今日からレジェンドシリーズが始まり川崎世代としては駆けつけたいところだったのですが、大嫌いなビアスタジアムでしたので自宅での観戦です。
そのオリオンズユニは堀コーチや佐藤コーチには懐かしいでしょうが現役では着たことのある選手はもういませんし、「伝統のユニフォーム」と大人な発言の里崎に「これだけは着たくなかった…。いつも勝てると思っていた。弱いイメージしかない」と本音の伊東監督となかなかに笑わせてもらいましたが、始球式に登場をした62歳の村田兆治が投球練習をした本気モードで135キロを投げてスタンドが盛り上がるなど祭りとしては大成功でしょう。
日本ハムの応援歌は後楽園のときのものもあったようですし、「エキサイティングリーグ・パ」には鳥肌が立ちました。
そんな初戦は完勝と言っていい幸先のよい白星で、とにかく焦ることなく着実に勝ち越しを目指していってもらいたいです。
先発志望だったので意気込んでいたかと思いきや、このタイミングでの中継ぎからの転向は調整が難しいと当たり前のコメントをした松永がさらっとプロ初先発初勝利です。
史上初かどうかは分かりませんが、ルーキーが勝利、先発勝利、ホールド、セーブの全てを記録するのは珍しいのではないかと思います。
本人も反省をしていましたが初回に盗塁を刺してもらった直後の四球をきっかけとした失点、守備に足を引っ張られたところもありましたが、そんな立ち上がりの悪さもそもそもがピシャリと抑えるといった感じでもありませんから、5回を4安打1失点でプロ最多の87球は充分すぎるピッチングでした。
伊東監督はどうやら古谷の代わりと位置づけての松永で今後の先発としての起用もその古谷次第のようなことを言っていましたが、本人の意向はおそらくは調整もありますしタイトル狙いの中継ぎだと思われるものの、今日のピッチングを見ればこのままローテーションにとなってもおかしくはありません。
個人的にはやはりこのタイミングでの先発転向はマイナスの方が大きいと考えますが、来季に向けて大きな収穫になった白星だと思います。
松永からは上野、服部、レデズマ、中郷、内のリレーで、これにはいろいろと考えさせられました。
流れからすれば仕方のないところではありますが上野の見切りが早かったですし、内ももったいないなといった感じです。
今後のことを考えればレデズマに2イニングでもよかったのではと思いつつも、松永を先発で使うとなれば無理はさせたくなかったのでしょう。
そしてようやくに中郷が復帰をしたことが中継ぎ陣にとってはかなり大きいのではないかと、暫くは厳しい場面での起用はないのではと思いますが、この一枚が増えたことはベンチからすれば選択肢が広がりましたので、さらに回転が早まる懸念はありつつも負荷分散ができるのはウェルカムです。
一方であっさりと抹消をされた黒沢にはちょっと未練もありますが、この経験を次に活かすべくまた浦和で頑張ってもらいたいです。
打線は谷元の乱調に守備の乱れと相手が勝手にこけてくれた感はありましたが、それを逃さずに点を取れたことで調子は上々でしょう。
勝ち越した後の無死満塁で二者連続三振と溜息が出た直後の里崎のタイムリー、とにかく今日はこれが全てだったような気がします。
右にG.G.佐藤という奇策は肝心なところでは外れましたが、日本ハムを意気消沈させるタイムリーに地元初アーチで来季の契約は確実になったと思います。
ようやくに「キモティー」が聞かれましたし、やや外し気味でしたが初恋が成就してよかったなと、またディアズの名前を出すところなどはオールドファンには堪りません。
これで複数年契約でなければ首筋が涼しくなったでしょうが、サブローにもライバル登場に気を引き締めてくれればと願います。
そのG.G.佐藤や角中の走塁ミスなど反省すべきところはしっかりと潰して、明日もきっちりと勝ちましょう。
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◆8月30日(金) 千葉ロッテ-日本ハム18回戦(ロッテ10勝8敗、18時16分、QVCマリン、28,414人) ▽バッテリー |