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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
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隠し球とか

2014-11-30 00:33:15 | 千葉ロッテ

ようやくに新入団選手発表会の日程が発表となり、そしてロサとクルーズの残留も決まりました。
ドル建てで考えればロサは75万ドルから55万ドル程度、クルーズは75万ドルの現状維持といったところで、ロサのダウン幅が大きいような気がしますが、とりあえずは一息です。
そうなれば次はデスパイネですが年内に白黒が付くかどうかも微妙な様相で、その結果を待ってからの動きなのか、隠し球などがないのかが気になります。
ペーニャ、ブランコ、ロペスなどがNPBでぐるぐると回りそうな状況に指をくわえていていいわけもなく、もうタイミング的には完全に出遅れなのでどうにもならないでしょうが、一部に報道のあったジョーンズは出塁率よりも決定打不足のチーム事情からして適役とは思えず、それこそ最適とも言えるペーニャやブランコに参戦もできないのが残念でなりません。
逆に言えばオリックスが不気味ながらもデスパイネに突っ込んでくるライバルは減ったのかもしれませんが、納会で思い出したかのように半沢節を持ち出した山室球団社長のその言葉の裏付けはどこにあるのか、成瀬の穴を埋める存在と算盤を弾いているのかもしれない李大恩もその後が続きませんし、矢地と陳冠宇の正式契約もまだのはずです。
ロッテファンへのクリスマスプレゼントはあるのか、靴下のサイズをどうしようかに悩む冬の夜です。

 

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2014年通信簿 30 伊藤義弘

2014-11-29 03:05:00 | 千葉ロッテ

30 伊藤義弘 投手 32歳 年俸3800万円

【2014年成績】 5試合 1勝0敗0S 防御率0.00 5回 4被安打 0被本塁打 3与四球 1与死球 3奪三振 被打率.211

今季も完全復活とはならなかった伊藤です。
昨秋の右肘の手術から苦しいリハビリを経ての一軍、そして涙の勝利とファンには嬉しいピッチングもありましたが、終わってみれば僅かに5試合の登板でしかありませんでした。
肘をかばうような素振りはありませんでしたしストレートにスピードは出ていましたのでホッと一息ではありましたが、それが特徴ではありながらも暴れ馬なボールの行き先を制御しきれず、もう少しはチャンスを与えて欲しかったものの仕方のないところではあります。
いっそのこと先発をさせてみたらどうよ、と思わないでもありませんが、やはりこれまでの経験を活かしての中継ぎエースを目指すのが伊藤の復活には近道でしょう。
とりあえずでも投げられているだけにいきなり荻野忠のようなことにはならないでしょうが、来季はもう33歳、一軍で30試合ぐらいは投げられるようでないと後がなくなります。

どちらかと言えばコントロールはばらけ気味ながらも強気の攻めで打ち取る、といった伊藤のスタイルだけに、四死球の多さにこだわりたくはありません。
ただベンチからすれば今の伊藤に求めるのはテンポのいいピッチングでしょうから、それもあっての出番の少なさだったのでしょう。
浦和でも数字だけを見ればもう一つな感じですし、顔ぶれを固定しがちな伊東監督だけに伊藤の名前があっても目を見張るような数字が出なければ来季も厳しいかもしれません。
良くも悪くも小器用なことができる伊藤とも思いませんので、危険球で退場となった次の試合の初球に内角に投じる、その気持ちを前面に出してやっていってもらいたいです。
まだまだボールには力がありますので、向かっていく気持ちがあればQVCマリンで輝ける日はそう遠くないと信じさせてください。

2008年通信簿 2013年通信簿
2009年通信簿
2010年通信簿
2011年通信簿
2012年通信簿


【オリオン村査定】 3800万円 → 3000万円 (▼21%)

 

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2014年通信簿 29 西野勇士

2014-11-28 01:08:01 | 千葉ロッテ

29 西野勇士 投手 23歳 年俸2640万円

【2014年成績】 57試合 1勝1敗31S 防御率1.86 58回 33被安打 4被本塁打 15与四球 0与死球 63奪三振 被打率.169

育成枠での4年間は何だったのか、と背番号が131→67→29と立て続けに出世魚な上昇気流に乗った西野は、先発として活躍をした昨年を超える見事な守護神ぶりで、ロッテのエースナンバーの一つである29に相応しい、一気にチームの顔たる存在まで登り詰めました。
侍ジャパンでも守護神を任されてノーヒットノーランの立役者の一人となり、そろそろ知名度も全国区に近づいてきたのではないかと思います。
昨年の右肩痛の影響か今春は二軍スタートで、だからこそ肩肘への負荷から先発として起用すべきだと考えていましたが、結果を見ればベンチの判断が正しかったと言えます。
それもこれも昨年までとは違って中継ぎ、抑えの無駄遣いを極力に避けようとした伊東監督の方針によるところも大きかったですし、不幸なことにチーム成績の低迷で眉をひそめるような連投が無かったのも西野にとってはよかったのではないかと、しかし本来はそれでは困りますので、来季は最多セーブとミリオンダラーの両手に花でバラ色のオフといきましょう。

短いイニングで全力で投げればここまで変わるのか、と驚かされたシーズンでもありました。
昨年は先発で140キロ台前半のストレートが中心でしたが、今季は1試合を除けば1イニング限定ということもあってか140キロ台後半をビシビシと投げ込んだ西野です。
ただ速いだけではなくキレ、伸びも抜群で、そのストレートがあってこその伝家の宝刀、フォークも活きました。
そのフォークが昨年の中盤以降から落ち過ぎなのか制御し切れていない傾向はさほどに変わりはありませんでしたが、伊良部ほどではないにせよスピードの乗ったフォークだけに打者としてはやっかいな存在だったはずで、ストレート、そして高めに浮き気味ではありましたが緩いカーブを上手く使っての緩急差で怖いもの無しといった感じです。
1割台の被打率、1点台の防御率と文句のつけようもなく、チームYUの筆頭に躍り出たと言ってもよいでしょう。
まだ来季に24歳、さらに上乗せができるとなると身震いが出るほどに楽しみな存在です。
来季の守護神は動かないでしょうが近い将来に先発に戻ることも充分にあるでしょうから、このギリギリなところでの経験は大きな財産になるはずです。
どうしてもまだ29と言えば小野のイメージが残っていますが、来年の今ごろには完全に29を自分のものとする西野に期待をしましょう。

2009年通信簿
2010年通信簿
2011年通信簿
2012年通信簿
2013年通信簿


【オリオン村査定】 2640万円 → 6000万円 (△127%)

 

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石川が新人王

2014-11-27 00:47:54 | 千葉ロッテ

石川が新人王となりました。
29セーブで防御率が2.01の高橋といい勝負になるのではとも思っていましたが、石川の155票に対して高橋は46票と意外なぐらいの独走です。
石川は規定投球回に達しての二桁勝利ですし、何だかんだ言っても中継ぎや抑えよりも先発の方が評価をされるのかなと、またルーキーのアドバンテージもあったのでしょう。
そういう意味では森唯が高橋ぐらいの数字を残していればチームが日本一になったこともあってやばかったかもしれませんが、これも巡り合わせです。
何はともあれチームとして唯一の表彰者となった石川は、森友や松井、吉田一、加藤に投票をする記者がいるのですから新人王の価値にどれだけのものがあるのか、あるいは小坂や久保、益田のその後を考えれば浮かれてばかりもいられませんが、シーズンを通して頑張った結果ですので目出度いですし、その喜びに浸っても誰も文句は言わないでしょう。
ただそれも年内いっぱいぐらいで切り替えて、マリーンズでは誰も成し遂げられなかったルーキーイヤー超えへの準備をお願いします。
来季はQVCマリンでの絶景かな、を連呼して、二年目のジンクスを軽々と乗り越えての二桁勝利を期待します。

 

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2014年通信簿 28 松永昂大

2014-11-26 00:03:12 | 千葉ロッテ

28 松永昂大 投手 26歳 年俸3750万円

【2014年成績】 46試合 4勝3敗0S 防御率3.27 41回1/3 48被安打 3被本塁打 16与四球 5与死球 21奪三振 被打率.308

ルーキーイヤーがキャリアハイ、とはロッテな特徴ではあるのですが、松永もその一歩を踏み出してしまいました。
もっともそれが二年目のジンクスですので、来季に挽回ができれば問題はありません。
夏場に左肘関節周囲炎でリタイアをするなど過負荷への影響が心配をされますが、信頼できる中継ぎ左腕が松永の一人舞台となっているだけに頑張れ、です。
遅めのプロ入りですので三年目の躓きは今後に大きな影響が出ますから、50試合で防御率2点台を目指して奮起を願います。

走者を出しても粘り強く、ふてぶてしく抑える、が松永の持ち味ではありますが、今季はあっさりと先頭打者を出すなどして苦しいピッチングが続きました。
そのピッチングスタイルに昨年と大きな違いは見受けられませんでしたので、本人のイメージとボールの力に乖離があったからこその被打率3割オーバーなのでしょう。
キレが落ちたのか慣れられたのかは分かりませんが空振りがなかなか取れず、球数が増えた挙げ句の痛打という悪循環です。
相変わらずに強気で攻めての5与死球に松永らしさがあったものの、すっぽ抜けも少なくなかったのが気になると言えば気になります。
益田と同じく先発も考えたいのですが球種が少ないのが難点で、ストレートにスライダー、たまにシュート系ぐらいでは苦しく、中継ぎとしてもワンパターンは否めません。
縦のカーブなりフォークなり、落ちるボールがなければ行き詰まりそうで、緩急という意味では流行のカーブがお奨めとは机上の空論ですが、何にせよ新球は欲しいところです。
二度のリタイアがありながらも50試合に近い登板数で疲労蓄積が心配ですが、1イニングを任される信頼をベンチから得られる松永であってくれればと思います。

2013年通信簿


【オリオン村査定】 3750万円 → 4000万円 (△7%)

 

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2014年通信簿 27 古谷拓哉

2014-11-25 00:39:31 | 千葉ロッテ

27 古谷拓哉 投手 33歳 年俸3000万円

【2014年成績】 23試合 7勝5敗0S 防御率4.35 101回1/3 110被安打 8被本塁打 44与四球 6与死球 68奪三振 被打率.282

先発としての二年目のジンクスが心配をされた古谷は、出足の快調さにその心配も忘れて二桁勝利も確実、最多勝争いもと夢を膨らませましたが、なかなか上手くはいきません。
その後はQSながらも打線の援護がないままに白星を上積みできず、交流戦に入ってから続けて打ち込まれたことで中継ぎに回されてしまい、夏場には左肩の張りで一軍を外れるなどして日本人の投手陣最年長、苦労人がチームを引っ張るという目論見が外れてしまいました。
それでも7勝で貯金も作りましたのでそれなりの働きをしてくれた古谷ですので、今季はやや膝を曲げて来季に備える、大きなジャンプへの準備期間だったと思うことにします。
終盤戦に中継ぎでは投げられない、と伊東監督との温度差のようなものが見受けられたのが引っ掛かりはしますが、成瀬が抜けた来季は藤岡を蹴散らして左のエースとして君臨をするぐらいの古谷であってもらわなければ困りますので、今度こその二桁勝利を目指してやっていってもらいたいです。

先発で打ち込まれると中継ぎで、という今季の伊東監督のやり方に、翻弄をされた感のある古谷です。
負けないピッチングが持ち味の古谷は夏場まではらしい粘り強さを見せましたが、左肩の不調もあってか最後は立て続けに黒星を喫してのシーズン終了でした。
子守り投法でテンポのいいスタイルがいつの間にやら投げ急ぎのようになってしまい、またコントロールがばらけ気味で球数が増えたのも躓きの一因でしょう。
ボールのキレ自体はさほどに悪かったとは思えないのですが、打者にボールを見極められていたような感じがありましたからリリースポイントのズレもあったのかもしれません。
他の投手と同じく打線の援護がないことでの力み、はその打線の来季への明るい見通しがないだけに繰り返しが不安材料で、もう開き直るしかないでしょう。
どこか系統が似ている成瀬の移籍があるいは古谷にとってはプラスになるやもしれず、大胆に内に投げる古谷をまた見せてください。

2007年通信簿 2012年通信簿
2008年通信簿 2013年通信簿
2009年通信簿
2010年通信簿
2011年通信簿


【オリオン村査定】 3000万円 → 3200万円 (△7%)

 

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2014年通信簿 25 金澤岳

2014-11-24 02:34:20 | 千葉ロッテ

25 金澤岳 捕手 30歳 年俸1270万円

【2014年成績】 42試合 87打数 12得点 26安打 打率.299 5二塁打 0三塁打 1本塁打 5打点 0盗塁 7四死球 21三振 得点圏打率.238

前年のキャリアハイがその理由か、意外に伊東監督の評価が高いのか、背番号の若返った金澤です。
しかし開幕一軍のメンバーから外れてしまい、吉田の故障後はスタメンマスクを被る試合もままありましたが、夏場すぎには田村に取って代わられてしまいました。
終わってみれば昨年に届かない出場でしかなく、どうにも中途半端なシーズンで、浦和ではずっと捕手一筋だったものが一軍で初の捕手以外のポジション、選手密度の高い一塁を守るなど先行きは不透明で、何か特徴を出さなければ来季もますます厳しくなっていくでしょう。

ある意味で特徴がないのが特徴、な金澤ではありますが、しかし今季は打撃でのアピールが目立ちました。
まるで福浦、との声も聞かれた前で捌く、右腕一本でボールを運んでいくようなフォームに変わり、昨年から1割も打率を上乗せしましたので大成長と言ってよいでしょう。
三振が多いのは相変わらずですが、これだけ打ちながらも再び一軍に呼ばれることがなかったのが不思議で、プロ12年目での初アーチも飛び出しましたし、故障をしたとの話も聞かれませんでしたので、あるいはオフにトレードでもあるのかと思ったぐらいです。
実際のところ里崎が引退をしたことでポスト里崎を期待されているのは吉田、田村、そして江村に寺嶋といったところで、金澤の名前はあまり聞かれません。
年齢的なものもあるでしょうが、求められるのは若手捕手のサポート、第三の捕手の立ち位置であれば、経験からして川本が適任です。
そうなればこのオフにあるいは、といった気がしないでもありませんが、せっかくの打撃開眼の兆しがもったいなく、しかし守るところがなければ本人のためには出してあげた方がよいのか、相川がFA移籍をすることでヤクルトと人的補償を絡めてのトレードがあっても驚きはしません。
それでもずっと次の正捕手は金澤、だと思っていたこともあり、もう一度でも捕手としてのチャンスを、それをロッテであげたいです。
鴨川ではなく浦和にいる秋、が金澤の現実を物語っていますが、めげずに頑張っていきましょう。

2007年通信簿 2012年通信簿
2008年通信簿 2013年通信簿
2009年通信簿
2010年通信簿
2011年通信簿


【オリオン村査定】 1270万円 → 1400万円 (△10%)

 

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降りるタイミングが難しい

2014-11-24 02:02:06 | 映画

リスクのあるものは全てがギャンブル、とは劇中で主人公が冒頭に語った言葉ですが、まさにそのとおりです。
競馬、パチンコ、スロットだけではなく、株式に債券、不動産投資もリスクを伴いますので、そこを理解していなければ痛い目に遭います。
自分は職業柄もあり社会人になってからすぐに株式に手を出して儲けたり損をしたり、益出しであろうが損切りであろうが降りるタイミングの難しさに四苦八苦でした。
10年ぐらい前に高い授業料を払って手を引きましたが、トータルで見ればややプラスだったので運が良かったのでしょう。

ランナーランナー

Happinet(SB)(D)

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今日の「ランナーランナー」はリーマンショックで職を失い大学で修士課程を卒業することで新しい人生を踏み出そうとしている主人公が、その学費を稼ぐためにオンラインカジノのポーカーで全財産を失い、しかしその不正に気がついてカジノのオーナーに談判、その力量を買われて右腕となるところから話が始まります。
しかしその怪しい運営に自分が仲間に引き入れた学友が身を引いていく一方で、「降りるタイミング」を失った主人公が窮地に陥るといったストーリーです。
出演者よりも大文字のレオナルド・ディカプリオ製作というのが一つの売りなのでしょうが、しかし残念なことにあまりいい出来ではありませんでした。
カジノが舞台にはなっていますがストーリーに影響があるわけでもなく、せっかくのプリンストン大学を持ち出しての頭脳戦のイメージを出しながらも前面に出てくるわけでもなく、91分という上映時間がスピーディーながらも説明不足で手抜きな描写がかなり足を引っ張っています。
魅力的なヒロインを演じたジェマ・アータートンはお気に入りの一人なのでそれなりに楽しめはしましたが、作品としては今ひとつな賄賂が全て、でした。


2014年11月23日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)

 

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あっさりと成瀬

2014-11-23 20:25:32 | 千葉ロッテ

週明けかと思っていたヤクルト成瀬の誕生が、あっさりと今日に決まりました。
ヤクルト入りは既定路線でしたし、ファン感謝デーでの挨拶でロッテでやるべきことは全て終えたわけですから、早めに次に向かいたかったのでしょう。
そのファン感謝デーでの涙、は冷たいようですが個人的にはどうでもよく、そうとでも思わなければやっていられませんし、それよりもロッテファンには嬉しかったでしょうがヤクルトファンは微妙かもしれない「マリーンズファンは日本一です」に先日のものと合わせての言葉の軽さと言いますか、後先を考えない今後の言動が心配になったりもします。
何はともあれロッテとしても次に向かわなければなりませんので、人的補償のリストを求めるのか求めないのか、全てにおいて出遅れているようにも見える補強の動きへのきっかけになってくれればと、まずはバリントンへの期待が断ち切られましたのでニッカンも続いた李大恩をさくっと決めてしまいましょう。
ソフトバンク、オリックス、楽天の派手な報道が飛び交っているだけに、ストーブに薪をくべないと春が来る前に凍え死にをしてしまいます。

 

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多国籍軍

2014-11-23 01:21:08 | 千葉ロッテ

今日のファン感謝デーは好天に恵まれたようで、ロッテの成瀬としては最後になるであろうユニフォーム姿をスポーツニュースの映像ながらも見ることができました。
その挨拶は短い時間でしたし音声が絞られていたようでしたのでよくは分かりませんでしたが、大きな盛り上がりがあったわけではないもののブーイングらしきものも聞かれませんでしたので、可もなく不可もなく、大勢としてはファンは淡々と見送ったのかなと、とりあえずはよかったと思います。
これで週明けにもヤクルトの成瀬が誕生をするのでしょうから、そこからまたロッテとしての来季を踏み出していきましょう。

ロッテ カブス3Aの韓流150キロ右腕・李大恩獲り (11/22 スポーツニッポン)

ロッテが、来季の新外国人として、カブス傘下3Aアイオワに所属する李大恩(イ・デウン)投手(25)を獲得することが21日、分かった。
マイナー通算40勝で、150キロ超の直球が武器の韓国人の本格派右腕。
ロッテからFA宣言してヤクルト移籍が決定的となっているエース・成瀬の穴を埋める存在として球団は大きな期待を寄せている。
韓国の高校を卒業後に国内プロを経由せずに渡米した異色の経歴を持つ韓流右腕。
複数の球団幹部が「ほぼ合意に達している。ローテーションの一角を担えるだけの力はある」と明かした。
速球だけでなく、ツーシーム、スライダー、チェンジアップなど変化球の球種も豊富。
すでに本拠地・QVCマリンの施設見学も済ませたとの情報もある。
07年8月にカブスと契約し、米国で8年を過ごした。
メジャー経験がないために未知数ではあるが、25歳という若さと将来性を買って調査を続けてきた。
4位に終わったロッテの今季のチーム防御率は、リーグワーストの4.14。
そこに、通算90勝を誇る成瀬の退団が確実となり、来季の巻き返しのためには先発陣の整備が急務で、伊東監督も「フロントにも先発投手の補強をお願いしている」と話してきた。
李大恩は潜在能力もさることながら、韓流スター顔負けの甘いマスクの持ち主で「かなりのイケメンで、女性ファンから間違いなく人気が出るだろう」と球団関係者。
活躍すれば、グラウンド内外で大きな注目を集めそうだ。

◆李大恩(イ・デウン)1989年3月23日、韓国ソウル市生まれの25歳。高校卒業後、07年8月にカブスと契約。08年に右肘のトミー・ジョン手術を受けたが、09年途中に復帰。今季はカブス傘下3Aで9試合に登板し、3勝2敗、防御率3.75。マイナーでの通算成績は135試合で40勝37敗、防御率4.08。1メートル88、86キロ。右投げ左打ち。

その成瀬の穴埋め、と機関紙が報じたのが李大浩、ではなく李大恩です。
マイナー通算で40勝とは言いながらも今年の夏に昇格をしたのが3Aでの唯一で、昨年は2A、A、ルーキーリーグでしたから伸び盛りと言えなくもありませんが、6年前の肘の手術はともかくとしても夏場に二度の故障者リスト入り、そして20代半ばにしてこれまでのキャリアからすればメジャー昇格を諦めてのNPB、韓国繋がりでのロッテ、なのでしょう。
名も無き複数の球団幹部、QVCマリンの視察済み、と確度が低いのか高いのかさっぱり分からない情報ではありますが、他球団が入団発表をする中で仮契約ですら岩下だけという状況なだけに、とりあえずは動きがあっただけでも喜ぶべきなのか、秋季キャンプも終わりましたからここから一気に勢いが出てくることを願うばかりです。
今のタイミングに韓国というのが引っ掛かりはしますが、これでキューバ、メキシコ、アメリカ、ドミニカ、台湾、韓国と見事な多国籍軍となりました。
通訳も大変でしょうが、これほどではないまでも日本一となった2005年も多国籍軍と言われましたので、ゴールデンイヤーに幸先がよいと、そう思うことにします。

 

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一人でも二人でも

2014-11-22 01:30:06 | 千葉ロッテ

秋季キャンプが終わりました。
若手を中心に技術よりは体力などの地力をアップすることを第一に目指した伊東監督にとって、まずまず満足のいく成果を得られたようです。
しかしここから二ヶ月のオフで緩めてしまえば元の木阿弥ですので、あくまで来季に向けた助走でしかない鴨川での鍛錬の日々だったと、そう考えて年末年始を過ごして欲しいです。
このメンバーの中から一人でも二人でも新たに一軍に定着をする選手が出てこなければ来季は闇、になりかねませんから、若鴎が飛び立つ石垣島を期待しましょう。

ポスト成瀬はオレ!川満 3年目の誓い「左の先発穴埋める」 (11/21 スポーツニッポン)

来季に3年目を迎えるロッテ・川満が「ポスト成瀬」に名乗りを上げた。
契約更改交渉で210万円減の960万円でサインした左腕は「成瀬さんがいなくなれば自分にとってはチャンス。左の先発の穴を埋める存在になりたい」。
12月には九州共立大の1学年後輩の広島・大瀬良と自主トレを予定しており「来年は自分が新人王を狙うぐらいの気持ちでやる」と誓った。 

そんな中で、川満が心強い発言をしてくれました。
フェニックスリーグで好投をした昨年であればまだしも今季の川満からすれば一足飛びな目標ではあるのですが、その心意気やよし、です。
より高い目標を目指さなければ落ち着く先などはたかが知れていますから、浮ついた気持ちでのそれでなければ期待が持てます。
何より成瀬の移籍をチャンスと思う心が、先日に開幕投手を狙うと口にした唐川もそうですが、当たり前のことを当たり前に感じてくれる気持ちが嬉しくてなりません。
惜しむ気持ちも当然にあるでしょうが、それよりも自らが上に行くためにはラッキーだと、そう考えなければ嘘です。
故障、制球難と川満には克服をしなければならない課題が山積をしていますが、ファンの期待から一年遅れの一軍が成就する来季であってくれればと思います。

 

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孤島パズル

2014-11-22 01:02:48 | 読書録

孤島パズル

東京創元社

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学生アリスの第二弾です。
有栖川有栖に続いて登場をするのは有馬麻里亜、上から読んでも下から読んでも、といったふざけた感が爆発ですが、それはそれで意味があったりもします。
EMC、英都大学推理小説研究会は部長の江神二郎を筆頭に男だけの4人組でしたが、ここに紅一点の麻里亜が加わり、その麻里亜の名付け親であるパズル好きだった祖父が残した謎、別荘のある孤島に隠された宝物を探すバケーションが今回の舞台ですので、練られた設定と言えなくもありません。
事件のあるところに名探偵あり、なのか、名探偵のいるところに事件あり、なのか、閉ざされた空間で再びに起きる殺人事件、ダイイング・メッセージと、これがミステリー、いや推理小説の王道と言わんばかりの展開は読む者を惹きつける魅力に満ちています。
ほろ苦い恋模様が散りばめられているのも適度なアクセントとなっていますし、もう少し早く出会いたかったアリス、そしてこのまま消えて欲しくはないマリアです。

宝探し、の謎は、さすがに解けませんでした。
注意深ければ気がつけたのかもしれませんが、脳内での三次元能力が足りなかった、といったところでしょう。
ただこの謎解きはツマでしかなく、前作が悔しかったので今回は犯人捜しに重きを置いて読み込んだ甲斐あってか、見事に的中をしたのが嬉しかったです。
細かなトリックまでは行き届きませんでしたが、江神部長を除いてそこまで思い描ける人はそうはいないのではないかと思います。
密室の謎、アリバイ崩し、この両者を解き明かせただけでもう満足で、そして作者の手のひらの上で踊らされているのでしょう。
このまま、気持ちよく踊り続けることにします。


2014年11月21日 読破 ★★★★☆(4点)

 


2014年通信簿 24 吉田裕太

2014-11-21 00:48:53 | 千葉ロッテ

24 吉田裕太 捕手 23歳 年俸1300万円

【2014年成績】 50試合 123打数 7得点 27安打 打率.220 2二塁打 0三塁打 2本塁打 7打点 0盗塁 3四死球 38三振 得点圏打率.147

即戦力が期待をされた吉田でしたが経験がものを言う捕手ですので、50試合の出場ながらもルーキーイヤーとしてはまずまずのシーズンでした。
開幕から里崎を差し置いてスタメンで起用をされたのは、伊東監督がそれだけ期待をしていたからでしょう。
それもオープン戦で3割近い打率に強肩ぶりを見せつけたからこそで、やはり新顔はスタートダッシュが大切です。
残念なことにクロスプレーで右足首の靱帯を痛めての途中離脱となり、その間に田村の台頭を許してしまいましたが、まだまだポスト里崎の争いは始まったばかりです。
地元出身で活躍をすれば人気が出そうなマスクをしていますので、田村や江村、寺嶋らと競い合って黄金捕手陣を築いてもらいましょう。

評価の高かった打撃はレギュラーシーズンに入ってからは湿りっぱなしではありましたが、それでも2割を打てればまずはOKです。
くるくるとよく回って三振ばかりのイメージが強いですが、それでも意外な長打を見せるところなどは里崎の後継者としては適任です。
プロのスピードについていけていないのかボールを追っかけるようなスイングになってしまっていますが、機械仕掛けとも言われていたフォームも短期間で修正ができましたし、その順応力からすれば来季はもう少し数字の上乗せを期待してもよいでしょう。
捕手として肝心の守備はかなり意識はしているようですが、それでも腕だけでボールを捕りにいくところがまま見られましたので、ここは体で覚えていくしかありません。
リードはとにかく学んでいくのみで、それよりも気がかりは気持ちの弱さ、が垣間見えることです。
伊東監督にリードを叱責されて涙目、といったケースもありましたし、徐々に怖さを知ったのか春先の攻撃的なリードから夏場には守りに入ったかのような消極さが見て取れましたので、江村や田村はガツンとやればその分だけ頭をもたげそうなタイプですが、吉田の取り扱いは当面は気をつける必要があるような気がします。
心配をした右足首はその後の動きからすれば幸いにも大事には至らなかったようで、しかしその性格から痛いと言えなさそうですので、周りのケアが必要でしょう。
手間がかかりそうですがそれだけの手間をかけるだけの魅力のある吉田ですから、是非とも正捕手に育て上げて欲しいです。


【オリオン村査定】 1300万円 → 1500万円(△15%)

 

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2014年通信簿 23 塀内久雄

2014-11-20 00:54:20 | 千葉ロッテ

23 塀内久雄 内野手 33歳 年俸1100万円

【2014年成績】 E 44試合 68打数 10得点 18安打 打率.265 6二塁打 0三塁打 0本塁打 12打点 0盗塁 11四死球 11三振

便利屋の宿命、とも言える、塀内の終幕です。
今季は一軍での出場がないままに、そして浦和でも僅かに44試合、79打席しか出番がなかったのですから、約束をされた終わりだったのでしょう。
20代前半から器用さを活かして準レギュラー、とまではいかずとも、当たり前のように一軍に名を連ねていた塀内です。
しかし内野ならどこでもそれなりに守れる特徴を重宝されながらも「塀内でなければ」といった存在になれなかった、それ以上でもそれ以下でもありません。
大器として期待をしていただけに、チームとしてそういった役割を担う選手が必要なのは分かりますが、若いうちにもっと基本的なところを叩き込んでいればそれが一時期であってもレギュラーを手にできたのではないかと、2009年にようやくプチ覚醒の兆しを見せたところでフロックかどうかを確かめることもない翌年、はベンチの失態だったと思います。
ここぞというところでポカをしたり、折れたバットや打球が頭を直撃するといった不幸に暗黒王子、とありがたくない呼ばれ方をしたりもしましたが、それも愛されたからこそでしょう。
トライアウトに参加をせず、どこぞから声がかかったとも聞こえてきませんので、このままユニフォームを脱ぐであろう塀内が、その第二の人生がどういったものになるかは分かりませんが、今度こそ主役になれる場を見つけてくれればと思います。

外角高めのストレート、緩い変化球、この苦手を克服できないままの塀内でした。
振り回すスイングは気持ちがいいのですが、浦和では長距離砲のようなバッティングを見せていたことが、一軍での軌道修正の妨げになっていたようにも思えます。
このポジションの選手としては看過できない三振率は、守備では便利使いをしても打席を与えるまでには至らない、との評となっても仕方がありません。
それであればバントなどの小技で貢献ができればよかったのですが、むしろそちらでも足を引っ張ったのが現実です。
次こそは、次こそはで重ねた15年が長かったのか短かったのか、なかなかに判断に苦しむ塀内に幸あれ、です。

2007年通信簿 2012年通信簿
2008年通信簿 2013年通信簿
2009年通信簿
2010年通信簿
2011年通信簿


【オリオン村査定】 1100万円 → 戦力外通告 ※10/5に戦力外通告

 

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補充から補強へ

2014-11-19 00:21:11 | 千葉ロッテ

まだ球団から公式の発表はありませんが、一昨日から秋季キャンプで入団テストを受けていた矢地と陳冠宇の合格が決まったようです。
先日に一部で育成枠として、との報道もあった陳冠宇が支配下選手登録での契約となるかは分かりませんが、枠にはまだ余裕があります。
その入団テストではシート打撃に登板をして矢地は3回5安打、陳冠宇は3回1安打1四球のいずれも無失点、相手がロッテ打線ということを置いておけば矢地はちょっと微妙ながらもまずまずとの判断なのか、伊東監督のコメントも「良かった」「悪くはない」「面白い」と様々でしたが、昨年の金森と岸に比べれば期待ができる、といったところなのでしょう。
ただ現実問題として現状ではあくまで補充でしかなく、これが補強になるかどうかはこれからの頑張り次第です。
それぞれの特徴を活かして矢地は益田の、陳冠宇は古谷や藤岡の尻に火を付ける存在となってくれれば最高ですが、あまり大きな期待を寄せるのもあれですので、何はともあれロッテにようこそ、いらっしゃいませ、来季に一軍で登板ができることを目標に、千葉の地に根を張れるよう奮起を願います。

 

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