とても懐かしい思いのする集落ですが、昔の農村を知らないこの二人にはどう見えているんでしょうね。
昔ながらの鋳物の郵便ポスト。これは地方に行けば結構残っています。
山村の短い秋をコスモスが彩ります。冬は長くて雪も多いそうです。
集落の狭い道路を上って行きます。天気が良ければさぞかし絶景でしょうね。
かやぶき家屋の一軒が民族資料館になっています。
家の中心はこの囲炉裏。
ここでお茶が飲めます。気温21度。この程度だと窓を開け放っておけば外気が快適です。軒の深い家屋の造りがよくわかりますね。
昔の道具が置いてありました。火熨斗(ひのし)は昔のアイロン。猫炬燵(ねこごたつ)は文字通りに解釈すれば猫用のこたつ。左のは箱火鉢。
屋根裏も見てみましょう。
かやぶき屋根の下側はこんな感じです。
貴重な保存食であった俵物。穀類などを俵に詰めて、涼しくてしかも囲炉裏の煙が当たるような場所に保管します。もちろん変質や害虫による食害を防ぐための工夫です。不作の年にはこうした備蓄を少しずつ食いつないで生きていかなければなりませんでした。