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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

石垣島でフィーバー

2014-01-31 00:41:54 | 千葉ロッテ

チームが春季キャンプ地である石垣島に入りました。
石垣島と言えば大嶺ブラザーズ、と言うよりは大嶺がいてこその石垣島だけに、歓迎セレモニーでは伊東監督、選手会長の成瀬と並んでの花束贈呈です。
薩摩川内では顔を揃えたことはあっても石垣島での兄弟揃い踏みは今年が初めてですので、凱旋かどうかは微妙ながらも古い言葉ですがフィーバーは必至でしょう。

大嶺兄弟が凱旋! 地元石垣島での初のオープン戦チケットは即完売 (1/30 サンケイスポーツ)

ロッテ・大嶺祐、翔の兄弟が30日、チームとともにキャンプ地の石垣島入り。
凱旋(がいせん)帰郷を果たした。
今年はともにキャンプ1軍スタートとあって、歓迎セレモニーでは地元ファンから熱い声援を受けた。
石垣島では初開催となる2月16日のオリックスとのオープン戦のチケットも、発売と同時に完売。
「兄弟は意識しないでやっていきたい。練習する姿で、島民の方から自然に『がんばってるな』と思ってもらえればいいです」と兄が代表して決意を語った。

そんな盛り上がりはモチベーションアップに繋がるでしょうが、しかし兄も弟も正念場な一年になります。
昨年に復活の糸口を掴みかけた大嶺祐はしかし中盤戦以降に失速をして、伊東監督のローテーション候補に名前が入っていないかもしれません。
一方の翔太改め大嶺翔も5年目ともなればそろそろ一軍を経験できないと崖っぷちですし、同じ右で同い年の三木の加入はかなりな脅威のはずです。
それらをバネにして何くそといったところを見せてもらいたく、頑張るのは当然ですので結果を見せて欲しいです。

哀しいかな数日前までは晴マークが並んでいた天気予報も今日になってみれば傘マークが増えていて、さすがは石垣島といった感じです。
しかし逆に言えば80%以上の降水確率でなければ逆になることもあるだろうと、そう前向きに考えるしかありません。
2年前に行ったときもそれなりの予報ながらも降ったり止んだりでしたし、オープン戦のチケットの瞬殺に凹みながらも刻々と減っていくANAの空席を横目で睨みながら行くか行かないか、そもそも行けるのか、遠い千葉で悶々としながらの一人小田原評定です。

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脳男

2014-01-30 22:12:10 | 読書録

脳男

講談社

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映画化もされた江戸川乱歩賞受賞作ですが、その映画は興味はあったもののタイミングが合わずに観ていません。
それでも幕間の宣伝映像は印象に残っており、生田斗真のアクションシーンが目白押しでしたのでそういった色合いのミステリーだと思っていました。
しかし読んでみればどうやったらこの作品をエンターテイメントに仕立て上げられるのかが不思議な内容でしたし、見落としでなければタイトルであり、また映画で石橋蓮司が「私は脳男と呼んでいました」の脳男が一度も、どこにも出てこなかったのも、その盛り上がりの少なさと合わせて消化不良気味だったのが正直な感想です。

人はなぜ人なのか、感情とは何なのか、何を持って人は他人と区別がされるのか、そんなやりとりがかなりのボリュームを占めています。
どこか小説と言うよりは解説書を読まされている、そういった感覚がありました。
主人公、と言っていいのかいわゆる脳男の謎を追う、という意味では確かにミステリー仕立てではあるのですが、善とは何か、悪とは何か、など哲学的な側面がかなり強いです。
伏線か、と思われたところも拾いきれずに次回作を乞うご期待、といった終わり方も気に入らず、しかしこうなったら毒を食らわば皿まで、せっかくですので二作目にもチャレンジです。


2014年1月30日 読破  ★★★☆☆(3点)


くるっしー、は勘弁

2014-01-30 00:09:35 | 千葉ロッテ

ここ数年のロッテからすれば破格とも言える一年目にして75万ドル、一部には100万ドルとも報じられたクルーズが来日をしました。
他球団がそれを上回るバブルぶりを見せていますので球界として目立ちはしませんが、ある意味でロッテのやる気の象徴とも言える存在です。
しかもレギュラーとしてではなく「どこでも守れるユーティリティプレーヤー」としてのスタートですから夢よ醒めないでと、夢を繋ぐような活躍を楽しみにしています。

新外国人・クルーズ、ライバルはふなっしー (1/29 スポーツ報知)

ロッテの新外国人、ルイス・クルーズ内野手(29)が28日、成田空港着の航空機で来日した。
さっそく千葉・船橋市の非公認キャラクター「ふなっしー」をライバルに指名。
日本での人気爆発を誓った。
目指すは日本一勢いのある「ご当地キャラ」超えだ。
球団の用意したふなっしー人形を手に取ったクルーズは、「ブレークしてるんだってね。彼以上の活躍? もちろん。そのために来たんだ」。
昨年末の紅白歌合戦にも出場した人気ゆるキャラを超える活躍を宣言した。
中学卒業後の01年にメキシコから米国に渡り、08年にパイレーツでメジャーデビュー。
昨季はヤンキースで16試合に出場した。
同僚だったイチローから「一緒にいて気が楽な方。本当によくしてもらった」と、日本野球の情報は十分得て来た。
千葉の「ご当地選手」として愛される選手になる。

ドジャース時代の写真や映像に比べればやや太った感じもありますが、いい顔つきをしています。
そうなればスーパーサブではなくレギュラーを奪うぐらいのクルーズであって欲しいですし、さすがに故障でもない限りは今江を追いやるのは難しいでしょうが鈴木をセカンドに押し出す、あるいはブラゼルの出番を無くす、サブローやG.G.佐藤が守るのであれば外野でも、なんて存在感を出してくれればと思います。
そのクルーズを迎えたのは球団が用意をしたふなっしーとのことで、マーくんの凹みっぷりが気になってなりません。
やや違和感が無きにしも非ずなそんな球団のお膳立てにも笑顔で対応をするところなどは妙なプライドもなく日本にとけ込もうとする姿勢が見て取れますので、今からわくわくです。
前評判の高いアグレッシブな守備や、パワーを秘めたそのバッティングを早くナマで見たいですし、グライシンガーメモに続くグッズを作ってもらえるぐらいに頑張ってもらいましょう。
とにかくプレーで愛称が「くるっしー」になるようでは困りますので、オフに球団が残留交渉で苦しむぐらいのクルーズでお願いします。

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2013年通信簿 00 高濱卓也

2014-01-29 00:37:15 | 千葉ロッテ

00 高濱卓也 内野手 24歳 年俸820万円

【2013年成績】 6試合 14打数 1得点 3安打 打率.214 0二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 0四死球 2三振 得点圏打率.000

浦和では.283でリーグ13位とすっかりと馴染んできた感のある高濱ですが、一軍との力量差はまだまだ大きなものがあります。
根元が故障で離脱をした夏場に早坂とセカンドのポジションを争いましたが、結果としては低レベルな争いとなりその後に一軍に呼ばれることはありませんでした。
試合前の打撃練習を見て伊東監督が溜息をついたとの話もありましたし、同い年の鈴木があっさりと同じポジションであるショートのレギュラーを手にしたこと、そして今江の残留も決まりましたのでサードもなかなか空きそうになく、高濱にとっての厳しい状況は続きます。
来年にはほぼ間違いなく弟がプロの世界に飛び込んできますので、翔太がそうであったように兄弟での同じチームは嫌かもしれませんが、しかしそれ以前に今の高濱を見れば弟がロッテに入りたいと思うわけもなく、せめて「お兄ちゃんと一緒にプレーがしたい」と言わせるぐらいの高濱であってくれればと思います。

適性としてはサードかな、と思っているのですが、今江はミスターロッテであり続けると思いますので高濱にはショートしか残されていません。
とりあえず鈴木がショートに鎮座をしていますが将来的にはセカンドへのコンバートも充分にありえますから、そのきっかけとなるのが高濱としての狙い目でしょう。
まだまだ不安定なところはありますが足の動きもかなりスムーズになってきましたし、このままの上昇曲線であれば一軍でもショートを守れるのではないかと思います。
最悪なのは浦和でもファーストをそれなりに守るなど「内野ならどこでも守れる」というユーティリティプレーヤーな存在になってしまうことで、スーパーサブとしての立ち位置をガッチリと自分のものにできればそれもまた生き方ではありますが、ロッテでのこれまでを見ればそれは窓際への一里塚になりかねません。
唐川、中田、由規らと四天王と呼ばれたこともある高濱ですので、まだ若いのですからやはりレギュラーを獲りにいってもらいたいです。
ネックは脚力に劣ることと184センチと長身に恵まれながらもまだまだ線が細くてパワー不足なところで、それなりに肉は付いているのですが付きどころが違うような気がします。
ツーベースはかなり多いのですが一軍ともなれば今のままでは力負けをしてしまうのが容易に想像できますので、そのあたりの改善を立花コーチにはお願いします。

2011年通信簿
2012年通信簿


【オリオン村査定】 820万円 → 700万円 (▼15%)

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思う存分に投げ込め

2014-01-28 00:32:54 | 千葉ロッテ

久しぶりの涌井です。
入団発表から音沙汰がパッタリと途絶えていたのでもったいないなぁ、と思っていたのですが、成田山新勝寺での必勝祈願で姿を見かけた翌日の自主トレ公開です。
チーム涌井なのか、たまたま顔を揃えただけなのかは分かりませんが唐川、益田、藤岡、高濱、青松と元気に練習をしているようで、ちょっとホッとしました。
そんな涌井が今年は投げ込みを解禁と意気込んでいるとのこと、数年前のように投げるための投げ込みともなれば賛成はできませんが、それが自分のスタイルと確固たる意志を持って投げ込むのであれば思う存分にやってくれればと、それが不安視をされている右肘のバロメータにもなりますので注目をしていきたいです。

涌井、2月2000球!伊東監督直伝「沢村賞調整」4年ぶり解禁 (1/27 スポーツ報知)

西武からロッテにFA移籍した涌井秀章投手(27)が26日、伊東流の「沢村賞調整」を4年ぶりに解禁する考えを明かした。
過去3年は統一球やWBCの影響で投げ込みが不足し、先発としては不振だった。
石垣キャンプでは、西武時代に伊東監督から伝授された投げ込み法を実践予定。
2月の目標投球数を「2000」に設定し、再生への決意を示した。
復活計画は完成していた。
ローテ死守を期す移籍1年目。
QVCで自主トレを公開した涌井は、唯一無二の手段を挙げた。
「ここ数年はできていなかったので、キャンプでしっかり投げ込みたい。(プロ入り時に指揮官だった)伊東監督が西武にいた時、『1日200球以上投げる日を2、3回作れ』と言われて、やってきた。それをもう1回、やります」
投げ込みの質が成績を左右してきた。
伊東監督直伝の調整法を実践した10年までは、5年連続2ケタ勝利。
最多勝2度(07年17勝、09年16勝)、沢村賞(09年)を獲得した。
一方、統一球の影響で右肘が不調だった11、12年、WBC参加で投げ込み不足の13年は、先発として結果がでなかった。
成瀬とともに開幕投手の候補に挙がっているが、現時点では4月1日の本拠地開幕、西武戦(QVC)でのデビューが有力。
この日はQVCのマウンドを入念にチェックし、イメージを膨らませた。
「今のボールなら(投げ込みは)大丈夫。先発として再生? できると思います」。
2000球の先に見える完全復活。
投げて、投げて、投げて、沢村賞右腕がよみがえる。

投げ込みと成績の因果関係は取って付けたようなややこじつけ感が無きにしも非ずで、見ようによっては単に2011年から衰えが始まっているだけと言えなくもありませんが、今季終盤の鬼のリリーフぶりを見ればまだまだやれると信じていますし、やってくれなければ困るといったところです。
ただ球数をこなすべく闇雲に投げるだけであれば百害あって一利なしですが、そこは経験豊富な涌井ですので心配は無用でしょう。
とりあえずチーム涌井な顔ぶれを見れば流されてしまうような面々ではありませんし、涌井を横目にマイペースな唐川という構図もそれはそれで面白いです。
それでもやはり気になるのは肘の状態で、これだけのやる気を見せているのですから投げ込みのペースが落ちれば不安の虫がそろりとわき出てくることになりますから、とにかく順調に石垣島での調整を経て胸を張って開幕に臨めるような涌井であることを願っています。
幸いなことに現時点での天気予報はキャンプインから暫くは天候に恵まれるようで、もっとも変わりやすい空模様がこの時期の石垣島ですので油断はできませんが、チームとともに石垣島入りをする予定の方からすればこれ以上にない出足となるでしょう。
涌井にも目立って欲しい、その涌井を凌ぐような話題も欲しい、そんな春季キャンプまであと5日です。

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赤が復活

2014-01-27 00:25:19 | 千葉ロッテ

まさかユニフォームシャツの売上げを狙ってのことでもないでしょうが、ビジターのユニフォームに手が入りました。
もう4年が経ったのでほとぼりも冷めた、とばかりにバレンタイン元監督の愛した赤が復活となり、まるで今年のスローガンのような色合いとなっています。
ホーム、ビジターともに白と黒が基調でやや地味な感じがありましたのでアクセントが入るのは悪くはなく、ただ慣れるには時間がかかりそうです。

ユニホーム一新 新素材軽量化 (1/26 日刊スポーツ)

ロッテは26日、ユニホームを一新したことを発表した。
ホーム、ビジターともに、新素材を使い軽量化したモデルに変更。
さらに、ビジターユニホームはデザインも大きく変えた。
今年のテーマカラーでもある赤が目立つデザイン。
モデルを務めた西野勇士投手(22)は「情熱の赤ということで、燃えるような熱い闘志を見せることができたら」と意気込んだ。
鈴木大地内野手(24)も「最初、紙で見せてもらった時より、着た方が格好良く感じた。早く試合がしたい」と、気に入った様子だった。
また、ユニホームのズボンの広告スポンサーとして、株式会社オカムラホームが協賛することも決まった。

一新、とはありますが、MがMarinesに変わったぐらいでどちらかと言えばマイナーチェンジでしょう。
帽子やロゴなどに赤で縁取りがされているだけで、基本的なデザインは変わっていません。
気になるとすれば下がグレーになったことで中途半端な感じがあるのと、真ん中のあたりで止まってしまっているラインです。
また黒から脱却できなかったのはおそらくはブラックブラックナイトとの絡みでしょうから、今年もイベントの開催は決まりだと思われます。
それとユニフォーム下のスポンサーがオカムラホームに変わったのは君津住宅の撤退を意味するのか、シャキーンの今後が気になってなりません。
そしてモデルとなったのは西野と鈴木で、次世代の投打の軸となってもらいたいとの願いも込めての抜擢でしょう。
西野の背番号29、鈴木の背番号7を見たのは初めてですが、両選手ともに一日でも早くその背番号がしっくりとくるよう頑張ってもらいたいです。
その青と黄のシューズと相まってだらしない足元が残念ではありますが、まずは福岡の地で躍動をするニュービジターユニを楽しみにしています。

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影武者

2014-01-26 16:45:43 | 読書録

影武者

光文社

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影武者と言えば武田信玄、黒澤明の映画を思い浮かべる方が多いのではないかと思いますが、個人的には隆慶一郎の影武者徳川家康です。
しかしこの作品の主人公は毛利元就であり、また大内勢に加わった第一次月山富田城の戦いに敗れて退却をする際に元就の身代わりとなった渡辺通です。
通の父は元就の異母弟を担いで誅された勝で、しかし父の敵を討つのではなく家の名誉を回復するために影武者として犠牲となりました。
その甲斐もあって子の長は毛利一八将に数えられるまでになり、通の忠心は報われたことになります。

山口出身の古川薫は地元の武将を主人公とした作品を多く手がけており、幕末ものが多いのですが戦国を舞台としたものも少なくありません。
この作品は短編集になっていますが、その大半が毛利氏、そして大内氏が取り上げられています。
一つ一つはさほど長くはないのですが単に歴史をなぞらえるだけではなく、タイトルとなっている影武者の真の主人公とも言える勝を誅殺した際に通の命を救った桂元澄の畏れと迷い、関ヶ原の戦いで東軍に内通をしたために家中から白い目で見られた吉川広家の苦悩、戦国の世が去り生き場所を失った熊谷元直の意地、大内義隆と陶隆房の馴れ合いと反発、そういったどこかものの哀れ、あるいは鬱屈した心の動きが感じられました。
その中で唐突と言いますか浮きまくっていた大久保彦左衛門がかなり残念だったのですが、何らかの意図があってのことだと思いますので暫く考えてみます。


2014年1月26日 読破  ★★★★☆(4点)


2013年通信簿 99 カルロス・ロサ

2014-01-26 00:43:03 | 千葉ロッテ

99 カルロス・ロサ 投手 29歳 年俸2800万円

【2013年成績】 52試合 0勝1敗0S 防御率2.08 47回2/3 46被安打 3被本塁打 12与四球 2与死球 48奪三振 被打率.251

昨季の不振でリリースをされてもおかしくはなかったところでの大幅な減俸での残留は、結果的に大成功でした。
1ヶ月ほどの出遅れでの開幕でしたので登板数こそ少なかったですが、大活躍だった一昨年にほぼ近い成績で苦しかった中継ぎ陣を支えてくれた貢献は大です。
飛ぶボール化を考えれば、来日してから一番のシーズンだったかもしれません。
どんな状況でも無表情なそのスタイルは大好きですし、今季の成績で緩むことなくFAの権利を手にするぐらいに末永くお願いします。

150キロを超えるストレートが武器なロサではありますが、それでいてなかなか空振りを奪えないところがあったのがこれまででした。
しかし今季は奪三振率が9.06と大躍進で、ここぞというところで三振で切り抜けることができたのが大きかったです。
相変わらずに高めに抜けがちなところはありつつもある意味で見せ球になり、また低めを意識しているところは見て取れて、実際にかなり低めに集められていたように思います。
ストレートだけではなくスライダーやチェンジアップ、あとはフォークのようにも見えるたまに投げる落ちるボールと変化球でもそこそこストライクが取れたことでカウントを悪くしての失投が少なかったのも好調の理由ではないかと、ベンチとすれば連投でも黙々と投げてくれるロサは頼もしい存在だったでしょう。
そうなればスタミナもありますので長いイニングもとは思うのですが、これだけの登板数ともなるとさすがに疲労との兼ね合いがあるので悩ましいところではあります。
やや淡泊にも思える素振りを垣間見せるときもありますので抑えには向いていないかも、と今季で宗旨替えをしましたので、また今年も中継ぎ陣の軸としての活躍を願います。

2011年通信簿
2012年通信簿


【オリオン村査定】 2800万円 → 6000万円 (△114%)

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ありゃ意外

2014-01-25 01:34:18 | 千葉ロッテ

井口が現状維持の1億8千万で契約更改をしました。
この時期の契約交渉は以前もあったように思いますので井口の都合があっただけで揉めていたわけでもないでしょうが、それにしてもその金額にはちょっと意外な感じがあります。
真っ当に考えればその成績からして納得感はあるのでしょうが日米通算2000本安打のご祝儀も兼ねての2億になるのではないかと思っていただけに、涌井には及ばずとも野手最高年俸の座をあっさりと今江に譲ったのは若い選手の活躍に目を細める気持ちなのか、枯れてしまっただけなのか、はたまた伝えられる年俸がそもそもマスコミの思い違いでしかないのか、かつての3年契約も実のところは5年と囁かれたときもありましたし、このあたりは神のみぞ知るです。
何にせよ優勝をしたい、と強い意欲を表明してくれましたので、ロッテの井口になるための171安打を目指して頑張ってもらいましょう。

その他にも今日は珍しくもロッテ絡みのネタが転がっていましたが、開幕早々の平日デーゲームはサラリーマンを敵に回すのかと愚痴りたくもなりますし、さすがにアジャでも二頭はおろか一頭だって食べられないだろう石垣牛は二年前のデジャブがありますので自分に残しておいてねと、それ以前に石垣島に行けるのかと頭を抱える二週連続の休日出勤です。
また合同キャンプなので一線かと思いきやあっさりと一二軍を分けてしまったのが腹立たしく、もちろん入れ替えはあるのでしょうが内はともかくとしての西野の二軍がとにかく気がかりで、グライシンガーも右肩の調整で来日が遅れるとの報道もありましたので早くも黄金ローテーション構想が崩れ始めています。
高濱、角の二軍も哀しいですし、しかし一番に哀しんでいるのはキモティーくないG.G.佐藤かもしれません。
一方でグライシンガー余波なのかハフマン、小指の骨折は癒えたのか川満、新たなスタートを切る大嶺ブラザーズと見所満載な石垣島は魅力たっぷり、明日天気になぁれ、です。

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2013年通信簿 69 角晃多

2014-01-24 00:36:14 | 千葉ロッテ

69 角晃多 内野手 22歳 年俸440万円

【2013年成績】 E 93試合 337打数 52得点 89安打 打率.264 15二塁打 3三塁打 2本塁打 25打点 2盗塁 24四死球 54三振

支配下選手としての2年目のシーズンとなった角でしたが、今季も一軍での出場はありませんでした。
浦和で3年続けてのほぼレギュラーなわけですから次を求めるのであれば翔太と同じく1試合でも一軍を経験させるべきだと思うのですが、なかなかそれが実現をしません。
このオフも角パパを打撃投手とした自主トレを公開するなど話題性はありながらもそろそろ賞味期限切れなところがありますから、今年こそプロ初出場を見たいものです。

浦和でも飛ぶボールの影響はあったでしょうが、それでも打率を4分近くも上げたのですから手応えもあったのではないかと思います。
数字としては一昨年に戻っただけ、との見方もできますが、相変わらずに内野の要として声出しをしているキャプテンシーはチームにとっては貴重な財産のはずです。
守備も打撃もまだ粗っぽさがありますがそれは伸びしろの裏返しですし、やはりそろそろ一軍のレベルで能力を引き出すことも考えるべきでしょう。
ほぼ一貫してセカンドを守っていますので根元がセカンドにいるうちに台頭をしなければやばいことになるかもしれず、そうなれば今年は正念場です。
鈴木がレギュラーに定着をして三木、クルーズの加入と角、翔太、高濱の三羽烏には厳しい局面となっていますが、角には育成枠からの這い上がりの意地を見せてもらいたいです。
小柄ながらもパンチ力がそれなりにあることが大振りに繋がっているようにも思えますのでこのあたりの意識改革がまず第一かなと、ニュー角を期待します。

2009年通信簿
2010年通信簿
2011年通信簿
2012年通信簿


【オリオン村査定】 440万円 → 440万円 (±0%)

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なんてこったい!

2014-01-23 00:36:22 | 千葉ロッテ

昨日に無事是名馬なんてのを書いたばかりなのに、タイミングが悪すぎます。
荻野忠、早坂が昨年に手術を受けて開幕に間に合わないことが分かり、春季キャンプを直前にして凹み気味です。
両選手ともにチーム内での地盤沈下が著しいだけに正念場のシーズンとなるところでの出遅れがどう響くのか、一日でも早い復帰を願わずにはいられません。

荻野忠&早坂、開幕アウト (1/22 スポーツ報知)

ロッテの荻野忠寛投手(31)と早坂圭介内野手(29)が開幕に間に合わないことが21日、決定的になった。
08年に30セーブを挙げた荻野忠は、昨年12月に左膝の手術を受け、復帰は後半戦が濃厚。
2月は石垣島での1、2軍合同キャンプに参加せず、リハビリに専念する。
早坂は11月に左肩を手術。
開幕は絶望的だが、前半戦中の復帰を目指すことになりそうだ。

まさにタイトルどおりにアウト、な感じです。
すっかりと故障のデパートになってしまった感のある荻野忠は左膝ともなれば時間はかかりそうで、後半戦に間に合えば御の字でしょう。
過登板によるのであろう肩肘の故障、手術は気の毒でしたし復帰を心待ちにしていましたが、ここ数年のものはちょっと毛色が違いますので気持ちがついていけません。
ダイナミックなフォームの荻野忠だけにちょっとした狂いが全体に及ぼす影響が大きいのかもしれず、しかしここまで故障が続けば球団もそろそろ考えるような気がします。
一線から遠ざかって今年で5年になりますのでじっくり治してと言えないところが辛く、何としてでもまだまだ力のあるところを一軍で見せられるよう再起を願います。
また早坂は11月の左肩となれば秋季キャンプでアクシデントでもあったのか、しかし忘れただけかもしれませんがそういったニュースは記憶にありません。
早坂もスタートダッシュで目立つことが求められる立場ですし、どういった原因によるものかは分かりませんが故障が多いイメージはあまりに不利すぎます。
同じように早坂も完治優先などとは言っていられないかもしれず、それはそれでファンとしては悩ましいところではあるのですが、球団の温情と選手の自覚とチームの事情のせめぎ合いがどう転んでどういった結果をもたらすのか、そんなところで心の消費をしないで済むような早坂であってくれればと思います。
今年のスローガンを「翔破 頂点へ、今年こそ、無事是名馬。」とでもしたくなるような、そんな気が滅入るニュースでした。

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無事是名馬

2014-01-22 00:42:51 | 千葉ロッテ

すっかり閑散としたロッテネタではありますが、嬉しいニュースが飛び込んできました。
右のエースとして期待をされる西野が、心配をされている右肩への不安を払拭するような自主トレをやっているようです。
足首を手術した内もランニングを再開したとのことで、このまま順調にいけば春季キャンプには間に合うとの発言もあったようですから、そのとおりにいってくれればと願います。

右肩不安なし…西野「けがせず1年間1軍で」 (1/21 スポーツニッポン)

ロッテの西野が21日、さいたま市のロッテ浦和球場で練習を公開し「けがをせずに1年間、1軍にいることを目標に頑張っていきたい」と誓った。
育成選手から支配下選手契約を勝ち取り、昨季はチーム最多タイの9勝を挙げた。
ただ右肩痛で戦列を離れた時期もあったため「ケアにも重点を置いていけたら」と万全の調整を期す。
現在は肩の不安もなくキャッチボールで汗をかいた。
「キャンプですぐにブルペンに入って八~九割の力で投げられたら」と力強かった。

もっとも記事を見る限りでは西野の口から直接にそういった言葉が聞かれたわけではないようですから斜め目線がいいのかなと、しかしそれでもキャンプ初日からブルペン入りをするとの意欲を見せているところからして気になる痛みがあるといった状態でもないのでしょう。
あるいは先日の荻野貴と同じく気持ち的に、のようなところもあるのかもしれませんが、病は気からとも言いますので心を強く持ちたいです。
一方の内も当たり前ではありますがランニングをする際の足首への負担とピッチングの際のそれとの違いは分かった上での発言だと思いたいですし、何より「益田には負けない」と守護神を狙うかのような言葉はこれ以上に無いビッグニュースです。
是非とも4年連続5度目の手術という負のスパイラルから抜け出せるような、そんなシーズンにしてもらいましょう。
育成枠から這い上がった西野、ずっと期待をされつつも故障に泣かされ続けた内、この二人が今年に完全に一本立ちをしてくれればファンが渇望をするリーグ優勝も見えてきますので、無事是名馬をベースに大きく飛躍をする一年となることを楽しみにしています。

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探偵・日暮旅人の贈り物

2014-01-21 21:48:32 | 読書録

探偵・日暮旅人の贈り物

アスキー・メディアワークス

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日暮旅人の最終章です。
前作に引き続き五感のうちの視覚を除いた聴覚、嗅覚、味覚、触覚を失った旅人の過去、そして復讐といったダークな展開となっています。
自らを投げ打ってでも他人のことを思いやるホワイト旅人が影を潜めて敵を徹底的に追い詰めるブラック旅人が前面に出ていますので、シリーズ序盤のほのぼのとした雰囲気が好きだった方からすればかなり違和感があるかもしれません。
ただシリーズを通して撒かれていた伏線と言いますか謎をほぼ拾っての終わりですので、個人的な納得感は薄いですがスッキリとした幕引きではあります。

それにしても重かったですし、そしてもどかしさもありました。
いわゆる解決編ではありますがハッピーエンドな大団円ではありませんし、しかし悲惨な幕切れというわけでもありません。
どんな締めくくりが胸にすっと入ってくるかは人ぞれぞれでしょうから、このあたりは賛否両論のあるところかなといったところです。
これはネタバレチックなので未読の方はここまでで目を閉じていただければと、個人的には「私、待ってますから、たぁ君」な終わり方がよかったです。
それでも三つ星かなぁ、というところを四つ星にしたのは最後のエピソードが押し上げたからで、これがまさに旅人の贈り物だったのでしょう。
最終章、とは書きましたが実のところ新シリーズが始まっているようで、残された巨悪に挑んでいくのか、まったく別の展開が待っているのか、暫くしたら手に取ってみようと思います。


2014年1月21日 読破  ★★★★☆(4点)


2013年通信簿 68 早坂圭介

2014-01-21 01:03:06 | 千葉ロッテ

68 早坂圭介 内野手 29歳 年俸1530万円

【2013年成績】 21試合 22打数 4得点 3安打 打率.136 1二塁打 0三塁打 1本塁打 1打点 2盗塁 1四死球 4三振 得点圏打率.000

出場試合数が1/3になりながらも打数が2倍になるという不思議な早坂は、体制が変わって立ち位置が変わった選手の一人です。
昨季は守備固めや代走でかなり重宝をされましたが今季は鈴木の台頭でそういった出番がそもそも減ったこともありますし、かなり微妙な存在になってきました。
根元が故障をして離脱をしたときに数試合のスタメンで結果を出せなかったのが早坂にとっては痛恨で、これは後々に響くかもしれません。
春先にあっと驚く代打アーチなどもありましたがシーズンを通してみれば希薄な存在だった早坂も来季はもう30歳、前評判の高い三木やメジャーリーガーのクルーズの入団で一軍枠はかなり厳しくなってきましたし、持ち味の脚力も盗塁成功率が.500では伊志嶺に押しやられそうですので、正念場の2014年に奮起を願います。

走塁、という意味での代走としての役回りはある早坂ではありますが、早坂でなければという特徴をアピールできていないのが現状です。
盗塁成功率の低さもそうですし、二遊間の守備も秀でているわけでもなく、台頭のきっかけとなった外野は今や飽和状態ですので出番はありません。
それでも代走、内外野の守備ができるという一人三役はベンチにとっては助かる存在ではありますので、そこを前面に押し出すしかないでしょう。
ただそれにしてももう少し打てなければ軽く取って代わられそうですし、打てずとも粘っこく相手バッテリーに嫌がられるバッティングをする、バントなどの小技をきっちりと決める、塁上ではうろちょろしてプレッシャーをかける、など簡単ではありませんがそういったくせ者なところを見せるのが一番です。
正直なところ早坂にレギュラーはもう無理だと思っていますし、本人もどこまでそれを目指してやっているのか、生き残りをかけるには割り切りも必要でしょう。
そういった存在感を出せなければ浦和でくすぶった挙げ句に戦力外、ということも充分にありえそうですので、一時期には西岡の後釜と考えていただけに何とか踏ん張りを願います。

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【オリオン村査定】 1530万円 → 1380万円 (▼10%)

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2013年通信簿 67 西野勇士

2014-01-20 00:55:52 | 千葉ロッテ

67 西野勇士 投手 22歳 年俸440万円

【2013年成績】 24試合 9勝6敗0S 防御率3.80 139回2/3 140被安打 5被本塁打 42与四球 3与死球 106奪三振 被打率.269

今季の推しメンに挙げていた西野ではありましたが、ここまでの活躍は考えてもいませんでした。
5年目にしてようやくの支配下選手登録でしたのでこれで浦和でローテーションを守ってくれればと、そして一軍での初勝利、50イニングも投げてくれれば盆と正月が一緒に来たような騒ぎになるだろうといったところが本音で、まさか開幕三カード目から先発で起用をされるとは、そんな西野を思い描いていたロッテファンは稀有な存在だったと思います。
チームがCSに進出ができた立役者の一人であることは間違いなく、序盤戦から中盤戦までのローテーションを支えた活躍は素晴らしいの一語に尽きます。
勝ち星こそ9勝で同じでしたが印象度からすれば今季のチームYUのセンターは西野だったと思いますし、来季からはエースナンバーの一つである29を背負ってのスタートとなりますので、この活躍がフロックと言われないよう二桁勝利を目指して頑張ってもらいましょう。

とにかくデビューは鮮烈でした。
そのプロ初先発は2回27球、1安打3奪三振の無失点で抑えたところでの無情の雨で、降雨ノーゲームとなってしまいました。
しかし誉められた話ではないのですが翌日にも西野は先発をして7回86球、5安打5奪三振のやはり無失点に抑えてプロ初勝利ですのでビックリ仰天です。
その西野の好投に報いるかのように打線もホワイトセルの3打席連発など11得点と大爆発で、これがシンデレラストーリーの第一歩でした。
その後も心配をされたコントロールが逆に精緻とまで言われるような別人モードで伝家の宝刀のフォークも冴えて、8月上旬まで9勝3敗と新人王レースを突っ走る勢いでしたし、オールスターゲームにも選ばれて「ロッテに西野あり」を世間に知らしめるに充分すぎる活躍ぶりです。
しかし好事魔多し、さすがにこれだけのイニング、球数を投げたことはなかったでしょうから疲労が蓄積をしたのか、70球を投げてからの中4日という無茶な登板で9勝目を手にしたところで右肩痛を発症し、半月ほどで復帰はしたもののその後は白星を積み重ねることができずに二桁勝利に手が届かないままにシーズンを終えました。
いつの間にやらコントロールは西野に戻ってしまい、球数を増やしての痛打といった終盤戦は西野にとっての早めの二年目のジンクスかもしれず、やや嫌な感じではあります。
それでも今季はいろいろな経験を積めましたので、体力作りやスタミナ配分など、来季はまたもう一段成長をした西野を見られるはずです。
やはり肩の状態が心配ではありますが唐川の尻を叩く次世代のエース候補ですので、今季に知った怖さを逆手にとっての攻めのピッチングを来季は見せてもらいましょう。

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【オリオン村査定】 440万円 → 2400万円 (△445%)

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