やっぱり自動車はユーザーの生活に密着してきただけあって、織機よりも馴染みがあります。長く使われたM型直列6気筒の後継、1Gエンジン。一連の軽量エンジン群は6気筒、4気筒を問わずにLASRE(レーザー)エンジンと称されました。1G-EU搭載のマークII、チェイサー、クレスタの3姉妹は「ハイソカー」なる怪しいブームを引き起こし、月間販売台数が合計4万台超えなんて凄い記録があります。最近は国産車が高いと批判されますが、当時はこれだけ売れれば値段も安くできたわけですよね。
そしてトヨタ車のブランドをヨーロッパ車に並ぶまで引き上げた功労者の1つ、ソアラの登場。燃費の低減と排気ガス規制で青息吐息だった乗用車のエンジンが、新世代のDOHCレイアウトで見事に蘇ります。
国産最強のデートカーで、女子大生ホイホイとまで言われたソアラのオリジナルホイール。ハイパワー車にしては珍しく4本ボルト。
そしてドイツ車をノックアウト寸前まで追い込んだ21世紀の技術、トヨタハイブリッドシステムがデビュー。