オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

あほらし

2016-06-30 00:25:49 | 千葉ロッテ

さすがに言葉もありません。
益田が打たれるのであれば仕方がない、なんて境地を超越した、一気にパシフィックの灯を吹き消すぐらいの衝撃なサヨナラ負けです。
1956年の小野正一、球団史に名を刻む名投手が達成をして以来の60年振りのルーキー4連勝にリーチをかけた関谷の好投を、松永と益田の関西国際大コンビがぶち壊しました。
前回に好投をした松永はそれが続かないのが今季なわけで、やってはいけない四球からピンチを招いてしまい、そして益田が一斗缶を背負っての登場です。
またサヨナラヒットを打たれた西野に2イニング目を強いたベンチは内が使えないのであれば抹消をすべきであり、まだ90球の関谷を続投させるべきでした。
これがロッテだ、と早い段階で骨身に凍みたであろう関谷の経験値が積み上がっていることを願うしかなく、心配だった四球を出さずにソフトバンクを6回1失点に抑えた結果がこれではあまりに不憫、それでも黒星がついたわけではありませんからめげずに記録に向けての再チャレンジを期待します。

デスパイネ、ナバーロの3発で6点とソフトバンクのお株を奪うような長打攻勢で勝っていれば勢いが付いたのにと、こちらも残念でなりません。
せっかく天敵の千賀を攻略したのに、攻め立てながらもタイムリーが出なかったマイナス面が悔やまれる結果となってしまいました。
いつもどおりに処理ができていても失点を防げたかどうかは微妙ではありますが、積極的と言うには軽率に過ぎた頭を越された打球処理、記録は加藤であっても捕球を邪魔する形になったポジション取りによるエラー、そしてサヨナラヒットの打球の追い方もぎこちなく、守備固めに入ったはずの岡田が足を引っ張ったのは焦りだったのか、ミスを取り戻そうとしてミスを繰り返すといった典型的なパターンでもあり、ここのところの加藤の台頭で存在感が薄れていることでのらしさを失った無理なアピールのようにも思えます。
今日は悔しくて情けなくて腹立たしくて、眠れないベンチ、選手がいっぱいいるはず、当たり前ですがさばさばしたようなコメントなどは聞きたくもありません。
絶対に負け越しは許されませんので、唐川vs岩嵜の同郷対決を制するべく、明日はこの黒星を糧にして石にかじりついても勝利をもぎ取ってください。


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千葉ロッテ

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◆6月29日(水) ソフトバンク−千葉ロッテ13回戦(ソフトバンク8勝4敗1分、18時、ヤフオクドーム、38,043人)
▽勝 森 30試合4勝2敗1S
▽敗 西野 30試合3勝5敗18S
▽本塁打 ナバーロ8号(千賀)、9号(飯田)、デスパイネ14号(千賀)

▽バッテリー
千葉ロッテ 関谷、大谷、松永、益田、西野—田村
ソフトバンク 千賀、飯田、サファテ、森—鶴岡、拓也、細川

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戦国鎌倉悲譚 剋

2016-06-30 00:00:16 | 読書録

戦国鎌倉悲譚 剋

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北条氏舜、と聞いてピンとくる方は、そう多くないのではないかと思います。
小田原北条氏の有力一門である玉縄北条氏は氏康の義兄弟である綱成を実質的な初代に、継いだのが嫡男の氏繁、その嫡男が氏舜ですから地黄八幡の嫡孫にあたる武将です。
しかしこれまではその存在すら疑われていた時期もあったようで、家督を相続せずに早世、氏繁の跡を継いだのは次男の氏勝とも言われていました。
いずれにせよ一般的にマイナーであることは間違いなく、北条氏を中心に関東から甲信にかけての地味な人物を主人公に据えることの多い作者の本領発揮でもあり、世間にあふれている信長、秀吉、家康の定番なエピソードに飽いた方には強くお奨めしたい作品です。

実在をしながらも事績がほとんど残されていない、まさに創作意欲をかき立てられる氏舜なのでしょう。
いわゆる史実と創作を巧みに絡めながら、武門の家に生まれながらもそれに流されることなく、「自分とは何者なのか」を追い求めていく姿が描かれています。
氏康の死去とともに隠居をした綱成、しかし家中に隠然たる影響力を誇り、民や兵の苦難を顧みない旧さを老耄と切り捨てるところに作者の思いが見えますし、また氏舜の人生に大きな影響を与えた瓊山尼、間宮康俊など周りを固める人物も魅力的で、それぞれが自分の信ずる道を真っ直ぐに生きていく様は見事です。
その結末も映像映えをしそうな、視聴率は取れないでしょうがこういった題材の大河ドラマであれば欠かさず見ます。


2016年6月29日 読破 ★★★★☆(4点)


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さあ関谷

2016-06-29 02:15:45 | 千葉ロッテ

関谷の鷹狩り、ファーストコンタクトです。
同僚の二木が先日の炎上で登録を抹消となり、新人王争いの先頭を走っていた茂木も負傷で離脱、関谷にとっては敵失ながらもチャンスが訪れました。
首位を独走するソフトバンクを止めれば話題にもなりますし、無傷の4連勝ともなればイメージもアップをします。
そのためにも立ち上がりの四球に気をつけること、そこから柳田にやられての失点が最悪のシナリオですので、同じ歩かせるにしても攻めの姿勢でお願いします。
昨日の黒星にも余裕を見せていた工藤監督、選手たちに泡を吹かせるような勝利を、まだまだパシフィックの灯を消すわけにはいきません。


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チルドレン

2016-06-29 01:31:05 | 読書録

チルドレン

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不思議な作品でした。
伊坂幸太郎にはミステリーとは違った独特の世界観がありますし、これまでもそういった作品を読んできましたが、これはそれがかなり顕著になっています。
小さな謎は隠すでもなく想像ができてしまうのですがそれで評価が下がるどころか、むしろ予定調和での安心感すらあります。
知らず知らずのうちに思わずニヤリとしてしまう、そんな日常、しかし絶対に自分には訪れない日常への憧れが読む者を惹き付けるのかもしれません。

連作短編集と言うほどに話は繋がっていませんが、登場人物が共通ですので一体感があります。
一部に時間が前後してしまっていたのは意図的なのか、だからどうのと言う訳でもありませんが、そこだけにやや違和感がありました。
主人公と呼んでいいのか微妙なところではありますが自由人な陣内、決して主人公的な役回りではないのですが、「何やってんですか」「まあ仕方ないか、陣内だし」の繰り返し、それでいてどこか尊敬をされて、そして愛される存在でもあり、ほのぼのとした雰囲気を醸し出しています。
どうやら今春に続編が出たとのこと、たどり着くまでにはまだまだ時間がかかりますが、順番を変えちゃおうか、と思うぐらいのチルドレン、子どもの心を持つ大人たちでした。


2016年6月26日 読破 ★★★★☆(4点)


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涌井に甘えすぎ

2016-06-28 00:46:18 | 千葉ロッテ

それがエースの役割、宿命であるとしても、伊東監督は愛弟子の意識が強いのでしょう、しかしいくら何でも涌井に甘えすぎです。
ソフトバンクとの直接対決、その大事な初戦のマウンドをエースに任せるのは当然ですし、相手にイヤな感じを与える白星を意識しての大量リードでの続投ももちろんありだとは思いますが、既にエラーが絡んでの失点があり、8回110球からの完投にさしたる意味があるとは思えませんでした。
前日までの中継ぎ陣の過負荷があり、また次回の登板が中7日になることも理由なのでしょうが、7点リードで木村、東條を使えないのであれば先が思いやられますし、賛成はできませんが明日が移動日であることからして南で締めた方がまだよかったかなと、結果的に涌井が乱れての4失点、135球も投げる羽目となり、かなり後味が悪かったです。
再来週には今度はロッテの主催での東京ドームでまたソフトバンクを相手に投げるであろう涌井に対して、次はいける、と思わせてしまったのではないかと心配でもあります。

今日も打線が活発でした。
あと一本が出ていれば4試合連続の15安打以上、初回に二死からの3連打で失点をしたことが影響をしたのかクリーンアップに3連続四球と武田が勝手にこけてくれたというのがあるにせよ、好調の田村、加藤はもとよりマルチヒットがぞろぞろぞろ、工藤監督のあきれ顔が痛快な猛打です。
デスパイネがカーブをツーベース、なぜかストレート攻めのナバーロが2点タイムリーと武田に翻弄をされるかと心配をしていた両外国人選手の活躍は嬉しい誤算、飛距離よりも本数が欲しいながらもナバーロの豪快な一発はソフトバンクファンの心を折るのには充分だったでしょう。
ここにきて加藤の右打席に結果が出てきているのも好材料、あの内角を打つか、と相手バッテリーからすれば驚きでしかないであろう角中は田村らほどの派手さはないもののコンスタントに.350近い打率を開幕から維持していますから頼もしい限り、左腕をさほどに苦手にしない鈴木が下位にいる厚みもロッテではないみたいです。
西武投手陣に続いて武田があんなでしたから額面どおりには受け取れないにしても、雑にならないようベンチが引き締めれば千賀だって打てるはず、と皮算用です。
それにしても中村と清田、中村は相変わらずに開きまくっての大振り、清田は内だろうが外だろうが低めのボールの見極めが悪すぎ、上向く気配が感じられません。
明後日に高濱が復帰できることを願うしかないのか、荻野もパッとしませんし、このあたりがチームとしての層の薄さなのでしょう、我慢、我慢。


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◆6月27日(月) ソフトバンク−千葉ロッテ12回戦(ソフトバンク7勝4敗1分、18時1分、東京ドーム、46,776人)
▽勝 涌井 14試合7勝3敗
▽敗 武田 14試合8勝2敗
▽本塁打 ナバーロ7号(バリオス)

▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井—田村
ソフトバンク 武田、バリオス、飯田、五十嵐、岡本—鶴岡、細川、拓也

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QED 鎌倉の闇

2016-06-28 00:10:57 | 読書録

QED 鎌倉の闇

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お約束のQEDシリーズ、今回も事件は刺身のツマ以下の役割でしかありません。
桑原崇の講釈と事件が並行して進んでいきますのでどこで絡んでくるのかと思いきやどこでも絡まず、現場に足を運ぶでもなく、関係者と話をするでもなく、熊つ崎こと小松崎良平からの断片的な情報だけで解決をしてしまう、まさに安楽椅子探偵となってしまっています。
こうなったらもう事件を起こさなくてもよいのではないかと、そう思えるぐらいの鎌倉取材旅行でした。

その取材旅行、棚旗奈々の妹の沙織がいつの間にやら雑誌社に就職をしていて、取材に崇と奈々がつきあうところから話が始まります。
お題は鎌倉の闇、源頼朝が絶対的な君主ではなく豪族に支えられた御輿でしかなかった、なんて見方はこれまでも聞いたことはありましたが、ここまでバッサリと切り捨てるのは爽快でもあり、その傀儡ぶりを数々の「史実」からしてなるほどと思わせるところはさすがです。
いわゆる土着の鎌倉党との関係も興味深く、そして20年以上も前になりますが銭洗弁財天でお金を洗ったことを思い出しました。
そこで買った「お金がカエル」のグッズ、暫くは財布に入れていたはずなのですが気がつけば行方不明、どこかに消えてしまったからこそ宝くじが当たらないのでしょう。
灯台もと暗し、元神奈川県民として小田原に続き、久しぶりに鎌倉に行きたくもなった「証明終了」です。


2016年6月25日 読破 ★★★★☆(4点)


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田村すっげぇ~

2016-06-27 01:30:44 | 千葉ロッテ

 

泥仕合の第三幕、相変わらずに両チームともにミスがあり、そのミスにつけ込んでの得点ありと、ソフトバンクを追撃するには頭を抱えたくなるような試合でした。
このライバルシリーズでロッテは47安打、西武は37安打、ロッテは26得点、西武は20得点、そして10本のアーチが飛び交う大味な展開はチーム打率を押し上げてチーム防御率を落とし込むという消耗戦、勝ち越しはしましたが3タテを食らわせなければならなかったと悔やまれます。
それでも内が失踪、高濱が腰痛再発と満身創痍の一歩手前ながらも明日からは変則日程の首位へのチャレンジ、まずは箱庭できっちりと勝って福岡に乗り込みましょう。

スタンリッジが6回途中までで4失点、とりあえずの5勝目で借金を完済しました。
細谷のやや軽率なプレーがなければQSで乗り切れたかもしれませんが永江に3安打を献上するなど調子が良かったとも言えず、今日は打線の援護に感謝でしょう。
ボール先行ながらも無四球だったことがギリギリで持ちこたえられた理由でしょうし、その代償なのかボールが真ん中に集まり気味だったことで10安打を浴びたともなればどちらがよいのか、痛烈な打球も少なくなかったものの守っている野手からすれば独り相撲を見るよりはよかったのではないかと思います。
松永、大谷、益田、東條のリレーは珍しくも左打者をきっちりと抑えた松永が投のMVP、いきなりツーボールになったのにはビビりましたが、流れを止めるナイスピッチングでした。
益田もこれまたスリーボールと前日の悪夢の繰り返しの恐怖もジャストな反応の中村にも助けられて、プチリベンジの完了です。
東條は関谷と入れ替えになるであろう前に登板機会があったのはラッキー、もたつきはしましたが零封で次、次です。

所沢遠征は宿泊を伴いますので今日は開門と同時に球場入り、スタンドとグラウンドの近さはQVCマリンと双璧の西武プリンスですので普段はあまり登場機会のない伊東監督、コーチ陣、練習着、控えの面々、素顔の角中に間違い探しなどなど、ややピントの甘いものもありますがオフ企画の材料集めは順調です。
そんな中で打のMVPは文句なしの田村、今季初アーチを含む4安打3打点で打率は2割5分を大きく超えて恐怖の八番打者になりつつあります。
あれだけ打てないどころか芯に当たることすらまれだったものが交流戦に入ってからぐんぐんと調子を上げて、今月は4割に近い打率で月間MVPの候補の一人でしょう。
早出特打を欠かさなかったとも伝えられますので努力の結果なのか、打撃の評価が高かった田村だけにようやくといったところです。
打球の方向が左に偏りつつあるのが気がかりではありますが手元に引き付けて強い打球を打てていますし、この調子で鷹狩りをお願いします。
加藤も苦手だった右打席でもタイムリーが飛び出しての4安打猛打賞で3割が目前、コンパクトなスイングでライナー性の打球が多いのは好印象ながらも持ち味の一つだったはずの長打が影を潜めて、また足を使えていないのが不満と言えば不満、それでも前に進めている実感はあるでしょう。
一方でレギュラーに定着の一歩前だった高濱は腰痛再発でスタメンに名を連ねながらも試合が始まる前の交代、持っていないとしか言いようがありません。
打線としても中村がしょぼすぎるため作戦の立て方が難しく、二回の無死一二塁は高濱がいれば細谷はバントだったのではないかと、軽症であることを祈ります。
前日の死球が理由か欠場だった清田は試合前の練習は普通にこなしていましたから明日は復帰できるのか、あるいは不安があるからこその荻野の昇格なのかもしれませんがその荻野がボールを追いかけるスイングでは清田の代わりにはなりそうにもなく、デスパイネを守らせてみる?なんて思ったりもしています。
終わってみれば大勝も捕手が上本に代わったからこそでもあり、西武ファンの嘆きや怒りの声が聞こえてきそうなライバルシリーズ第一ラウンドでした。


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◆6月26日(日) 西武−千葉ロッテ11回戦(ロッテ6勝5敗、13時1分、西武プリンス、32,153人)
▽勝 スタンリッジ 13試合5勝5敗
▽敗 多和田 7試合1勝3敗
▽本塁打 田村1号(多和田)

▽バッテリー
千葉ロッテ スタンリッジ、松永、大谷、益田、東條—田村
西武 多和田、小石、大石、佐野—炭谷、上本

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クロスプレーがいっぱい

2016-06-26 00:33:07 | 千葉ロッテ

 

所沢まで来てこんな酷い試合を見せられるとは、連日の泥仕合も勝ってくれればよいのですが5時間近くもかかってのサヨナラ負け、せっかくソフトバンクが負けたのに痛すぎます。
打線は相手のミスにも助けられて9点を取りながらも逃したチャンスはそれ以上、やはり勝てば笑い話にもなりますが負ければストレス爆発、さすがに下手すぎでしょう。
五回には4連打で1点も取れず、あの打球でハーフウェーで止まった角中の判断には首を傾げましたしそこからの突入も然り、またコリジョンルールの導入でハードルが低くなったとは言ってもデスパイネの脚力からすれば送球が逸れる可能性に賭けた暴走でしかなく、リードをしているならまだしも同点でやっていいギャンブルとは思えません。
間違っているとは言いませんが左腕だから代打井口では高濱の成長は見込めませんし、それが結果的に次のチャンスでの中村の三振に繋がったのではないかとすら思えてきます。
十回の無死満塁で1点も取れなかったのは代打要員が不足していることに起因をしているような、五回、十回と決定的なチャンスに点を取れずにその裏に失点をしたのですから流れなんてものはそんなものなのかと、もちろん七回の連打は見事でしたがデスパイネの二発目で勝ったと思ってしてしまった自分は甘過ぎだったようで、ただただ悔しくてなりません。
いくら何でも時間をかけすぎた二度のビデオ判定でいずれも有利な判定ながらも活かせない体たらく、これでもかのクロスプレーは面白かったものの、それも勝ってこそです。

二木は5回7失点とピンチで粘りきれず、集中打に屈してしまいました。
前日のアーチ攻勢を見たからか慎重になりすぎていたのではないかと思えるボール先行はらしくもなく、一気に防御率を落としてしまったのが残念です。
失点をしたイニング以外はぽんぽんと抑えていただけに、気持ちで負けてしまえばダメ、これを学んでくれていればと願います。
継投は木村、大谷、益田、西野、南で内は投げられる状態ではないのか、六回の木村はさておきひっくり返した次の回は上位打線に対することからして益田かと思いきや恐怖の大谷、その大谷が何とか凌いで下位打線で益田が炎上をするのですから野球は難しい、いずれにせよ使えない投手をベンチに置いておく余裕はありません。
益田はボールが高めに抜けがちでカウントを悪くしたのが躓きのきっかけ、まあ益田が打たれたのであれば仕方がない、そうとでも思うことにします。


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◆6月25日(土) 西武−千葉ロッテ10回戦(5勝5敗、18時、西武プリンス、31,519人)
▽勝 武隈 34試合4勝2敗
▽敗 南 28試合2敗
▽本塁打 浅村11号(二木)、山川1号(二木)、デスパイネ12号(野上)、13号(バスケス)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、木村、大谷、益田、西野、南—田村
西武 野上、十亀、佐野、バスケス、増田、武隈—岡田、炭谷

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雨中でドロドロ泥仕合

2016-06-25 00:00:05 | 千葉ロッテ

前橋でなければ中止にしたかもしれない雨中での試合は、西武戦7連勝中の石川vsプロ通算でロッテ戦3戦3勝の高橋光とのキラー対決とは思えないような乱打戦、ミスの目立つ凡戦となってしまい、プロのプレーを楽しみにしていたであろう地元ファンには残念な結果となりました。
そしてロッテとしてはようやくに交流戦明けの11連敗を止める白星、西武からすれば森、メヒア、浅村のクリーンアップで4発6打点ながらも逆転負けですから明暗がくっきりです。
株主総会で槍玉に挙げられたらしい田辺監督の投打にわたる采配ミス、右腕には2割を切りながらも左腕には3割5分を大きく超えるナバーロに武隈をぶつけて、そして前の打席でホームランの浅村にバントを命じる、これには今ごろは西武ファンの非難囂々でしょう。
菊池、中村だけではなく牧田の離脱も味方したこの逆転勝利はとてつもなく大きく、これで先発に復帰の野上を血祭りに上げれば次が岸であろうと3タテが見えてきます。
今年は連敗はありませんが連勝もないビジター観戦、土日ともに所沢に参戦をしますので、初の連勝をよろしくお願いします。

石川は足下を気にしていましたが、慣れない球場で4発を浴びながらもさほどに悪いとは思えませんでした。
ボール1つ分ぐらい甘く入ってしまったところを見逃さなかった、森らを誉めるべきでしょう。
ただ左打者の膝元のコースが石川には厳しく高橋光に甘い、逆に外角は石川にやや甘かったジャッジに翻弄されたところはあったかなと、もちろん5回8安打5失点ですから本人は激しく不満のはず、それでもここまで抑えながらも勝てなかった試合もありましから打線からのプレゼント、8勝目を前向きに考えたいです。
そしてもっさりとした大谷が壊しかけたところを救った益田と西野は見事、大谷とは対照的に重いボールを投げていた南も素晴らしかったです。

六回二死からたたみ掛けて逆転をした打線は、一方で残塁の山を築き、なかなかに微妙ではありました。
負けていれば初回、二回のチャンスに得点ができなかったことを悔やんだでしょうし、それだけにらしい連打、連打にレフトスタンドは狂喜乱舞だったでしょう。
スリーボールから凡打をするなど今日はダメかと思ったナバーロは敵将のアシストもありお約束の石川をアシスト、準地元の加藤は浅村と同じく濡れて重いグラウンドだったので気の毒ではありましたがバントミス、地元凱旋の細谷は併殺打、しかしそれぞれが挽回の3安打猛打賞、高濱は持ち味の技ありのマルチヒット、田村も交流戦の勢いそのままにライトに運ぶヒットと「明日は大丈夫か」と心配になるぐらいの16安打猛爆でした。
気になったのは反撃ののろしをぶち込んだ鈴木が足を引きずっているようにも見えたこと、角中のバットが下から出ていたこと、美談のようにも伝えられている伊東監督との物語がチーム内の不協和音になりそうな外寄りのボールには空を切り、内寄りはどん詰まりでタイミングが全くと言っていいぐらいにズレている清田です。
また返球が逸れて結果オーライにしか見えなかった六回のデスパイネの走塁、九回の細谷の右中間を破るツーベースで加藤の足をもってもホームインはできなかったのか、ここは映像ではよく分からなかったので全体を俯瞰できたであろう現地の方のご意見をお聞かせいただければ幸いです。
とにもかくにも完全な負けゲームをひっくり返したのは打線の奮起があってこそ、またかよ、と言われないような連日の猛打を期待しましょう。


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◆6月24日(金) 西武−千葉ロッテ9回戦(ロッテ5勝4敗、18時18分、前橋、15,776人)
▽勝 石川 11試合8勝2敗
▽S 西野 30試合3勝4敗18S
▽敗 高橋光 9試合3勝3敗
▽本塁打 森3号(石川)、4号(石川)、鈴木4号(高橋光)、メヒア23号(石川)、浅村10号(石川)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、南、大谷、益田、西野—田村
西武 高橋光、武隈、十亀、小石—炭谷、岡田

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チャンスかピンチか

2016-06-24 04:48:28 | 千葉ロッテ

おそらくは週末に対戦することになったであろう菊池が、右脇腹痛で登録を抹消されました。
実のところ言うほどに苦手でもなく、抑えられているわけでもない菊池ですが、それでも前回は6回零封をされましたし、6勝で防御率が2.47ともなれば楽な相手でもありません。
そうなればロッテからすればラッキーではあるのですが岸が前倒しになれば天敵襲来ですし、見慣れない顔の抜擢に沈黙をする性癖もありますからからピンチでもあります。
代わりが誰になろうが余裕を持って対するには初戦の重要性がさらに高まるわけで、石川が好調を維持してやはり中村が離脱をした打線を抑えてくれるかどうか、はもちろんのことロッテに10代で3戦3勝のニュー天敵、高橋光にそろそろプロの厳しさを教えなければならないでしょう。
もっと強い雨が降ればよかったのに、なんて愚痴が出ることがないような、高橋光ではなく細谷の凱旋勝利を祈ります。


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薩摩軍法

2016-06-24 04:06:29 | 読書録

薩摩軍法

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胸が締め付けられるような、そんな武士道の物語です。
忠義に縛られた、あるいは意地、自尊心であり、見方によっては愚直でしかない生き様、振り回される周囲の悲哀、それらがないまぜとなって読者に問いかけてきます。
善とか悪とか、正しいとか間違っているとかで語れるものでもなく、しかし現代に生きる身からすれば理不尽で、そして残された者の哀しみが響く作品でした。

いくつかの短編によって構成されていますが、いずれも舞台は島津薩摩藩です。
江戸初期から幕末に近いころまで時代に差はあれ、薩摩隼人の一途さと、頭では理解をしても心がついていかない妻であり、部下であり、その悲しさは様々です。
一番に心打たれたのはわがままに振る舞い続けなければならなかった鶴姫、これは泣けます。
ある意味で強く、そして弱く、その後の人生が気になってなりません。


2016年6月22日 読破 ★★★★☆(4点)


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ローテどうする

2016-06-23 01:53:29 | 千葉ロッテ

石川、関谷、二木、涌井、スタンリッジ、唐川が直近のローテーションでしたが、交流戦休みでの再編がどうなるかが気になります。
いい休養だ、と順番をいじらないのもありですし、変にいじって間隔が空きすぎることのリスクと対戦相手との相性を考えての兼ね合いもあるでしょう。
ただ順番どおりでは関谷が間に合いませんので多少の組み替えは避けられず、それを視野に入れての関谷の抹消だったと思われます。
真っ当に考えれば西武キラーの石川が先陣、関谷のところに唐川を入れて、そして日曜日は迷うところですが来月の日本ハム戦にぶつけたいのでスタンリッジを推します。
そして既に報道にあったとおり涌井にはソフトバンク戦の頭で直接対決を制するための重要な役割を担ってもらい、相性が悪いのが気にはなりますが二戦目に二木を持ってくるのは唐川よりは期待ができるからで、そうなれば最後が関谷といったところなのか、涌井が負けると相当なリスクになりますが今後を考えれば悪い並びでもないでしょう。
ソフトバンクとの対戦が週中に続くのでそこをどう考えるかがポイントになるであろうローテーション、ベンチの判断が楽しみでもあります。


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反面教師

2016-06-22 01:33:23 | 千葉ロッテ

2005年から始まった交流戦は今年で12年目、そして当たり前のようにパシフィックが勝ち越しました。
これでパシフィックの勝ち越しは11回目、ソフトバンクの連覇で優勝チームがパシフィックなのは10度目、リーグ間格差が埋まる気配がありません。
この差はDH制の有無が大きいような、パシフィックでは投手からすれば相手をする打者のプレッシャーが大きいですし、野手からすれば経験を積む機会が増えます。
投手の打席をどう戦略に絡めるか、との楽しみももちろんあるのですが、こと選手の能力からすればDH制がもたらした成長への機会をパシフィックが活かした結果なのでしょう。
同期間の日本シリーズでもパシフィックが9度の日本一と圧倒しており、もう日本シリーズではなく入れ替え戦でいいのでは、なんて声も聞かれそうです。

そんな中でパシフィックで唯一に借金を背負ったのがオリックスです。
広島戦で鈴木に名を成せてしまったのが記憶に新しいように、試合終盤での継投が決まらずにボロボロな状態でした。
抑えの平野がギリギリ2点台の防御率ながらも4敗、中継ぎエースの佐藤達は同じく4敗で防御率は5点台、かつての輝きはありません。
思えば僅かに2年前、オリックスが2位に躍進したときにチームを支えたのは平野、佐藤達を筆頭としたリリーフ陣の奮投でした。
平野はこの頃から傾きかけていましたがそれでも40セーブで最多セーブ、佐藤達は6勝42ホールドで防御率は1点台、比嘉は7勝20ホールドで防御率は0点台、また岸田、馬原、中山、マエストリと文句の付けようのない、右左とも球界トップクラスのリリーフ陣だったと思います。
しかし佐藤達が67試合、平野と比嘉が62試合、馬原が55試合、岸田が51試合と過負荷だったのもまた現実で、他球団ながらもこれでは危ういと警鐘を鳴らしたことを覚えています。
ここ数年の大型補強の失敗も大きな理由ですが、オリックスがここまで低迷をしている原因を作ったのは森脇前監督と言ってもよいでしょう。
翻って今のロッテを見るにつけ、リリーフ陣に負うところが大きいのはこの年のオリックスに似通っています。
昨年から一人に負荷をかけないような起用ですので同じ轍は踏まないとは思いますが、このまま先発陣が揃わずに打線も決定打を欠く状況が続けばどうなるかは分かりません。
藤岡の離脱がその予兆だった、と悔やむことにならないよう、3番手以降の先発陣の頑張りと、打線の奮起を期待したいです。


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そんなことよりも球団経営に力を入れてくれ

2016-06-21 01:48:38 | 千葉ロッテ

重光ジュニア、重光アニキ、どちらを支持するわけでもありませんが、もちろん本人たちは必死なのでしょう、しかしファンからすればどうでもよいことです。
一昨年、そして昨年とロッテの要職から重光アニキが追放されたことに端を発したお家騒動、まだジメジメと続いています。
持ち株会を含めた株主に支えられた重光ジュニアと、耄碌をして利用されているだけではないかと噂される重光パパを擁する重光アニキ、まさに骨肉の争いといったところでしょう。

ロッテの経営正常化を求める会

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ざっと見ただけですが当たり前のように千葉ロッテのことは眼中にないようで、これだけを見れば重光アニキを応援する気にはとてもなれません。
これらの騒動や、韓国では裏金疑惑で本社などに捜査当局による家宅捜索がされるなどしているようで、これでは重光ジュニアも野球どころではないのでしょう。
決着がつけばイメージ回復のための広告塔に資金投下があるのでは、との淡い期待もありましたが、むしろ生かさず殺さずの状態が続きそうです。
つまりは現有戦力で戦い抜くしかないわけですから、俺たちの福浦、どっこいサブローともに浦和で3割を打っているわけで、この両ベテランも含めた総活用でお願いします。


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写楽

2016-06-21 01:02:34 | 読書録

写楽 閉じた国の幻(上)

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写楽 閉じた国の幻(下)

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東洲斎写楽、と言えば謎の浮世絵師としてその正体があれこれと話題になっている人物ですが、最近では蜂須賀家のお抱え能役者である斎藤十郎兵衛が最有力とのことです。
この斎藤十郎兵衛は江戸時代の資料にその記載があったものの実在が確認できていなかったことで別人説、喜多川歌麿、葛飾北斎、十返舎一九、司馬江漢、山東京伝こそが写楽である、と著名な文化人の別名ではないかと言われながらもいずれも決定打に欠き、そうこうしているうちに斎藤十郎兵衛が江戸八丁堀に住んでいたことが証明されました。
しかしこの作品ではそれを踏まえた上で斎藤十郎兵衛説を真っ向切り捨てて、驚くような写楽像を浮かび上がらせています。

いろいろな資料を紹介しての謎解きではありますが、どこまでが真実でどこからがフィクションなのか、そこはよく分かりません。
ただ長い後書きを読む限りではミステリー仕立てにはなっているものの、学術的にいろいろと調べてのことのようです。
なぜ10ヶ月という短い活動期間の後に痕跡も残さずに姿を消したのか、もし別人説であれば隠す必要もなく死ぬまでに一言も明かさなかったことへの違和感、写楽の版画を出版した耕書堂を主宰した蔦屋重三郎、その世話を受けた喜多川歌麿や十返舎一九らが写楽と会ったことが無いわけがないのに誰も何も語っていないのはなぜなのか、こういった写楽の謎に対してやや我田引水なところはあるものの納得感のある、しかしいわゆる学会では受け入れられないのだろうな、と思える人物の登場です。
そしてそれまで無名だった浮世絵師のデビューに高価な雲母摺りで、しかも同時に複数枚を発行した蔦屋重三郎の思い、動機こそが一番に描きたかったのかもしれません。
それだけに主人公の周辺に実際の事件をモチーフにしたとしか思えない痛ましい事故を取り上げたり、思わせぶりな言動の東大教授を都合よくワトソン役にしてみたりと、せっかくの作品が嘘っぽく、そして軽くなってしまったのが残念でもあり、これが★を減らして平凡なところに落ち着いてしまった理由です。
これまた後書きには続編への意欲を見せていますのでそこへの布石だったのかもしれませんが、例えば遺族のことを考えれば感心はできないのが正直なところです。


2016年6月19日 読破 ★★★☆☆(3点)


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