いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

早春の京都黒谷、嵐山、二条城(その3)

2011年03月10日 | 極楽日記(日帰り)

 桂川の河岸は自然に近い状態に守られていて、あまり目立たない湯豆腐の店などが点在します。王朝の頃からあまり変わらない風景でしょう。おや、妙なる笛の音が流れてきました。

 こんなところで笛を吹いている人がいました。岩にほとんど隠れていますが、拡大すると右の方に紫色の人影がちょっと見えます。スピーカーから流れる無粋な騒音と違い、山水を震わせる横笛の響きの、何と風景に調和して心に染み渡ることでしょう。小舟を浮かべて雅楽に興じるなど、殿上人の楽しみそのものではありませんか。もったいないことに歌のひとつも詠めませんが、又とない体験です。どんな方か存じませんが、素晴らしい演奏でした。ありがとうございます。

 親父が笛の音に聞き惚れている間に、息子のボートはみるみる上達しました。子どもは何でも早いですね。

 もうすっかり余裕のオールさばきです。ここは流れもないので、少し長い距離もへっちゃら。離岸と接岸だけはもう少し練習が必要です。こうやって女の子のためにボートを漕ぐ日も来るんでしょう。

 ビデオも撮ってくれます。まだ安定した画像にならないんで、ちょっと見辛いですが。

 上流のほうにトロッコ列車が見えました。今回は舟遊びで満足しましたが、今度は列車もいいですね。街歩きや買い物も楽しいし、のんびり楽しむには不自由しないところです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする