いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

パック酒飲み比べ

2019年04月23日 | 飲み物、食べ物

極楽息子(小)の学校のスポンサーということで、白鶴を何種類か買ってみました。一番左の「界」は普段飲みでよく買っているので比較用です。今までテレビなどで知られているメーカーの酒を敬遠していたため、いざ飲んでみようとなると、どれを選んだらいいのかわからなかったのです。以下は個人的な感想であり、製品の絶対評価でないことはお断りしておきます。

 

「上撰」は等級制度があった時代の特級酒を思い出しました。淡白で控えめな甘みと旨味があって、昭和の中頃に清酒をよく飲んでいれば、懐かしい味だと思います。「上撰」でも辛口の方は非常にすっきりした味。淡麗と言えば淡麗で、料理の味の邪魔をしない酒ではありますが、旨いかと言われると疑問を懷きます。淡白な料理ならこれでもいいでしょうが、少しでも旨味を求めるなら辛口でない「上撰」でしょうね。ただ、これでも「酒を飲んでいる」という満足感は今ひとつ。昔はこの程度の酒を喜んで飲んでたなあ、という意味でも懐かしさを感じます。

 

「上撰」よりなぜか値段は少し安いですが、「米だけのまる」の方が、私には酒らしく感じられました。まず2つの「上撰」に比べて麹の香りが少しはあり、旨味もしっかり確保されています。わずかな渋みや米臭さみたいな、いわゆる雑味は「上撰」に比べればずっと残っており、そもそも清酒が嫌いな人は受け付けないでしょうが、私は普段飲みの酒はこの程度でいいと思っています。活性炭を何度も通して「上撰」みたいな大人しい酒にするぐらいなら、「米だけのまる」のような純朴な味を好みます。後は「界」との比較ですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする