18 藤岡貴裕 投手 26歳 年俸3500万円
【2015年成績】 31試合 2勝2敗0S 防御率3.79 54回2/3 51被安打 4被本塁打 20与四球 4与死球 52奪三振 被打率.251
今季こそ6勝の壁を乗り越えてくれ、と期待をされたシーズンは、しかし先発から外れての僅か2勝で終わりました。
その勝利のいずれもがリリーフでの白星で、そもそも先発は3試合でしかありません。
今季初登板、初先発を5回4失点でKOをされて同じく炎上をした唐川とともにあっさりと抹消をされてしまい、戻ってきた一軍での再挑戦は3回8失点で以上終了です。
藤岡と唐川の二人で30勝、と口にしていた伊東監督だけに、裏切られた思いもあっての即断だったのでしょう。
その後の再昇格をして以降は中継ぎでまずまずの好投、そして先発での数字を除けば防御率は2点台前半ですから、あるいは先発よりも向いているようにも思えます。
来季はどういった起用となるかは分かりませんが、大卒5年目ともなれば一定の結果が求められますので、どちらにせよそろそろブレイクをお願いします。
もちろん先発として投げられるのが一番ですが、来季は中継ぎでよいのではないかと考えています。
先発ではペース配分を考えすぎなのか軸となるストレートを抑え気味で、しかしコントロールが緩い藤岡ですのでそれではなかなかに抑えられません。
自分のボールを信じられないからこそコーナーを狙ってカウントを悪くしてしまい、そして置きにいったボールを痛打されることの繰り返しでした。
しかし短いイニングであれば気持ちが吹っ切れるのか現金なもので腕も振れていましたし、そのポテンシャルからすれば物足りないながらも140キロ台前半のストレートをコンスタントに投げて、またストライクゾーンで勝負をするだけの前向きさが見られたことが、敢えて中継ぎ推しの理由です。
余計なことを考える暇を与えないぐらいに50試合ぐらいを投げさせる、そんな来季でよいように思います。
幸か不幸か左の中継ぎは松永しかいない現状ですから、藤岡がそこにはまればチームとしてもプラスでしょう。
とにかく気持ちの問題さえクリアできれば多すぎる球数も自然と解消をするでしょうから、難しい課題ではありますが、誉めて育てる藤岡であってくれればと思います。
【オリオン村査定】 3500万円 → 3400万円 (▼3%)