いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

元日営業

2006年01月09日 | 極楽日記
 スーパーは元日から開いているもの、と今の子供は思っているでしょうね。スーパーに限らず、元日から働くお父さんやお母さんが増えたものだから、仕事納めなどという言葉もぴんとこないかも知れません。

 おせち料理だって元は保存食だったはずで、実際にほんの数十年前までは正月に開いている店は少なかったので、その間の食料という意味があったのです。今は保存する必要もないし、洋風や中華風の宴会料理みたいなおせちがパンフレットを飾っています。

 地縁や血縁が薄れてしまった社会では、子供も元日営業のスーパーで遊ぶのが普通なのでしょう。スーパーの餅つきを体験して、おもちゃ売り場を見て回り、塗り絵コーナーで時間を潰す。寒風の中を鼻水垂らして凧を片手に駆け回る悪童どもの姿なんて、いつしか記憶の中だけのものになってしまったようです。
コメント
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