人と自然

人は自然の一部である
水と緑によって癒される

犬山城主の講演

2010-02-14 | 歴史

 犬山城、ご存じのとおり、日本で最古の城で国宝だ。別名「白帝城」とも呼ばれている。個人所有の城としても有名であったが、平成16年以来「財団法人白帝文庫」として「天守閣と所蔵するすべての資料」が管理運営されている。第13代城主で財団法人白帝文庫初代理事長でもある成瀬淳子氏の講演「犬山城と共に生きる」を聞く機会に恵まれた。12代城主の成瀬正俊氏から城を引き継ぐまでのお話、そして天守閣をはじめ、所有するすべての文物を守っていくために「財団法人白帝文庫」設立に至るまで多くの困難。それを克服するまでの過程を話された。そして現在の運営と状況、日本の国宝建造物のおかれた現状、今後の問題などに至るまでのお話であり、会場は満席であったが皆さん、真剣にうなづいたり、メモをとったりしていた。犬山城はいまも生きているということで、城の機嫌を損ねたなら、なる事もならないのだという部分の話には感動。尾張徳川家の筆頭家老として連綿と続いてきた成瀬家、そして犬山城。ちなみに城主は40代半ばの女性である。


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