
今季が始まった時点での外国人選手および出来高を除いた平均年俸が発表をされて、ロッテは12球団で最下位の3035万円でした。
それでも3000万円もあるのか、と思ったりしないでもないですがトップのソフトバンクは7131万円でロッテの倍以上はアマチュア球界からすれば志向に大きく影響をしそう、ロッテには益田しかいない2億円プレーヤーがソフトバンクには7人いますのでそりゃ差も出るでしょう、森に4億円の価値があるかどうかは微妙ですが払うのは勝手です。
もちろんチームとしての年齢構成により左右されますし2005年に日本一になった翌年に大幅アップをしたことからして、今季にそれを成し遂げるのが最下位脱出の特効薬でしょう。
まだ開幕から9試合ながらも首位を走り費用対効果が抜群、は球団からすればうはうはで、もっともソフトバンクと巨人が抜けているだけで5位の西武で3972万円ですから日本一になればあっという間にベスト5には入ってきそう、そこからこれまで繰り返してきた現場を無視した経費削減スイッチを押さないことがチーム力を維持するためには必須です。
まずはチームが勝たないことには何も始まりませんが開幕二戦目からの8連勝はパシフィック初で史上5度目、過去は全て優勝というデータもありますが雨だらけの予報の敵地仙台で負け越すようではあっという間に思い出話になってしまいますので、「大型トレード」の第一ラウンドの出鼻をきっちりと取れるよう涌井に見せつけるエースナンバーの勇姿を頼みます。
・セパ分裂初優勝(毎日オリオンズ)
・交流戦初制覇
・NPB史上初の17連敗(その後18まで伸ばす)
・同一年内に最下位と日本一の両方を経験
・1イニング14得点(その後15まで伸ばす)
などなどあります。
そこにさらなるコレクションが手に入りました。
「◎同一カード6タテ」です。
同じ対戦チームと6連戦をするのがそもそも初めてですが、初物好きのマリーンズがまたやってくれました。
年俸最下位の球団の日本一、はもしかしたら広島カープが経験したのかもしれませんが、
これに関するデータは検索できずじまいでした。
これも史上初だとよいなと思う次第です。
総合的な勝利貢献度と言えるWARで測れば、きのうまでの試合では野手は上から順に荻野、井上、レアード、中村省吾、田村、藤岡、和田、佐藤都志也、岡、茶谷の順。若手が結構入ってます。レアードは打つ方は素晴らしいのですが去年まで良かった守りが今年はマイナス。鳥谷、清田、マーティン、角中などのWARはこの10人より下です。投げる方では美馬、岩下、益田、ハーマン、二木、石川、ジャクソン、種市、チェン、田中靖の順。私は美馬の価値を疑ってかかっていたのですが、トップは美馬でした。申し訳ない。そして岩下頑張りました。
打つ人たちの価値OPSで見ると、レアード、井上、和田、佐藤都志也の4人が1.0超え。打席数の少ない和田と佐藤はともかく、レアードと井上が効いているのがよく分かります。中村省吾がこれも素晴らしい.980で荻野が.897. 田村のOPS.840はキャッチャーとしてものすごく素晴らしい結果です。その後、OPS.700台が一人もいなくて、このレアード、井上、中村、荻野、田村の5人で打線を引っ張っていることが分かります。清田、藤岡、マーティンの3人が.600台の後、.500台と.400台が一人もおらず、次は語るに値しない.377の角中なのはさびしい。
監督は下位にもう一つのクリーンアップをというようなことを言っているようですし、スポーツ紙も恐怖の下位打線のようなことを書いていますが、まったく不合理だと思います。出塁率やOPSが高い選手にできるだけ多くの打席を与えた方が得点確率や先取点の確率が高くなるのは誰が考えても分かること。出塁率が.529の井上が7番なのは理解できない判断です。現状では、足の速さを考えても中村省吾は少なくとも2番か3番におくべき選手と言えます。そして下位の選手たちは相手との相性や調子を見て起用して、いろいろな選手にチャンスを与えるのが正解でしょう。
プロ野球を余り知らなくても分かる選手なんて誰ですか?大谷翔平、ダルビッシュ、まーくんメジャーに行っている人達、柳田が微妙な所ですかね。
ロッテに至っては、プロ野球を観ている人間でも、今回鳥谷がやって来て、佐々木朗が、少しは知ってる選手ぐらいですか、年俸イコール知名度ではないのですが、村田兆治、落合博満クラスの生え抜き選手が出てきて欲しい、和田に少しそんな匂いがします。
どうかこの勢いが、今週の敵地で発揮されますように。鬼門仙台、今は昔となりますように…。
2戦投げて結果が出ず、マリーンズ相手に復調するか勢いに呑まれるか期待半分、楽しみにしていましたが先発としての対戦はお預けとなりました。
則本は置いといて今夜の弓削、その後の石橋など対戦数は少ないものの打ちあぐねている投手、そして心機一転の涌井。
どういう一週間になりますか。
払える体力があるなら払えば良いのはその通りですが、余りに差が大きすぎると他社(他チーム)を淘汰し、業界全体をシュリンクさせかねません。
他社と書きましたがよく言われるように同一会社(npb)の各部署のようなもの、事業内容も同じなのに予算配分に開きがあるのは結果を楽しみにして見る方とすれば興を削がれます。
サラリーキャップを即時導入とは言いませんが、そろそろ検討くらいしてもいいかも。
中村、荻野あたりはもっと上に行ってほしい。
古くは清田あたりはチャンスがあったはず。
種市あたり、すぐ1億円に行ってほしい