こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

カノープスにチャレンジ

2014年02月21日 | 自然観察

 第三金曜日、「久喜天文自然クラブ」の日ですよ。今回のテーマは「カノープスを見る」です。

 「カノープス」は「-0.72等級」と「全天で2番目に明るい恒星」なのですが、「赤緯-52°40′」に位置するため、「南半球」では簡単にみる事ができますが、日本では「東北地方南部」より「南の地域」でしか見ることができないのです。しかも、見える地域であっても「東京」では一番高度が高い「南中」でも地平線近くの「2°」程度にしか上がらないのです。このことから「おうちゃく星」なんて呼んでいる地方もありますね。それと「高度」が低いため「大気減光」によって本来なら全天で2番目に明るいのですが、それよりも暗く見えてしまうのです。そんp「見ることの難しさ」から「中国」では「南極老人星」と呼ばれ、「見ると長生きが出来る」とも言われているほどなのです。でも「南十字」のように「絶対に見れない」ワケでは無く、久喜に近い「加須」で観察できた話もありますので、チャレンジしてみる事となったのです。

 「カノープス」の久喜での南中は約20時ごろですので、南の低い所が見やすい、総合文化会館の屋上へ特別に登り観察開始です。「カノープス」はだいたい「シリウス」の下辺りになりますから、目印であるシリウスを見つけてそのまま地平線近くを探してみますが、ちょうど「15°」辺りから地平線まで雲が出てしまっており、見る事は不可能…。

 やはり久喜の空では「南中高度」は「1.6°」程度しか無く、コレは「視線の先に手を伸ばした時の人差し指の幅」よりもほんの少し高いくらいでして、見るのが無理と思えるほどですからね。天頂付近は雲が無く、星が良く見える状態でしたからね。カノープスを見ることの難しさが解りますよ。結局今回はみる事が叶いませんでしたが、そのうち見れると良いなぁ。

 それでは、本日の登場人物は「天文自然クラブ」な話でしたので、この方。「非公認」の「久喜天体自然クラブ」のパッチに登場しているキャラクターである「天体」が好きで「宇宙」に憧れる「桜宮 ツアイシア」さん、通称「シア」さんです。ちょうど活動中に「南中」する「カノープス」を見る事に挑戦してみたのですが、低層には雲があって…。ちなみに背景が、20時くらいの久喜の南の空です。

2014_02_21


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