買ってからここまでの燃費は平均で10.8km/Lと、重量1650kgのガソリン車にしては優秀。高速の利用がやや多かったとは言え効率の高さが光ります。スポーティーではないにしても実用的な範囲でもたつかないスロットル特性や、直噴らしくびーびーと安っぽいエンジン音もそう気になりませんし、アイドリングストップのお陰で、「静かな車だな」という印象さえあります。せっかく静かなのに、オーディオの音質は値段相応かぱっとしませんね。
CVTの完成度が上がったせいもあるでしょうが、エンジンは実用域で苦しい感じがなく、活発でよく働いてくれる感じがします。視点が高いので飛ばして走ろうとは思いませんが、市街地では特に遅い車ではありません。これが多人数乗車で高速に乗ればまた物足りないのでしょうが、そういう機会は少ないので、日頃無駄に大きいエンジンを載せて町中を走るよりは健全です。このエンジンとCVTでセダンやワゴンを作ってもかなりいい線行くんじゃないか、と思ったらアベンシスがそうですね。不思議なのはずっと軽くて空気抵抗も小さいアベンシスのJC08が14.6km/Lで、エスクァイアが16.0km/Lであること。同じエンジンなんだから、アイドリングストップぐらい付ければいいのに。
引退したウィンダムではハイオクで6km/L台だったので、ガソリンの値上がりにもかかわらず燃費は大幅に減っています。