O氏提供の別府鉄道の画像、もう2カット有るのでこちらも。この頼りなさげなレールの上を重いDD13相当の機関車が良く走ったな、と。手前のタンク車は製鉄化学工業のタキ4070、希少な三菱製硫酸タンク車です。私は小名浜製錬のタキ34063を宮下で見たのみですが、手摺の形態はこちらと共通ですね。その向うに見えるのは多木化学のタキ55073或いは55074、晩年は酒田港に移り、羽越系統専貨をウオッチしていた人にはお馴染みの個体でしたね。更に彼方にはオタキ25000らしきものが数輌見えます。
別府港駅では土山線の客車は線路から直接乗り込め!と今からは信じられないような反バリアフリー的システムですが(個人的には無理にバリアフリー化された昨今の駅や車輛は、違うところで大きなバリアが出現してしまっているのが問題だと思いますが。狭いホームの真ん中で人の流れを塞き止める巨大なエレベータとか、お年寄りのご利用はお控えください、と言う席が出来たノンステップバスとか…) 野口線はちゃんとホームから発着です。キハの塗装は客車と同じ時代が有ったり、70年代半ばのショッキングピンク!とか、模型ではどの時代設定にしようか迷うところです。また、別府の車輛は老舗肥料メーカーのグループ企業としての矜持か、地方私鉄としては綺麗に整備されていた印象があるので、あまり汚くウェザリングするのは控えたいところです。