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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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2011年通信簿 6 井口資仁

2011-11-07 00:18:44 | 千葉ロッテ

6 井口資仁 内野手 37歳 年俸1億8000万円

【2011年成績】 140試合 509打数 52得点 135安打 打率.265 23二塁打 3三塁打 9本塁打 73打点 1盗塁 81四死球 96三振 得点圏打率.306

使用上の注意をよく読んで、こんな言葉がピッタリの今季の井口でした。
昨年までも無意味としか思えないフル出場のおかげでシーズンを通しての安定した成績を残せなかった井口でしたが、今季はその傾向かかなり顕著であり、夏場の7月に.181、そして8月に.173と大きく成績を落としたことを真剣に考える時期にきています。
この2ヶ月を無難に乗り切りさえすれば3割近くは打てたと思いますし、実際問題としてこの2ヶ月を除けば.314と首位打者を争えるレベルなのですから、適度に休養日を設けたり点差の離れている終盤に交代をさせるなどの38歳には当たり前な起用法を来季こそは取ってくれることを願っています。

手元まで引き付ける金森打法の申し子とも言える井口はそれでも5月までは3割を大きく越える打率を残していましたので、その打法が悪かったとは思えません。
ここにきて猫も杓子もといった感じで金森打法を学んでいるチームメイトとは違って年季が入っている井口ですから、失速の理由がスタミナ切れであることは明らかです。
井口と言えどもスイングスピードが落ちれば結果的に振り遅れたり芯を捉えられなくなるのは分かりきった結論であり、ようやくにスタメンを外されて以降、そして涼しくなってきた秋口からは帳尻合わせと言わんばかりに9月に.264、10月には.328と打ちまくりました。
要はベストな体調でさえあればまだまだ主軸として充分に活躍ができる井口であり、逆に言えば本人の意向はどうあれフル出場を続ければ来季も多くは期待できないでしょう。
誰が井口に鈴をつけるのか、そうでなくとも井口自身がいい加減に自分で判断をすべきだとも思うのですが、西村監督の指導力が問われる来季です。

何だかんだ言いながらも今のロッテ打線から井口を欠くことはできず、だからこそ上手く起用をしていくことこそが肝要です。
守備では長年の経験から培ったポジション取りで狭くなった守備範囲をカバーしていますし、スナップスローも健在ではあるのですが、下半身が使えずに手打ちとなっていた夏場の打撃と同様に守備でも足の重さが顕著でしたので休養はどうしても必要でしょう。
そして何より井口に求めたいのはリーダーシップで、昨年は西岡がいたから遠慮したみたいな言い訳じみた話も伝わってきましたが、それは今季には通用しません。
生え抜きだろうが外様だろうがチームの顔とも言うべき井口はベテランらしく若い選手たちを鼓舞し、引っ張っていく存在になってもらわなければ困ります。
そういった存在感を示してくれるのであればフル出場を目指す意欲は買いますが、そうでなければお荷物な目標だと断じざるをえません。
ロッテの4年目に新しい井口を見せて欲しいと、そう願っています。

2009年通信簿
2010年通信簿


【オリオン村査定】 1億8000万円 → 1億5000万円 (▼17%)

 

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誤った思想 (パンテーラ)
2011-11-07 00:34:18
井口がことあるごとにコメントする「休むは害悪」という思想は間違いであることに早く気づいてほしい。

仕事の成績より休まないことを優先するのは間違いだと今年で気付くはずでしょう。

年俸がダウンするはずだからです。
あ、井口は複数年契約だったかな?

とにかく井口は「春と秋は神様、夏は邪魔」という傾向がハッキリしたわけですから、そのデータに則って、起用して欲しいです。
西村監督はそんなきめ細かい采配は出来っこないでしょうけれども。
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バナージ (う~ん。)
2011-11-07 00:51:34
オリオンさんの言うことも理解できますが、やはり、井口はロッテの顔?ですから、フル出場して欲しいです。

前回も書きましたが、悲しいかなロッテには、一般人が誰でも知っている知名度が高い選手は居ないと思います。
でも、その中で井口はメジャー帰りでもあり、比較的に知名度が高いと思います。
ですから、知名度が高い井口選手を控えにしてしまうと、ファン以外の客が見に来なくなる恐れがあると思います。

因みに、井口以外でセカンド出来る人が根元選手だと、ちょい落ちますよね↓
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Unknown (JF)
2011-11-07 00:57:51
別に井口を控えにしろとは誰も言ってませんが。
井口を控えに回すほどの選手も現状では見当たりませんしね。
交流戦の頃なんて井口しか打てる選手がいなかったといっても過言じゃない状況でしたし。。
週に1回はDHで起用するだけでも負担はかなり軽減されるのではないかと思います。
とにかく年間通してコンスタントに打つ、ベテランで経験豊富なのですから出来るはずです。
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Unknown (塚本)
2011-11-07 01:41:25
「井口自身がいい加減に自分で判断をすべきだとも思うのですが」とありますが、いかにチームプレー優先といえども、果たして「自分は疲れていますから外して下さい」と言えるものでしょうか。プロでレギュラーを張る者の姿勢ではないと思います。選手の起用は監督マターです。また「井口に鈴をつける」とか、もう少し思いやりのある書き方はできないものでしょうか。
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考え方も色々ですよね。 (沖縄野球)
2011-11-07 03:03:28
私的には全試合出場は
良いのではないかと思ってます。


ただ、シーズン中の記事で
オリオン様が再三仰ってた様に
大差がついた場面での途中交代や
基本、休養→チャンスで代打なども
取り入れていけば、
そこそこの休養も
取れると思うのですけど…


最初から『俺様』的な
キャラ(失礼)なら仕方ないで
通せましたが、『チーム』を
考えてる的な発言ながら、
相反した自己満足主義を
貫こうとしてる感じが
見て取れる気がしてなりません。

揶揄するわけではありませんが、
良い意味での引き際(休むという意味です)を
わきまえていただかないと、
某チームの某レフト宜しくみたいに
ならないか心配です…


自分の味をしっかり出してくれる…
そんな井口選手であってほしいですね。
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難しいところです (ぽんたろうアルトマン)
2011-11-07 06:20:03
フル出場は、パではバンクの3選手らとあわせても5,6人でしょうか。是非は別として、その中で最高齢の井口ですので、まずは賞賛の意を表したいところです。

ただ、今年の夏場の成績ダウンはひどすぎました。

メリットとデメリットを秤にかけたときにどうなのか。いずれもすでに多くの論がここで出ていますので述べませんが、結果的にあの打率ですので、チーム全体にとってマイナスになってしまったことは否めません。彼なしでは打線が組めないというチーム事情もありましたが。

個人的には、ケガでない限り来年も選手たちの鑑としてフル出場を目標にしてもらいたいです。試合の終盤で少し休んでも大差ないかと思いますし。「超レギュラー」の模範として、夏場のスランプという大きな課題をあの歳で(失礼!)克服してくれることを期待しています。

ただ、打順の変更も含め、どスランプに陥った選手に対する見切りはもっと早くしてもらいたい、これは監督に願いたいところです。どんな監督の中にも起用法のルールちうものがあると思うのですが。テギュンのケースしかり、西村さんの場合、とことんが過ぎるかと。

あとは根元。矛盾しますが、彼も応援しています。少ないチャンスをものにして下さい。
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起用法について (NT)
2011-11-07 07:19:01
井口はフル出場を目指していましたが、今年も含めて達成はしていませんね。
記事は誤解を招くかもしれません。

さて、選手個人としてフル出場を目指すのは理解できないでも無いのですが、成績が伴わないと無意味です。
現状井口以上の選手はいないので、初夏のデーゲームはDHにするとか、試合終盤には休むとか、とにかく調子を長続き出来るようにしてほしいです。

監督は起用法について、よく話し合って欲しいですね。
後は、井口を追い出せる若手が出てくるかどうかにかかっています。
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Unknown (ふーちゃん)
2011-11-07 08:43:09
私も、使う使わないは監督の判断だと思いますので、井口に罪はないと思います。
最後の方はスタメン落ちして、フル出場契約はなかったことも、ほぼ判明しました。
それでも、じゃあ井口サイドから出る出ないを言い出す契約では?と、契約を信じたい友人が私の周囲におり、そこまで言われる井口が気の毒になり、かばいたくなりました…苦笑
楽天星野さんは、同じ大リーグ帰りの岩村をスタメン落ちどころか二軍にもやりました。
その辺の厳しさは、選手やファン間のいらぬ誤解も防ぐことができるし、星野さんのいい所だと思います。
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井口と打順とバントと夏場 (大垣のロッテファン)
2011-11-07 09:29:10
どうしてもフルイニング出場にこだわるなら、夏場は2番か、8番に打順を買える采配を西村さんに進言します。昨年の年末のNHKで井口は「何でバレンタインはバントをさせないのか、ここで一転取ったら、勝てる試合がいくつもあった。」といってました。井口はバントの大切さを知っています。そういう打順に成績が落ちたら変えて生きましょう。
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Unknown (宮崎オリオンズ)
2011-11-07 13:12:40
年間通じて、絶好調ということはないと思うし、ある程度の波はあるでしょう。その調子が悪い時にどう対応するかが大切です。調子の悪さの度合いにもよりますが、チームの成績を考えるなら、オリク後藤の最初のように夏場は2軍で休養や調整を必要とするほどの急降下だったと思います。それがチーム事情でできないのであれば、大垣さんも言われてますが、調子が悪い時は3番であっても自分でバントをして進塁させるなどのチームプレーに徹する方法もあったはずです。ノーアウト1,2塁で三振かゲッツーみたいなことやノーアウト1塁が井口で進塁させられないなどのことが夏場以降は多かったです。昨年、自力優勝がなくなったソフトバンク戦で3番のオーティズが送りバント、初回の8点につながり、やはりかなわないと思いました。来季、調子の悪い時や必要と思える場面では、チームプレーに徹して送りバントをお願いしたいです。得点圏打率は何とか帳尻があったようですが、まだ物足りません。バントと合わせて、来季打点100以上と投手への声かけを期待しています。
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