雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

一応完成…

2010-03-07 13:51:06 | フリーランス

 仕上げ段階で随分とペースがスローダウンしましたが、余剰品活用の地方私鉄風自由型電車達、一応完成しました。納得が行かない部分も多々ありますが、余り引きずるのも次の作業に進めなくなるので、まあこの辺で一区切り付けておきます。と言いつつも、引き渡しまで気が付いた部分があれば、気分が乗れば修正するかも知れませんが。

 基本的には当社標準仕様に基づいていますが、他人様に遊んで頂く前提なので、走行本位に、急カーブ通過に邪魔になる、壊れやすい部分は手抜き、もとい省略し、連結面間隔も余裕を持たせてあります。一方で、自分では基本的に綺麗な車輛が好きということで、あまりやってこなかったウェザリングはやや強めにしてみました。

日車半流ガソリンカー改造のクハ31。上田ではサハでしたが、丁度乗務員扉が残っていたので、クハに化かしてみました。顔は淡路交通モハ2008に似た感じですね。連結面側にはマグネマチックを奢っているのに、前面側はダミーなのは、流用した鉄コレキハ04の床板に付いていた旧型気動車用の胴受けを使いたかったもので。華奢な菱枠台車には本当ならスポーク車輪を履かせたいところですが…

相棒の丸窓デハ103の戸袋窓には磨りガラスを入れてみました。昔の関西系の電車には多かった処理ですね。(勿論関東にもありましたが)
しかしここまで拡大すると塗装や工作の粗やホコリが目立つ事orz

パンタはGMのPS13+KitcheNエッチングのTDK-Cもどき。この様な部分でも私鉄電車らしさを演出したいところ。私鉄旧型電車に似合うパンタを既製品として製品化して欲しいですね。

旧三信のロマンスカー、クハ52。バランスの取れた私鉄電車らしい18m2扉車です。模型でも観光電車に格好の題材ですので、秩父300用だったか、鉄コレパーツ流用でクロスシート車にしてみました。

窓からチラリと覗く、白いシートカバー付きのクロスシートが、特別な電車を演出。シートピッチが窓配置と揃わないのは御愛嬌で…

牽引する電動車が3扉ロングシートのデハ1001と言うのはちょっと不釣り合いだったかな? まあ大井川にモハ1906(旧小田急の3扉ロングシート)+クハ6050×2(旧北鉄のロマンスカーくたに号)と言う実例もあったけど。本来なら相棒は旧宮城の800とかの方が似合っていたと思いますが、そこは余り物活用の苦しさでもあり。

最近この手ブレーキハンドルがお気に入り。クハ52には乗務員室仕切りも入れてあります。


99%完成

2010-03-06 20:04:21 | フリーランス

 暫く模型のネタが有りませんでしたが、一応水面下では気が向いた時に少しずつ進めていました。後は細部の色入れと作業中に剥がれた塗装のタッチアップ、小物パーツ取り付け数点、のみです。小一時間で完了する作業ですね。問題はいつ本来のオーナーに納入になるか、ですが、最近彼は大きいモノを造るのに多忙な様で…

この路線のアイドル?丸窓電車デハ103。動力車で鉄コレ動力15mを少し削って幅を詰めて組み込み、台車は日車D16タイプ。貨車牽引等にも便利な様、マグネマチック#1015を装備。

床下機器はアルナインの小型電車用を利用。制御器は形状から手動加速、単位接触器式のHLですね。私鉄電車にはポピュラーなタイプなのに、鉄コレにこのタイプの制御器が無いのは不思議です。名鉄HL車はいい加減に本当の「HL車」にして欲しいけど、今度の3730も試作品を見る限り、相変わらず省形CS-5を付けた実質「AL車」です。

 元東急デハ3200型で、この鉄道随一の大型車?で、通学ラッシュの輸送力列車に重宝されるであろうデハ1001。最初は実車の川崎BW形に類似したBWタイプ弓型イコライザを履かせてみたのですが、鉄コレ付属台車枠は基礎ブレーキが片押し式で、車体の立派さに比べ何となく貧弱に感じたので、住友KS33タイプに換えましたが、こっちの方が似合っているかな?


嗚呼クモハ12053

2010-03-02 20:56:11 | 国鉄型

 1996年に鶴見線を最後に引退した後も、JR東日本東京総合車両センター(旧大井工場)に保管され続けたクモハ12053が、同様に保管されていたクモニ13007、クモヤ90801と共に先日解体されました。僚車クモハ12052はまだ手付かずらしいのがまだ救いですが、ただでさえ現存数が少ない戦前型省電の残党、私にとっても色々思い出のある電車だったので…カメラを持って学校帰りに直行したり、夕刻に乗った時の白熱灯の仄かな灯りは今でも忘れられません。

 あと残る17m省電ですが、旧大船工保管のクモハ11248は同所閉鎖後消息不明、佐久間のクモハ12054と幡生のクモハ11117は危機的な状況にあるし、JR東海博物館に収蔵決定したクモハ12041以外は、台枠以外車体をほぼ新製の相鉄モニ2005、大雄山コデ165程度しかありません。

 昨年南福岡のクモヤ740-2が解体され、残すところ2輌のみとなった63系オリジナル車体の一つだったクモヤ90801も同時に解体されたのは余りに残念です。20m4扉という通勤電車の基本フォーマットを確立し、極限設計への道を拓いたという意味では技術史的にも意義のあるものだったのですが。


別れの春ですね…

2010-03-02 00:05:22 | Weblog

 もう今年も3月、毎年この春に様々なモノと別れ、そして新たな出会いを繰り返す、少し感傷的な気分に浸る季節であり、そしてその「去り行くもの」を追って忙しく動き回る季節でもあります。一昨年の小坂、昨年の米坂キハ52、そして今年は大糸…

 皆さんはそれぞれ去り行く思い入れのあるものを十分に記録し、そして記憶に留めることが出来たでしょうか? 私も別れは寂しいですが、また新たな出会いを求めて各地を彷徨い続ける事でしょう。