罵声大会に成り果ててしまった昨今の公開イベントを見ていると、少しでも売り上げが欲しい鉄道事業者サイドと、満足の行くように撮影したいファンサイドのニーズが一致して、有料会員制イベントにシフトしていくのは必然なんでしょうね。ただ、昨今のこの手のツアー料金の高騰ぶりは、経済的に年少者を締め出す結果になっているのではというのも、かつて鉄道少年だった一人としては気になるところで。高々100人そこそこの参加者の為に車輛運用を調整したり、構内で滅多に動かない車輛を撮り易い位置に移動したり、とそれなりの手間がかかる結果としての価格と言うのは理解は出来ますが、年少者にもリーズナブルに楽しめる何らかの機会は残しておいて欲しいかなと、昔鉄道の現場が緩かった時代に散々楽しませてもらったオッサンは思います。ただ、キャンプ場しかり、ホテルや旅館、レストラン、価格帯と客の民度が比例するのも経験的に納得なので、管理者的になかなか難しいのかなとは思いますけど。
更新しばらく放置していましたが、やっと先月のネタの続きを書いてみます。新しいネタも一応仕込んでいますが。一応定員予約制ということではありましたが…
機関車の公開は久し振りでしたが、見にくい配置なのは相変わらずでした。建屋が豪雪で崩壊してしまったので、ここ数年は屋外でシート掛け保管だったせいか、少し傷んできています。
順路と撮影ポジションが交錯しているので、余計あちこちで渋滞が発生してしまい思うように撮れません。ところで、こういうイベントに限らず、観光地でもそうなのですが、記念撮影をするときって、人物はバックの名所とかにべったり張り付いて撮る人が余りにも多いのが解せないのですが。そうすると、バックの対象物全体を入れようとフレーミングすると人物はゴマ粒に、逆に人物が大きく写るように近付くとバックの対象はごく一部しか写らず、どこで撮ったのかよく分からない、と言う現象が起こるのに。ここで人物が対象物から離れてカメラ側に数歩寄れば、人物は大きく、かつバックの対象物も全体がフレームに入れられるし、しかも同時に複数人が撮影出来るのですが(混雑時にはこれは大きい)...電車の前でお子様と記念撮影している親御様、そんなに近付いたら電車はカプラー周りとスカートしか写っていないですよ!
かと思うと、これなんて少し外れの広大な留置線の真ん中にポツンと置かれていたり。思うに電車はこっちに集めて並べ、旧機関庫付近は機関車だけにすればスペース的にも楽だし、動線の交錯が避けられたのでは? 現状、折角「密」を避けるために事前予約制にしたのに、このせいで結局例年と変わらない過密状態になってしまって残念です。まあ、そもそもこの手の公開イベントはマニア向けとファミリー向けを分離した有料定員制にする方が良い様な気がしますし。
イベントに関連して西武秩父駅にこんなの置いてありましたが、このモックアップって新製当時の外観検討用として製作されたものなのかな? 今の様にCADの設計データを3D-CGに落とし込んでシミュレーションなんて夢のまた夢な時代だし。
預かり物のキハ07と東武妻沼、両方とも一応関鉄鉾田風味にすべく進めてはいますが、東武は元の動力機構のままではどう調整してところでまともに走ることは期待できないので、モーターは床下マウントにするつもり、ギアボックスも元は多分FMギアを半分に切った1軸駆動で心許ないので、ここはギアボックスごと新しくします。少々お高いですが… モーターは元から付いてきたキドマイティを流用するつもりですが、テストランの結果次第で換装するかも。
最近あまり十出来ない反動なのか、神保町に出かける度に何冊かずつ本が増えていく...いい加減ちゃんと整理することを考えなくてはいけないのに、と思いつつも。でもネット上の情報はどんなに内容の濃い研究成果でも簡単に消えてしまうけど、紙媒体なら燃やしたりしない限りとりあえず手元には残りますし。
これは少し昔の西武電車が好きな方なら買うべしでしょう。この内容で4400円なら安いと思いますし。でも、どこかで見たことのあるスタイルだな…
私鉄電車が好きな昭和のおじさんなら書棚に1冊はある?これのオマージュ、と言うか、これの著者自体、40年以上前にこちらのレイアウトも担当してるじゃん。因みに私は幼稚園児だった当時、誕生日プレゼントに何が欲しい?と親に聞かれて、これをリクエストしたクソ生意気なガキでした。
たまにはちょっと毛色の違ったものも読んでみたくなり。食文化が貧弱だと言われる英国ですが、これを見る限り、車内サービスで提供される食事は美味しそうじゃん、と。日本の「移動手段として普通に乗れる」列車での供食サービスが年々貧弱になる一方なので、ちょっと羨ましく思います。車内での食事を売りにしているクルーズトレインや観光列車は既に移動するという機能をほぼ放棄しているし、「食事の調達はエキナカが便利ですよ」とか言われても、それは一部の大都市のターミナル駅を発着する場合だけですよね。車内販売も縮小、ホームの立食スタンドも売店も姿を消しつつあり、「旅行途中」で飲食物を調達することが年々困難になっているし。勿論、鉄道輸送サービス全体で見れば、日本の鉄道は定時性や安全性、先進国では例外的にローカル線網が維持されているなど、優れた面も多いのは承知していますが、こと供食サービスに関してはもうちょっと工夫の余地が無いのかな?と思ってしまいます。現状では例えれば「LCCか豪華クルーズ客船か」でその中間が無い両極端な選択肢しか無いですし。