織田作之助の小説やその後の映画で有名な法善寺横丁の老舗、夫婦善哉。創業は明治16年ですが、今は「和食さと」で知られる外食チェーンの傘下に入っています。
ただし、この店舗だけは歴史的な遺産でもあるので、雰囲気は昔のまま。
創業以来の夫婦スタイルも守られています。映画で森繁久彌演ずるクズ男の柳吉が、「2つに分けた方が多く見えるからやろ」と悪態をついたのに対して、今で言うなら「だめんず」の蝶子が、「一人より夫婦のほうがええいうことでっしゃろ」と噛みしめるように返す。印象的な場面でした。
「たよりにしてまっせ」も柳吉が蝶子に掛けた有名なセリフ。
こちらが原作。
有名どころの色紙が所狭しと並べられています。
新しい人もいますね。