今日は何と言っても 神戸のホームランでしょう。
一時は逆転となるスリーランは、国産大砲不在のチームにとって明るい材料です。
その体の大きさから長距離バッターの印象が強い神戸ですが、通信簿にも書いたとおり意外にも巧みなバットコントロールをできる打者だと私は見ています。
しかし今のチームには3割10本の打者よりも、2割5分でも20本の方が求められていると考えます。
打率は高いに越したことはありませんし、最終的な落ち着きどころは佐伯貴弘だとは思いますが、今は小器用さではなく豪快な打撃というスタイルを磨いて欲しいと思います。
その他は相変わらず湿った打線で、金澤にようやく初ヒットが出たことぐらいが収穫でしょうか。
気になるのは福浦が昨日に続いて欠場したことで、彼も同期の小野と同様に五体満足が命題なだけにちょっと心配です。
先日の試合でいいスタートを切れただけに、怪我などではないことを願っています。
投げる方では清水が1イニングではありますが、本人にとって満足のいくピッチングができたことは良かったと思います。
そうでなくても復活にはハードルが高い清水だけに、困難な道のりが続くでしょうが頑張って欲しいと思います。
開幕投手を目指す小林宏は、私としてはイマイチな結果であったと思います。
昨年終盤あたりから持ち前の制球力に陰りが見え始めた感がありましたが、どうもその流れを引きずっているようです。
三振が獲れていることからボール自体にはキレがあるのでしょうが、スタミナにも課題があるだけに3回で56球はいただけません。
求められるレベルが高いだけに、次回の登板に期待したいと思います。
その他の中継ぎ陣は首脳陣への顔見せよろしく短いイニングの投球でした。
注目のアブレイユは簡単に3者凡退に切って取り、クローザーへの期待感を持たせてくれました。
逆に1軍に合流したばかりの呉は左打者に打たれるなどもう一つだったようで、外国人枠争奪戦へのアピールはできませんでした。
困ったのは神田で、あっさりと先頭打者を出した挙げ句に同点に追いつかれてしまいました。
伊藤が結果を残しているだけに、2軍降格の筆頭となってしまったと思います。
次のオープン戦は3月、そろそろ選手の絞り込みが始まります。
期待の若手がどれだけ残れるのか、楽しみに試合を追っていきたいと思います。
◆2月28日(木) ソフトバンク-千葉ロッテOP戦(ロッテ1勝1分、18時、ヤフードーム、29,371人) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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