極楽家のウィンダムに小さなトラブル発生。ご覧のように鍵のシェル部分が割れてしまいました。
以前に自分で電池を交換したことがあるので開け方はわかります。しかしここからどうしたらいいでしょう?経年変化した樹脂の弱い部分がトルクに負けて破断したものであり、接着剤ではちょっと頼りないです。
昔の鍵なら先端の形状だけコピーしてもらえばスペアキーができたのですが、ウィンダムの鍵はイモビライザー付きなので、鍵の先端だけあってもエンジンが掛かりません。写真の左下にある回路部分にリモコンの発信機と認識用の固有チップが埋め込んであり、鍵の形状とチップの固有コードの両方が正しくないとエンジンが動かない仕組みになっています。この回路部分はカプセル状になっており、新しい鍵への移植は容易です。
鍵の形状を検索してみると、TOY48 38mmという型らしいです。TOY48はトヨタの内溝式リモコンキーとして多く使われたもので、露出している金属部分の長さが38mm(37mmと書いてある資料もある)のshort typeと40mmのlong typeがあり互換性はなさそうです。
同型の「キーシェル」を販売するという業者があったので注文してみたら、金属部分が一体になったブランクキーでした。「シェル」と言うから樹脂の部分だけ交換できると思ったのですが。
金属部分の付け根にねじが見えます。これを外してもシェルが開くだけのことで、シェルと金属は分解できないように圧着されています。これでは古い鍵の先端が移植できないため、新しいブランクキーの先端を古い鍵と同じに加工してもらうしかありません。スーパーなどに出店している「合鍵もできます」式の簡易店では内溝の加工機を持っていないことが多いので、鍵専門店に出さないといけません。
ネットで内溝加工のできる鍵専門店を検索し、先端を加工してもらって終了です。多少手間が掛かりましたが、ディーラーで新規作成するより安くて早かったので良しとします。トヨタなどのブランクキーは、リモコン付きやイモビライザー対応型でも鍵屋に在庫があるそうなので、次からは真直ぐ鍵屋に行けばその場で作ってくれるみたいです。