オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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写真など一切の転用、転載を禁止します

オリオンズは強い、よね

2013-08-31 00:53:00 | 千葉ロッテ

今日からレジェンドシリーズが始まり川崎世代としては駆けつけたいところだったのですが、大嫌いなビアスタジアムでしたので自宅での観戦です。
そのオリオンズユニは堀コーチや佐藤コーチには懐かしいでしょうが現役では着たことのある選手はもういませんし、「伝統のユニフォーム」と大人な発言の里崎に「これだけは着たくなかった…。いつも勝てると思っていた。弱いイメージしかない」と本音の伊東監督となかなかに笑わせてもらいましたが、始球式に登場をした62歳の村田兆治が投球練習をした本気モードで135キロを投げてスタンドが盛り上がるなど祭りとしては大成功でしょう。
日本ハムの応援歌は後楽園のときのものもあったようですし、「エキサイティングリーグ・パ」には鳥肌が立ちました。
そんな初戦は完勝と言っていい幸先のよい白星で、とにかく焦ることなく着実に勝ち越しを目指していってもらいたいです。

先発志望だったので意気込んでいたかと思いきや、このタイミングでの中継ぎからの転向は調整が難しいと当たり前のコメントをした松永がさらっとプロ初先発初勝利です。
史上初かどうかは分かりませんが、ルーキーが勝利、先発勝利、ホールド、セーブの全てを記録するのは珍しいのではないかと思います。
本人も反省をしていましたが初回に盗塁を刺してもらった直後の四球をきっかけとした失点、守備に足を引っ張られたところもありましたが、そんな立ち上がりの悪さもそもそもがピシャリと抑えるといった感じでもありませんから、5回を4安打1失点でプロ最多の87球は充分すぎるピッチングでした。
伊東監督はどうやら古谷の代わりと位置づけての松永で今後の先発としての起用もその古谷次第のようなことを言っていましたが、本人の意向はおそらくは調整もありますしタイトル狙いの中継ぎだと思われるものの、今日のピッチングを見ればこのままローテーションにとなってもおかしくはありません。
個人的にはやはりこのタイミングでの先発転向はマイナスの方が大きいと考えますが、来季に向けて大きな収穫になった白星だと思います。

松永からは上野、服部、レデズマ、中郷、内のリレーで、これにはいろいろと考えさせられました。
流れからすれば仕方のないところではありますが上野の見切りが早かったですし、内ももったいないなといった感じです。
今後のことを考えればレデズマに2イニングでもよかったのではと思いつつも、松永を先発で使うとなれば無理はさせたくなかったのでしょう。
そしてようやくに中郷が復帰をしたことが中継ぎ陣にとってはかなり大きいのではないかと、暫くは厳しい場面での起用はないのではと思いますが、この一枚が増えたことはベンチからすれば選択肢が広がりましたので、さらに回転が早まる懸念はありつつも負荷分散ができるのはウェルカムです。
一方であっさりと抹消をされた黒沢にはちょっと未練もありますが、この経験を次に活かすべくまた浦和で頑張ってもらいたいです。

打線は谷元の乱調に守備の乱れと相手が勝手にこけてくれた感はありましたが、それを逃さずに点を取れたことで調子は上々でしょう。
勝ち越した後の無死満塁で二者連続三振と溜息が出た直後の里崎のタイムリー、とにかく今日はこれが全てだったような気がします。
右にG.G.佐藤という奇策は肝心なところでは外れましたが、日本ハムを意気消沈させるタイムリーに地元初アーチで来季の契約は確実になったと思います。
ようやくに「キモティー」が聞かれましたし、やや外し気味でしたが初恋が成就してよかったなと、またディアズの名前を出すところなどはオールドファンには堪りません。
これで複数年契約でなければ首筋が涼しくなったでしょうが、サブローにもライバル登場に気を引き締めてくれればと願います。
そのG.G.佐藤や角中の走塁ミスなど反省すべきところはしっかりと潰して、明日もきっちりと勝ちましょう。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 日本ハム

1 0 0 0 0 1 0 0 0 2 8

2

千葉ロッテ

1 0 3 3 0 0 1 0 X 8 11

1

◆8月30日(金) 千葉ロッテ-日本ハム18回戦(ロッテ10勝8敗、18時16分、QVCマリン、28,414人)
▽勝 松永 53試合3勝1敗1S
▽敗 谷元 24試合5勝5敗1S
▽本塁打 G.G.佐藤2号(鍵谷)

▽バッテリー
千葉ロッテ 松永、上野、服部、レデズマ、中郷、内―里崎、江村
日本ハム 谷元、榊原、鍵谷、河野―大野、近藤

 

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詩的私的ジャック

2013-08-30 17:27:22 | 読書録

詩的私的ジャック

講談社

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S&Mシリーズの四作目です。
事件のあるところに名探偵なのか、あるいは名探偵のいるところに事件が起きるのか、ただの助教授と大学生である犀川創平と西之園萌絵の周りには死体が絶えません。
複数の大学で連続して発見をされたメッセージ性を持つ変死体、そして密室に謎解きが大好きな萌絵が創平を引っ張り込む形で、四度の事件に介入です。

前作もそうでしたが、謎解きよりも心理描写が強くなってきた感じがあります。
創平との恋愛模様に思い悩む萌絵の独白や、一方でそんな萌絵に押し込まれつつ自らの生き方について思索する創平と、ちょっと話が重くなってきました。
創平の戸惑いなど微笑ましいカットもままあるのですが、やや哲学的な感じの語りが長すぎるような気がします。
シンプルさを愛する自分の好みもあるのですが、もう少しミステリー感を表に出してくれればと思います。
残念ながらここまでのシリーズでは、一番にもう一つだった私的な感想でした。


2013年8月29日 読破  ★★★☆☆(3点)

 


伊東監督の誕生日を祝えず

2013-08-30 14:06:54 | 千葉ロッテ

旅は楽しいのですが普段とは違った生活で疲れが溜まるのもまた事実で、昨日に無事に帰宅をしての安堵感かシャワーを浴びて横になったら目覚めたのは今日の昼でした。
どうも最近はこうやって時間を無駄にしてしまうケースが多いので、眠さに耐える精神力を養うしかありません。
ただ実際問題として楽しみの代償として疲れているのもまた確かですので、今日は嫌いなビアスタジアムですからゆっくりと一日を過ごそうかと思います。

その旅の途中でまた一つ年齢を重ねてしまったのですが、誕生日はいくつになっても嬉しいものです。
伊東監督も試合前に誕生日を祝ってもらったとのことで、G.G.佐藤からサプライズな顔面ケーキとの報道も左手に握っているタオルは何だという突っ込みは置いておくとしても、こういう演出ができるだけでもチームとしての雰囲気はいいのではないかと思います。
残念ながら監督としては4戦全敗なバースデーとなってしまいましたが、来年はお立ち台で顔面シェーブができるよう頑張ってもらいましょう。

どうも西野がガス欠気味で中盤に崩れるケースが増えてきたのはシーズンを通して投げたことがない悲しさなのか、なかなか2桁勝利に手が届きません。
ストレートの走りが今ひとつだったとのことで変化球に頼るもののコントロールがままならず、2四球に被弾ですので悔いも残ったでしょう。
しかしこれもいい経験ですからペース配分を考えるのではなく、投げることで心身とものスタミナを養っていってくれればと思います。
ただそうは言いながらも故障から復帰をしてすぐの今ですから疲労がフォームの崩れなどに繋がらないよう、ベンチには細心の注意を願います。
そして藤岡、黒沢は映像を見ていないので何とも言えませんが零封リレーで気持ちよく次に臨めるでしょうし、一軍デビューとなった黒沢は2回を4安打ながらも松田から三振を奪ったことを自信にこういった場面で多く使ってもらえるようになってくれれば本人としてもチームとしても大きいことは言うまでもありません。
どう負けるか、は重要な命題ですので、そこに黒沢が上手くはまってくれればと思います。

打線は7安打を放ちながらも大場、嘉弥真といったところに中盤まで1安打に抑えられましたので、西野を援護できずにごめんなさいといった感じです。
今江の元気っぷりが心強い3安打猛打賞ながらも前後の繋がりがもう一つでしたので、まあ仕方がありません。
これで黒沢のように野手でも若手が経験を積めるような出番をもらえれば完全なホールドアップでもないのですが、福浦、サブローが出てきての三振は哀しすぎます。
ベテランには頑張って欲しいのですが、そのベテランという壁を乗り越える若手がベンチにいてこそのチーム一丸、翔破への一歩だと考えます。
残りもあと一ヶ月となって早すぎた鞭の影響も出始めていますので、そろそろ考えどきでしょう。

眼下の敵を一気に3タテといきたいところでしたが、なかなか上手くはいきません。
実のところは確実に勝ち越しを続けてじわじわと迫っていくのが近道なのかもしれず、そうなればカードの初戦が大切になります。
そんな今日はプロ初先発の松永で、なぜあそこで松永ではなかったのかとの問いに対するサプライズな答えが出ました。
個人的には来季には松永、益田とも先発に回して欲しいと考えていますし、新入団選手発表会では先発でやりたいと意気込んでいた松永ですので本人もウェルカムでしょうが、春季キャンプからそういった調整をせずに中継ぎとしてフル回転をしてきたのですから昨年の大谷、中郷と同じではないかと冷めた目で見ています。
ただその昨年とは違ってしっかりと間隔を空けての起用ですので、あるいは肩肘からすればプラスかもしれません。
ここまでのご褒美として是非ともホールドポイントのタイトルは獲って欲しかったのですが、本人はやる気満々でしょうから6回2失点を目指して頑張ってもらいたいです。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 7

0

ソフトバンク

0 0 1 3 1 0 0 0 X 5 10

0


◆8月29日(木) ソフトバンク-千葉ロッテ21回戦(ロッテ13勝8敗、18時1分、ヤフオクドーム、35,662人)
▽勝 嘉弥真 24試合2勝
▽敗 西野 20試合9勝5

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、藤岡、黒沢―金澤
ソフトバンク 大場、嘉弥真、江尻、ファルケンボーグ、柳瀬、五十嵐―細川

 

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盛り上がっていこう

2013-08-29 03:10:22 | 千葉ロッテ

昨日は日焼けで全身が火照っていたのでアルコールを注入することでの発火を怖れて晩酌を一休止して、そして今日は鬼ノ城、備中松山城と名高い山城を連続しての制覇で6日目にして疲労がピークで胃がなかなかに受け付けずにお手軽に夕食を済ませるといった状況で、最終日を前にしてややお疲れモードです。
ちょっと油断をして横になったら意図しない眠りで気がつけば日が変わってしまい、2年弱も続いていた皆勤も途絶えましたからやや凹み気味でもあります。
しかし無理をしても仕方がありませんし、好きでやっていることだからこそペースを自分でしっかりと調整をしていくしかありません。

ロッテもこの正念場でどう調整をしつつ戦っていくのか、今を見ればここが最終カーブと見据えてのことなのでしょう。
すっかりと中5日が日常化をしたローテーションは唐川が借金を返済しての8勝目で、苦しみ続けてきた今季もようやくに見た目が整ってきました。
元気のないソフトバンク打線が相手ではありながらも100球を目処と考えれば7回途中までの5安打2失点は満足すべきピッチングで、結果的にそれが楽天にマジックを点灯させることになってしまったのは皮肉な話ではありますが、下を気にせずに上を見据えるためにも大きな白星になったと思います。
その唐川が残したピンチに服部は当然としても次のロサにレデズマとはベンチも思い切りましたし、そこでレデズマが抑えきりましたので勢いも戻りつつあるのでしょう。
益田は楽天戦でのダメっぷりとは対照的にソフトバンク戦では球数が多いながらも三者凡退でお客さんぶりを見せてくれましたから、数字とは正直なものです。
松永が出てこなかったのが不安と言えば不安ですが、ベンチとしては会心の継投に拍手喝采です。

その投手陣を支えるにはややもたついた打線ではありますが、ラッキーヒットもありましたしこちらも上昇ムードといきたいところです。
どうもベテラン勢を上手く使い切れていないといった感じで野手陣も一握りが猛回転といった状況は改善が必要だと思うのですが、そのあたりはスタメンで調整をしているのでしょう。
ベテランの里崎のアーチが結果的に決勝点となったことは今の戦い方を考えればベストとは言わずともベターな一撃だったのではないかと、やはり宝くじは下位に置くべきです。
絶好調な選手はいないのですが絶不調な選手もいませんから、どこが起点となってもおかしくはない平坦ぶりはむしろ相手からすれば脅威かもしれません。
こうなれば大場も得意のお家芸の一気に畳みかける攻撃で潰してくれればと、レジェンドシリーズを前に盛り上がっていきましょう。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 2 0 0 1 0 0 3 7

0

ソフトバンク

0 0 0 0 0 0 2 0 0 2 8

0


◆8月28日(水) ソフトバンク-千葉ロッテ20回戦(ロッテ13勝7敗、18時、ヤフオクドーム、33,574人)
▽勝 唐川 21試合8勝8敗
▽S 益田 57試合2勝5敗29S
▽敗 武田 13試合3勝4
▽本塁打 里崎2号(森福)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、服部、ロサ、レデズマ、益田―里崎
ソフトバンク 武田、森福、江尻、柳瀬、ファルケンボーグ―細川、山崎

 

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再スタートな先勝

2013-08-27 22:43:57 | 千葉ロッテ

今日の岡山は一日中の晴天でおでこから鼻の頭から手の甲からがヒリヒリとしてかなりやばい状態となり、戻ってきてから慌ててマツキヨで熱さまシートを買って冷却中です。
それでも雨よりは晴れてくれた方がいいに決まっていますから、残りの二日間の晴れ予報と肌の耐久力とのバランス勝負でしょう。
熱中症にならないようにアクエリアスを今日は3リットルほども飲みましたし、体調不良が原因で旅を楽しめないなんてことにはならないよう用意周到で臨みたいです。

仙台決戦で屈辱の3タテを食らったチームも立て直しのために用意周到といきたいところなのですが、今日も公示が無いままにいつものメンバーでの戦いです。
今日の大谷、明日の唐川と中5日の路線に変更はないようですし、戻ってきた井口も夏モードに入りつつありますので尻すぼみ感は否めません。
終わってみればウサギとカメなんて話にならないようベンチには次への手配りをお願いしたいのですが、斉藤コーチが「上げる選手がいない」と浦和からの引っ張り上げに否定的なようですから望み薄で、こうなったらまるで独りチキンレースのような展開でどこまで突撃を続けるのか、とにかく致命的な故障者が出ないことだけを切に願います。
そんな中で打線の援護があったとは言いながらも大谷が7回途中までを2安打無失点で両目が開いたことが喜ばしく、どうにか次で借金を返済といきたいところです。
ここまでベンチの信頼、ファンの期待が乱高下な大谷ですが、そろそろ高値安定といってもらいましょう。
そして服部、上野、内の完封リレーは浮き足だった投手陣の気持ちを落ち着ける効果があったのではないかと、フル回転が続いて大変でしょうが頑張ってもらいたいです。

打線は一気呵成な畳みかける攻撃は見事でしたし、お家芸と言ってもいいのではないかと思います。
その勢いがパタッと止まってしまうのもまた十八番ではありますし明日に不安が残るのですが、それでも三回の追加点が地味に大きかったですから気持ちを繋げてもらいましょう。
気になるとすればコンスタントに結果を残している荻野貴の立ち位置が一定をしないことと、相変わらずにホームインをする走者にキャッチャーマスクを放り投げる細川です。
個人的には荻野貴には核弾頭を任せたいながらも足をさほど使ってこない今季ですから七番なら七番で、もちろん他の選手との兼ね合いがありますので荻野貴を中心にしてぐるぐると回すわけにもいかないのでしょうが、それだけの価値がある選手だと期待をしていますのでベンチの「こいつモード」があってよいようにも思います。
そして細川にはあれでもし選手が怪我をするようなことがあればどうするつもりなのか、そこまで考えているのか、どうにもあのCSでの清田への汚いプレーを見てから気になって腹が立って仕方がありませんし、あれを放置していた西武、放置しているソフトバンク、何ら注意をしない審判団にNPBと今後が不安でなりません。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 5 1 0 0 0 0 0 0 6 9

0

ソフトバンク

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2

1


◆8月27日(火) ソフトバンク-千葉ロッテ19回戦(ロッテ12勝7敗、18時、ヤフオクドーム、33,028人)
▽勝 大谷 9試合2勝3敗
▽敗 新垣 5試合1勝1

▽バッテリー
千葉ロッテ 大谷、服部、上野、内―里崎、金澤
ソフトバンク 新垣、金澤、嘉弥真、金無英、千賀、江尻―細川、山崎

 

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休まないで歩け

2013-08-26 22:46:22 | 千葉ロッテ

朝に路面が濡れているのには驚いたものの、夜半の雨はすっかりと上がって午前中は時折に日が差す程度の曇天、午後からは手の甲が腫れてしまうぐらいの快晴な岡山でした。
そんな今日はミニトライアスロンとばかりに15キロのハイキングに50キロを超えるサイクリングと縦横無尽に動き回ったのですが、その際に口ずさむのは三百六十五歩のマーチと線路は続くよどこまでも、なのは気がつけばいつものことですし、テンポがいいので歩くにもペダルを踏み込むにも最適なものではないかと思ったりもしています。
そんなこんなで痛恨の3連敗を喫したロッテも歩みを止めることはできず、とにかく前に進んでいくしかありません。
こういったときにこそ人の本質が顕れますので、明日からの6連戦の戦いぶりに注目です。

その先陣を切るのは大谷で、中継ぎ降格からの再びのチャンスを与えられたといったところでしょう。
もっとも浦和からの抜擢ではなく2回29球を投げてから中4日の大谷ですから素直に喜んでいいのかどうか、しかし大谷にはここで結果を残して先発の座を勝ち取るしかありません。
便利使いから脱出をするためには存在感をアピールするのが一番ですから、博多湾に海坊主の襲来でソフトバンクファンの肝を冷やしてもらいたいです。
打線は井口の状況が気がかりですし明日に公示があるのかどうか、非情な采配には選手起用も含まれているはずです。
何にせよ優勝を狙うのであれば悪くても勝ち越しをして、出来ることならば仙台の仇を福岡で討って3タテを食らわせて地元に戻ってくるしかありません。
ソフトバンクはロッテの背中に手が届くところまできて勢いづいているでしょうからまさに仙台決戦の裏返しにするためには、まずは明日に大場を血祭りに上げて勢いにのりましょう。

 

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笑わない数学者

2013-08-26 21:24:38 | 読書録

笑わない数学者

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すっかりと中毒状況になりつつある、S&Mシリーズの三作目です。
天才数学者の住む三つ星館を訪れた犀川創平と西之園萌絵は、そこで12年前に起きたオリオン像の消失の話を聞きます。
そして再びに消えるオリオン像、突然に起きる二つの殺人事件、数学者の一族に横たわる因縁、謎が複雑に絡み合っていく、そんなストーリーです。

おそらくは作者がそう意図したのでしょうが、これまでに比べれば拍子抜けをするぐらいにシンプルな組み立てとなっています。
創平と萌絵の微妙な距離感の移ろいがテーマではないかと思えるぐらいで、やたらと普通な人の創平に徐々に外堀を埋めつつある萌絵の関係が微笑ましいといった感じでした。
しかしミステリーとしての奥深さはそんな読み手をあざ笑うかのように仕込まれており、それに気がついたときの驚きには相当なものがあります。
それにしても面白いタイトルの作品が多いこの作者ですが、その英文のタイトルとともに今後も楽しみになってきた今日この頃です。


2013年8月26日 読破  ★★★★☆(4点)

 

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仙台決戦に3タテを食らって自力優勝が消滅

2013-08-25 23:13:53 | 千葉ロッテ

今朝方も80%の降水確率のとおりに夜中に雨音で目が覚めるぐらいの雨量もしかし9時頃には小雨になり、昼からは真夏が帰ってきた日差しで鼻の頭が真っ赤っかです。
そんなこんなで三日間とも終日の雨の予報だった鳥取を辛うじて乗り切りましたので、明日からの岡山も無事にいきたいものです。
しかし残念なことに勢い込んで敵地に乗り込んだロッテは5連敗中だった楽天に返り討ちの3タテを食らってしまい、自力優勝が消滅をしてしまいました。
疲れていたのかもしれない、と肩痛で登録を抹消された古谷や井口の欠場など暗い話題も多く、しかしここからが踏ん張りどころです。
意外な黒沢の昇格といった新しい力が風向きを変えてくれることを願いたいですし、ようやくに中郷が実戦登板を果たした復帰組にも期待をします。

それにしても鬼門、そんな一言で片付けるには悲惨すぎる3連敗でした。
今日も楽天との相性が悪い益田が実質的な3連打であっさりと逆転サヨナラ負けですので、楽天からすれば笑いが止まらないでしょう。
守備固めだったはずの伊志嶺がエラーをしてピンチを広げるなど巡り合わせも悪く、打つ手がここまで外れればどうにもなりません。
あまりに見事すぎる逆転負けがこうも続けばベンチや選手たちの気持ちが負に向かってしまうのではないかと、そんな心配すらでてきます。
グライシンガーが突然に崩れた理由は何だったのか、前回と違って益田に対して非情になりきれなかったのはなぜなのか、ベンチもいろいろと考えているのではないかと思います。
スタメン起用にもどこか迷いのようなものも感じられますし、しかしいろいろな選手を起用するのは必要なことですから、あとはその結果でどう動くかでしょう。
左対左、相性、ひらめきなど考え方は多種多様でしょうがここはシンプルに結果を残している選手を使ってみてはどうかと、特攻ローテもこうなれば早急な見直しが求められます。
1位になって帰ってくる、との言葉は実現できませんでしたが、1位を狙える位置で帰ってくることはまだ可能です。
楽天だってまだどこで躓くか分かりませんので諦めずに福岡でしっかりと白星を手にして、レジェンドシリーズで盛り上がれるチームであってくれることを願ってやみません。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 1 0 1 2 0 0 1 0 5 9

1

楽天 

0 0 0 0 0 0 4 0 2X 6 13

0


◆8月25日(日) 楽天-千葉ロッテ19回戦(楽天12勝7敗、17時、Kスタ宮城、20,263人)
▽勝 長谷部 9試合1勝
▽敗 益田 56試合2勝5敗28S
▽本塁打 ブラゼル9号(レイ)、枡田7号(グライシンガー)、荻野貴4号(長谷部)

▽バッテリー
千葉ロッテ グライシンガー、内、ロサ、益田―里崎
楽天 レイ、片山、長谷部―嶋

 

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古谷で痛恨の逆転負け

2013-08-25 02:14:36 | 千葉ロッテ

今日の鳥取も午前午後ともに60%の降水確率でしたが朝方にかなり強く降っていたものが米子に移動をしているうちに小雨となり、その後はお天気雨が降ったり止んだりの繰り返しながらも目的地で傘が必要になるようなことはありませんでしたから、不幸中の幸いとばかりに綱渡りの空模様で耐えているといった感じです。
そうなれば夜にはすっかりと雨も上がったので明日からは、と思いたいのですがお隣の島根は大変なことになっているようで、また明日の午前は雨予報ですから油断はできません。
それでも予報を見る限りでは明日を乗り切れば一気に展開が開けそうなので勝負どころかと、そしてどうやらロッテも同じような局面に立たされた感もある仙台決戦での連敗でした。

いきなりG.G.佐藤の「キモティー」なお立ち台が約束をされたかのような移籍後初アーチが衝撃の満塁弾となった初回でしたが、終わってみれば痛恨の逆転負けです。
今やエース級のピッチングを披露してくれていた古谷がピリッとせず、またその古谷をまだリードをしている三回で諦めざるをえなかったベンチですからもうどうにもなりません。
ここまでの状況からしてとても古谷は責められませんし、服部や上野までもが飲み込まれてしまったわけですので流れを掴みきれなかったのだろうと、そんなところです。
ヒット数はさして変わらないものの辛島を捉えきれなかった打線も歯車がかみ合わなかった感じですから、そう淡々と受け止めている自分がいます。
もちろん相当に悔しいですし、それで片付けていいものでもありませんが、ゲリラ雷雨に闇雲に前進をすれば何かが見えてくるということばかりでもないでしょう。
当初とは別の意味での勝負どころとなってしまった明日は何とかしなければなりませんが、一歩でも引いて雨宿りをすることも考えたいです。
伸びきった戦線の横腹を急襲されたときにどう采配をするかで逆転の糸口を見出せるか全軍が壊滅をするかが決まりますので、伊東監督のタクトぶりに期待をします。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

4 0 0 0 0 0 0 0 1 5 12

0

楽天 

1 0 2 1 2 1 0 0 X 7 13

0


◆8月24日(土) 楽天-千葉ロッテ18回戦(楽天11勝7敗、18時、Kスタ宮城、21,372人)
▽勝 辛島 4試合1勝1敗
▽S 斎藤 23試合3勝1S
▽敗 服部 32試合1勝1

▽本塁打 G.G.佐藤1号(辛島)

▽バッテリー
千葉ロッテ 古谷、服部、上野、レデズマ、藤岡―里崎、金澤
楽天 辛島、金刃、青山、長谷部、ラズナー、斎藤―嶋

 

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西野が無事であればOK

2013-08-24 00:23:12 | 千葉ロッテ

今日の鳥取は午前が50%、午後が70%の降水確率でしたので覚悟はしていましたが、旅先でゲリラ雷雨に遭ったのは初体験です。
それでも移動の途中でかなりな雨にぐちょぐちょになりながらもレインコート、レインパンツという名のサウナスーツが大活躍でしたし、目的地に着けば不思議なぐらいに雨が上がって晴れ間さえ見られたりもしましたのでまだラッキーな方かなと、何はともあれ目的は達せられましたので多くを望まずに明日に臨むことにします。
仙台決戦も田中に屈するという悔しい敗戦ではありましたが、重症を心配していた西野がこの日に限ってではありますが無事な姿を見せてくれただけで御の字でしょう。
チームとしては勝ち越しができればこれまた目的は充分に達せられますから、とにかく明日に辛島に手玉に取られないことを願うばかりです。

西野は五回に捕まり六回に一気に崩れてしまいましたが、序盤は田中を相手に粘り強く頑張ってくれたのではないかと思います。
映像はほろ酔い気分でつまんだぐらいしか見ていませんが、肩を気にしているような素振りは見られずに腕が振れていましたので一安心です。
リードをしている展開にもなればもう少し粘れたのではないかとは思いつつも、約90倍の年俸差を感じさせないピッチングでした。
これでベンチが次に西野をどうするのかが注目ではありますが、まずは投げた翌日の肩の状態を機関紙あたりが報じてくれるのを待つことにします。

打線は初回に田中を攻略しきれなかったのがとにかく痛手で、あそこで1点でも取れていればまた違った展開になったのではと思ったりもしています。
ブラゼルを外してのサブローは前回の対戦結果を考慮したのでしょうし、そのサブローが打てなかったのですから仕方がありません。
西野に里崎を組ませないのはベンチなりの考えがあると思いますから、打線として弱くなるのもプラスマイナスで言えば必ずしもマイナスとは言えないでしょう。
連打を許さないからこそ偉大な連勝記録を打ち立てている田中なのでしょうから、悔しいですが力が及ばなかったのだと思います。
逆に言えば今日の田中を経験したことで明日以降は楽になるのではないかと、そういった希望を持って明日の熱戦を期待します。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7

0

楽天 

0 0 0 0 1 3 1 0 X 5 9

1


◆8月23日(金) 楽天-千葉ロッテ17回戦(楽天10勝7敗、18時、Kスタ宮城、20,766人)
▽勝 田中 21試合18勝
▽敗 西野 19試合9勝4

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、服部、レデズマ―金澤
楽天 田中、斎藤、金刃―嶋

 

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猛爆を手土産に仙台に出発!

2013-08-23 00:41:45 | 千葉ロッテ

 

明日から雨の鳥取に旅立つための準備があるために二日連続の欠席で、さすがにこれで自分超えは難しくなってきました。
昨日とは打って変わって球場に足を運ばれた方が羨ましくなる爆勝でしたし、その天気とともに間の悪さがどうにも気になります。
それでも会社の友人から福岡のおみやげにビックリマンのタオルと、黒田官兵衛のお菓子に岩屋城、秋月城のパンフレットを頂戴しましたので旅ムードは最高潮です。
旅先ですのでどうしても野球は事後チェックになりがちになるでしょうが、旅に野球に充実をした一週間になればと願ってやみません。

それにしても明日に取っておけと、毎度のことながら思いたくもなる凄まじい18安打18得点でした。
史上5度目、ロッテとしては史上初の1イニング2満塁弾など打撃練習のような試合となり、昨日の渡辺に嘆いたロッテファンと同様に西口に嘆く西武ファンの姿が目に浮かびます。
3回までに13安打15得点と笑いが止まらない展開で荷造りに注力ができましたし、珍しくも手を緩めることなく終盤にも追加点を取りましたので明日に期待が高まります。
復帰をしたばかりの根元が3安打猛打賞で、また地味に伊志嶺、そして移籍後初タイムリーのG.G.佐藤の活躍も大きいです。
ついに5連敗な楽天とのゲーム差が2.5まで縮まり想定外の首位攻防戦になる敵地仙台の初戦に立ちはだかるのは無敵の田中ですが、この田中を潰すことができれば一気に楽天は転げ落ちる可能性が高まりますので、故障から復帰をしたばかりの西野を打線が今日の1/4でも援護してくれることを願いましょう。
これで田中が仁王立ちをするようなことがあればマスコミが喜ぶだけですので、KYなロッテであってくれればと思います。

先発の唐川は不安定な立ち上がりでしたが、あれだけ援護点をもらえれば余裕の7勝目です。
際どいところを狙う必要がなくなりましたし西武打線もただ打つだけでしたのであまり参考にはなりませんが、とりあえずは借金1まできましたので次で返済を願いましょう。
服部はもっと出番をくれとばかりのアピールができたピッチングを披露してくれましたし、大谷も前回の大炎上から少しは落ち着いてくれたのではないかと思います。
昨日、そして今日と過登板だった勝利の方程式があるいはブルペンにすら入らなかったかもしれないぐらいの展開だったことは、明日からの首位決戦には好材料です。
せっかく無理をしてここまできたのですから悔いが残らないよう、前のめりな戦いぶりを楽しみにしています。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

西武

0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 5

0

千葉ロッテ

4 2 9 0 0 1 2 0 X 18 18

1


◆8月22日(木) 千葉ロッテ-西武16回戦(西武9勝7敗、18時15分、QVCマリン、16,245人)
▽勝 唐川 20試合7勝8敗
▽敗 西口 3試合1
▽本塁打 井口21号(大石)、鈴木5号(大石)、栗山11号(唐川)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、服部、大谷―里崎、金澤
西武 西口、小石、大石、増田、高橋、涌井―炭谷

 

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冷たい密室と博士たち

2013-08-22 22:14:57 | 読書録

冷たい密室と博士たち

講談社

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犀川創平と西之園萌絵が主人公のS&Mシリーズの二作目です。
前作から一年後の大学の低温度実験室での実験後に姿を消した二人の大学生が、その準備室で刺殺体として発見をされます。
しかし出入り口が見える場所で実験の打ち上げをやっていたこと、他に出入りができるところが無いことから密室状態での殺人事件となり謎は深まります。
そして同じ場所で第二の殺人事件が起こり、強い興味を持った萌絵が創平を引きずるような形でその謎に挑んでいくといったストーリーです。

この作家は最近まで知らなかったのですが、既に二作目にしてお気に入りに仲間入りをしました。
かなり取っつきにくい雰囲気な出足ながらも徐々にペースが上がっていき、中盤以降は次へ次へとどんどんと読み進めていきたい気持ちにさせられるだけの魅力があります。
登場人物の姿形などで伏線を撒き散らしつつしっかりと拾い上げてくれますし、その伏線に引っ掛かって「こいつが犯人だろ」と思っていたところでの種明かしに唖然呆然です。
説明をされればなるほどですし、読み返してみればその鍵はここそこに転がっていたのですが、なかなかに気がつくことができません。
創平と萌絵の微妙な関係もアクセントになっていますし、暫くはこのシリーズに浸ってみようかと思います。


2013年8月22日 読破  ★★★★★(5点)

 

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言葉なし

2013-08-22 02:46:18 | 千葉ロッテ

あれだけ続いた酷暑晴天もここにきてようやく一息、と言いますか急に雨模様な週末といった感じの日本列島は、東京23区で大雨洪水警報に千葉も雷注意報と自転車使いには厳しすぎる予報に昼間の雷雨もありましたので、さすがに大人しく自宅での観戦となった渡辺です。
前回の渡辺もパスをしましたからまるで狙ったかのようですが、これといった他意はなくただの偶然であることは言うまでもありません。
それよりも気になるのは明後日からの夏休みにピンポイントのような鳥取、岡山の雨雲で、久しぶりにレインコートを着ての史跡巡りになりそうなのがかなり憂鬱です。

空模様を気にしながら球場に足を運ばれた方には、おそらくはもっと憂鬱な時間を過ごされたことと思います。
立ち上がりから炎上の渡辺に散発4安打のほぼ完璧に抑えられた打線ですので、完全にホールドアップな負け試合でした。
前回同様にまずまず乱れることなくまとまっていた渡辺も一つ制球が甘くなれば詰まりながらも外野に持っていかれる球威なのは分かっていたことですし、121球から中3日で79球と敗戦処理にも無理が祟ったような藤岡には、内容をどうこういう以前の問題がチームに横たわっているような気がします。
打線も十亀に力負けで手も足も出ないといった感じでしたし、その中で福浦の強烈なライナーと復帰のサブローのラッキーヒットもありましたので収穫が無いわけでもありません。
そんなこんなで楽天が負けたところで差を詰めるチャンスだったのにと悔しがるのか、おつき合いをしてくれたとホッとするのか、どちらかと問われれば後者でしょう。
どうにも気になるとすればここのところの鈴木の動きで肩がどうかしちゃっていないかとの不安定な守備ですか、ここはもう少し様子見です。
明日は唐川と西口というこれまた微妙なマッチメークでドキドキ感が盛り上がりますが、決戦前夜をあまり意識をせずに眼前の敵をまずぶち倒す戦いを期待します。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

西武

1 3 0 2 0 0 0 0 0 6 12

1

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 4

2


◆8月21日(水) 千葉ロッテ-西武15回戦(西武9勝6敗、18時15分、QVCマリン、13,478人)
▽勝 十亀 21試合7勝8敗
▽敗 渡辺 6試合4

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺、藤岡、上野、レデズマ―里崎、金澤
西武 十亀―炭谷

 

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何を着ていても勝てばよし

2013-08-21 01:18:20 | 千葉ロッテ

 

オンラインショップからのメールでレジェンドシリーズのグッズが発売となることを知り、川崎世代としては行かねばならぬと船橋駅に着いたときには既に19時を過ぎていて普段であれば球場に行くのを諦めるところを、とにかくそのユニフォームを見るがために遅ればせながらの参上です。
ところが単なる先行販売だったようで、水色に染まったライトスタンドを楽しみにしていただけに早とちりの肩すかしでした。
せっかくですので予定になかったバブルガム坊やのタオルを買って自分を慰めつつ、何を着ていても勝ってくれればOKですからこの調子で明日もお願いします。

そんなこんなでグライシンガーはほとんど見ていないのですが、2試合連続のサヨナラ勝ちで勢いに乗る西武打線を6回3安打の零封ですから見事なピッチングでした。
緩急が上手く使えていたようで、連日の強風の影響かスコアテーブルに比しては球数が多かったような気もしますが、中5日を考えれば100点満点でしょう。
ヒーローインタビューで次の登板が中4日での楽天戦となることが明かされましたが本人はやる気のようで、どうにも気が進みませんが頑張ってもらうしかありません。
どういった契約かは分かりませんが2年契約であれ成績が伴わなければ解雇もありえますので、帳尻合わせを期待します。

六回からは上野、ロサ、松永のリレーです。
先発陣だけではなくリリーフ陣も過負荷な投手が多いだけに、上野が簡単に三者凡退に抑えましたから6連戦の初戦ですしロサ、松永の投入ではなく上野、服部で終えてもらいたかったのですが、どうにも点差がどうあれ勝利の方程式を突っ込まなければ落ち着かないベンチのようです。
そんな中で目についたのはロサの笑顔が可愛いことで、常に無表情なので意外な一面に思わずこちらも微笑んでしまいました。
それにしても松永は入団をしたのが悪いタイミングと言いますか、新人王に充分な活躍ですのでNPBから何らかの表彰をお願いしたいです。

打線は中盤以降はもたつきましたが、立ち上がりに乱調の涌井をしっかりと攻略しての4得点ですのでいい攻撃ができたと思います。
夏の訪れを前に踏ん張っている井口がタイムリーを含むマルチヒットでお立ち台になったのが喜ばしく、そして今江の好調も続いています。
ヒットこそ出ませんでしたが根元が帰ってきたことも大きいですし、しかし最後に塀内と代わりましたからまだ万全ではないのかもしれません。
現状ではほぼ今日のそれがベストな布陣でしょうが対左腕となれば同じく今日に一軍に復帰をしたサブローがブラゼルに代わるのでしょうから、準備は万端といったところでしょう。
しかしまだ残り試合は38試合もありますので、こぼれてしまった大松らにもまた次を期しての反攻を楽しみにしています。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

西武

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5

0

千葉ロッテ

2 1 1 0 0 0 0 0 X 4 7

0


◆8月20日(火) 千葉ロッテ-西武14回戦(西武8勝6敗、18時15分、QVCマリン、16,500人)
▽勝 グライシンガー 9試合4勝2敗
▽敗 涌井 22試合5勝6敗1S

▽バッテリー
千葉ロッテ グライシンガー、上野、松永―里崎
西武 涌井、小石、岡本洋―星孝、上本

 

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特攻ローテ

2013-08-20 00:48:12 | 千葉ロッテ

明日の先発が中5日のグライシンガーと発表になり、そして古谷の次もまさかの中4日との報道に驚きを隠しきれません。
特攻ローテについては各々の考え方により是非は分かれるでしょうし、何が正しいというのもないと思いますが、自分は反対のスタンスを貫いています。
理由は極めてシンプルで、やりつけないことをやればどこかにしわ寄せがくるであろうことを心配している、ただそれだけです。
メジャーが中4日でやっているのだからNPBがそれをやってもおかしくはない、といったご意見も多くいただきましたが、そういう問題ではありません。
そもそも中4日、中5日、中6日のどれが一番に適しているかの一意な答えがあるわけでもなく、そこを論じでも無意味だと考えます。

もちろんここを勝負どころと見てのギアチェンジは、戦略的にはあって当然です。
ポストシーズンなどの短期決戦ではままあることですし、優勝争いの最終盤にもなれば当たり前のようにラストスパートを切るのが常ではあります。
そこを伊東監督らが今と考えるのであればそれも一つの判断ですが、しかし長くて半月が限度でしょう。
このまま閉幕まで突っ走れるわけもなく、そこまで考えてのことであればいいのですが、もし来週も続けるようであれば非常事態宣言の発令だと受け止めます。
この特攻ローテは先発陣だけではなく中継ぎ陣までもが共倒れになるリスクをはらんでいますから、ハイリスク・ハイリターンと言ってもよいと思います。
ギャンブラーな伊東監督らしいと言ってしまえばそれまでですが、ギャンブルで家を建てた人を聞いたことがありません。

優勝をしたい気持ちは強く自分にもありますが、しかし払う犠牲のことを考えれば躊躇する思いの方が強いです。
背伸びをすることもときには必要ですが、あまり長い時間にそれを続ければふくらはぎが痙攣をするでしょう。
成瀬が二軍落ちするなど苦しい台所事情であることは分かりますが、それで頭数を減らして回すのであれば誰にでもできます。
代わりに起用をした選手が結果を残せないのであればチームとしての力がまだ無いということであり、身の丈に合わないことをやればしっぺ返しは当然にやってきます。
これで念願が叶って優勝ができればまだいいですが、手が届かなかった上に来季以降に禍根を残せば悔やんでも悔やみきれません。
特攻ローテと評されていること、他のチームが追随をしないこと、これらからしてNPBでは異様なことをやっていると考えるべきだろうと、よって今後もこのスタンスで臨んでいきますのでご意見の合わない方も多々いらっしゃるでしょうが、悪しからずご了承いただければ幸いです。

 

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