さてしばらく放置状態だった久し振りの吉ヶ原訪問レポ。
若干手が入っていますが、良くありがちに妙にピカピカになることもなく、現役時代を彷彿させてくれる駅舎です。
駐車場整備で当時あった木造の駐泊庫が無くなってしまったのは残念ですが、ここだけ見ると現役の駅にしか見えません?
今日の体験乗車はキハ312、現役時代にも乗車経験がある車輛です。現役時代より大分くたびれた印象かな?
ズラリと並んだ小窓に、背摺りの低いクロスシート、グローブ照明... 採光が良好なので、照明を点けなくても、車内は意外と明るいですね。今の電車や気動車は昼間でも室内灯常時点灯が前提となったので、窓1枚は大きくなったけど、車輌全体の窓面積は減少する一方だし、更にスモークガラスが標準になったので、消灯状態だと昼間でもかなり暗いですから(東日本大震災直後の消灯運転時、O電鉄3000系は晴天昼間でも室内真っ暗だったのを思い出します)。
中古品なのか、JNRな灰皿。そのうちにこれが何なのかを知らない人が大勢を占める様になるのでしょうか。
柵原方に新設された旧柵原駅舎風新駅までの短い旅ですが、かつての本線をそのまま利用しているので、本物感は抜群です。道路整備のため、廃止後も長らく柵原まで残っていた線路を剥いてしまったのが惜しまれます。
キハ702は不調のためお休み中でした。こっちも乗りたかったな…
(2018年5月5日)