オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

オヤジの新年会

2009-01-31 23:17:36 | 独り言

 

昨晩はちょっと遅めの新年会でした。
平成になって間もない頃に私が入社したときの配属先の諸先輩方、私も含めてただのオヤジの集団ですが、昨年に引き続き楽しい一時を過ごさせていただきました。
大流行中のインフルエンザにかかったり、どうしても仕事の都合で参加できなかった方もいらっしゃったために昨年よりは少なめでしたが、濃厚さは相変わらずです。

やはり古い戦友との集いは、今の仲間たちとは違った面白さがあります。
単なるオヤジの懐古趣味に過ぎないのかもしれませんが、20年近くも前の昔話で盛り上がることが出来るのは貴重なことだと思います。
これは小学校や中学校での同窓会が楽しくて仕方がないのと同じで、自分が生きてきた時間を共有してきた方々と相まみえることで、自分を確認できるからなのかもしれません。

直前まで場所を確定できなかったり、トップの写真を撮った途端にデジカメの電池が切れたりと不手際が多くて申し訳ありませんでしたが、半年後にまたとのご要望もいただきましたし、ロッテの試合のスケジュールと相談をしつつ、永久幹事としてお声をおかけいたしますので是非ともご参加いただければと思います。

 

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バレンタイン監督が好きそうなランビン

2009-01-31 15:53:21 | 千葉ロッテ

前日のバーナムに続いて、やはり新外国人選手のランビンが来日をしました。
二遊間だけではなく外野も守れるユーティリティプレーヤーとして、貴重なバックアップ要員としての活躍に期待をしたいところです。

ランビン、美人妻から愛のパワー (1/30 スポーツ報知)

ロッテの新外国人選手、チェイス・ランビン内野手(29)=マーリンズ傘下3Aアルバカーキ=が29日、成田空港着の航空機で来日。
現地時間25日に、米ニューヨーク出身のサラさん(30)と結婚したことを明かした。
気温9度。
マフラーが必要な天候でも、新助っ人は上着を脱ぎ、Tシャツ1枚になった。
「25日に結婚したばかりなんだ。キャサリン・ゼタ・ジョーンズにそっくりだろ」
4年間の交際を経て、ゴールイン。
最愛の妻をハリウッド女優に引き合いに出し、のろけた。
昨秋の入団テストで来日した時は、トイレの温水洗浄便座(シャワートイレ)を使うのに悪戦苦闘したというが、本職では内、外野どこでも守ることができる。
「必要なら、捕手でも投手でもやるよ」今季開幕前に来日予定の美人妻から愛のパワーをもらい、大暴れする。

別に絵が下手でも奥さんが不細工でも野球で結果を出してくれればどうでもいいのですが、スポーツ紙らしく興味を引くような話題を記事にしてくれます。
新妻は同伴をしていないようで、それで変な里心がつかれても困るのですが、所帯を持ったことでバーナムと同様にハングリー精神を発揮してくれればと思います。

いろいろなポジションを守れるということながらも、どこも今ひとつというのがマット・フランコに似ており、そういう意味でもバレンタイン監督が好みそうなタイプの選手です。
これまた外国人選手としては低年俸ですから化けたら儲けもの、基本的には控えとして起用されることになるのだとは思いますが、バレンタイン監督だけに油断はできません。
スイッチヒッターということもあり、意外に出番が多くなりそうな気がします。

バーナム、ランビンとも球団とバレンタイン監督の期待度に温度差がかなりあるように思え、キャンプからオープン戦にかけて面白い展開になるかもしれません。
まだ年齢的にも若いこともありますので、若手野手と競い合って出番が増えるのであれば歓迎をしますので、慣れない日本で充分な活躍が出来るようなバックアップをシコースキーらの先輩外国人選手がやってくれればと思います。

 

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バーナムは夢を描けるか

2009-01-29 21:34:04 | 千葉ロッテ

新外国人選手の1人であるバーナムが来日をしました。
登録名にジュニアを入れることを希望をしているらしく、それがバーナムジュニアなのか、バーナム・ジュニアなのか、はたまたバーナムJrなのかは分かりませんが、背番号すら決まっていない期待度の低い助っ人の今後に注目です。

ロッテ“画伯助っ人”ボビー肖像画持参 (1/29 スポーツニッポン)

ロッテの新外国人選手は“画伯”だった。
前台湾ラニューのゲーリー・バーナムJr内野手(34)が28日、成田空港着の航空機で来日。
バレンタイン監督への手土産として、自身が描いた同監督の肖像画を持参した。
「絵画は長年、趣味でやっている。今回の絵は日本で、ロッテでプレーする機会を与えてくれたバレンタイン監督に、お礼の気持ちを表すために描いたんだ。プレゼントとして渡します」
2日間、約15時間かけて鉛筆で描いた肖像画は趣味のレベルを超えた出来栄え。
父ゲーリー・バーナム氏は農業を営む傍ら、画家としても活動。
個展を開くこともあり、影響を受けたバーナムJrも“画伯”の顔を持つようになったという。
もちろん売り込むのは肖像画だけではない。
台湾でプレーした昨年は、シーズン当初からバレンタイン監督に自らメールして猛アタック。
秋季練習にテスト生で参加し、格安の年俸1300万円ながら合格を勝ち取った。
ただ、来日直後は冷や汗をかく一幕も。
20時間のフライト後、空港内のトイレに駆け込んでホッとしたのか肖像画をトイレ内に置き忘れてしまったのだ。
税関目前で気づき、引き戻せないため空港係員に取りに行ってもらい、空港ロビーに姿を現したのは航空機到着から1時間20分後。
出迎えた関係者を心配させた。
指揮官と同じコネティカット州出身で、指揮官が経営するレストランのハンバーグが「グッド!」という新助っ人。
次は千葉マリンのキャンバスに特大アーチを描いて恩返しする。
◆ゲーリー・バーナムJr 1974年10月13日、米コネティカット州生まれの34歳。クレムゾン大時代の97年にフィリーズからドラフト22巡目指名でマイナー契約。独立リーグなどを渡り歩き昨季は台湾ラニューでプレー。昨年のロッテ秋季練習にテスト生として参加し、今月16日に入団が決まった。ポジションは一塁手および外野手。1メートル80、98キロ。左投げ左打ち。

1300万円という外国人選手としては異例なぐらいに安い年俸を考えれば、主力として期待をされての獲得ではないことは間違いありません。
また一塁と外野というポジションを考えれば、左打者ということもあってバーナムの出番が増えることはチームにとってよいこととも思えません。
しかし昨年の台湾ラニュー続いて今年のロッテと、アジアを渡り歩いてでも野球を続けるというハングリー精神がチームによい影響を与えてくれることに期待をしたいと思います。

今季に35歳になるわけですから、2軍暮らしが長いようですと1年間のアタックの末に勝ち取った入団も幻の如く消え去ってしまいます。
そんなことにはならないよう絵筆と同様にバットで自分の夢を描くことができるかどうか、バーナムのプレーをまったりと追っていきたいと思います。

 

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黒田長政

2009-01-28 22:36:08 | 読書録
黒田長政

PHP研究所


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豊臣秀吉の軍師として名高い黒田官兵衛を父に持つ黒田長政の、織田信長への人質時代から関ヶ原の合戦で東軍を勝利に導く活躍をする頃までの半生を描いた作品です。
あまりに有名な父を持ったがゆえの苦悩、反発、そして達観と、今までにない切り口で描かれています。

黒田長政と言えば常に父との比較をされ、一段低く描かれることが多い武将です。
しかし長政個人を素直に見れば、時代の趨勢を冷静に見つめて出処進退を決めたことなど、充分に一流と呼ぶに相応しい動きを見せています。
そんな長政を有名な後藤又兵衛との確執にも多くを触れずに、豊臣秀吉から敬して遠ざけられた父を冷徹な視点で見つめるなど、独白を中心とした描き方をしています。
真の成功者は誰だったのかと、考えさせられるような作品です。


2009年1月28日 読破  ★★★★☆(4点)

 


揉め事は開幕までに終わらせましょう

2009-01-27 20:29:17 | 千葉ロッテ

来日したばかりのバレンタイン監督が、さっそく井口の契約内容について文句をつけたようです。
面白おかしく書くことが至上主義のスポーツ紙とは言え、コメントの捏造まではしないでしょうから、キャンプ前から頭の痛いところです。

ボビー 井口の“特別契約”に不快感 (1/27 スポーツニッポン)

ロッテのボビー・バレンタイン監督(58)が井口の“特別契約”に強い不快感を示した。
契約に起用は二塁手に限定される条項が盛り込まれていることを受け「本来それは公にするものじゃないと思うし、語られるべきものではない」と指摘。
他選手の士気に影響が及ぶ可能性を懸念し「(選手起用で)公平を期すためにも、事前に契約内容を聞かないというのは私のポリシーだ」と続けた。
メジャーでは通例でも、日本では異例のポジション限定契約。
「井口やフロントの方から話をしたいのであれば聞くが…。今年から球団の新しい方針があるかもしれない」と柔軟に受け入れる姿勢も示す一方で、苦悩の経験談を披露。
レンジャーズ監督時代のシーズン終盤、ある投手から“出来高があるから、もう1試合投げさせてほしい”と直訴されたことがあるという。
「その時に契約のことは聞かない方がいいと思った。監督としては勝利を最優先して試合に臨まないといけないのだから」。
選手の記録も大事にする同監督だが、それも勝利が前提にあってこそ。
二塁・井口で采配面で“制約”を強いられることになる指揮官は最後まで不機嫌だった。

契約内容を明らかにすべきではない、との主張には基本的には同意をします。
瀬戸山球団社長の失言で井口も迷惑をしているでしょうし、何もいいことはありません。
しかし出来高とは違ってポジション限定契約であれば監督が知らないわけにもいかず、契約内容を聞かないのが自分のポリシーだと言って通る話ではありません。
そういった契約条項があるという前提でコメントをしながら、話があれば聞くという受け身のスタンスも理解が出来ず、結局は文句がつけたいだけのようにも見えます。

そもそも外国人選手の起用にこだわったり、小宮山枠や愛人枠と揶揄されるような采配をしているバレンタイン監督が、どの口で「公平性に欠く」と言うのかが笑止千万ですが、要はフロントから采配の枠をはめられるのが嫌だということもあると思います。
現場の監督としては当然の考えではありますし、その日暮らしの起用法をモットーとするバレンタイン監督にとっては尚更でしょう。
しかしポジション限定契約がメジャーでは通例と言われるほど普通に結ばれるものであり、また井口の日米での実績を考えれば、そういった前提での采配を考えるのがバレンタイン監督に求められることであることも確かです。
そう考えると、やはり瀬戸山球団社長のやり口に不満を表明することで自らの立ち位置の確認をしているような、そんな気がします。

何にせよ、ことある毎に瀬戸山球団社長とバレンタイン監督がマスコミを通じてやり合うであろうことがハッキリとしてしまい、何とも言えず不愉快です。
今回のことにしても文句があれば直接言えばいいだけのことであり、お互いにもっと大人の対応が出来ないのかと情けなくなります。
こんな遠回しな喧嘩で世間を騒がせながら優勝を目指すなどと言われても、ファンも選手も鼻で笑うこと受け合いであり、やり合うならやり合うで腹の中の一物は開幕までに吐きだして、シーズン中に揉めないようにしてもらいたいものです。
そのために開幕前にバレンタイン監督の契約満了による退任を発表したのでしょうから、瀬戸山球団社長もマスコミへの露出はほどほどにして、いちいち反応せずに無視するものは無視し、また勝者の余裕を見せて歩み寄ることも必要でしょう。

これはファンも同様です。
いろいろな場でバレンタイン監督の退任の是非を議論することは構いませんし、大いに議論をすべきだとは思いますが、それを球場に持ち込むことは遠慮願いたいです。
バレンタイン監督の残留を願う横断幕然り、残留希望の声援然り、球場での応援は勝利のために選手のプレーに対するものであり、決して自らの意思を表明するためのものではないはずです。
一部に応援団の応援拒否などの話しも伝わってきますが、バレンタイン監督の去就に絡んで圧力団体的にそういった行為に出るのであれば、私としては未来永劫応援などはしてもらわなくても構いません。
応援とは何かを勘違いしないよう、日本一の応援と称えられるロッテの応援が暴走をしないことを心から願っています。

 

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ポジション限定契約とレギュラー保障

2009-01-26 22:30:35 | 千葉ロッテ

井口の入団発表に際して、徐々にですが契約内容について明らかになってきました。
ポジション限定契約、二塁手以外での起用はしないとの条項が盛り込まれているとのことです。

井口“聖域”二塁手限定契約 (1/26 スポーツニッポン)

ロッテ・井口資仁内野手(34)が25日、千葉市内のホテルで入団会見に臨み、契約に起用は二塁手限定にされる条項が盛り込まれたことを明かした。
日本では異例の“定位置保証”を受け、メジャー時代も行っていたアーリーワーク(早朝練習)を継続していくと宣言。
これまでチーム内になかった調整法を石垣島キャンプから導入し、ニューリーダーとして4年ぶりの日本一奪回へけん引する。
背番号6の真新しいユニホームに袖を通した井口が、口元を引き締めた。
国内プロ野球では異例のポジション限定契約。
「メジャーでもポジションの契約はあるし、二塁を守りたいということでそうなった。1年1年が勝負。結果を残してレギュラーを獲りたい」
複数ポジションを守らせ、投手の右左で日替わりオーダーを組むバレンタイン監督も踏み込めない“聖域”を用意されたのだから力が入るのは当然だ。
会見に同席した瀬戸山社長から新リーダーの期待をかけられると、早くもロッテの一員としての意気込みを示した。
「優勝するために来たと思っている。プレーで引っ張っていきたい」。
その第一歩が昨季、西武が取り入れ日本一の一因とも言われたアーリーワーク導入だ。
「アーリーワークも状況を見ながらやっていきたい。練習するに越したことはないし、もっとやらなきゃいけない。そういう姿勢を周囲に見せるのも大事」。
実際に沖縄・名護での自主トレ中も午前6時から体を動かしており、米国でもウエートトレを早朝に敢行して全体練習に参加してきた。
ロッテはこれまでキャンプから短時間でメリハリをつけた効率的な練習を繰り返してきた。
未然に大ケガを防ぐ意味合いもあり、早朝や休日練習は基本的に禁止。
投げ込みや特打、特守の居残り練習まで極力控える。
しかし同じメジャー型調整でも、ボビー流に井口流をミックスさせて新風を吹き込む。
目標は打率3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーとV奪回。
ハイペースで仕上げる井口が、5年ぶりの国内で早朝からフル回転する。

このポジション限定という契約条項がレギュラー保障を意味するのか、正直なところよく分かりません。
井口のレギュラーを獲りたいとのコメントから考えるとレギュラー保障ではなく、単に二塁手以外での起用が無いだけで、そこで勝負をしていくように聞こえます。
しかし本人と瀬戸山球団社長の全試合全イニング出場を目指すとの発言からすると、これ以外にも何らかの付帯条件がありそうな気もします。

慣れ親しんだポジション以外での起用を断るという井口の姿勢は、間違ったものだとは思いません。
実際に慣れない一塁を守らされて股関節を故障して、大事な夏場に1ヶ月近い戦線離脱をしたオーティズのような例もあります。
出番を得ることが第一の若手選手の場合は話は別ですが、井口ぐらいの選手が本来のポジション以外を守ることを嫌がることは理解ができます。
ただことある毎にリスペクトを口にするバレンタイン監督が、日米で実績のある井口の意向を無視してまで二塁手以外でのポジションを守らせるようなことをするとも思えず、敢えて契約条項に盛り込むほどのこともないようにも思えます。
そうなるとやはりレギュラー保障に近い、何らかの条項が盛り込まれているのだろうと考えるのが自然なのでしょうが、契約内容の全てが明らかになることはないでしょうし、シーズンに入ってからの起用を見ていくことで判断をしていくしかなさそうです。

アーリーワークについては、選手が自分で考えて必要であると判断をしたのであれば、積極的に参加をしていってもらいたいと思います。
記事にある練習スタイルは怪我人が少ないという結果をもたらしていることで一定の評価ができますし、私はその上で選手自身が足りないと思ったところをコーチなどと相談をして追加で鍛えるというやり方がよいと考えています。
井口がそう言っているから、という程度で参加をするのであれば何の効果ももたらさないでしょうから、そこは勘違いのないようにしてもらいたいと思います。

さて、さっそくリーダーとしての決意と行動の表明をした井口ですが、逆に言えば今までのロッテは仲良しクラブでしかなく、チームを引っぱるリーダーが不在であったことの裏返しでしかないのは悲しいところです。
西岡らが井口に学びたいと言うのであればまだしも、本来はリーダーとしてチームを引っぱらなければならないサブローや小林宏らが井口塾に入るとか入らないとかの報道がされていることを、これはファンとしては嘆くべきではないかと思います。
もちろん彼らが学びたいのはメジャーでの経験などなのでしょうが、面白おかしく書くのがスポーツ紙の常とは言え、確固たるリーダーが存在するチームであれば、例えば井口が入団をしたのが巨人であれば、こういった書かれ方はしなかったでしょう。
井口には期待をしつつ、しかし過度な負担が井口にかかることへの不安をも覚えた、そんな今日のニュースでした。

 

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覇者の系譜(3)

2009-01-26 20:54:59 | 読書録
覇者の系譜〈3〉

学習研究社


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本能寺を襲った明智光秀によって織田信長は行方不明となり、光秀の謀反に呼応して東西から徳川、毛利が攻め寄せて浅井、織田の両家は窮地に陥ります。
しかし信長は柴田勝家の奮闘で辛くも本能寺を脱出し、ここから天下統一に向けての大反攻が始まります。

ちょっと手応えがなさ過ぎた最終巻、というのが正直な感想です。
徳川家康はあっけなく旗を巻き、ラスボスの位置づけであった明智光秀も旧弊にとらわれた単なる愚将でしかないという人物設定が結末を陳腐なものにしてしまいました。
浅井長政が織田家をも統率していく流れの持っていきようは斬新なアイデアであっただけに、もっと激しい戦いの末の勝利という展開になって欲しかったです。


2009年1月26日 読破  ★★★☆☆(3点)

【関連図書】 覇者の系譜(1) 覇者の系譜(2)

 


背番号6の井口

2009-01-25 21:39:53 | 千葉ロッテ

 

井口の背番号6のお披露目となる、入団発表が行われました。
例によって得意満面の笑顔を振りまいた瀬戸山球団社長はさておき、しっかりとした口調で決意を表明した井口に期待をしたいと思います。

ロッテ・井口、日本での目標はトリプル3! (1/25 サンケイスポーツ)

米大リーグ、フィリーズを自由契約になってロッテ入りした井口資仁内野手が25日、千葉市内のホテルで入団会見し「ホークス時代から打率3割、30本塁打、30盗塁を目標にしてきた。本年度もそれを目標に頑張りたい」と抱負を話した。
5年ぶりの日本球界復帰。
「メジャーに比べキャンプインが早いから、早めに体をつくり上げた」と自主トレーニングでの順調な調整ぶりを強調。
ロッテで期待されるリーダー役には「向こうでやってきたことを伝えられたら」と自覚も十分だ。
3年契約で、起用は本職の二塁手に限定される項目も盛り込まれたそうだが「一年一年が勝負。レギュラーをしっかり取りたい」と新天地に懸ける決意を示した。

是非ともトリプル3を目指せるぐらいの活躍をしてもらいたいですが、まずはズレータの二の舞にならないよう、故障がないよう注意をしてもらいたいです。
頭で思ったようには体が動かなくなる年齢になっていることの自覚をして、また張り切りすぎてのオーバーワークがないよう、これは周りが注意をしてあげることも大切です。

キーマンは福浦!

そういう意味でも、井口がロッテで活躍ができるかどうかの鍵を握るのは福浦ではないかと考えます。
肩の故障もあってスローイングに心配があるため、ショートバウンドをすくい上げることに関しては神とも言われる福浦のサポートが重要であることも確かですが、それよりもチームに井口が馴染める橋渡しの役割を福浦には担ってもらいたいです。
いろいろと学びたいと言っている西岡ら内野の若手と井口とでは一世代も年齢的なギャップがあり、この年代差を埋めることはなかなか難しいところがあります。
そこを井口と年齢が近く、主力として戦い合った福浦が間に入ることで、スムーズな会話やコミュニケーションが取れるようになると思います。
こういう役割が苦手な福浦であることは分かってはいますが、福浦自身の復活のためにも、積極的に井口と交わってくれることを願っています。

【井口トーク】「千葉の強風も楽しみ」 (1/25 サンケイスポーツ)

井口はロッテでの期待をかみしめつつ、歯切れよく意気込みを話した。
-久々の日本復帰。
「一回り成長したところを見てほしい。新人のつもりでグラウンドを駆け回りたい。先発投手は7割ぐらい(顔触れが)変わっている。早めに対策はしていきたい」
-ロッテの印象は。
「2005年に優勝した時から、若くて勢いがあると感じていた」
-新たな本拠地となる千葉マリンスタジアムについては。
「ライナー性の打球が(特有の強風で)伸びる。僕はそういうタイプの打者なので楽しみ」  
-メジャー経験をチームに還元するのも仕事。
「チームのためにプレーしてきた。それをロッテが買ってくれた。チームのため、を忘れずにやっていきたい」
-バレンタイン監督は最終年。
「いろいろなことを教わりたい」

いろいろな経験をしてきただけに落ち着いた記者会見だったようで、浮いたところも気負っているところもなく好印象を受けました。
ただ瀬戸山球団社長の失言による井口枠の存在を払拭したいのか、レギュラーへの挑戦といったような謙虚な姿勢や、前日の取材で将来の監督候補について「そんな先のことは何も確約されているわけじゃない。それよりも自力で1年でも長くロッテでプレーすること」と口にするなど、ちょっと可哀想なスタートになってしまったような気がします。

ボビー、ファン200人成田出迎えに大感激 (1/25 スポーツ報知)

今季限りでの退任が決まっているロッテのボビー・バレンタイン監督が25日、来日した。
成田空港には続投を望む約200人のファンが駆け付け、“ボビーコール”で出迎え。
思わぬ歓迎を受けた同監督は「胸がいっぱいで、言葉が出てこない。足に力が入らず、胃も震える感じだった。人生でこんな素晴らしい瞬間はない」と涙を浮かべ感激。
最後となるシーズンに向けて「ベストを尽くすこと。この絶大な支援の力を借りて、最後の戦いを始めたい」と、あらためて任期を全うする意欲を見せた。

そんな井口の活躍を左右しそうな一因として、やはり球団とバレンタイン監督との確執が挙げられます。
井口の入団発表もバレンタイン監督の来日もともに25日、なぜスケジュールを合わせて井口の記者会見にバレンタイン監督を同席させなかったのかが理解できません。
今季をバレンタイン監督で乗り切るとお互いに合意をしたのであれば、大人なのですから表面上だけでも確執がないところを見せる努力をしてもらいたいものです。
うがった見方をすれば、井口獲得を球団の成果として誇る場にバレンタイン監督を同席させたくなかった瀬戸山球団社長の意向があったようにも思われますし、バレンタイン監督も自らの補強希望を却下された上での井口獲得への無言の抗議のようにも感じられます。
記者会見を夜にするか、来日を午前中か前日にすれば折り合うことができたであろう井口の門出すら手を取り合って祝うことの出来ない両者の深い溝が、シーズンに与える影響の大きさを感じさせられて重い気持ちになります。

4年間のメジャー生活で日常会話ぐらいは英語ができるようになったであろう井口が、積極的にバレンタイン監督とコミュニケーションを取ってくれることを期待をしていますし、井口に罪があるわけではないので、バレンタイン監督も井口をこだわり無く積極活用してくれることを願っています。

 

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ケータイ国盗り合戦の現状報告

2009-01-24 23:51:51 | 独り言

 

そう言えばケータイ国盗り合戦の現状報告が漏れていました。
この3日間の旅で制覇した国が25ヶ国というのは旅程篇にも書きましたが、これで都合248国となりました。
全部で600国を制覇した人は既に52人もいるわけで、今回の旅で手も足も出なかった佐渡などの離島もあるわけですし、いったいどういった生活をしている人たちなのでしょうか。

まあ他人のことは気にせずに地道に国数を増やしていくしかないのですが、昨年夏あたりから常にイベントがあるのは嬉しい反面で辛かったりもします。
例えば昨年12月の中旬から今月いっぱいまでのイベントである「天狗様の武者修行」は、JR東日本とタイアップをして15ヶ所の寺社仏閣を訪れるといったもので、今回の旅の目的地が北国になったのも上杉神社や立石寺、弥彦寺など東北や北陸の寺社仏閣が含まれていたのが理由だったりします。
その前のイベントは「わがまま姫の晩餐会」というぐるなびタッチと提携をしたもので、ぐるなびタッチの設置がしてある店で食事をしまくるというものでした。
期限がない国盗りだけに既にクリアをして目的を失いつつある人や、あるいはクリアは無理だけど・・・という人には格好のサブイベントではあるのですが、企業の広告戦略に手玉に取られているのがしゃくですし、だんだんとイベント自体のハードルが高くなってきているような気がします。

とは言いながらも、おそらくは間髪入れずに2月から始まるであろう次のイベントを心待ちにしている自分がいたりします。
また出不精の私が旅に出るきっかけとなっていることにも、感謝をしなければならないのかもしれません。
そういう意味では8月の四国攻めの時に、いっしょにクリアできるイベントであってくれることを願っています。

 

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いざ北国へ グルメ篇

2009-01-24 02:14:47 | 独り言

 

旅の最後の紹介はグルメ篇となります。
グルメと呼ぶほどの珍しいものや、あるいは高級なものを食したわけではありませんが、電車の旅ならではの駅弁や、地元の居酒屋での名物料理など、普段の生活では味わえないものを体験してきました。

まずは白石うーめんです。
トップの写真にあるとおり、どうやら白石では名物となっているようです。
言ってみれば温かいそうめんで、メニューを見るとカレー味などもあるようですから、名古屋のきしめんと同じような存在だと思います。

仙台ではお約束の牛たん弁当です。
弾力性のある歯ごたえと、味噌仕立ての味がマッチしていて美味しかったです。
ただ酒のつまみには合いそうですが、ごはんのおかずにはどうかなとも感じました。

しっかりとオージービーフのマークが包装に印刷してあるのには驚きましたが、そもそも牛たんは庶民の味で、高級ブランドの仙台牛を使うことはほとんどないそうです。
本来は米国産を使うのが一般的らしいのですが、BSE問題で豪州産に乗り換える店と、米国産にこだわっている店に分かれているとのことです。

初日の夜は山形での晩酌です。
山形の名物料理の芋煮、だし豆腐、そして山形牛の串焼きです。
お酒は山形っぽい名前の出羽三山を選びました。

芋煮はすき焼き風のだしに、里芋や長ネギ、人参や山形牛が煮込んであるものです。
東北地方の食べ物は味が濃いと勝手に思っていたのですが、意外なぐらいに薄味で、素材の味がよくわかる味付けとなっていました。
また今回の旅で最大の失敗がだし豆腐で、豆腐の上に野菜のみじん切りのようなものが和えてあるのですが、これが私の嫌いな粘り気を伴っており、私が食材として認めていない納豆か、あるいはオクラでも入っていたように思います。
逆にやっぱり肉はいいなと思えたのが山形牛の串焼きで、5本も追加してお腹いっぱいになりました。

2日目は米沢の牛肉どまん中からスタートです。
米沢の駅弁では一番人気だと店員が言っていましたが、確かに売れ行きは一番でした。

細切れ肉とそぼろが醤油仕立てで煮込まれており、パッケージにもあるとおり言うなれば牛丼です。
冷たくても味がしっかりとついているので美味しく食べることができました。
パッケージに貼ってあったシールの記載を信ずれば米沢牛が使われているらしく、味もボリュームも満足のできるものでした。

新潟では味噌焼きロース釜飯です。
越後もち豚なるブランド豚は知りませんでしたが、越後もち豚バーガーなるご当地バーガーも存在するようです。

パッケージの右の方に糸らしきものがありますが、これを引き抜くと器が温まるというタイプの駅弁です。
肝心の味ですが、薄味過ぎたのと温かくなっても肉が固かったのがマイナスです。

2日目の夜は会津若松での晩酌です。
会津ソースカツ丼、にしんの山椒漬け、棒たらの煮付け、そしてまんじゅうの天ぷらです。
お酒はこれまた会津っぽい名前の会津娘を選びました。

会津ソースカツ丼は何のことはないただのソースカツ丼で、きっと我々が普通に食べているソースカツ丼の起源が会津にあるのだと思うことにしました。
にしんの山椒漬けはピリリと辛味があるのかと思っていたのですが、やや酸味のある醤油味でした。
棒たらの煮付けも薄めの醤油味で、長ネギの細切りとの相性も抜群でしたし、やはり素材の味を引き出すためには薄味なのかなと思えるような一品でした。
首を傾げながら食べたのがまんじゅうの天ぷらで、美味しいですよとの店員の薦めで注文をしたものの、不味くはありませんでしたが、元々の素材が悪かったのか、あるいは揚げたことで旨みが飛んでしまったのかは分かりませんが、残念ながらあんこ好きの私としては納得のいくような味わいはありませんでした。

3日目は長岡の天地人鍋を食しました。
長岡城跡の脇で開かれていた食の祭典みたいな催し物で販売されていたもので、史跡巡りの邪魔だと怒るだけではつまらないので、それっぽいものを食べてみました。
味噌仕立てでラー油のようなものが浮いていましたが、さほど辛味はありませんでした。
中身は白菜や長ネギなどの野菜に肉だんごで美味しかったのですが、横の鍋で煮込んでいる割にはぬるかったのが残念でした。

天地人鍋という名前からして古くからある長岡の名物料理でないことは明らかですが、越後由来の材料を使っていることは確かなようです。
ちなみにかんずりとは唐辛子をすりつぶして麹や塩、ゆずなどを加えて熟成させる、新潟県特産の香辛料とのことです。
私がラー油か何かだと思っていたものも、実はかんずりの成分の1つなのかもしれません。

旅の最後の食を飾るのは、長岡の越後闘牛牛めしです。
越後の闘牛が有名なのかは知りませんが、単にそれを商品名につけただけのようで、決して闘牛の肉が使われているわけではありません。

きんぴらごぼうの上に、甘辛く煮込んだ牛肉がのっているだけの牛めしです。
冷めていたこともあって肉は固く、旅の最後の締めくくりには寂しい駅弁でした。

今回の旅紀行はこれで筆を置くこととします。
写真ばかり並べて内容が薄くて申し訳ありませんが、雰囲気は感じていただけたのではないかと思います。
次は今夏の四国攻め、長宗我部ブームがどんなものかを体感してくる予定ですので、あまり期待をせずにお待ちいただければと思います。


【2009年1月 東北・北陸の旅】
いざ北国へ
いざ北国へ 旅情篇
いざ北国へ 旅程篇
いざ北国へ 史跡巡り篇 白石の巻
いざ北国へ 史跡巡り篇 山形、上山の巻
いざ北国へ 史跡巡り篇 新発田、長岡の巻

 

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小林宏にも期待をしましょうか

2009-01-24 02:01:13 | 千葉ロッテ

成瀬に続いて、小林宏も走り込むことで下半身の強化を目指しているようです。
何を今さらという感じがありますが、悪い話ではないので期待をしてみたいと思います。

小林宏、キャンプで走り込んで復活だ (1/23 スポーツ報知)

ロッテの小林宏が23日、千葉マリンスタジアムで自主トレを公開し「最低2けたは勝ちたい」と抱負を語った。
昨年は初の開幕投手を任されながら、右ふくらはぎのけいれんで途中降板。
これが最後まで響いたような不振で、5勝12敗と4年ぶりに2けた勝利を逃した。
「足をつってバランスを崩したので、キャンプでは走り込みたい」と小林宏。
シーズンを左右しかねない故障の再発防止から、復活を期している。

今季は二度とふくらはぎの痙攣などを起こさないようにすることももちろんですが、小林宏の最大の持ち味である低めへの制球力を取り戻すことが復活へのポイントでしょう。
制球難が昨年の小林宏の不調の原因ですから、どっしりとした下半身を作ることで昨年のような手先でコントロールするようなピッチングにならないようにすることが大切です。

小林宏としては再来年のメジャー挑戦を目指す上で、今季は大事なシーズンです。
清水が作った悪例のバイアウト条項を盛り込んだ複数年契約を結ぶことを狙っているでしょうから、最低でも10勝を目標にすることは当然のこととも言えます。
まあ先の話の心配をしても仕方がないので、まずは今季に小林宏が復活してくれることを願うことにします。
渡辺俊にしろ清水にしろ、不調が2年間続いた投手はいませんから、もし今季も結果が出ないようですと過去の人にされかねません。
小林宏はメジャーに行ってしまうのかなとファンが心配するぐらいの活躍を、そんなシーズンになることを期待したいと思います。

 

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いざ北国へ 史跡巡り篇 新発田、長岡の巻

2009-01-22 22:55:25 | 日本史

 

山形から日本海側に抜ける途中で吹雪いた天候に遭遇したため、雪国の印象が強い新潟はどうなっているのかと恐怖していたのですが、これがまた驚くぐらいに雪がないという私の常識を覆すような風景が飛び込んできました。
新発田の市街地などは皆無と言ってもいいぐらいで、道ばたに少し残っている程度でした。
冬鳥である鴨がわずかに雪が残っている新発田城の堀にたむろっていましたが、暖冬の影響が北国にもあるのでしょうか。

駅から徒歩20分、ひたすら歩いた私を待っていたのは冬季閉館のお知らせでした。
ほとんど雪が残っていないのに何故に閉館なのかと愚痴りたくもなりましたが、これも事前調査不足と言いますか、思いつきで下車をしたので仕方がありません。
こういったアクシデントも旅の楽しみの一つと、前向きに心を奮い立たせました。

新発田城の表門です。
江戸時代からの遺構で国の重要文化財に指定をされていますが、当然ながら閉館中ですので門は固く閉ざされています。
通る人も少ないこともあってか、ここだけは不思議なぐらいに雪が残っていました。

こちらも同じく江戸時代からの遺構で、国の重要文化財に指定をされている二の丸隅櫓です。
新発田城と言えば上杉謙信の家臣であった新発田長敦や重家を思い浮かべますが、これらの遺構は上杉家が会津に移封された後に入った溝口秀勝が築城し、孫の宣直の頃までに完成させたものとのことです。

辰巳櫓は2004年の再建とのことですので、見るのは初めてのはずです。
おそらく前回に訪れた際には石垣のみであったと思われ、江戸時代の遺構に遜色のない再建がされているようで驚きました。
調べてみたところ明治初頭に撮影された古写真などを資料として考証・設計された在来の伝統的手法による復元の計画が進められたそうで、内部が公開されているらしいので次は開館している時期に訪れてみたいと思います。

さて、問題の三階櫓です。
辰巳櫓と同じく2004年に再建された、実質的には天守閣の役割を担っていた建物です。
しかし辰巳櫓とは違って内部の公開はされておらず、これは近接する自衛隊駐屯地との関係によるものだと思われ、上から覗き見られることを嫌った結果なのでしょう。
決して不快感を覚えた自衛官との遭遇による偏見ではないと、自分ではそう思っています。

そもそも位置関係的に、新発田駅から一番近い二の丸隅櫓から時計回りに歩けば三階櫓にはすぐに接近できていたものを、反時計回りに歩いたのが間違いの元でした。
よくよく考えてみると白石城でも上山城でも城の周りを回るときには反時計回りに歩いており、これは無意識な動きであることは間違いありません。
右利きだからか、あるいは心臓が左にあるからか、などの理由は必ずあると思うのですが、陸上のトラック競技も反時計回りですし、これが人間の摂理なのかもしれません。

表門の背後の空き地に、忠臣蔵で有名な堀部安兵衛の像がありました。
安兵衛は新発田藩の初代藩主である溝口秀勝の曾孫にあたるそうで、そんな所以もあっての像なのでしょう。
浪人というイメージがあった安兵衛が、実際に父が溝口家を追われて生まれながらの浪人なのですが、しかし母が藩主に繋がる由緒正しい出自だとは知りませんでした。

2日目の史跡巡りは新発田を最後にし、国盗りの都合もあって会津若松で2泊目の宿を取りました。
ぎりぎりまで会津若松城を訪れるかどうか迷ったのですが、下手をすると自宅までたどり着けなくなりそうだったので我慢をして、最終日となる3日目を迎えます。

3日目は初日と同じく千葉まで戻るための移動時間を要するために、史跡巡りは長岡のみとなりました。
その長岡でも駅にほど近い城跡のみで、旅の最後を飾るものとしては消化不良気味ではありました。
しかも二の丸跡の隣にある駐車場か何かの空き地で食の祭典みたいな催し物が開かれており、人が溢れかえっていて写真を撮るのにも一苦労でした。
この土地利用についてのアンケートをとっていたので「旅人にとっては邪魔なので配慮が欲しい」と書きましたが、これが偽らざる気持ちです。

駅前には本丸跡がありました。
以前に訪れたときには気がつかなかったのですが、今回は子どもがキャーキャー騒いでいるのに注意を引かれて振り向いたことで気がついたのにはラッキーでした。
もっとも石垣らしきものが残ってはいるものの、これが当時のものかどうかは分かりません。
どうやら長岡駅自体が本丸跡に建てられているそうで、当時の遺構はほとんど残っていないとのことです。

長いようで短かった、3日間64時間にわたる旅もこれで終わりです。
史跡巡りが5ヶ所に過ぎなかったのをどう見るかは微妙なところですが、これだけの距離を移動したのですから仕方がないかなと思っています。
学生時代であれば当時はワイド周遊券なる便利なきっぷがありましたので、おそらくは1週間はかけて回るぐらいの地域を3日間で走り抜けたわけですし、国盗りも史跡巡りも出発するときに目論んでいた以上の収穫がありましたので、自分としては満足のいく旅であったと思います。


【2009年1月 東北・北陸の旅】
いざ北国へ
いざ北国へ 旅情篇
いざ北国へ 旅程篇
いざ北国へ 史跡巡り篇 白石の巻
いざ北国へ 史跡巡り篇 山形、上山の巻
いざ北国へ グルメ篇

 

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2008年通信簿 126 田村領平

2009-01-22 21:35:33 | 千葉ロッテ

126 田村領平 投手 24歳 年俸240万円

【2008年成績】 E 11試合 0勝0敗0S 防御率9.00 13回 24被安打 3被本塁打 7与四球 2与死球 4奪三振

ロッテの育成枠選手の中では唯一の支配下選手登録経験者である田村ですが、そんなことは関係がないぐらいに打ち込まれたシーズンでした。
さすがにこのままでは育成枠と言えども短期間での解雇もありえる、そんな土俵際に追い詰められていると思いますので、奮起を期待をしたいところです。

阪神を解雇されたとは言っても2軍での成績は防御率が3点台、そしてイニング数以上の奪三振を誇っていた田村ですから、育っているどころか衰えているようにも見えます。
制球、球威ともダメダメでなければここまでの成績にはならないでしょうから、ちょっと厳しいような気がします。
高校時代は注目をされていた左腕でしたのでそれなりの期待をしていたのですが、やはり解雇されるだけの理由があったというところでしょうか。

しかし田村としてはそんなことも言ってはいられません。
とにかくラストイヤーだと思って、死ぬ気で2009年のシーズンに臨むしかありません。
同じぐらいの力でしたら左腕が重宝されるチーム事情をアドバンテージと考えて、何か特徴のあるピッチングを目指してもらいたいと思います。


【オリオン村査定】 240万円 → 240万円 (±0%)

 


いざ北国へ 史跡巡り篇 山形、上山の巻

2009-01-21 22:17:22 | 日本史

 

2日目は夜明けとともに山形城に足を踏み入れたのですが、ここで1つの誤算がありました。
今回の史跡巡りの目的に、訪れたことのない白石城と、数年前に再建されたらしい山形城の二の丸東大手門を挙げていたのですが、この二の丸東大手門がどう見ても見覚えがあり、帰ってから確認をしたところ二の丸東大手門の再建は1991年で鳴子温泉に行った際に足を伸ばして訪れており、2006年に再建をされたのは一文字門の大手橋とのことでした。
完全に事前確認ミスで、そもそも一文字門なるものも知りませんし、何のために5時半に起きたのか分からないような山形城となりました。
もっとも一文字門や高麗門は今年に復元が終わるらしいので、次の機会に大手橋とともに訪れてみたいと思います。

せっかくですので山形城の二の丸東大手門です。
天気は悪くはなかったのですが、さすがに完全に夜が明ける前ですので薄暗い感じがあるのはご容赦ください。
どうやら前日から夜にかけて雪だったようで、確かに山形入りをする電車の途中では吹雪いたりしていたのですが、時間も早かったこともあって新雪を踏みしめることになりました。

城外から最初の門をくぐって内側から見たところで、白石城風に言えば、これが一ノ御門にあたるのでしょうか。
白石城に比べれば規模の違いは明らかで、伊達氏の支城であった白石城と、羽州で覇を唱えた最上氏の本城との差をまざまざと見せつけられた感じがします。

白石城風に言えば二ノ御門になり、ここを通れば城内に至ります。
まだ月が見えている時間帯で、さすがに寒さを感じました。

城内から二の丸東大手門を撮影したものとなります。
これだけの規模となったのは最上氏改易後に鳥居氏ら譜代大名が入城してからなのかもしれませんが、羽州を統べる城としての風格はさすがなものがあります。

山形城と言えばお約束の最上義光像です。
学生時代に最初に訪れたときにはこの像しか無く、かなり寂しい思いをしたことを記憶しています。
もっとも今の二の丸東大手門あたりの石垣に足場が組まれていましたので、まさに再建中だったのでしょう。
最上義光歴史館の開館も1989年でしたし、私の学生時代を考えればいい時代になったものです。

次に訪れたのがかみのやま温泉にある上山城で、山形にほど近いこともあって積雪量も似たようなものでした。
開門前でしたので通路の雪かきも済んでおらず、むこうづねまで沈みながら城の周りをぐるっと回った後に足湯のお世話になったのは旅情篇に書いたとおりです。

と言うことで、開門までの待ち時間に城の周りをぐるっと一周してみた写真になります。
時間が許す限りは城の周りを回って歩くのが私の史跡巡りの基本であり、それは冬場に雪をかき分ける必要があっても変わりはありません。
上段右の写真の背後に足湯があり、また下段の左と中の写真を撮るために30センチはあろうかという新雪に足跡を残しました。

天守閣から見た上山市街です。
これも私の史跡巡りのお約束の1つで、天守などに登った場合にはそこから市街の風景をカメラに収めることにしています。
ファインダー越しにはなるのですが、撮影のために集中することで記憶が強く残り、後日に再び訪れた際には脊髄で行動できるのは富山城で実践済みです。
ちなみに天守閣とは書きましたが、上山城は残念ながら鉄筋コンクリートの模擬天守で、エレベーターが完備されているという代物です。

雪の多い内陸部での史跡巡りはこれで終わり、米沢を経由して日本海側に抜けることになります。
予定よりも早く山形を出たことで欲張って新発田で下車したことが、人生初体験の自衛官との遭遇に繋がりました。


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井口枠

2009-01-21 21:24:37 | 千葉ロッテ

ただでさえバレンタイン監督の去就問題でシーズンに期待がもてない気がしている中で、さらに井口という爆弾を抱えることになってしまいました。
下手をすれば梅雨入り前にもチームが空中分解するかもしれないと、そんな不安を感じています。

栄光の6継承!ロッテ 井口にレギュラー保証 (1/21 スポーツニッポン)

ロッテ・瀬戸山隆三球団社長(55)は20日、大リーグ・フィリーズからFAとなった井口資仁内野手(34)の獲得を発表した。
千葉市内の球団事務所で井口の代理人と最終交渉し、年俸1億8000万円プラス出来高払いで総額6億円の3年契約で合意。
背番号は6に決まった。
「やっと入団を決断してくれた。非常にうれしいし、ホッとしています。チームの核になってくれると思う。すぐにチームのリーダーになってくれる存在です」。
待望の「ロッテ・井口」誕生に瀬戸山社長からは期待の言葉が次々と飛び出した。
全試合フルイニング出場を目標にする井口に、“レギュラー保証”も用意。
同社長は起用法も契約の条項に盛り込んだことを明かし「出来高もあるし、ケガさえなければ全試合全イニング出てほしい」と話した。
主力にも定期的に休養日を与え投手の右左で日替わりオーダーを組むバレンタイン監督にも、その意向は伝えるという。
ボビー政権下ではフロント主導で初の補強選手でもあるが「監督も計算できる右打者が欲しいというのはあった。思惑と一致した部分はある」と説明した。
出来高払いもMVP、リーグV、出場試合数など多項目にわたり、満額なら2000万円に達する。
2年か3年かの契約年数は井口に一任していたが、結局、期間中にメジャー復帰を認める条項を含まない3年契約を選択。
意気込みを再確認して、同社長も満足そうにほおを緩めた。
4年ぶりV奪回への使者が加入。
「まずプレーで活躍し、将来は監督にもなっていただける人だと思う」。
落合(現中日監督)らが背負った背番号6を継承する“新ミスター・ロッテ”に、期待は膨らむ。

瀬戸山球団社長の手腕は評価をしていますし、バレンタイン監督とどちらを取るかと問われれば瀬戸山球団社長を取るのが私の立ち位置ですが、それでも最近の得意満面の笑顔を見ると虫酸が走るのは私だけではないはずです。
補強ポイントからかけ離れていようとも、とにかくメジャーリーガーという大物プレーヤーを獲得したことを誇るような態度には感心できません。
もっと黒子に徹する姿勢を見せた方が瀬戸山政権の延命に繋がるのではないかと余計な心配をしていますが、得意の絶頂にある瀬戸山球団社長には届かない願いなのでしょう。

それでも井口が加入したことは戦力面ではプラスの要素ですし、期待通りにセカンドのレギュラーとしての活躍をして欲しいと思っています。
しかしその井口の足を引っぱるかのような瀬戸山球団社長の発言には、正直なところ怒りすら覚えています。
こんな条件を出してまで獲得をしたかったんだよ、これが私のテクニック、実力なんだよとアピールをしたいのでしょうが、井口枠の存在をマスコミに公表する必要がどこにあるのか、ブロガーとしては重要な情報ではありますが、井口にとっては迷惑な発言だと思います。
実力があると信じているのであれば契約にレギュラー保障などの条項を盛り込まずともよいと考えるのが普通ですし、しかもそれを公表することで「井口はフロントに贔屓をされている」という印象を選手やファンに与えてしまったことは、井口にはマイナス以外の何ものでもありません。
若手を引っぱるなどのチームリーダとしての活躍をも期待される井口ですが、こんなことでは全ての言動が色眼鏡で見られてしまいます。
井口にとっては入団早々に、いきなり非常にやりづらい状況になったのではないでしょうか。

またここにきてバレンタイン監督の方針に逆らうかのような里崎やサブローの全試合出場を目指すとの発言も、この井口の待遇とは無縁ではないと思います。
里崎にしろサブローにしろ、もちろん井口にしてもレギュラーとして全試合出場を目指すことはプロ野球選手としては当たり前のことですし、バレンタイン監督の気まぐれ選手起用に疑問を呈している私ですから、むしろその心意気をよしと受け止めています。
しかしこの井口枠の存在を公表したことや、バレンタイン監督の今季限りを開幕前に発表したことによるチームへの悪影響は枚挙に暇がありません。
公然とバレンタイン監督の方針に挑戦する発言をする選手、これは求心力の低下を意味します。
来季以降のバレンタイン監督の続投が決まっていれば、こういった発言を里崎らがすることはなかったと思います。
また清水のバイアウト条項を含む契約のように、FAの権利を持っていればたいていの横車を押すことができるという、わがまま奨励の風潮も見られます。
サブローや橋本が今季も結果を残し、オフにレギュラー保障や全試合出場の確約を契約に盛り込めと言い出したらどうするつもりなのでしょうか。
完全に組織としてのたがが緩んできているように思えてなりません。

ロッテ石川副代表が編成トップに (1/21 日刊スポーツ)

ロッテは21日、組織改革で球団部を「チーム統括部」に変更し、石川晃球団副代表が部長を兼任すると発表した。
石川副代表が事実上、補強やドラフトなど編成部門のトップになった。
前任の本多幸喜球団部部長はチケット部の主査に異動。

そんな私の心配をよそに、瀬戸山派の権力掌握は着々と進んでいるようです。
チームに好結果をもたらしてくれるのであれば誰が権力を握ろうと知ったことではないのですが、ここ最近は表舞台に姿を見せなくなった重光ジュニアの動向が気になりますし、本社筋が一連の騒動をどう見ているのかも大きなポイントだと思います。
今回の巨額を投じたフロント主導の井口獲得が失敗に終われば、本社筋によって一気に瀬戸山派が一掃される可能性も当然ながら考えなければなりません。
そうなれば例によって本社から野球のやの字も知らない天下りがやってきて、再び暗黒時代に逆戻りすることになります。
瀬戸山球団社長を評価しているからこそ自重をして欲しい、心からそう願っています。

 

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