今日は完全休養日ですので昼までぐっすりと寝ていようかとも思ったのですが、日本一グッズが11時から発売とのことでしたので頑張って早起きをしました。
2005年に比べればグッズの種類も少ない中で、CSグッズでは升を買い損ねた悔しさが原動力です。
しかし中国の方が時差で1時間早いので10時前からパソコンの前でスタンバイをしたものの、結局はマグカップが品切れで手に入らない憂き目となりました。
まるでチケット争奪戦を思わせるような混雑で1時間ほどの苦労は報われなかったのですが、それでも再販の大塚引退グッズは手に入りましたので満足をすることにします。
昼過ぎからは歩いて20分ぐらいのところにあるスーパーに行ってきました。
中国の町並みはどこか地方の主要都市に似ている感じで、標識などが日本語であれば違和感さえないかもしれません。
面白かったのは歩行者用の信号で、青では歩いている人型が赤になる間際になると走り出します。
もっとも日本に比べれば驚くほどに横断歩道は少なく、かなりの交通量の車道を平気で横断をするのが中国では普通のようです。
日本とは違って右左が逆ですから、渡るときにまず右を見てしまう習慣を何とかしなければいつかは轢かれるような気がしてなりません。
目的のスーパーはかなりの規模で、スーパーと言うよりは大型のショッピングモールと言った方がよいかもしれません。
食品から日用雑貨、衣料品に電化製品と雑多な商品を扱っており、フロアを超越して精算をするところなどは日本でもよくある方式です。
カートをごろごろと押しながら大量に商品を買っていく、そんなお客さんが多かったです。

日本との大きな違いは、とにかく店員が多いことです。
この店に限らずコンビニみたいなところから専門店まで、どう考えても不必要なぐらいに店員がいます。
雇用対策も兼ねているのかもしれませんが、商品に近寄るだけで店員が寄ってきて説明を始めるのには閉口をしました。
言葉が分かっていても鬱陶しいのに、分からないのですから尚更です。
電化製品などは日本で言えば昭和を思わせるようなものもありますが、全体的には品揃えも含めて意外なぐらいに豊富です。
価格は日本でも最近はディスカウントストアや100円均一などが増えてきましたので激安というほどのことはありませんが、それでも安いことは確かです。
額が小さいものは日本とは変わらず、逆に高額なものほど安く、一概には言えませんが文房具などは日本の8割ぐらい、衣料品は5割ぐらいの感じでした。
圧倒をされるのは、やはり食です。
普通にそのままのものが陳列をしてあり、日本のようにパッケージをされているものは珍しいぐらいです。
ちょっとグロテスクでもあり、また豚足が小さな豚のようにも見えて面白くもありました。
加工食品もどうだと言わんばかりに陳列をされており、そして豪快です。
アヒルやウサギなどは日本人からすればノーサンキューですが、価格を見れば中国では普通なのでしょう。
さすがは中国と手を叩きたくなるぐらいに、かなりの種類の商品が並んでいました。
いけすからお客さんが自分で魚をすくい上げる、なんてのも日本ではほとんど見かけない光景です。
食材を丸ごと買うという習慣が根付いてるのでしょう。
中にはパッケージをされているものもありますが、見た感じでは高価で丸ごと買うのが無理だからかもしれません。
こちらの鮭は、どうやら中国語では三文魚というようですが、他の魚の倍以上の価格でした。
そんな食文化ですから、何でも食べます。
手前の緑色のネットに入っているのは牛蛙ですし、奥にある木の実のようなものは蚕です。
写真では当然のことながら分からないとは思いますが、もぞもぞと動いていました。
どうやって食べるのかが想像もできず、さすがは中国四千年の歴史です。

箸休めです。
先ほどの蚕の側というのが不思議な感じがしますが、こういったケーキなども普通に売っています。
言葉の問題がありますので簡単ではありませんが、それさえ解決ができれば食に関しては日本以上の生活ができそうです。
2時間ほど店内を巡った後で、最後に小籠包を買って食べながら帰ってきました。
小ぶりな肉まんといった感じで生姜の風味もあり、なかなか美味しかったです。
おそらくは豚肉だとは思うのですが、実際に何の肉を使っているかは考えないことにします。

いろいろと買いたいものはあったのですが、残り1週間で荷物を増やしても仕方がないので我慢をしました。
もし来月にもまた中国に来るようなことがあれば長期になるでしょうから、そのときには思い切って買い物をしたいと思います。
ですので買ったのはネタ系の飲料だけで、左がレモン入りの緑茶で、右はスイカ味の炭酸飲料です。
コーラにもレモンを入れたりしていますから緑茶に入れても驚きはありませんが、しかし味は全くお茶ではありません。
アクエリアスレモンに近い味わいで、お茶だと思って買ったら後悔をすること請け合いです。
また中国ではスイカが一年中あるらしく、ジュースからガムからいろいろなところで商品化をされていました。
こちらはまだ飲んでいませんが、スイカが嫌いな私の口には合わないでしょう。
せっかくの中国での休日ですから名所巡りという選択肢もありましたし、職場の方も気を使って案内などを申し出てくれたのですが、これはこれで充分に楽しめました。
場所が省都だけに開けているということもあるのでしょうが、ちょっと中国に対する認識を改めなければと思っています。
日本人の感覚からすれば秩序などは無いも同然だったりしますし、有り余る資源を野放図に使っているだけの感じもありますが、それだけにこれから社会が成熟をすることで発揮をされていくであろうパワーには際限がないとも言えます。
今後が楽しみであり、また恐怖でもあり、そんな印象を受けた中国7日間です。