岡が初球に盗塁、井上が初球を同点タイムリー、初球のワイルドピッチで和田が三進、そして荻野が初球に死球で押し出しと、オリックスからすればアホらしいサヨナラ負けでしょう。
昨季まで4連敗と鴨ねぎにされていたアルバースから初回に3点を先制しながらもその後は手玉に取られて逆転され、追いつくも終盤に勝ち越されて十八番な負けパターンだっただけにロッテとしては棚ぼた勝利で6連戦の頭を白星で飾れたのは大きく、やはり超絶苦手で昨季は11試合で1点も取れなかったディクソンにダメージを与えられたのもラッキーでした。
ただそれも選手の頑張りと献身的なプレーがあってこそ、カード後半には山岡と山本がくるだけに是が非にも明日も勝って勢いを付けたいところです。
その勝利への立役者は投手では二木、野手では中村奨です。
今季のZOZOマリンの性向は分かりませんが傾向からすれば実質的には130キロ台半ばから後半のストレートにやや不安だった二木は、しかし手元で伸びがあったのか打者が振り遅れているようにも見えて、また田村のベース板を広く使ったリードに応えるだけのコントロールは見事でした。
ジョーンズに一発は浴びたものの五回までその1安打に抑えて、しかし六回も二死無走者まできながら本人も悔やんでいたT-岡田への四球が綻びの始めで、それでもロドリゲス、吉田正のヒットは上手く打たれたといったものでしたしまだ78球、次が被弾したジョーンズだったこと、右の外国人打者には逃げていくスライダーで無類の強さを見せる東條というのも分からないでもありませんが、エースとして二木に期待をするのであれば六回は投げ切らせて欲しかったのが正直なところではあります。
それでも今日ぐらいの伸びと制球力があれば貯金を稼ぐだけのピッチングは期待できる、そんな手応えを感じさせてくれる田村とのバッテリーでした。
投手陣での不安は無失点ながらもヒヤヒヤが続くハーマン、きっちりと失点を重ねるジャクソンで、このカードで断ち切れないようであればちょっとヤバいかもしれません。
ひっくり返された直後にクーリッシュ弾を放った中村奨は、しかしそれよりも同点をアシストした進塁打を高く評価したいです。
内角低めのナックルカーブは右への意識が無ければピーゴロだったでしょう、バントさせるべきだと考えていましたがこういったバッティングができるのであればそれもよしです。
そうなるだろうな、と思っていた三番スタメン起用の清田も今季初打席で結果を残す先制アーチを放ち、低めのボールを叩いた弾道でしたのでスタンドインには驚きました。
また今日は手を洗わなかったレアードは開幕ダッシュの再来をわくわくさせる二者連続弾、そうなれば開幕戦でのマルチから沈黙が続く角中の奮起を願います。
そして中村奨が無理をしていないかが心配ですし、同じような箇所に食らって福田秀が骨折で後日に離脱をしただけに痛そうにしていた荻野は明日にしっかりと検査をしてください。
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◆6月23日(火) 千葉ロッテ−オリックス1回戦(ロッテ1勝、18時1分、ZOZOマリン、0人)
▽勝 田中 1試合1勝
▽敗 ディクソン 3試合1敗
▽本塁打 清田1号(アルバース)、レアード2号(アルバース)、ジョーンズ1号(二木)、中村奨1号(アルバース)
▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、東條、ハーマン、ジャクソン、田中—田村
オリックス アルバース、山田、海野、ディクソン—若月
私も中村のホームランと9回のセカンドゴロの進塁打は見事です、気になるは相手の左ピッチャーからロッテの左打者がヒットが無い、ロッテ野手は左に偏りがあるだけに対応しないとワンポイントで左ピッチャーにやられる、オリックスでは海田からヒットが欲しい所、スタメンが多い左打者角中、藤岡には必ず終盤に左ピッチャーを当てられますから、早めに結果が欲しいです。
岡の盗塁の場面、解説薮田はディクソンがクイック早くないと言っていましたが、チーム戦略部のデータを生かしたのならすばらしい。よく里崎がいくらキャッチャーが頑張ってもピッチャーがクイックが下手だと刺せないと言っていますが、6連戦だとまたディクソンが出てくることもあるでしょうから、次も注目です。また、一番走られているピッチャーは有原だそうで、ずっと先ですがそちらも楽しみに。
この試合のスタメンは、井口監督の就任のころとほとんど同じ。勝っているうちに、もっと若手を使ってほしいですね。
流れが変わってしまいましたね。村長さんのおっしゃる通り、6回は二木君で最後まで行って欲しかったです。そういえば、吉井コーチが居ませんでしたね。どうかしたのでしょうか?
また、荻野君だけに、死球が大丈夫か私もすごく気になります。
大事無いことを祈るばかりです。
6回は同点までは二木で行くべきだったと私も思いました。あそこを乗り越えてこその18番だと。
奨吾が元気に戻ってきて良かったです。
そして、同点ホームランに、9回の進塁打。
いい活躍だったと思います。
これから、率を上げてきてもらいましょう。
一昨年は何か無理をしていた足を使った攻撃も
(そして昨年は頓挫したと思ってましたが)
今年は自然な形で実行でき、それが守る方へのプレッシャーになっているように思います。
井口監督は、初戦も岡から代走に出しましたが、
あの場面はランナー2塁で盗塁の場面ではなかったので和田より岡を使ったと思ってましたが、今日も岡から使いましたね。
まだまだ和田くんへの信頼度は大きくないということなのでしょうか?
(それでもサヨナラ立役者なので塁上でなんとも な水かけ笑 コールドスプレーでの手当てもしてあげろよw)
最終回にディクソンがいるんで完全に負けたと思ったらまさかのさよなら、今季練習試合から和田の存在がチームを変えている気がします、西武が源田で変わった様にロッテは和田の脚で変わるかも知れません。
心配は、皆さんご指摘の荻野のデッドボール、中村の危険球の後遺症がまだ先に出てこないかです。
やはり先発陣、二木が7回まではきっちり投げ切るのが一番勝率上がるような気がします。今年は中継ぎで苦労しそうな気がします。
岡と和田、どちらを出すのか使い分ける根拠は何かあるのでしょうか?それにしても初球いきなり盗塁成功、度胸ある采配が奏功しましたね。中村の進塁打、本当にあれは素晴らしい。あのインコースの難しいナックルカーブをセカンドゴロに持っていった打撃は賞賛ものです。岡の盗塁も中村の進塁打もロッテ野球には無かったアイテムです。チームとして成長したと思いたいですね。
あそこで交代させるということは井口監督にとってはただの数字でしかないということ。
だったらとっとと背番号6を変えなさい。