと気付いた場面は本当ゾクゾクしたよ。

スピンオフとなると、当然脇役が主役になる訳だから、今回のLの活躍はどうなっているのかと期待していたのだが、最後の23日間に焦点をあてた発想は素晴らしいよね。
間近に迫った自分の死よりも、人類の危機を優先する。
その姿に涙を誘うなぁ。
格好良過ぎだよ、L!!

日本映画にしては、スケールも大きく、また派手にやってくれている。
序盤のタイの村爆撃消滅や、都会での大規模な撮影、そしてクライマックスでのジャンボ・ジェット機大暴走。
ストーリーは面白いし、迫力もあって見応え充分でした。

ホラー畑の中田秀夫監督らしい、人々がウィルスに侵され徐々に悪性腫瘍を体中に噴き出して死んでいくグロテスク場面も、ホラー好きには堪らない演出。

兎に角Lファンは彼の全速力‘L走り’や、子供を乗せてのチャリ逃走、そして電車内での吊革ぶら下がり、メイド喫茶でのお茶のみなどのお茶目な姿も拝めるので、絶対この映画は観るべきですね。

後Lと言えば猫背なのですが、彼がそれを正して背筋をまっすぐ伸ばす貴重なシーンが2度も登場します。
個人的には2回目がオススメ。
このシーンはもう一人のLの姿を観れたようで、とても可愛らしかったですが、逆に死んでいく勇者の最後のお茶目とも取れて凄く切なかったです。

Lが最後に少年BOYに残したあるもの
原作漫画ファンにとってはかなりアッと思わせるサプライズですよ!!

私的余談:可愛い顔してショットガンぶっ放すビッチぶりを披露した佐藤めぐみが最高でした!

関連作
『DEATH NOTE デスノート 前編』
『DEATH NOTE デスノート the Last name』

オフィシャル・サイト

評価:★★★★☆
08/07/02DVD鑑賞
中田秀夫 松山ケンイチ サスペンス・アクション・ミステリー バイオ・テロ L走り 殺人ウィルス 過激派組織ブルーシップ 佐藤めぐみ アジア感染症研究センター 抗ウィルス薬 ワイミーズハウス 串スイーツ チェックメイト 最期の23日間 DVD新作
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コメント (4)
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切り株画像(映画『災厄の街』 より2枚目)

2008年07月02日 18時08分49秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
保安官になった主人公は、ある夜、事故現場へと駆けつける。
車の下敷きになっていた女性は、彼に「まるで道が生きているみたいだった」と告げる。どうやら“あいつ”に襲われたようだが、兎に角そのままではいかん!と、彼は車体の下から女性を引っ張り出したところ
切り株完成。
引っ張り出した時のグシャ~というなんともえげつない音が素晴らしい。
上半身だけの彼女を抱えた主人公がオロオロする姿に同情する。
切り株度

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切り株画像(映画『災厄の街』 より1枚目)

2008年07月02日 17時47分46秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
冒頭で突然狂った親父がショットガンで妻を撃ち、逃げ回る息子を追いかけ回す。
そして遂に追い詰め、銃口を向けた瞬間、“あいつ”に襲われ
切り株完成。
胸が裂け、そこから小腸が飛び出る!
そして、その状態のまま、念動力で親父はグルグル回り絶命。
下へ垂れ下った小腸が良い具合に気持ち悪い。
切り株度

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災厄の街

2008年07月02日 17時35分01秒 | 洋画ホラー
THE DAMNED THING/06年/米/60分/モンスター・ホラー/TVドラマ
監督:トビー・フーパー
出演:ショーン・パトリック・フラナリー、マリサ・カフラン、テッド・ライミ

<ストーリー>
街で異常な事故が続発し、保安官は24年前、父親を変死させた“ある者”の再来を確信する。
<感想>
フーパーらしい無意味にスプラッタですね。
しかし、物語は突発事故的で、何が何やら分らないうちにガンガン進んでいき、ラストでは「ほえ?」ってなりそうな物凄いモンスターが出てきて、唖然としていたら、バッドエンドで終わってしまった(笑)。
ストーリーどうこうよりも、なんか映像で押し切ったような作品でした。
こういうスタイルは『悪魔のいけにえ』の頃と変わっていなくてちょっと嬉しかったけど、映画としてはちょっと評価し辛いものがあるよなぁ。

関連作
『マスターズ・オブ・ホラー恐-1グランプリ』(第1シーズン)
『13 thirteen ~マスターズ・オブ・ホラー2~』(第2シーズン)
・・・「ワシントン・コード」
・・・「Vの伝染」
・・・「ノイズ」
・・・「愛と欲望の毛皮」
・・・「妻の死の価値」

オフィシャル・サイト SHOWTIME(英語)
情報『マスターズ・オブ・ホラー』(英語)
オフィシャル・サイトWOWOW(日本語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★☆
08/07/02DVD鑑賞(旧作)
災厄の街 13 thirteen ~マスターズ・オブ・ホラー2~ トビー・フーパー ショーン・パトリック・フラナリー テッド・ライミ 角川映画 
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レンタル開始日:2008-02-13

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ノイズ

2008年07月02日 17時06分15秒 | 洋画ホラー
SOUNDS LIKE/06年/米/60分/ミステリー・ホラー/TVドラマ
監督:ブラッド・アンダーソン
出演:クリス・バウアー、ローラ・マーゴリス

<ストーリー>
コールセンターで働く男が、幼い息子を病気で亡くしてから、異常なまでに音に敏感になっていく。
<感想>
監督は『セッション9』『マシニスト』と云った精神を病んでいく者たちを主人公にした作品を生み出す事を得意としたブラッド・アンダーソン。
今作は我が子の死を切っ掛けに、人には聞こえない小さなノイズ音に悩まされ、精神が崩壊していく男の姿を描いている。
これが、今回の『13 thirteen ~マスターズ・オブ・ホラー2~』の作品群の中でも1、2位を争うほどの傑作!
グロテスク描写が目立つ多作品に比べホラー色は若干弱めだが、僅かなノイズによって精神が狂い始め、遂には狂気に走る主人公の姿を丁寧に描いたことが、逆に聴覚的に怖さを強め、下手なスプラッタ映画を見せられるよりも十分に恐ろしい作品に仕上がっている。
終盤の墓地でのノイズの元が地中に生息するミミズの大群だったというちょっと気持ち悪い描写や、彼が最終的に悩まされる音の正体が、殺した妻に群がったウジ虫
だったという視覚的に直視出来ない描写は、観ている我々にも十二分に衝撃を与えてくれるはず。
最終的に彼が取った行動・・・。
そうするしか方法はないよなぁ、とは思ったが、その無残な彼の姿に何故か心切なくなるものを感じた。

関連作
『マスターズ・オブ・ホラー恐-1グランプリ』(第1シーズン)
『13 thirteen ~マスターズ・オブ・ホラー2~』(第2シーズン)
・・・「ワシントン・コード」
・・・「Vの伝染」
・・・「災厄の街」
・・・「愛と欲望の毛皮」
・・・「妻の死の価値」

オフィシャル・サイト SHOWTIME(英語)
情報『マスターズ・オブ・ホラー』(英語)
オフィシャル・サイトWOWOW(日本語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★☆
08/07/01DVD鑑賞(旧作)
ノイズ 13 thirteen ~マスターズ・オブ・ホラー2~ ブラッド・アンダーソン 角川映画
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