江戸東京博物館で開催中の「東京の交通100年博」が来週までなので、見てきました。目的は勿論、函館のささら電車です。
展示場所はやはり狭いですが、こちらは何とか形式写真風に撮れます。世界最初の実用的電車であるスプレイグ式電車が発明されてから百数十年を経た21世紀の今でも、走ることの出来るその末裔たちが相当数存在していると言う事実は、(しかもこの函館の雪1形2輌は動態保存では無い正真正銘の実用車)シンプルなシステムは強いという事を示しているのであろうか。半導体素子を多用した現代の電車、その最初の頃のサイリスタチョッパやGTO-VVVFなど、20年後には走行可能な車輛は残っていないだろうな…と。
「魔改造」されていても、車内の造作には往時の面影を垣間見る事が出来ます。
現役末期の匂いが残る6086号は暗くて狭い場所に押し込められちょっと残念。
(2011年9月3日 江戸東京博物館)