いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

恐竜大陸2

2007年08月14日 | 極楽日記(日帰り)

 骨格展示と共に人気があったのが、この動く恐竜のロボット。暗いのでうまく写りませんでしたが、マメンチサウルスの長い首が本物の恐竜のように滑らかに動きます。

 実際のマメンチサウルスは、他の動物とはかけ離れた長い首を一体どう維持していたのか謎の残る恐竜です。簡単な弁で逆流を防止している動物の心臓の構造を考えると、頭まで血液を供給できる限界はキリンより少し高い程度と考えられ、キリンよりも原始的な恐竜の心臓が、どうやってマメンチサウルスやブラキオサウルスが首をもたげた時に血液を送っていたのかがよくわかっていません。

 本当にこの長い首は(通説のように)高い木の葉を食べるために立てて使われたのでしょうか?それともあっと驚くような血液循環機構があったのでしょうか?解明されるべき点はたくさんあります。

 こちらはウエロサウルスの親子だったかな。やはり鳴き声を上げて動きます。

 アジアのティラノサウルスと言われる最強の肉食恐竜、タルボサウルス。やはり迫力があります。ただこの種の巨大肉食恐竜は動きが鈍く、狩りをする能力はほとんどなかったようです。

 大きな体の成獣は自力で狩りができなかったため、敏捷な幼獣から巨大な成獣になるまでにほとんど死んでしまったと推定され、成獣になったのはわずかだと考えられています。この成獣は単独では生きて行けず、ごく少数の成獣と多数の幼獣よりなる群れを作っていたそうです。成獣は幼獣が探した、あるいは狩った獲物を横取りして生きていたんでしょうね。ただ破壊力は強大ですから、他の種族や群れとの争いでは戦闘の中心になったでしょう。群れの用心棒みたいなものです。

 極楽息子(大)が一番喜んでいたのは、出口近くにあった恐竜の「ふわふわ」と土産物コーナーでした。

 会場の外に出てしまうと再入場できないので、唯一会場内で食事のできるカフェテリアコーナーはとても混んでいました。これは「恐竜バーガー」850円也。せっかくの恐竜展なので、焼きそばなんか食べるよりずっと気が利いています。

 中身はこんな感じです。中国の肉饅ではないので、驚くような物は入っていません。もう少し熱いとおいしかったと思いますけど。

 でかいので置いて食べるしかありませんでした。ケチャップをいっぱいズボンに付けてくれたね。これだけ大きいと、ハンバーガーと言ってもナイフとフォークで食べた方がスマートでしょう。
コメント
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