試合が無い日ではあるのですが相変わらずのギョギョギョやカンパイガールズの話題しか出てこない寂しさ、久しぶりに地元に戻ってくるのにこれが現実です。
数少ない野球に近いネタはマリンビジョン演出リニューアル、どうやらビジョンに応援歌の歌詞を出すとのこと、選手応援歌もしくはチャンステーマなど一部に限定がされるようですが、臨機応変に応援を変えているのであろう応援団のリードと連携をするには専任の担当でも置くつもりなのか、さすがは金のかけどころが違います。
こんな状況でもロッテに金を費やしているのですからどうこう言える立場でもありませんが、とりあえずは来週末の神戸は晴れてくれよと、それだけを願ってやみません。
昨日の降雨ノーゲームの埋め合わせをするかのような延長11回を制して、沖縄での公式戦で55年ぶりの勝利はロッテとしては最南端の勝利でもあります。
先制をしてもひっくり返される試合が続いていたところでの今日も似たようなイヤな展開、しかし一生懸命なプレーがもたらした白星をきっかけにしたいところです。
角中がらしい広角に打ち分けた3安打猛打賞、粘り強さを身につけつつある三木の決勝タイムリー、久しぶりの益田の力強いピッチング、見どころはてんこ盛りでした。
それだけに相変わらずに不細工な継投が際立ってしまい、勝ち試合ながらもこのベンチにこれ以上チームを預けていいのかが不安になったのも正直なところです。
連続四球をきっかけにして同点打を浴びた佐々木はそれでも5回途中までで2安打、74球しか投げていないところでの交代は堪え性のなさを発揮したお約束のようなもので、信用できない、我慢できないのであればそもそも佐々木をなぜ先発させるのか、何をどうしたいのかがサッパリ分かりません。
こんなことを繰り返すから中継ぎ陣が疲弊をするわけで、有吉にイニング跨ぎをさせて、またしても内に2イニング、そしてその最たるものは藤岡の中継ぎ登板でしょう。
あの「美談」は何だったのか、もちろん個人事業主ですからそんなことも言ってはいられないのですが、浦和では先発で起用されながらも一軍戻ってみればまた中継ぎともなればモチベーションが旅に出て行方不明になっても責める気にもなれず、まるで佐々木の数年後を予感させるようなシーンでした。
個々の選手は頑張っているもののチームの体を成していない、のはベンチがヘボいからで、昨年までの伊東監督とは別人説、影武者説を唱えたくもなります。
万が一にでも、いや、その確率は実は高いのではないかと思っているのですが伊東ロッテの六年目があるのでしたら、小宮山投手コーチの入閣は必須です。
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◆6月28日(水) 西武-千葉ロッテ10回戦(西武6勝3敗1分、18時31分、那覇、14,604人)
▽勝 内 25試合3勝4S
▽S 益田 27試合3敗8S
▽敗 牧田 31試合1勝2敗
▽本塁打 秋山15号(藤岡)
▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木、松永、有吉、藤岡、大谷、内、益田—田村
西武 多和田、武隈、大石、シュリッター、増田、牧田—岡田、炭谷
ツイていないときはこんなものなのでしょう。
予報、そして午前中の空模様からすればどうしたら降雨ノーゲームになるのか、3点リードの押せ押せムードがフイになっても仕方のないぐらいの豪雨ではありましたが呪いたくもなるような雨でしたし、この55年ぶりの沖縄での公式戦に足を運ばれたロッテファンの方々には涙雨だったのではないかと思います。
沖縄モードなのかそうでないのか、サントスを外しての伊志嶺に大嶺翔を引っ込めての中村ともにヒットを放ち、二木も二回をパーフェクトだっただけに伊東監督の運気も上昇の兆しが見られず、「井口」の雨中のダイブが話題となっただけでもよかったと思うしかないのかもしれません。
あってはならないことですがサントスに試合に出られない理由があって欲しい、とはそうでなければ「一番打者の適任がいない」と愚痴っていた伊東監督のそれが言い訳でしかないことになってしまうからで、このあたりは「四番を打てる大砲が欲しい」と併せて「作る意思」があるのかどうかを見守っていきます。
とにもかくにも劣悪なコンディションの中でヒットを打った選手たちの勢いが雨で流されてしまわないことを願いつつ、ベンチ、選手、ファン、そして関係者の皆々様、お疲れ様でした。
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◆6月27日(火) 西武-千葉ロッテ10回戦(西武6勝2敗1分、18時31分、那覇、降雨ノーゲーム)
▽バッテリー
千葉ロッテ 二木—田村
西武 野上—岡田
不可思議な日程は移動に時間がかかる那覇だからなのでしょう、沖縄との縁はロッテの方が深いはずが主催が西武なのは千葉への引き籠もりが理由なわけで、昨年に角中の活躍に引っ掛けたかのような北陸遠征の復活の話もありましたが、親会社が変わらないうちは地方興行は期待できそうにもありません。
移動費に比して球場のキャパが小さいために実入りが少なく単に興行という意味からすれば旨みが無いのも実際のところで、しかし損して得取れ、ファン獲得には愚直さも必要です。
その沖縄は今日は雨模様だったようですが幸いにも梅雨が明けたこともあり明日、明後日と晴天のようで、やはりビジターだった前回の沖縄開催は55年前で毎日オリオンズは今では考えられないサスペンデッドゲームがあったりして地方球場ならでは、今回はどういったサプライズがあるかが楽しみだったりもします。
さすがに平日、しかも火曜水曜はサラリーマンにはハードルが高く、それでも多くのロッテファンが足を運ばれるのでしょう。
こんな状況ですから大嶺翔はもちろんのこと伊志嶺のスタメン、大嶺祐の凱旋登板があってもよい、と言うよりはあって欲しい、地元開催でもファン投票選出がゼロの不甲斐なさ、そのショックを振り払うためにもニュースになるのであれば何でもあり、次はロッテ主催で、といった声がわき上がるような試合をお願いします。
楽しみにしていた船橋での二軍戦は9時過ぎには中止が決定、遠くから足を運ばれるファンも少なくないでしょうから早めの判断はあってよいとは思いますが昼前には雨が上がり、昼過ぎには道路も乾いて、その後は時折に霧雨はありましたが傘が必要なほどでもありませんでしたので早まった感は否めません。
グラウンドコンディションが悪かったのかもしれませんし二軍戦ですので無理をする必要もないのでしょうが、年に一度のことですので残念至極です。
そんな東の涙雨に対して西の涙雨は前日のリプレイを見るかのような決定力不足の打線が石川を見殺し、涌井、唐川、そして石川での負け越しは相性のいいオリックス戦だけに伊東監督も想定外だったでしょう、前日のボークに不満も抗議には出てきませんでしたし、試合後のコメントもどこか弱々しさがあります。
7安打ながらも今日も2併殺でチャンスを活かせず、無死一三塁で1点も取れないのですからどうにもなりません。
足を使っているようでオートスタートでしかありませんし、加藤もすっかりと俊足のイメージを失ってどこへ向かっているのか、今日は悪送球の三木と上武大が足を引っ張りました。
こんな日もあるでしょう、いや、こんな日ばかりでしょう、唯一と言っていいぐらいの光は石川の復調で、本人は勝負どころで持ち堪えられなかったことを反省していたようですがピッチングとしては球威、コントロールともに石川らしさがありましたので、二桁勝利は遠いですし借金完済も難しいでしょうが、絶景までもう少しです。
それにしても井口、福浦の出番がないままに土日に連敗と遠征組には厳しすぎる結末で、来月の同じカードで同じような仕打ちに遭わないようジンクスに磨きをかけることにします。
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◆6月25日(日) オリックス-千葉ロッテ11回戦(ロッテ6勝5敗、13時、京セラドーム大阪、30,342人)
▽勝 西 10試合3勝3敗
▽敗 石川 8試合1勝7敗
▽本塁打 小谷野4号(益田)、ロメロ12号(益田)
▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、松永、益田—田村、江村
オリックス 西、平野—若月
期待どおりに立ち上がりの一回りを完璧に抑えた唐川は外角低めにきっちりとコントロールしての7回3安打1失点、不可解な、と言いますか嫌がらせにも近い二度のボーク判定に珍しくも怒りの感情を表に出しながらもめげずに投げた唐川には文句のつけようもなく、しかしこれで勝てないのですからロッテはやはりロッテです。
球数からすればもう1イニングはいけたとも思えましたが七回の2四球を判断しての交代は妥当なところではあり、もっとも延長も視野に入れた継投を考えてのそれだったのか、ストレートがど真ん中に入ってしまった大谷はそのストレートに力が戻っていないのが明らか、どのみち12回までには誰かが捕まったような気がします。
結局のところはやはり打線、毎回のように得点圏に走者を進めながらもあと一本が出ずにの3併殺ですから、神戸に集ったロッテファンは欲求不満が爆発だったでしょう。
左腕に対してペーニャとパラデスを入れ替えたのが結果的には裏目に出たのも仕方なし、これまでのパラデスとペーニャへの期待を天秤に考えれば明日以降も四番ペーニャに六番パラデスでよいのではないかと、やや上体が突っ込み気味でバットが下から出ているペーニャが気がかりながらも実戦慣れを待つしかありません。
また八回は流れとしては井口しかなかったのでしょうが福浦の巧打に賭けてみたかった感もあり、その福浦を「温存」しての代打岡田にはげんなり、です。
とりあえずは走者が出ているからこその併殺の山、はこれまでを考えれば贅沢な不満なのかもしれず、明日の西に石川も見殺しとなるのか、涙雨の大阪とならないことを願います。
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◆6月24日(土) オリックス-千葉ロッテ10回戦(ロッテ6勝4敗、15時、ほっともっと神戸、21,470人)
▽勝 黒木 32試合5勝1敗1S
▽S 平野 29試合2勝3敗5S
▽敗 大谷 25試合1勝1敗
▽本塁打 小島1号(大谷)
▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、大谷—田村
オリックス 松葉、黒木、平野—若月
交流戦明けの初戦は終わってみれば大勝でしたがハラハラな展開は涌井がもう一つピリッとしなかったためで、ある意味で涌井らしいと言ってしまえばそうなのですが、せっかくの先制点をあっさりと吐き出すのも涌井らしく、それでもそこから粘って勝ち越しを許さないのも涌井らしく、気持ちの悪い失点もありましたので7回3失点での降板はそんなものでしょう。
そのエラーをやらかした大嶺翔はあの捕球からのランニングスローであれば精一杯のプレーではあり、福浦であれば捕れなくても止めることぐらいはできたのではないかと思います。
それよりも同点の四回に無死二塁でバントを失敗したことが腹立たしく、それであっさりとサインを変えるベンチにも落胆、あそこはスリーバントでも送らせる場面でした。
6点リードでも内を投げさせるのも相変わらずで、登板間隔は空いていましたし週明けは2連戦だからと高を括っていたのかもしれませんが、明日明後日と3連投になるかもしれないとの想像力は働かないのかと、内の脆さが骨身にしみていないのかと、宮崎をどうしたいのかも分かりませんし、伊東監督もらしいまま、です。
そんな中でプロ初の4安打猛打賞の三木が大活躍、まだ打席数が少ないので上げ下げが激しいですが.282まで上げてきました。
やはりバント失敗はいただけませんが右方向に走者を進めるバッティングで穴埋めをした先日と同じく左に右に逆らわない広角ぶりで、気がつけばキャリアハイをばく進中です。
有力視をされていた平沢、中村を尻目に大穴のレギュラー獲得は酒井への道を着々と、時折にその守備でもポカがありますがショートは守れて.260も打ってくれれば御の字だったりもしますので、このまま二番を任せてもらえるよう小技をおろそかにせず千載一遇のチャンスを手にしてもらいたいです。
試合の流れとしては5点目を叩き出したパラデスのタイムリーが大きく、あれだけブリブリ振っていながらもファールで粘って最後は上手くタイミングを合わせてのヒットですのでこれもペーニャ効果と持ち上げれば面白いのですが、そのペーニャも初安打初打点、ヒヤリとしましたが美味しい危険球ももらってこのまま乗っていきたいところでしょう。
チームも今季最多の16安打でやはり波に乗りたいですがそれも唐川次第、ムードを壊さない立ち上がりでお願いします。
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◆6月23日(金) オリックス-千葉ロッテ9回戦(ロッテ6勝3敗、18時、ほっともっと神戸、12,422人)
▽勝 涌井 13試合3勝5敗
▽敗 山岡 10試合2勝6敗
▽本塁打 マレーロ3号(涌井)
▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、大谷、内—田村
オリックス 山岡、大山、近藤、黒木、金田—若月、伊藤
交流戦休みが明けてリーグ戦の再開、天候が持ち直しての神戸、大阪はその反動で来月の遠征では雨に降られそうなイヤな予感がありますが、それもまだ先の話です。
期待のペーニャは打撃練習でスタンドインを連発も伊東監督は弱気な発言に終始をしていたようで、待望の大砲ながらも気が弱っているのかもしれません。
またエース涌井を見殺しにするのか、その涌井ももう一つピリッとしませんし、大嶺祐や清田らの代わりが誰になるのかも気がかりです。
数字だけを見れば岡田が戻ってきても不思議ではありませんがサントスが機能をしているところでの岡田がはまるとも思えず、このあたりの人事がリトマス試験紙に・・・は今も一般的なのかどうか分かりませんが、果たして青なのか赤なのか、何にせよロッテファンの冷めた心に火を点すプレー、野球を見せてください。
交流戦休みということもありますが機関紙に加えてニッカン、サンスポの三紙が一面の井口の引退報道です。
当然に次期監督候補と報じられる一方でタブロイド紙には王会長との繋がりからポスト工藤、なんて予想どおりのネタがあったりもして、オフまで騒動は続くのでしょう。
そのタブロイド紙が取り上げるまでもなくサブロー、里崎といった面々に数年後には福浦が控えていますし、一方で機を逸してしまったのかもしれませんが小宮山、初芝の世代はどうなるのか、これだけを見れば多士済々ながらもコップの中の嵐との指摘も免れず、ロッテファンには寂しい現状です。
そうなれば次代の中心選手の育成が急がれますが、井口引退を一番に知らせてくれたニッカンが先日にロッテが清宮を入札候補に挙げていると報じました。
今年のドラフトの目玉ですからそれ自体に違和感はありませんし珍しくもありませんが、気になるのは「投手を基本線にしていた」との言葉で、もちろん山室球団社長や林球団本部長ら具体的な名前の無い球団幹部の言葉ですからさらっと流すのが作法にしてもそこはロッテ、どうなるかは分かりません。
投打ともに補強ポイントだらけながらもまずは野手、とは自分の基本スタンスで、それが清宮かと問われれば個人的には否定的ながらも投手にいくぐらいであれば特攻はありです。
この清宮ドラフトにどう対処していくのか、お約束のように背番号6を確約なんて報道がいつ頃に出るのか、気持ちはオフに向かいつつあります。
井口が今季限りの引退を発表しました。
一部のマスコミが報じたそれを見たときには飛ばしたなぁ、が正直な感想で、しかしあれよあれよと球団の公式発表、そして引退会見と、驚きの展開です。
今季で43歳は野手の球界最年長、衰えは否めず一昨年から出番がかなり減ってきていましたので終わりが近づいているとの予感はあったものの、しかしチーム打率を大きく上回る.257にまだまだイチローを追いかけると思っていましたので、この展開を予想できたロッテファンは皆無だったのではないかと思います。
どうやら昨年の契約更改の際に今季限りを球団に伝えていたようで、そうでなければ里崎が9月に入ってから、サブローは8月末とそのタイミングからすれば異様に早い6月中の引退発表はなかなかに理解しづらいところがあったわけで、メジャーでの開幕前に明言をするケース、井口はオルティスのそれを参考にしたとのことでした。
今週末から再開となるペナントレースで一気にロッテファンの井口祭りが始まるのでしょう、レプリカユニは飛ぶように売れるでしょうし、井口もファンにプレーを見てもらえる機会が増えるので三方一両得、選手としてはなかなかに踏ん切りがつかない決断でしょうがNPBでも今後にこういったケースが増えてくるかもしれません。
お疲れ様、ありがとう、井口に贈る言葉は尽きませんが、地元開催ながらも候補となる選手が数えるほどという状況からして井口の選出というサプライズが監督推薦、選手間投票のいずれかで実現をするかもしれない、なんて夢を語りたくもなり、今春に石垣島で井口にサインをもらえてよかったと心から思います。
そうなれば次の注目は人事、井口監督の誕生がいつになるかです。
ロッテに入団をしたときから将来の監督候補とされた井口はダイエー閥の瀬戸山球団社長らが去ってもその存在感に変わりはありませんから、当然に球団はそのつもりでしょう。
伊東監督の今季限りでの退任が必至なだけに引退即監督就任といった声も聞こえてきそうで、ただそれは井口にとってもリスクですからあるいは伊東監督からの禅譲を前提に打撃コーチに就任をして球団創設70周年にあたる2019年に井口ロッテの誕生というストーリーなのか、あるいは二軍監督として三年程度の経験を積んだ上で満を持しての登板であれば福澤監督あたりに繋いでもらうか、そもそもそれまでロッテが存続をしているかどうかとの不確定要素はありながらも、ファンも当然にそれを期待しているはずです。
ただ井口ほどの実績があればロッテにこだわる必要もなく、球団のバックアップが弱いことから苦労をすることは分かっているでしょうから、義理堅いと聞いていますので全く袖にすることはせずにコーチだけを受けて、王会長の要請でポスト工藤なんてことも覚悟をしていた方がよいかもしれません。
しかしそれもまだもう少し先の話、今はせっかくチャンスを与えてくれた残りの試合で井口のプレーを目に焼き付けるべく、また球場に足を運びます。
大嶺祐が抹消されました。
昨日のサヨナラ負けは不憫ながらも言い訳のしづらい惨状でしたし、ここのところは四球での自滅が目立ちましたので仕方がないかなと思う一方で、それでもその昨日の大乱調までは2点台の防御率だっただけにヒステリックな措置のようにも感じられてしまうのが正直なところだったりもします。
そもそもが春季キャンプから先発として調整をしてきてオープン戦でも結果を残してきた大嶺祐を先発ローテーションに組み込むことなく第二先発、などという便利使いをしようとしたのが最初のボタンの掛け違えで、しかもスーパーサブどころか大差でのビハインドの試合での登板が多かったのには首を傾げたものです。
その大嶺祐を抹消するに際して伊東監督、ないしは落合コーチ、小林コーチとどういった言葉が交わされたのか、藤岡のときのような「悪かった、先発として再調整してくれ」のようなコミュニケーションが取れていればいいのですが、梶原広報あたりには少しぐらいは盛ってくれてもいいので前向きな情報が出てくることを願ってやみません。
荻野の後を追うように浦和行きとなった清田は三振でニヤニヤにファンの厳しい視線、が理由とも思えませんが、その荻野ともども厳しい立場になってきました。
だから次を担う高校生の外野手を獲っておけ、と主張をしていたのですが、今年こそ横浜の増田、龍谷大平安の岡田あたりを確保できるようお願いします。
そして土肥、このままでは背番号34の呪いに飲み込まれてしまいますので、春季キャンプに立ち返ってしっかりと腕を振る、また先発としての育成を福澤監督、頼みます!
魔王 |
これまで読んできた中では、一番につまらなかった伊坂幸太郎かもしれません。
とは言いながらも「つまらない」はピッタリくる表現ではないかもしれず、消化不良、どこか不思議な伊坂ワールドは健在ながらもさすがにこの終わり方はないでしょう。
はしごを外された、レベルではない唐突な幕切れ、これでは何を語りたかったのかが全くわからず、時間を返してくれといったところです。
どうやら続編があるようなのでそこで種明かしでもしてくれるのか、ポリシーをねじ曲げて特攻します。
テーマ自体は興味深いものがありました。
大衆心理の危うさ、がタイムリーなのは共謀罪法が与党の強行採決で可決されたことに対する「自分には関係ないから」との、「普通の市民」の声を聞けば薄ら寒くなってしまいます。
自分にできることは選挙にかかさず行くことぐらいしか無い現実にも愕然としますし、世間の無関心が為政者の思うツボをもたらすのでしょう。
血税を使ったお友達優遇が明らかになっても、露骨なまでの安倍隠しに躍起となる自民党幹部の姿を見せつけられても40%を維持する内閣支持率は野党の不甲斐なさを考慮しても異常、異様で、小泉純一郎や橋下徹などムードに流されやすい国民性、日本人は怒りが持続しないので一度目は強く反対しても二度目はあっさり許してしまう、自分なら一回目は緩く通してそこから大きく育てる、といった主人公の言葉は伝え聞こえてくる政治家、官僚のそれと一致します。
作中の犬養首相が押し進める憲法改正、それに対する国民の反応、まるで未来を予測するような展開で結末が気になっただけに、その中途半端さに腹立たしくもなった魔王でした。
2017年6月17日 読破 ★★☆☆☆(2点)
あまりに劇的すぎる幕切れに血管がぶち切れて頭が痛いのではなく、昨日から物理的に頭が痛くて七回で帰ってしまったのは2点ビハインドながらも絶望的な雰囲気に背中を押されてのことで、そこからの鈴木の同点アーチに柿沼のプロ初打点を見られなかったのと大嶺祐の被弾を見ないで済んだのと、どっちもどっちだったりもします。
2点のリードを守り切れなかった大嶺祐には非難が集まるでしょうがナマで見ていないだけにもう一つピンときていないのと、モチベーションを維持しづらい起用が続く中で昨日に57球、今週は3試合で85球を投げたところからの連投ですから同情が先走ったりしているのが正直なところです。
もちろんプロですので与えられたところで結果を残せなければそれが評価に繋がるのですが、前回の登板で手応えを口にしていた佐々木が阿部に二打席連発を浴びながらも4回で5奪三振、ストレートも少しはスピードが乗ってきたところでの降板が中継ぎ陣にしわ寄せになったわけで、そこは二木に続いてのベンチの責任でしょう。
福浦、井口と早めの攻勢は悪くありませんし、珍しくもツーストライクからの柿沼へのセーフティースクイズのサインに変化の兆しを感じたいのですが、田村、そして右方向への打球でリカバリーはしたものの三木と相変わらずにバントができないのがそのままですからむしろそちらが腹立たしくもあります。
同点のところでペーニャに守備固めというのも理解ができず、一振りで試合を決めることこそが大砲の役目なはずが中途半端に守りに入り、その伊志嶺に代えての清田、代打の代打はままありますが守備固めの守備固めは初めて見ましたし、一方でその大砲にビビってのマギーに3打席連続敬遠は戦う姿勢の欠如を指摘されても抗弁はできません。
林球団本部長は人事について動かないことを明言したようですが本当にそれでいいのか、このままですと今年だけではなく来年以降にも響きそうな不安があります。
「塁に出られないので策の立てようがない」「野手を使い切った総力戦だったので仕方がない」、一方で「あきらめる姿はやめて欲しい」とは矛盾しまくりの伊東語録ですが、細かな、痛すぎるミスはありましたが選手は頑張ってくれました、しかしベンチはどうなのか、球団はどうなのか、交流戦休みに頭を休ませずにしっかりと考えてもらいましょう。
ちなみに無理矢理にも「遠征」の範疇に入れて連敗はしないぞ、と挑んだのですが敢えなく連敗、どうやら千葉からした東京をそう見なすには無理があったのか最低でも一県を跨がないとダメなようで、そうなれば次なる関西遠征こそは白星を、とりあえずは雨が降らないことを願うばかりです。
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◆6月18日(日) 巨人-千葉ロッテ3回戦(巨人3勝、14時2分、東京ドーム、44,635人)
▽勝 高木勇 3試合1勝
▽敗 大嶺祐 20試合2勝2敗
▽本塁打 阿部9号(佐々木)、10号(佐々木)、鈴木8号(マシソン)、亀井1号(大嶺祐)
▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木、有吉、松永、大谷、内、益田、大嶺祐—江村、田村
巨人 大竹寛、西村、マシソン、カミネロ、森福、高木勇—小林
先日の横浜スタジアムとは違って東京ドームはそもそもバックネット裏のチケットなどは手に入りませんので、昨年と同じく二階席からの観戦です。
グランドからの距離感はその横浜スタジアムと似たり寄ったり、ZOZOマリンで言えばB指定席よりも遠いことからして、ロッテファンは値段的にもまだまだ恵まれているようです。
しかし明日に負けてヤクルトが勝てば初の交流戦最下位が決まるというリーチ状態は成績には恵まれず、腹をくくって明日を迎えましょう。
そんな二階席からでも20倍ズーム、40倍ズームでこれぐらいの写真が撮れるのですから大したものです。
しかし二木のピッチングは4回8安打3失点と大したものにはならず、それにしてもチームの勝ち頭をその4回で代えてしまうのですからベンチの信頼度はその程度なのでしょう、代打で出てきた清田があっさりと空振り三振に倒れるところなどは今のチーム状態を見事なぐらいに現したシーンでした。
ボールの走り自体はさほどに悪いようには見えませんでしたがバウンドするなど低めを上手く攻められなかったのか、それをポロポロとこぼす田村には難しいプレーだったにせよ二木の投球の幅を狭めることにもなったような気がしないでもなく、何をやってもダメなときはこんなものなのでしょう。
推しメンの土肥もすっかりとつまらない投手になってしまいましたし、まだ三ヶ月以上もあるかと思うと気が滅入ってきます。
打線は「昨日の二倍も打ったぞ!」の4安打は先頭打者の出塁が3度もありながらもそれを活かせず、一昨日、昨日に続いて見所が皆無に近い貧打線ぶりが際立っています。
ペーニャが一軍に合流をするも「守りに不安」とは伊東監督ですがそんなことを言っている場合なのか、その守りを重視しての三木が致命的なエラーをするのですから理想と現実、そのあたりの兼ね合いと言いますか判断と言いますか、現状を理解できていないのではないかとすら思えてしまいます。
それこそ田口の方が打者らしい打球を飛ばしていたわけで、初球にあっさりと相変わらずの遠回りのスイングで内野ゴロの中村にブーイング、一方でプロ初打席の柿沼のさしていい当たりでもなかったレフトフライに拍手、ファンが何を求めているかが分からないようであればオールスター戦での表彰式を花道に勇退をしてもらいましょう。
左対左を理由にスタメンから外したのであろうサントスを代打で起用して、大嶺翔には出番無し、いよいよです。
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◆6月17日(土) 巨人-千葉ロッテ2回戦(巨人2勝、18時1分、東京ドーム、44,104人)
▽勝 田口 11試合5勝2敗
▽敗 二木 9試合4勝1敗
▽本塁打 陽岱鋼1号(土肥)
▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、大嶺祐、益田、土肥—田村、柿沼
巨人 田口—小林
東京ドームまで足を運ばれたロッテファンの多くがそう思われたのではないかと、それぐらいにつまらない試合でした。
箱庭でアーチ攻勢どころか僅かに2安打、「夜間特訓が効いてきた」だの「ペーニャがパラデスにアドバイス」だの、マスコミがいかに適当なこじつけをしているかが分かる惨状ですし、「上向いてきた」と楽観視ともとれる発言をしていたベンチの甘さを再確認できたのが唯一の収穫かもしれません。
昨年に続くヒステリーなのか吉田を落としての今日の8失点に伊東監督は田村にどういった言葉をかけるのか、いきなり初回の失点に四球が絡んでの炎上もどこかで見た光景で、同じ打者に打たれるのもそう、こうなってしまえばもうリードがどうのとかの次元ではないように思えます。
ヤクルトが勝ったために土日に負ければ初の交流戦最下位の可能性が高まってきましたが、その土日は「遠征」をしますので連敗はしないはず、なんて思いながらもリーグ戦、打率、防御率、得点、失点、本塁打、盗塁に加えて交流戦のドベ尽くしを見たかったりもして、それが球団へのお灸になるのであればなおさらです。
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◆6月16日(金) 巨人-千葉ロッテ1回戦(巨人1勝、18時、東京ドーム、43,357人)
▽勝 マイコラス 12試合6勝3敗
▽敗 涌井 12試合2勝5敗
▽本塁打 マギー7号(黒沢)
▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、有吉、松永、黒沢—田村
巨人 マイコラス、西村—小林