東山動物園内にある世界のメダカ館に行って来ました。魚は小さいですが、自然の河川を再現した施設は大掛かりで立派なものです。動物園が動物の展示数を誇る「お好み食堂型」からテーマ性のある展示や保護に重点を移したことにより、正門横にあった小さな水族館は閉鎖され、地味だけど学術的には貴重なメダカ館に移行したわけです。海の生物が見たい人のためには、港に大きな水族館が建設されたのでそちらへどうぞ、ということですね。
どこにでも兄弟で揃って行きます。動物が好きなのも一緒。
上から見るとこんな感じです。外では絶滅危惧種だそうですが、ここで暮らせるメダカは幸せですね。
「メダカの先生」として有名な山本時男 元名大教授の紹介もありました。秋田県の豪農(秋田県山本郡富根村。現在山本郡は分裂して能代市の一部と藤里町、八峰町、三種町。旧富根村は能代市に編入。)に生まれ、生活の心配をすることなく研究に打ち込んだそうです。生家は明治天皇の行幸の際に宿舎として使われたそうですから、よほどの豪邸だったんでしょう。学者としては羨ましい優雅な人生ですね。世界的な学者ですが大変な酒好きで、昼にちょっと一息入れるつもりが飲み過ぎて、午後の講義が中止になったことがある、というエピソードも聞いたことがあります。