統一会堂からすぐの聖母マリア教会。マルセイユからレンガを輸送して建築したそうです。聖母マリア像もフランス生まれ。ガイドさんによれば体重3トン。
見るからに信心のなさそうな一家ですが、由緒ある教会の庭先をちょいと拝借。
ここで結婚写真を撮るのがホーチミンっ子の夢なんだそうで、ウェディング衣装のカップルが撮影に励んでいました。市内に結婚写真の看板を揚げる写真屋が多かったのも当然のことです。
中はこんな感じ。ちょうどミサの最中だったのでお邪魔をしました。
これも歴史的建築として有名な中央郵便局に移動します。
装飾的な外装はなかなかの見もの。フランス人が精魂傾けて優美な建築を残そうと思ったことがわかります。面白いのは、電気通信の分野で功績があった偉人を顕彰していること。ここにはヴォルタとアラゴの名前があります。ヴォルタは電池の発明者であり、コンデンサーの改良やメタンガスの研究でも大きな功績のある18世紀のイタリア人。電圧の単位ボルトは彼の苗字に由来します。アラゴはよく知らなかったのですが、メートル法の確立や初期の電磁気学、特に光の波動や偏光、光速の研究で功績のあったフランス人だそうです。
これは雷の実験で誰でも知ってるフランクリン。左は見にくいですがデカルト。
左からゲイ・リュサック、ガルヴァーニ、ファラデー。いずれも物理学や化学の歴史に大きな足跡を残す偉人です。こんなのを全部探してみるのも楽しそうです。
高いアーチ状の天井は教会建築を思わせます。
こんな雰囲気のある古地図が掲示されています。
郵便局の業務は壁際でやっていて、中央部と建物の袖の方は土産物屋になっています。
人形や手作りの小物がたくさんあるので、こうした置物が好きな人は楽しめるでしょう。
金属製のちょっと毛色の変わった飾り物も。
ベアリングとかチェーン、ボルト、ナット、スプリングなど機械部品で作った置物です。バイクの国ベトナムらしい細工です。
お菓子や民芸品のたくさんある土産物屋に立ち寄り。
これが有名なバッチャン焼きですね。
市場にもちょっとだけ寄ってみましたが、価格交渉が前提の店がほとんどなので、言葉が通じないのはもどかしいです。