10 大松尚逸 外野手 27歳 年俸5400万円
【2009年成績】 139試合 494打数 67得点 133安打 打率.269 28二塁打 1三塁打 19本塁打 79打点 0盗塁 51四死球 80三振 得点圏打率.270
今季の大松は浮き沈みの激しい、かなり激動のシーズンでした。
そんな中で昨年と遜色のない成績を残せたことは大松にとっては自信になったでしょうし、来季こそ不動の4番として君臨をする姿を見ることができそうです。
快調なスタートを切ったかのようにも思えた大松が不振のどん底に落ちるまではあっと言う間で、何が起きたのかが分からないぐらいでした。
外野に打球が飛ばない時期もありましたし、ボールとバットが30センチぐらいも離れているような空振りもありました。
2年目のジンクスと呼ぶには年数を重ねすぎていましたし、本人もその自覚があったであろう4番を井口に奪われたことによる空回りがあったのかもしれません。
何にせよ大松の不振がチームに与えた影響は甚大で、井口の好調さと被らなかったことがチームに勢いがつかなかった理由の1つでもありました。
しかし交流戦からは徐々に調子を上げ始めて、4月末には1割にも満たなかった打率もレギュラーとして我慢ができるレベルまで戻ったのはこれまでの経験があってこそでしょう。
2007年に左方向を意識することでマークをした3割、これこそが大松を支えていると考えています。
不振に陥っても左方向を意識した打球が増え始めたときが復調へのサインだと、非常に分かりやすい選手が大松です。
今季は何度か不振に陥りながらもそうやって復活をしましたので、シーズンを通したスランプの心配をする必要はないと思える頼もしさです。
あれだけの絶不調ながらも昨年とさほど変わらない成績であり、終盤は堂々たる4番で連続試合ヒットを続けたことからも、来季は正真正銘の4番打者となってくれることでしょう。
長距離打者にありがちな三振の多さも目立つ大松ですが、それでもデビューをした頃の変化球に全く合わなかったバッティングからするとしっかりとボールを見極めることができるようになり、徐々にではありますが四球の数も増えてきました。
しかしその一方でチャンスに早いカウントから擦るようなバッティングをしてしまうケースも多かった今季で、それでも堂々たる得点圏打率.270に79打点なのですが、大松の力を考えれば物足りないと言わざるをえません。
それも周りの打者の調子よるところもあるでしょうから、前後を固めるであろう福浦や井口の結果がダイレクトに大松に響く、そんな来季になりそうです。
課題と言われている守備と走塁については、さほどの成長は見られませんでした。
肩の強さを見せつけることはありましたが無駄な返球も多く、クッションボールの処理を苦手にするところも変わらなかったことから、打撃があってこその大松の域は脱していません。
守備に安定感がなければ打撃が下降気味のときに拍車をかける結果となるだけに、とにかく数多く打球をこなして経験を積んでいくしかないでしょう。
走塁も同様で、瞬時の判断は頭で考えてどうこうなるものではありませんから、とにかく失敗を恐れずにチャレンジをする気持ちを忘れないでもらいたいです。
レギュラーとして3年目の来季は、大きなブレイクがどうしても期待をされます。
最低でも.280の25本は求められますし、日本人としてはおそらく落合以来の30本塁打で24年ぶりの快挙を達成してもらいたいものです。
それだけの力は充分にある大松ですから大きく花開くことを信じていますし、きっとやってくれるでしょう。
【オリオン村査定】 5400万円 → 8000万円 (△48%)
しかしながら、大松への期待からすると満足できる数字ではありません。オリオンさんのおっしゃる打率.280、25HR以上は今季にクリアして欲しかった数字ですね。4番として得点圏打率は.370位、打点90は欲しいものです。
着実に成長はしていますが、竹原と共にいつまでも「将来の主軸候補」と言われるのは卒業してもらい、どっかりと4番に座って欲しいものです。往年のSBの松中くらいの勝負強さを身に付けてもらいたいものです。
来季は通年での活躍を期待しています!
あのまま2軍に行ってしまうのかと思っていたら夏場に強さを発揮して去年と変わらない成績。少し本塁打が少ないですがそれでも、本塁打はチーム2位、打点はチーム1位、安打数もチーム2位と結果だけ見ればチームの柱と言っても良いでしょう。
それでも今年の活躍はまだサブロー選手や井口選手よりも存在感が薄いです。
来年は.280・28本・95打点これがノルマじゃないでしょうか。この成績は今年達成して欲しかった成績ですが、ゆくゆくはソフトバンクの松中選手くらいの成績を期待してます。
守備は、私個人としては、大分上達してきたのではないかと評価してます。去年までは、打球方向に客が振り返るころにやっと動きだすような守備でしたが、かなり動き出しはよくなったと思います。それでもやはりプロの平均には及ばないので、その分は、バットで返してくれればなと思います。
どうやら守備と走塁は苦手みたいですね。指名打者は違う選手に回したいので守備がある程度出来ないと困ります。サブローほど期待はしませんがベニーよりは上手い守備を見せて欲しいです。
来年はスロースタートせず打率は3割、本塁打は30本以上を目標にして欲しいです。あとはゴールデングラブ賞でも取れるように頑張ってもらいたいです。
個人的には前者ですし、ファンの多くもそうなのだと思います。
とすると、前半のような大スランプは、いただけないですね。スランプ脱出のための方策(技術・メンタル)を身につけて欲しいです。
あとスロースターターの件ですが、概してロッテの選手は春先調子が上がらない人が多いように思います。
あまりハードな練習をしない前監督の方針からの、調整不足であれば来季はまだ望みが持てますが、実際のところはどうなのでしょう?
それでも270.20HRが最低ラインだとは思いますが。
来年は今年より打席も多くなるでしょう。
監督は左対左に固執する人ではないでしょうから。
印象に残ったのが、スカイマークで悪送球して点が入ってしまった事・広島戦の大量イニングの時に一人で2アウトになったのと3打席入った事・マリンのホームラン不敗神話が止まってしまった事かな。
あんまり良い印象は少なかった(良いのもあるけど)けど、夏場に強いのは去年と同じなんで来季はコンスタントに打てる事が課題かな。
もしかすると、選手会のポストになんか付いて責任力も付いてくると面白いかも。