学会で広島県呉市に行って来ました。会場は呉市文化ホール。
戦前から港町として知られる呉市。呉駅から市役所、中央公園あたりが町の中心部になります。面積は名古屋市よりやや広いぐらいですが、人口は十分の一。本土と島嶼部よりなる、ちょうど香港みたいな成り立ちをしており、人口の多くは本土の西側に集中しています。
この堺川の西岸に走るのが蔵本通り。名前からして、境川の水運を利用した蔵が並んでいたのだろうなと推察されます。
こんなかき舟もありました。広島市の「かなわ」が有名ですが、こちらも古くから続いているんでしょう。
これが呉市図書館と文化ホール。
もう少し北にある、一番目立つ建物が市役所です。
海側以外の三方を山に囲まれています。一説には、九つの峰に囲まれた土地、ということで「九嶺」と呼ばれていたものが「呉」になったのだとか。
どちらにも重なる山また山。これを越えて行くと東広島市方面です。陸上交通はかなり不便なところで、今年7月の豪雨でも交通が寸断されて避難や復旧の妨げになったことは記憶に新しいです。