さすがに言葉もありません。
益田が打たれるのであれば仕方がない、なんて境地を超越した、一気にパシフィックの灯を吹き消すぐらいの衝撃なサヨナラ負けです。
1956年の小野正一、球団史に名を刻む名投手が達成をして以来の60年振りのルーキー4連勝にリーチをかけた関谷の好投を、松永と益田の関西国際大コンビがぶち壊しました。
前回に好投をした松永はそれが続かないのが今季なわけで、やってはいけない四球からピンチを招いてしまい、そして益田が一斗缶を背負っての登場です。
またサヨナラヒットを打たれた西野に2イニング目を強いたベンチは内が使えないのであれば抹消をすべきであり、まだ90球の関谷を続投させるべきでした。
これがロッテだ、と早い段階で骨身に凍みたであろう関谷の経験値が積み上がっていることを願うしかなく、心配だった四球を出さずにソフトバンクを6回1失点に抑えた結果がこれではあまりに不憫、それでも黒星がついたわけではありませんからめげずに記録に向けての再チャレンジを期待します。
デスパイネ、ナバーロの3発で6点とソフトバンクのお株を奪うような長打攻勢で勝っていれば勢いが付いたのにと、こちらも残念でなりません。
せっかく天敵の千賀を攻略したのに、攻め立てながらもタイムリーが出なかったマイナス面が悔やまれる結果となってしまいました。
いつもどおりに処理ができていても失点を防げたかどうかは微妙ではありますが、積極的と言うには軽率に過ぎた頭を越された打球処理、記録は加藤であっても捕球を邪魔する形になったポジション取りによるエラー、そしてサヨナラヒットの打球の追い方もぎこちなく、守備固めに入ったはずの岡田が足を引っ張ったのは焦りだったのか、ミスを取り戻そうとしてミスを繰り返すといった典型的なパターンでもあり、ここのところの加藤の台頭で存在感が薄れていることでのらしさを失った無理なアピールのようにも思えます。
今日は悔しくて情けなくて腹立たしくて、眠れないベンチ、選手がいっぱいいるはず、当たり前ですがさばさばしたようなコメントなどは聞きたくもありません。
絶対に負け越しは許されませんので、唐川vs岩嵜の同郷対決を制するべく、明日はこの黒星を糧にして石にかじりついても勝利をもぎ取ってください。
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◆6月29日(水) ソフトバンク−千葉ロッテ13回戦(ソフトバンク8勝4敗1分、18時、ヤフオクドーム、38,043人)
▽勝 森 30試合4勝2敗1S
▽敗 西野 30試合3勝5敗18S
▽本塁打 ナバーロ8号(千賀)、9号(飯田)、デスパイネ14号(千賀)
▽バッテリー
千葉ロッテ 関谷、大谷、松永、益田、西野—田村
ソフトバンク 千賀、飯田、サファテ、森—鶴岡、拓也、細川