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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

荻野、そして岩下と悲報が続く

2015-11-09 01:00:18 | 千葉ロッテ

またか、としか言いようがありません。
秋季キャンプに参加をしていた荻野が左膝の違和感を訴えての離脱、診断は左膝蓋大腿関節炎で浦和に合流とのことですからリハビリ組なのでしょう。
今回は古傷な箇所ですので心配ですし、それにしてもハードなトレーニングで体を作り直すと銘打ったキャンプに耐えられない現実を突きつけられたようで気が重くなります。
今季に清田がブレイクをしましたが荻野にそれを期待するのは無理なのか、過保護な状態が続きそうです。
またフェニックスリーグから途中で離れて秋季キャンプにも不参加だった岩下が、一昨日にトミージョン手術を受けていたことが報じられました。
全治10ヶ月とのこと、秋口にはキャッチボールぐらいはできるようになるかもしれませんが本格的なピッチング、公式戦での登板は無理なのでしょう。
高校生のときに肩を痛めたことがあるのは知っていましたが肘はプロに入ってからやってしまったのか、今季もほとんど投げていませんし、プロに入ったときには既に肩だか肘だかを故障していてまともに投げられなかった柳沼を思い出してしまいます。
その柳沼は故障をスカウトが知らなかった、というお粗末な話もありましたが、さすがに今の時代にそれはないでしょうから、急がば回れとでも思ってもらうしかありません。
二木とともに来季は浦和でローテーションの軸として、一軍を狙う若手として期待をしていただけに、ショックの大きいニュースです。


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2015年通信簿 10 大松尚逸

2015-11-08 00:10:10 | 千葉ロッテ

10 大松尚逸 内野手 33歳 年俸3160万円

【2015年成績】 18試合 49打数 5得点 11安打 打率.224 3二塁打 0三塁打 0本塁打 5打点 0盗塁 3四死球 12三振 得点圏打率.300

いよいよ進退窮まった感のある大松です。
ルーキーイヤーを除けば最少の18試合、53打席でしかなく、そして今季は持ち前のパワーも活かせずのノーアーチでした。
オールスター前に一軍に昇格をしてラッキーボーイ的なポテンヒットで勝利に貢献をした試合もありましたが、しかしそれも長続きはしません。
不振も三年も続けばそれが実力、そんな中での五年目の低迷でFA権を取得したことでトレード候補にもなりえず、あるいは戦力外通告すらあるかと思わざるをえない立ち位置であり、しかしそれでいて球団からは残留要請との報道も流れましたので微妙な存在でもあります。
気がつけば30代半ばに差し掛かり、浦和でも春先から不調で2割に届くか届かないかの低打率から.265まで持ち直しはしましたが青松が15本塁打、細谷が12本塁打、加藤までもが9本塁打を放っているのに対しての大松は6本塁打、もちろん打席数が違いますので一概に比較はできませんが、引っ張り上げる材料に欠いているのもまた事実です。

どんどんと短くなっていく一軍生活ですからナマで見る機会もほとんどありませんでしたが、その打撃スタイルに変化は感じられませんでした。
思い切りに振るのか、当てにいくのか、どっちつかずの中途半端なスイングで、高めのストレートに反応できずの空振りには溜息しか出てきません。
どこでどう道を誤ってしまったのか、待ち焦がれた和製大砲の面影もなく、さすがにこのままでは今度こそ来季がラストチャンスでしょう。
福浦ばりの柔らかいグラブ捌きに長身を活かした捕球とファーストの守備ではいいところを見せるだけに、ある意味で地蔵枠の犠牲者と言えなくもありません。
ただ一軍に居場所を見出すほどに打てなかったのがその理由でもあり、清田のブレイクで外野手としての活路も苦しくなってきましたので、とにかくしんどすぎます。
秋季キャンプのメンバーからも外れてアピールの場もなく、このままでは春季キャンプもおそらくは二軍スタートでしょう。
本来は率で勝負をするタイプでしょうが今の打線に求められるのは飛距離ですので、気持ちのいいぐらいのスイングこそが目指すべきところではないかと思います。
フレーフレーフレー、振れ振れ振れ、風を感じるぐらいに目一杯にスイングをする大松であることを願います。

2007年通信簿 2012年通信簿
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2015年通信簿 9 福浦和也

2015-11-07 01:50:45 | 千葉ロッテ

9 福浦和也 内野手 40歳 年俸4500万円

【2015年成績】 73試合 173打数 17得点 47安打 打率.272 3二塁打 0三塁打 2本塁打 21打点 1盗塁 26四死球 34三振 得点圏打率.288 

春季キャンプの二軍スタートはベテランなので調整は自分のペースで、ということだったのでしょうが、しかしオープン戦での出番も少なく、これまで功労者ながらも冷たい仕打ちにあう傾向の強かった福浦ですから今季限りのカウントダウンが始まったかのような、そんな不安な出足でした。
しかし意外にも開幕一軍で4月早々にスタメンで4年ぶりのアーチ、さらには5年ぶりの二発、翌日にはマルチヒットとびっくり仰天の大活躍、6年ぶりの盗塁なんて話題も提供をしてくれましたし、しかし尿管結石で抹消があるなど乗れそうで乗れない、そんなもやもやした感じもあったシーズンでもあります。
それでも7月にやや調子を落としたものの全体的には好調を維持しての.272は不規則な起用を考えれば立派ですし、不甲斐ないベテラン勢の中では抜けた活躍でしょう。
本人はあまり意識はしていない、とは口にしますが本音はどうなのか、諦めかけたこともあったであろう2000本安打に47本を積み上げての1912安打で、現実感が出てきました。
来季に、は厳しいでしょうが、再来年に期待ができるよう来季も50安打を目標に、千葉の至宝の輝きを見せてください。

ただ福浦が今季のように五番を任されるような打線になれば、本人にとってもチームにとっても不幸なことになります。
久しぶりのアーチはあったものの十八番の二塁打も激減をして岡田チックになっていますから、六番か七番あたりでイヤな存在になる、が理想でしょう。
福浦と言えども寄る年波には勝てずに出続けるとバットが湿りますので、8月ぐらいから井口との併用で3割近い打率を残したこともあり、やはり適度な休養が必要なのだと思います。
そのあたりのベテランをどう上手く使いこなしていくのか、これはベンチの責任範疇です。
どうしてもスピードボールには反応が遅れて簡単に凡退をするケースが増えてきましたが、ここまで培ってきた技術で技ありのヒット、ショートの頭を越えていくような打球に福浦らしさがまだまだ健在ですから、あとはちんたら走りをもう少し何とかしてベンチ、スタンドの印象を悪くしないようにすることも必要でしょう。
そして球界でも屈指の一塁守備、かつて西岡や今江が救われたように、今季に守備機会が増えたことで内野守備が昨年に比べて締まった感じがあります。
バウンド処理のグラブ捌き、軟体動物のような身のこなしは、横への動きの鈍りを差し引いてもゴールデングラブ賞をあげたいぐらいです。
こうなってしまえば2000本安打は本人の思惑を超えて責務になりつつありますから、走攻守ともに俺たちの福浦であってくれることを願います。

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笑顔咲くたび伊達な旅 史跡巡り篇 仙台の巻 仙台城の章

2015-11-07 00:13:14 | 日本史

 

試合が終わってもまだ明るかったので、翌日に仙台市街を巡るのにバスがいいのかレンタサイクルでいけるのか、その事前リサーチのために足早に仙台に戻りました。
そしてどうにもならない坂があるのは仙台城跡のみ、であることが分かったのでレンタサイクルに予約を入れて、あとは暗くなるまでの散策です。
何度も訪れているので今回の予定から外していた仙台市博物館にも足を運んで、この旅の締めくくりに向けての気勢を上げました。

その仙台市博物館の特別展は興味を惹くものではありませんでしたが、常設展はさすがに伊達氏のお膝元、それにかかる展示は充実をしています。
この場所は仙台城の三の丸跡にあり、その出入り口となっていたのが子ノ門です。
現在も両側に石垣が遺されていますが昭和に入ってから修理をされたものとのこと、史跡としての価値はあまりないのかもしれません。

裏庭と言っていいのか中庭と言っていいのか、入口の左脇にあるのが伊達政宗の胸像です。
仙台城の騎馬像は二代目とのこと、こちらが初代で、戦時中の金属供出により回収をされたものの、なぜかこの部分だけが戦後に塩竃市内で発見されました。
さすがに軍関係者も政宗の顔を潰すことができなかったのか、そして修復をされて今に至ります。
この胸像のレプリカが欲しかったのですが商品化がされておらず残念至極、仕方がないのでチープな騎馬像のお買い上げはまた別の話です。

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そこからてくてくと坂を登っての、大手門脇櫓です。
ご多分に漏れず明治以降に失われてしまった仙台城は、それでも大手門、脇櫓、巽門が遺されていましたが、第二次世界大戦末期の仙台空襲で焼失をしてしまいました。
現在のものは昭和42年に再建をされたもので、L字型になった一階の角の部分に二階が乗っている形となっています。
今となってはこの脇櫓が唯一の建物ですので、仙台城と言えばトップの写真、のイメージが強いのではないかと思います。

その脇櫓と道を挟んだ背後にあるのが、支倉常長像です。
支倉氏はかなり古いころからの伊達氏の家臣で、常長も朝鮮の役に出兵をするなど武将としての事績も残されていますが、やはり常長と言えば慶長遣欧使節でしょう。
徳川幕府に対する政宗の野心、の一環ともされる慶長遣欧使節はルイス・ソテロを正使、常長を副使として派遣され、スペイン国王やローマ教皇に謁見するなどはしたものの、目的とされた通商交渉、あるいは軍艦の派遣は成されずに失意のままに帰国、7年間の努力が報われることはありませんでした。
ローマで洗礼を受けた常長は既にキリシタンに対する弾圧が激しくなっていた日本で生き場所を見つけられず、帰国から2年後に病没をしています。

脇櫓の前の道をうねりながら登っていくと、中門跡、本丸北壁石垣、詰門跡です。
中門は大手門から本丸に至る道の途中に設けられていた二階門で、寅門とも称されていました。
本丸北壁石垣は切石積みで切り立った石垣のスケールはさすがに雄藩、解体修復工事の際の調査で築城後に二度の大規模な改修がされたことが分かっています。
詰門は登城口にあたり、東西に三重の脇櫓を備えた二階建ての門で、本丸への侵入を阻むための最後の砦だったのでしょう。
写真は左から中門跡、本丸北壁石垣、詰門跡です。

仙台城跡には何度か足を運んだことがあるのですが、この本丸大広間跡は記憶にありません。
帰ってきてから調べてみれば、ここ数年に整備をされたもののようです。
30メートル四方ぐらいの敷地に礎石がここそこに、現代人からすれば各間がやや狭いようにも感じられますが、当時の暮らしが思い描けるこういった施策は喜ばしいです。

青葉城資料展示館では閉館間際の最終上映、シアターでの仙台城の紹介映像にギリギリセーフです。
ただ一人の貸し切り状態で、CG映像による仙台城の紹介を堪能させていただきました。
この映像を先に見るか、後で見るかは微妙なところではありますが、仙台市博物館のある三の丸跡、大手門に脇櫓、中門、詰門、そして本丸と歩いてきたところを後で確認した方が実感がわくのではないかと、どちらかと問われれば後で、をお奨めします。

そして仙台城跡と言えば伊達政宗の騎馬像、ぐらいに有名な存在ですが、夕方ともなれば逆光でこの始末です。
ただでさえ高いところにある銅像はなかなか上手く写真が撮れないところでの逆光ですので、これはもうどうにもなりません。
翌日の朝イチに出直そうと、そう誓ってこの日の締めくくりとしました。

旅も最終日、その朝イチでの写真はこんな感じです。
前日に比べればかなりマシではありますが、それでも政宗のその表情は見て取れません。
このあたりがコンパクトデジカメの限界なのか、しかし一眼レフを使いこなす技倆も甲斐性もありませんので、身の丈にあった撮影をするのみです。

先にご紹介をしたとおり、この騎馬像は2代目となります。
意外に歴史は浅く、初代は政宗の三百回忌にあたる昭和10年に建立され、昭和18年とも19年とも言われていますが、僅か10年にも満たないうちにその姿を消すこととなりました。
戦後に今はかつて政宗が居城としていた岩出山城跡に移されている立ち姿像が造られましたが、市民の復元要望により昭和39年に2代目の登場となります。
仙台市博物館にある初代とうり二つですがそれも当然、保存をされていた石膏原型を元に造られていますので、完全復活と言ってよいのでしょう。

仙台城跡を後にまず向かったのは東昌寺、伊達氏の最初の菩提寺です。
伊達氏4代の政依が創建をした伊達五山の一つで当初は桑折にあり、伊達氏が本拠を移すとともに岩出山を経て仙台に至ります。
政依までの伊達氏には菩提寺がなかったことで、政依は初代朝宗を祀りその墓のある満勝寺、初代の夫人を祀った光明寺、政依にとっての父母である3代目義広夫妻を祀った観音寺、興福寺を創建しましたが、しかし2代宗村のそれが無いのには違和感が強く、年代的に見ての朝宗と宗村の同一人物説を裏付けているような気がしないでもありません。
観音寺と興福寺は資福寺に吸収をされてその後に覚範寺が分かれましたので、今は北山五山と呼ばれるかつての伊達五山は東昌寺、満勝寺、光明寺、資福寺、覚範寺です。

こちらには伊達虎千代丸と大有康甫の墓があります。
虎千代丸は忠宗の長男で、しかし7歳で早世をしたことで次男の光宗が、その光宗も若くして世を去ったことで六男の綱宗が3代藩主となったとは松島の巻でご紹介をしたとおりです。
大有康甫は稙宗の子で晴宗の弟、つまりは政宗にとっての大叔父にあたり、東昌寺の14世の住職でした。
これは一子出家すれば九族天に生ず、ある意味で殺戮を生業としている戦国武将ですので、子弟から出家をさせることは珍しくありません。
一時期に林泉寺に入れられていた上杉謙信もそうですし、武田信玄にも出家をした弟がいます。
写真は左が大有康甫、右が虎千代丸です。

伊達村任は綱宗の次男、綱村の同母弟で、留守政景に始まる水沢伊達氏に養子に入ったことで留守村任とも呼ばれています。
その後に兄から3万石を配されて水沢伊達氏から離れて仙台藩の内分支藩である中津山藩を興しますが、家中の者が旗本といざこざを起こしたことで改易をされてしまいました。
長男の村詮が川崎要害を任されて川崎伊達氏として一門に名を連ねましたが、村任は晩年まで罪を許されることなく不遇な後半生を過ごすこととなります。
ちなみに立藩の際に村和と改名をしていますので、伊達村和の方が通りがよいかもしれません。
この墓所がなかなか見つからず、分かってみれば目立つところにあったのですが住職の方に過去帳まで引っ張り出していただき、いろいろとお世話になりました。

光明寺は東昌寺の目と鼻の先にあります。
やはり伊達五山、北山五山の一つですが、支倉常長の墓があることで有名です。
この辺りは多くの寺院が連なっているためにかなり込み入っていて、すぐそこにあるのになかなか近寄れないというジレンマに苦しみました。
途中で諦めて自転車を放置しての裏手の狭い道から、といった感じで、写真はぐるっと回り込んでのものとなります。

常長は前述のとおり慶長遣欧使節の副使として名高く、その末路が悲惨であったことも名が知れている理由でしょう。
孫の代に再興はされたものの家臣にキリシタンがいたことで一時期に家名断絶となりましたし、病没とされていますが実のところ詳しいことは分かっていません。
幕府の目を避けるために政宗により軟禁状態にされたとも言われていますし、その苦労は報われなかったことになります。
正使であったルイス・ソテロも捕らえられて火刑に処せられてしまい、こちらにあるのはその供養墓なのでしょう。
写真は左が常長、右がソテロです。

覚範寺も北山五山の一つで、伊達輝宗の菩提寺でもあります。
伊達五山と北山五山の関係がそれなりに複雑なので分かりづらいのですが、覚範寺の元であるこちらも北山五山の一つである資福寺、しかし仙台のそれではなく山形の資福寺跡には輝宗、殉死をした遠藤基信らの墓がありますので、山形に行ったときには絶対に外せません。
こちらには輝宗の正室、政宗の母である岩下志麻の保春院、政宗の三男の宗清の墓があります。

保春院こと義姫は最上義守の娘で、つまりは出羽の驍将、義光の妹になります。
兄妹仲はかなり良かったらしく相当数の手紙が残されており、その手紙から義光が「よしあき」だと分かったとはwikipediaからの受け売りです。
政宗の弟、次男の小次郎を偏愛して家中が割れる原因を作り、また小田原参陣の際に政宗の毒殺を図って失敗をしたことで兄の元に出奔、それが原因で小次郎は政宗に切られたとは独眼竜政宗でも描かれていましたし、烈女のイメージが一般的でしょう。
しかしその後は政宗との交流もあり、山形藩が改易となったときには仙台藩に身を寄せて、穏やかな晩年を過ごしたとも言われています。
宗清は母の実家である飯坂氏を継ぎましたが子がないままに35歳で没し、2代後の養子が原田甲斐の次男であったことから家も潰れてしまいました。
その墓は宗清が拠った吉岡要害の側にある天皇寺にありますので、見つけられなかった松島のそれと同じく供養墓なのでしょう。
写真は左が宗清、右が保春院です。

写真を撮るのを失念した輪王寺には、伊達竹松丸と密乗院の墓です。
竹松丸は政宗の八男で、正室の愛姫にとっては三男にあたりますが、7歳で夭折をしてしまいました。
密乗院は愛姫の母で相馬顕胤の娘、母は伊達稙宗の娘ですから政宗とも遠縁にあたります。
立派な説明板はありましたがどれが誰かの案内が無かったために、事前に先達の方々の情報を得ていて助かりました。
写真は左が密乗院、右が竹松丸です。

永昌寺には保春院の灰塚です。
灰塚と文字だけをなぞれば荼毘に付されたときの灰をイメージしてしまいますが、そういうものではありません。
これは伊達氏に特有の葬送で、当主やその夫人が没した際には直ちに埋葬をして、四十九日に寺ではない原野を葬場として遺骸のない空棺で葬礼を行い、その棺を焼いた灰を埋納して塚を築き、多量の土で饅頭状に覆ったものを灰塚と称しています。
右の写真のこんもりと盛り上がったところが灰塚で、この灰塚があることで後に創建をされたのが永昌寺になります。

大願寺にある伊達政宗の灰塚も同様です。
こちらはさすがに規模が比較にならず、ちょっとした古墳のような趣きがありました。
土塁と堀が巡らされている20メートル四方ぐらいの敷地は鬱蒼としており、たかが棺桶の灰、とは思えないぐらいの神々しさがあります。

探すのにとことん苦労をした原田甲斐屋敷門は、荘厳寺の山門です。
この荘厳寺を事前リサーチしきれずに住所だけを頼りにうろちょろして、困った挙げ句にお寺の方なら詳しいだろうと聞いてみれば「うちの山門です」と笑われてしまいました。
三間一戸の薬医門で、原田甲斐の屋敷門を移設したものと伝えられており、伊達氏にとっての逆臣の門であることから「逆さ門」と呼ばれています。
ただ実際のところは解体修理工事の際の調査で、理由は不明ながらも柱材の上下を逆に、また左右の位置を入れ替えて建て直したことからの謂われであることが判明しています。

宮城県知事公館の正門は、仙台城の中門を移設したものと言われています。
しかし中門は二階門であるのに対してこちらは切妻造りの四脚門で、実際にどこにあった門かは分かっていません。
それでも仙台城の面影を伝える数少ない遺構の一つで、ただ建築年代は幕末ではないかと見られています。

できれば一本にまとめたかった仙台の巻ですが、あともう少しというところで文字数制限に引っ掛かってしまいました。
仕方がないので不細工ではありますが、仙台城の章と瑞鳳殿の章に分けることとします。
こちらでご紹介をさせていただいた墓についての系図もまとめて次なる瑞鳳殿の章で掲載をいたしますので、後日にご確認をいただければと思います。


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【2015年4月 福島、宮城の旅】
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植松は引退か

2015-11-06 01:11:44 | 千葉ロッテ

今月10日のトライアウト、これまで二次の参加者が減ってきていることや辞退者が多いこともあって今年は一発勝負とのことですが、その参加メンバーが発表となりました。
ロッテで戦力外通告をされた8人のうちで名を連ねているのは中後、上野、矢地の3人で、残りの服部、小林、植松、川本、早坂は不参加のようです。
川本などは水面下で既に行き先が決まっているのかもしれず、また坂口のヤクルト入りがほぼ決まりとも報じられていますので、ルールはさておきトライアウトが開催になる前に勝負は決しているのが現実、例年どおりにここから採用を勝ち取る選手は少ないのでしょう。
その可能性に賭ける中後らにはいい縁があって欲しいですし、ナックルを覚え始めてまだ未練があるのではないかと思っていた植松は引退を決意したのか、それぞれの秋です。

トライアウトに元ヤクルト正田樹ら/参加者一覧 (11/5 日刊スポーツ)

日本野球機構(NPB)は5日、静岡・草薙で10日に行う12球団トライアウト参加者の名前を発表した。

【投手】▽阪神 加藤康介(37)、玉置隆(29)、藤原正典(27)、西村憲(29=元阪神)▽ヤクルト 江村将也(28)、大場達也(26)、金伏ウーゴ(26)、正田樹(34=元ヤクルト)▽ロッテ 中後悠平(26)、上野大樹(29)、矢地健人(27)▽日本ハム 河野秀数(27)、森内壽春(30)▽楽天 上園啓史(31)、藤江均(29)▽中日 山内壮馬(30)▽DeNA 加賀美希昇(27)、大田阿斗里(26)、土屋健二(25)、今井金太(21)、菊池和正(33=元DeNA)、伊藤拓郎(22=元DeNA)▽広島 池ノ内亮介(27)、塚田晃平(26=元広島)▽オリックス 柴田健斗(26)、中山慎也(33)、榊原諒(30)、前田祐二(29)、甲斐拓哉(24=元オリックス)▽西武 田中靖洋(28)▽巨人 雨宮敬(28=元巨人)▽ソフトバンク 日高亮(25)、中村恵吾(26)、北方悠誠(21)
【野手】▽阪神 田上健一(27)▽ヤクルト 佐藤貴規(22=元ヤクルト)▽ロッテ 角晃多(24=元ロッテ)▽日本ハム 鵜久森淳志(28)、佐藤賢治(27)、大平成一(26=元日本ハム)▽広島 中村憲(26)、三家和真(22=元広島)▽オリックス 原大輝(27)、山本和作(29)▽西武 林崎遼(27)▽渡辺貴洋(23=元巨人)▽中日 藤沢拓斗(25)▽ソフトバンク 白根尚貴(22)

やはり圧倒的に投手が多く、また事前に獲得情報の流れた久保や金無英の名前もありませんし、川上、岡島、栗原、松中、多村らはプライドが許さないのかもしれません。
中郷が不参加なのがちょっと意外でしたが、あるいはロッテが水面下で接触をして翌日にでも秋季キャンプに合流、なんてことを想像したりもしています。
このトライアウトにもちろんロッテの編成部も足を運ぶのでしょうが、補強ポイントの上位であろう左腕ともなればやはり中山が有力なのか、しかし事前に一本釣りをされていないことからして球界の評価はさほど高くはないのかもしれず、あとは藤原、江村、右左にこだわらなければ榊原、菊池あたりといったところでしょう。
外野手は年齢構成的に獲るとしても20代半ばまでと考えれば厳しいかなと、ただ浦和が試合をできるようにするだけのものであれば選手に対して失礼ですし、大村コーチとの関係から鵜久森があるのか、その他で面白いところではソフトバンクの育成契約を断って参加をする白根です。
育成選手ながらも二軍で59試合に出場をして.274、3本塁打ですからとりあえずサードを守っているようですし、今江がFA移籍を決断すればその心意気を買ってあげたいです。
何はともあれ各選手とも悔いの残らないアピールができるよう、いいコンディションでプレーができる晴天であることを願いましょう。


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2015年通信簿 8 今江敏晃

2015-11-05 01:24:40 | 千葉ロッテ

8 今江敏晃 内野手 32歳 年俸2億円

【2015年成績】 98試合 373打数 40得点 107安打 打率.287 18二塁打 4三塁打 1本塁打 38打点 2盗塁 25四死球 35三振 得点圏打率.258

ゴールデンイヤーに短期決戦で強い今江ですので大活躍のシーズンとなることを期待されましたが、しかしチームとともに不完全燃焼で終わりました。
オープン戦ではもう一つだったものの開幕をしてからは3割をキープしてさすがの貫禄、そして夏場にさらに上昇の兆しが出始めたところでの死球による左手首の骨折はオールスター戦の直前でしたのでこれからというタイミングで、そして全治二ヶ月の長期離脱と故障癖が首をもたげてしまった感じです。
今江のそれは死球がほとんどですので残念としか言いようがありませんが、それにしても多すぎるような気もします。
それもあってレギュラーになってからは最低の98試合と二桁の出場で規定打席にも達せず、.287と率こそミスターロッテの名に恥じないレベルを維持はしましたがホームランが僅かに1本、これは中距離ヒッターであっても400打席もあったのですから少なすぎ、相手に与えるプレッシャーが弱かった印象は拭えません。
右方向への打球が多いのが特徴、武器ではあるのですが、それが前面に出すぎての無理やり感、そして相手に見透かされての配球に翻弄をされたような気がします。
また守備でもかつての攻撃的なそれが失われつつあるような、やや受けの姿勢が見て取れることがあったのも心配です。
突然、としか思えなかったファーストを守ったシーンが意味深でもあり、磐石だったはずの足元がかすかではあっても揺らぎ始めているのかもしれません。
それでもまだまだ今江がチームの顔、中心であることに異論は多くないでしょうし、さりげなくここまで1424安打を積み上げて1500本安打は目前、いつの間にやらサブローを抜いてしまい、そして福浦ばかりが注目をされていますが、来季にまだ33歳の今江も2000本安打を狙えるところにいます。
レギュラーとしてプレーを続ければあと5年もあれば余裕ですので、ここからが円熟期、そんな今江であってもらいたいです。

その今江がFA宣言を検討しているとのこと、期限いっぱいの今月10日まで熟考と報じられています。
2013年に.325で打撃ベストテン2位となったことでの2年4億の契約が切れたところでのこの成績ですので、まさか上積みを望んではいないでしょう。
ここまでの貢献を考えたとしても他球団を見渡せば割高とも言えるその待遇はミスターロッテの肩書きがあってこそ、現状維持でも即断すべきところで悩んでいるのですから球団提示はダウン査定なのではないかと、そのあたりは昨年の成瀬もそうでしたがシビアと言えばシビア、当然と言えば当然でもあります。
まさか20%も下げているとも思えませんので何を悩んでいるのか、とは外野からの無責任な声ですが、そうであってもその金額をロッテ以外で出すところがあるとは考えづらいです。
ギリギリまで粘るのはおそらくは同じポジションの松田の動向を睨んでのものと思われますが、例によって阪神はどうせスポーツ紙が生み出したネタでしょうし、西岡とのそれは有名ですがオリックスの打撃コーチに就任をした高橋コーチと今江との蜜月はあまり記憶にありません。
新天地でのチャレンジは刺激にもなりますから本人が望めばそれを止めることはできませんが、自分を高く売るためには活躍をしたシーズンであるべきだと思ったりもしています。
そんなこんなで西村ヘッドコーチまでをも招聘した瀬戸山球団本部長のロッテ尽くしがどこまで極まるか、あと5日をまったりと見守ります。

2007年通信簿 2012年通信簿
2008年通信簿 2013年通信簿
2009年通信簿 2014年通信簿
2010年通信簿
2011年通信簿


【オリオン村査定】 2億円 → 1億7000万円 (▼15%) 


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2015年通信簿 7 鈴木大地

2015-11-04 01:05:48 | 千葉ロッテ

7 鈴木大地 内野手 26歳 年俸7000万円

【2015年成績】 142試合 487打数 60得点 128安打 打率.263 24二塁打 4三塁打 6本塁打 50打点 1盗塁 50四死球 58三振 得点圏打率.287

ここまで順調と言えば順調だったところでの4年目の足踏み、右肩上がりの曲線がやや平行状態になった鈴木です。
左膝を痛めたこともありますがオープン戦からバットが湿ったままでの春先の不振に、スタメン落ち、そして連続試合出場も途絶えてしまいました。
交流戦で4割近い打率を残したこともあり数字としては一昨年とほぼ似たようなもので、そう考えれば昨年が突出をしただけでこのぐらいが鈴木としての基礎値なのかもしれません。
守備の負担の大きいショートを守っていることを考えれば悪くはない打撃は小技をもう少し確実に決められればまた印象も違うのですが、それでも頑張ってくれていると思います。
昨年に改善をした対左腕は今年も右左に関係のないアベレージを残しましたし、もう少し逆方向に打てればとは思いますがシャープなスイングから放たれる打球は伸びがありますので、30本を超える二塁打を打てるようなところが目指すべき姿ではないかと考えます。

そうなれば課題はやはり守備、その守備範囲は以前に比べれば広がりましたしポジション取りもいろいろと考えているようで、またスライディングをしての捕球から反転をしての身のこなしの素早さは球界でも屈指ではないかと、トリッキーなクルーズの動きにもしっかりと反応をするなどその成長が見て取れます。
ただやはり持って生まれた肩の弱さ、とまでは言いませんがショートとしては物足りない部分をどう見るか、今でもいっぱいいっぱいな感じですので今後はさらに苦しくなるでしょう。
併殺プレーの際にセカンドベース上で踏ん張ってのスローイングはメジャーであれば削られてしまいそうな、怪我も心配になります。
握り直し、捕ってからが遅い、といった欠点はルーキーイヤーからコーチとマンツーマンで改善を図ってきましたが、何でもない正面のゴロが内野安打になるシーンもままありました。
ずっとセカンド推しだった自分からすれば昨年にクルーズがショートを守りきれなかったのが痛恨で、そのクルーズの去就が怪しくなってきているところでの平沢の獲得は球団、ベンチとしてもショート鈴木に限界を感じているのか、それであれば昨年に中村を獲ったのが矛盾のような気もしますが、何らかの動きはあるのではないかと思います。
もちろんすぐに平沢が一軍でショートを守れるようになるとは考えづらいですし、来季も基本は鈴木がショートなのでしょうが、一方でそのショートに意欲を見せてフェニックスリーグでも守った中村との入れ替えがあってもおかしくはないですし、打撃も含めたトータルで鈴木の今後を考えればなおさらでしょう。
そういった雑音をシャットアウトするような守備、そして打撃を見せられるか、ショートにこだわりのある鈴木のさらなる成長を楽しみにしています。

2012年通信簿
2013年通信簿
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【オリオン村査定】 7000万円 → 7350万円 (△5%)


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無敵キング

2015-11-04 00:29:02 | ゲーム

 

久しぶりのゲームネタ、ドラゴンクエスト8です。
PS2からの移植版である3DSを発売からチマチマと二ヶ月ちょっとで、ようやくエンディングまでこぎ着けました。
平日はひたすらメタルキング狩りをしていたことでレベル64まで成長をした主人公、もちろん名前はオリオンですが、パッケージに描かれながらも小物で悲しいなぁ、のドルマゲスはもちろんのこと、真のボスであるラプソーンも軽く一蹴をしてのエンディングです。

このドラゴンクエスト8は2004年の発売ですので11年も前の作品で、ドラクエの代名詞でもあった二頭身キャラが連なって冒険をしていたものがファイナルファンタジーのように六頭身になった最初でしたから、当時はかなりの異論、反発が多かったと記憶をしています。
しかし今となってはあまりに当たり前すぎて、またドラクエから離れていたこともあってか違和感はありません。
PS2は買ったままタンスの肥やしになっているために比較はできませんが、手軽にプレイできることからして3DSの特徴を活かせているのではないかと思います。
あちらこちらと駆け巡るのに苦労はしましたが展開が進むにつれて移動手段がいろいろと提供をされましたし、ストーリーもまずまず、なかなかに面白かったです。

ただレベル上げが先行をしすぎてハラハラ感が足りなかったのはプレイ環境からして仕方がないかなと、全滅をすることが一度もなかったために「無敵キング」の称号を頂戴しました。
そうなれば序盤に遠出をしすぎて敵わないモンスターに遭遇をしたことでの逃走が1回、これがもったいなかったかなと、後の祭りではあります。
あまりに長すぎるエンディングと言いますかエピローグと言いますか、その最後に意味深なシーンがありましたので、なぜに主人公がドルマゲスの魔法に耐性があったのか、出自について神鳥レティスがその血筋をほのめかしていましたし、それらの謎を解くための後日談が続くのだと期待をして、バトルロードはSSランクをクリアしましたが錬金はほとんどやっていませんし、取りこぼした写真クエストや宝箱もあるでしょうから、もう暫く旅は続きます。


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2015年通信簿 6 井口資仁

2015-11-03 01:49:34 | 千葉ロッテ

6 井口資仁 内野手 41歳 年俸1億8000万円

【2015年成績】 87試合 227打数 21得点 56安打 打率.247 17二塁打 1三塁打 6本塁打 28打点 1盗塁 23四死球 65三振 得点圏打率.266

昨年にも増して春が短かった、と言うよりは春が訪れなかった、そんな井口です。
開幕して一ヶ月ほどは.280程度でレギュラーでしたが5月に入ってからスタメン落ちをする試合が増え始めて、夏場以降は準レギュラーにも届かずの控えといった立ち位置でした。
故障で戦列から離れたものを除けばプロ入りから最悪のシーズンは41歳という年齢からして避けられない衰えではありますが、一昨年に日米通算2000本安打を達成しての.297、23本塁打、83打点だったところからの衰えが急に過ぎて、3年契約を結んだ球団としては頭の痛いところでしょう。
その3年契約も来季が最終年、同じような成績ともなれば現役引退が濃厚ながらもロッテだけにどうなるのか、その成績とともに動向から目が離せません。

オープン戦では絶好調だっただけに、やはり加齢によるスタミナ不足も影響をしているのでしょう。
終盤戦に福浦と交互に起用をすることでやや持ち直した感はありましたし、CSでも豪快な一発を放つなどその力を見せつけるシーンもままありました。
やはり適度な休養を与えながら適所で使っていく、そんな起用をしていくしかないのだと思います。
ストレートに差し込まれるケースも目立ちましたし、「右に引っ張る」と誇らしげだったその打撃スタイルも忘却の彼方ですっかりとプルヒッターとなってしまい、まるで外国人選手のように開きが早くて外寄りに逃げていくボールに手も足も出ない井口に哀しくなってしまいます。
昨オフに一時は手術の決断をしながらも取り止めた手指を気にするような素振りも、自らの判断ですので言い訳にはできません。
守備でも横への動きの悪さが顕著となりDHでの起用も増えましたし、痛烈なゴロに対処ができない、要は足が動かないのでしょう。
今後の外国人選手の動向、補強にもよりますが、来季も福浦らと併用でDH、一塁、そして代打としての起用が中心でレギュラーからは外れる井口だと思われますので、その中でどう存在感を出していくのか、晩節を汚すことなく、一試合でも多くえくぼのかわいい笑顔を見られるよう期待をさせてください。

2009年通信簿 2014年通信簿
2010年通信簿
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2015年通信簿 5 伊志嶺翔大

2015-11-02 01:37:59 | 千葉ロッテ

5 伊志嶺翔大 外野手 27歳 年俸2700万円

【2015年成績】 34試合 86打数 10得点 25安打 打率.291 3二塁打 0三塁打 0本塁打 12打点 5盗塁 10四死球 10三振 得点圏打率.400

こんなものだったのか、とやや意外でもある伊志嶺の出場数です。
清田がブレイクし、角中は安定して上位を打ち、また低空飛行でも荻野にこだわるベンチ、そうなれば伊志嶺の出番はなかなか増えません。
オープン戦の途中で二軍に落ちてしまい、その二軍では好調ながらも故障をしたのか一時に行方不明となってしまったこともあり荻野が故障でリタイアをしてもお呼びがかからず、7月になってからようやくの一軍も一ヶ月ちょっとでまた浦和に戻されての、伊志嶺には不本意なシーズンだったでしょう。
その二軍落ちも.283と数字的には問題のないところでのものでしたし、最終的には.291ですから可哀想な立ち位置ではあります。
.304と格の違いを見せた二軍でも僅かに2本塁打、10盗塁と特徴を出せなかったのも伊志嶺にとっては痛く、レギュラーとまではいかずとも一軍に定着をするためには「伊志嶺なら」と思わせるようなプレーを見せるしかないでしょうし、そのためには不得手にも思える小技もしっかりと決めなければなりません。
似たように不遇を託っていた清田の今季を見て伊志嶺が何を思うか、フェニックスリーグで故障をしたとの話もあるようですが、その反攻に期待をしたいです。

前述のとおりやや特徴に欠きはしますが、使い続ければ相応の数字は残してくれそうな今季でした。
あるいはロッテではトレード要員として筆頭ではないかと、やたらと外野手不足を嘆くヤクルトあたりは欲しがっているのではないかと思います。
肩の弱さも以前ほどに目立たなくなってきましたし、守備範囲の広さと球際の強さはロッテの外野陣であっても引けを取るものではありません。
ただ淡泊にも見えるバッティングと小技が上手くないのがベンチには印象が悪いのかもしれず、よく言えば安定をしている、悪く言えばメリハリがないのもネックのように思えます。
それでもレギュラーで使ってみたいと思わせるものが伊志嶺にはありますし、足を積極的に使うチームであればもっと活きるのにと、そこが残念でなりません。
二人で100盗塁、と大きく夢を語っていた岡田とともに失速をしているのは使う側の問題もありますので、とにかくオーバーアクションでよいので目立つ伊志嶺であって欲しいです。
そんな中で鍛え上げると伊東監督に力が入っている秋季キャンプに不参加なのが来季に向けての不安、その出遅れが心配です。

2011年通信簿
2012年通信簿
2013年通信簿
2014年通信簿


【オリオン村査定】 2700万円 → 2700万円 (±0%)


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チャレンジは不発

2015-11-02 01:01:18 | 映画

今日はファーストデーでTOHOシネマズは1100円、チャレンジにはもってこいで三本立てに特攻をしてみました。
昼過ぎに最寄り、とは言ってもさほどに近くはありませんが普段に観ているところで一本、そこでは既に上映が終わっているものを観るために7キロほど離れたところまで移動をして夕方から立て続けに二本、中学生のときに三本立てを観たことがあるような気がしますが当時は一本が短かったですから、おそらくは人生最長の映画デーです。
ただ幸いなことにやはり体が鈍っているせいか映画酔いもせずに済んだものの肝心の内容が今ひとつなものばかりで、チャレンジは不発といったところでした。

メイズ・ランナー2

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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まずは「メイズ・ランナー2」で、三部作の第二弾です。
前作で迷宮から抜け出した少年たちが今度は砂漠で自分たちを追ってくる組織と戦う、そんなストーリーになっています。
副題に砂漠の迷宮とありますが無理矢理感がもろ出しで原題はThe Scorch Trialsですから灼熱の試練、とでも言いますか、よって迷宮はどこにもありません。
あまりに意外すぎる物体も登場をしますし、どこが迷宮なのか、いや謎が謎を呼んで頭の中が袋小路になってしまっていることこそが迷宮なのでしょう。
スリリングな展開に信ずるものが人それぞれ、という奥深さもあり楽しめはしましたが、どこか設定についていけなくなりつつあるのも正直なところです。


2015年11月1日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 

ファンタスティック・フォー

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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次は「ファンタスティック・フォー」です。
これは10年ぐらい前にありましたのでその続編かと思いきやリブート作品とのことでしたので、予習をせずに観ることとしました。
テレポートで異次元の世界に足を踏み入れた主人公ら4人が、その影響で特殊な力を手に入れるといったストーリーです。
本人たちの望んだことではありませんし、その見てくれからして手に入れるという表現は違うような、それを受け入れるまでの懊悩もテーマになっています。
それだけにその力を発揮するシーンはおまけみたいなもので、絶対的な悪が存在をしませんし、最後はわけの分からない展開でのハッピーエンドですから単なるプロローグに過ぎないのかなと、このままで終わってしまえば消化不良どころの騒ぎではありません。
調べてみればやはり来年に続編が公開予定とのこと、次こそは縦横無尽に胸のすくような活躍ぶりを期待します。


2015年11月1日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)

 

ダイバージェントNEO

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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最後はやはり三部作の第二弾、「ダイバージェントNEO」です。
前作で五つの派閥の抗争と言いますか勢力争いと言いますか「博愛」の征服と言いますか、そんな中でダイバージェント、異端者と呼ばれる主人公が仲間とともに世界から抜け出すところで終わりましたが、今作はその主人公らを執拗に追う「博愛」との戦いとなっています。
やはりテンポはよくスクリーンに引き込まれはしますがその展開がピンとこず、最後のオチが中盤ぐらいで読めてしまいましたし、実験と言われてしまうとまるで「メイズ・ランナー」の亜流のような、もう一つ何を描きたいのかがよく分かりませんでした。
直前まで観ていた「ファンタスティック・フォー」の主人公が脇役で出ていたのはこの作品が悪いわけではありませんが、個人的には勘弁です。
あまりタイプではありませんがシェイリーン・ウッドリーの目力が一番の見どころかなと、今後に注目でしょう。
しかし納まりがいいかなと思ったところでの三作目は前後編とのこと、思わせぶりなエピローグから話が展開をするのか、二作目で止めておけばよかったのにと悔いを残すのか、来年、再来年とかなり間が空きますので興味が続くかは分かりませんが、とりあえずは待ちたいと思います。


2015年11月1日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)


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2015年通信簿 4 荻野貴司

2015-11-01 03:58:41 | 千葉ロッテ

4 荻野貴司 外野手 30歳 年俸2730万円

【2015年成績】 82試合 279打数 42得点 75安打 打率.269 9二塁打 2三塁打 2本塁打 13打点 18盗塁 20四死球 38三振 得点圏打率.250

今季もファンの願いも虚しく、規定打席に手が届かないままにシーズンを終えました。
同期で同い年、仲良しの清田に先を越されるとは本人も思っていなかったのではないかと、悔しく、そして寂しい2015年です。
スペ体質、と揶揄をされるがままに、オープン戦で8試合7盗塁で盛り上がったところでのハムストリングの違和感を発症し、開幕には間に合ったものの2割前後をうろちょろと低空飛行が続き、そして5月末には走塁中に左足太もも裏を痛めての年中行事、故障でのリタイアとなってしまいました。
これまではベースに膝をぶつけたりクロスプレーだったりとアクシデントなものが多かったのですが、さすがに走っただけでの今回は何の言い訳もできません。
ちょっと痛がるような素振りをすればファンが猛烈に心配をする、そんな過保護なところが荻野の現状を物語っています。
いつになったら万全にシーズンを乗りきれるのか、フル出場さえできれば、との願い、期待もこれだけ裏切られ続けてしまえば、そろそろ賞味期限切れです。

それでも見切れきれないのは8月の復帰以降に3割近い打率を残すなど、非凡なところを垣間見せてくれるからこそでしょう。
相変わらずにポップフライも多いですが、頑なに金森打法を続けているのはそれはそれで評価ができます。
不細工なカニ走りだったレフトでの守備もかなりこなれてきましたし、肩は物足りないもののセンターも無難にこなし、できればホームポジションだと考えているライトを任せたいのですが清田のブレイクでそれも叶いませんから、そのレフト、センターに根を張っていくしかありません。
ただ後ろや左右への打球には快足を活かして好捕を見せるものの、前の打球にやや消極的な平井ライクな傾向が不満ではあります。
そして盗塁はチーム最多ながらも荻野にしては物足りない18でしかなく、これまで9割近かった成功率が8割を切るなど精彩を欠きました。
CSファーストステージでの暴走など判断を誤るケースもあり、それも思うように走れない焦りがもたらしたものなのかもしれません。
早打ちで四球が少ないこともあって出塁率は3割そこそこ、最大の武器である盗塁にもやや衰えが見え始めている、来季に向けてあまりいい材料はありませんが、しかし夏場以降のバッティングを維持できれば自ずと出塁数が増えますのでまた違った風が吹くこともあるでしょう。
とにもかくにも言い尽くされてきましたがとにかく故障をしない体作り、身のこなしを身につけること、7度目の正直でお願いします。

2010年通信簿
2011年通信簿
2012年通信簿
2013年通信簿
2014年通信簿


【オリオン村査定】 2730万円 → 3200万円(△17%)


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