HDDを取り出してデータ回収中のHP EX490です。本体の故障かと思いますが、せっかく手元にあるので中を見てみましょう。
HDDベイは4個。挿入するだけでSATAと電源の接続ができて、HDDが増設できる便利な仕組みです。
下に電源とマザーボードが設置されています。右端に見える小ねじを外せばパネルも外れます。
ヒートシンクの下がCPU、その左のレバーみたいなのがメモリソケットです。CPUやメモリを換装して快適に使ってるユーザーもいるそうです。この状態ではマザーボードを引き抜くことはできません。
ここで天板の樹脂パネルをずらして外します。
右の樹脂パネルも外してみましたが、ここは分解に関係なさそうです。内部の鉄板はリベットで結合されているようで、家庭の工具では分解できません。この機種に限らず、メーカー製のPCは分解しにくい構造です。
この先がわからなかったのですが、ネットで検索したら情報を提供してくれている人がいました。天板にロックが掛かっています。
このレバーを回すと、垂直に刺さっているHDDコネクターボードが取り出せるようになります。
これが開けた状態。ケーブルも外しておきます。
これが引き抜いたHDD4台分のコネクター。これがマザーボードに垂直に刺さっていて、L字型になっていたので前面からは出せなかったのです。
やっと出てきたマザーボード。ちょっと見た感じでは大きな損傷はありませんが、年式も古いし、この製品専用の特殊規格なので、使い続けるメリットもないでしょう。引き続きHDDからのデータ回収に注力します。