力負け、力負け、そして競り負けですので、最悪なスタートの2014年と言ってよいでしょう。
超大型補強のソフトバンクが相手ですので苦戦をするのは分かっていましたが、今日のような展開をものにできなければかなり苦しくなります。
しかし負けてしまったものを引きずっても仕方がありませんし、昨日に今江、荻野貴が浦和で連日のスタメン出場でしたので地元開幕には合流をしてくるものと思われますから、我慢をすべきところは我慢をし、変えるべきところはしっかりと変えて、気持ちを新たに第二のスタートを切ってもらいましょう。
先発の石川は六回途中までを8安打と打たれはしましたが粘っての2失点、自責はゼロですから満点に近いプロ初登板、初先発だったと思います。
ランナーは出しながらも粘りのピッチングはオープン戦で見せてくれたものでしたし、そのオープン戦で課題としていたスタミナは立ち上がりは140キロ台のストレートをビシバシと投げ込むスタイルで、そして四回からはシンカー、カーブ、スライダーなど変化球を中心とした組み立てに変えることで目先を惑わせてのナイスピッチングでした。
この吉田との共同作業はもちろんビギナーズラックもあったでしょうが、昨年までの繰り返しだった成瀬、唐川を見ていただけに新鮮で、かつ心強かったです。
やはりあのストレートがあったからこそ多少のばらつきに手を出してくれたのでしょうし、また変化球との緩急の差が活かされたのではないかと、次のピッチングが楽しみになります。
打線の援護が無いことも肌身で感じたでしょうし、いろいろなことを学べた今日一日だったと前向きに考えてくれれば問題はありません。
石川のピンチを継いだ松永はまたしてもスライダーが決まらずに四球スタートでしたが、このあたりは吉田のリードにクエスチョンマークです。
同じ打者に打たれすぎというのもありますし、ただ昨年に江村がマスクを被ったときにはベンチからサインが出ていたような素振りもありましたから、それを考えれば吉田に自分で考えろと、ベンチに戻ってから伊東監督や中村コーチと話している姿も見て取れましたので、ここは正捕手を育てるための我慢と言えなくもありません。
ただ同じ過ちを繰り返せばベンチだけではなく投手陣の信頼を失いかねませんので、そういったことがないようお願いします。
内川に痛恨の一発を食らったロサは守護神推しだっただけにショックが大きく、しかし勝利の方程式として今後もやってもらわなければなりませんので気を取り直してリベンジです。
打線は井上を外しての四番ブラゼル、個人的にはあまり面白くはありません。
ノーヒットながらも2死球は相手が警戒をしているからこそですし、チームを変える気があるのでしたら少なくともこの試合までは我慢をしてもらいたかったです。
ウルフとの相性を考えてのブラゼルであれば伊志嶺ではなく岡田というのもよく分かりませんし、打てそうな雰囲気のない根元がトップバッターというのもちょっと首を傾げるオーダーで、今季初打席にヒットは出たものの緩いスイングの続くサブローをどうするのか、と合わせて地元開幕でのスタメンが注目です。
外国人選手らしいリーチを活かした今季チーム初アーチを放ったクルーズを外すわけにはいきませんので早くもセカンド鈴木、根元ベンチスタートが見られるのか、センターに荻野貴が入るのは鉄板でしょうがライトは清田なのかハフマンなのか、浦和で大嶺翔、高濱、角、加藤が打ちまくっているのでサプライズがあるかもしれません。
それぐらいに打線全体が湿りがちですので、いきなりクルーズを五番に持ってくるなんて荒療治もありえそうです。
何にせよ動くのはあっておかしくはありませんがバタバタした雰囲気を出さないこと、伊東監督のコメントを見れば大丈夫だとは思いますが、まだ3試合と割り切っていきましょう。
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◆3月30日(日) ソフトバンク-千葉ロッテ3回戦(ソフトバンク3勝、13時2分、ヤフオクドーム、35,862人) ▽バッテリー |