8 今江敏晃 内野手 29歳 年俸1億4700万円
【2012年成績】 136試合 476打数 52得点 113安打 打率.253 21二塁打 3三塁打 6本塁打 47打点 0盗塁 23四死球 37三振 得点圏打率.193
隔年傾向の強い今江ですので今季は数字を上げてくれるのではないかと期待をしていましたし、その助けとなるであろうキャプテンの就任を心待ちにしていました。
どちらかと言えば福浦に近い「俺の背中を見てついてこい」タイプの今江ではないかと思っていますので、意識をしてチームを引っ張ることでミスターロッテの後継者として殻を破りきれないところから抜け出してくれるのではないかと、そう考えたからです。
そしてようやくに実現をしたキャプテン今江に大喜びをしたのもつかの間で、その重圧が今江を押し潰してしまったのか、あるいはただの不振でしかなかったのかは分かりませんが、数字はそれほどではなくともイメージがかなり悪い、そんな悲惨なシーズンとなってしまいました。
夏場の失速がチームの低迷に拍車をかけてしまったところもありましたし、キャプテンとしての二年目に取り返すしかありません。
結果的に今江らしい2012年ではありました。
相変わらずの早打ちで四球も三振も少ないのは例年どおりでしたし、これはもうどうにもならないのでしょう。
積極的にファーストストライクから打っていくことを一概に否定はしませんが、それであればせめてハードヒッティングをして欲しかったですし、制球を乱した投手であっても対し方が変わらないといった状況判断ができていないのではないかと思わされるシーンもままありました。
そういう意味では野球センスに疑問符をつける向きもあるようで、しかし一方でおそらくは自分の判断によるものと思われるセーフティーバントを試みたりするところなどはチームでは随一ですから、どうにもその心の内が分かりづらい選手です。
将来的にはクリーンアップを打って欲しいと願いつつ来季は気がつけばもう30歳で、そろそろ次を考えなければならない時期が近づきつつあります。
今季に取得をした国内FA権の行使について取り沙汰をされていますが、この成績でのミリオンダラーズに手を挙げる球団があるとも思えません。
それでも何があるかが分からないのがこの世界ですので、心の準備だけはしておいた方がよいでしょう。
昨今のロッテは大盤振る舞いをするかあっさりと見切るかの両極端な傾向がありますが、今江は前者に近いところにあると思います。
自分としても年俸をアップしての複数年契約ともなれば気が引けますが、現状維持の単年契約であれば首肯のスタンスです。
そんな今江が来季に伸び伸びとプレーをしてくれるためにキャプテンを外すのも手ではあるのですが、しかし大きく飛躍をするためにもこの壁を乗り越えて欲しいと願ってやみません。
鬱陶しいぐらいにマウンドに足を運んで欲しい、声をかけて欲しい、ベンチ前で選手を鼓舞して欲しいと、来季はそんなキャプテンシーをどうか見せてください。
2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿
2010年通信簿
2011年通信簿
【オリオン村査定】 1億4700万円 → 1億3000万円 (▼12%)
PL時代もキャプテンのときは、大変なことがおこった。
そして、今シーズン。
そういう運命の星のもとにうまれてきたのかな?
来シーズン、しっかりと厄払いをしてのぞんでもらいたい。
自分自身のプレーに集中するだけの立場じゃないことは「主将」も判っていたよね。
「主将」。
自分自身が「主将」としての責務を全うできたか、考える必要あるよね。
自分が調子悪いから、打てないから、って下ばっか向いてていいの?
守備で率先、懸命な姿を見せることは出来たよね。
走ることで率先、懸命な姿を見せることは出来たよね。
もし、本当に自分がやりきっていたのなら、もしチームがダレてて、「主将」として喝!入れたとしても、仲間内で「調子悪いくせによぉ!!」なんて言うヤツぁ、おらんじゃろーが。
もうちーと、勇気出して「主将」、やってみんさいやぁ。
「主将」、本気じゃったら必ず、周りには気持ち伝わるけぇの。
来年は頼むで、「主将」!!
それだけなんです。
抜群の身体能力で、チームでの立ち位置もこの人ぐらいしかキャプテンを任せられる人がいないのですが。
シーズン中、“ダボハゼ”と称した人がいましたが、言いえていたと思います。
よく言われている“野球脳”の不足を疑います。
たしかに西岡は今江の扱い方も良く知っていました。
上手に今江を引き立てたり、乗せたりしていました。
キャプテンを務める力があったのでしょう。
来季もキャプテンなのでしょうか?
井口か里崎をキャプテンにしてみたらどうでしょうか?
同じ早打ちでも、内川なんかとは、レベル、違っちゃいましたよね~。
キャプテンとしても期待したんですが・・・役割、発揮できませんでしたね~・・・例えば節目節目のイベントなんかで、みんなを引っ張っていく姿とか、見ることはできませんでした・・・マイペースなんですかね~。
このままでは、下位の裏クリーンナップから脱却できそうにありません。いや、若手が台頭したら、終盤みたいにレギュラーも危うしです。
あれこれいろいろ書きましたが、好きな選手ですので、残留するなら、今季の反省を踏まえて来季、ぜひ挽回して欲しいです。
ただ、最初の残留要請で中立的な保留と言うのがやや気になりますね。
即決するのは難しい気はしますけど、これでロッテを去るようであれば非常に残念な気持ちになるので、まずはロッテに残ってほしいですな。
得点圏打率も悲惨なことになってますね。
サードの守備はさすがです。反応も素晴らしいですし、ダイナミックなプレーには惚れ惚れする事もしばしばで、捕ってからも非常に安心感が有ります。ただ今シーズンは、気が抜けていたわけでもないのでしょうが、イージーなミスも散見されました。精度もより向上させて、より高いレベルを目指して欲しいと思います。
問題は、とにかくバッティングですね・・・積極的なのはいいですし、そこが持ち味でもあるのでしょうが、もう少し状況判断や狙い球を絞る、ファールで喰らい付いて粘る等の工夫も見せて欲しいところです。一言で言えば、そろそろ野球脳も磨いて欲しい。どうもまだまだ勢いと反射神経だけで野球をやっている様な・・・?
そして精神面では、気合が足りない様にも見えないのですが、一方で目の輝きやがむしゃらさ、凡退した時の悔しそうな表情が少し失われている様な気もする。考え込んでいると言うよりは、くよくよと悩んでいるだけの様にも見える。悩んでいる様で、淡々としてしまっている様にも見える。あくまでイメージなのですが、まだまだちょっと甘ちゃんなのかなあと・・・
彼の場合、責任感を持たせた方がいいのか、楽にやらせた方がいいのか?おだてた方がいいのか、あえて突き放して、或いは危機感を与えて奮起を即した方がいいのか?精神的に強いのか弱いのか?本当によく分かりません。見かけによらず(失礼!)繊細なのかも知れませんね。
どちらかと言えば、技術的、能力的な問題ではないと思います。ちょっとしたきっかけ、気の持ち様で、がらっと変われるかも知れません。調子に乗り出したら止まらない面も有りますし、うまく乗っていって欲しい、乗せていって欲しいと思います。
このまま何となく中途半端な選手で終わってしまうのか?ミスターロッテみたいな選手になれるのか?いい加減、若手と言える年齢でもないですし、首脳陣が大幅に入れ替わる来シーズンはこれを機会に心機一転、初心に戻ってねじを巻きなおして欲しいと思います。
最後に、こんな成績でFAどころじゃないでしょうが、それを盾にごねたりする様であれば、今後の応援スタンスも考え直さざるを得ません。
前の打者の竹原が引退登板を知らなかったのかヒットを打ってしまい、今江へ打順が回ったのですが上手く空振りをして楽天ファンが感謝のコメントをヤフーの掲示板へ寄せていたことが忘れられません。
福祉施設への慰問といいその人間性は評価できますが成績の方は来季残留してくれるなら一工夫してもらいたい。
これまでの貢献は誰しもが認めるまさしくミスターロッテです。
しかし、今期の成績では周りの目もあるので、減額もしくは現状維持を受け入れてほしいものです。球団と妥協点見つけて残留を決断してほしいですね。