ロッテのドラフト戦略が読みづらいのは昨日今日の話ではありませんが、今年はさらに極まった感があります。
今朝に至ってもスポーツ紙の予想は機関紙と報知が平沢(仙台育英)で唯一の複数で、その他はニッカンが高橋(県岐阜商)、サンスポが熊原(仙台大)、デイリーが桜井(立命大)、中スポが小笠原(東海大相模)とここまで割れるか、というぐらいに迷走をしています。
機関紙に至っては小笠原にはどこも入札をしない、と大胆と言えば大胆、またデイリーの桜井は松本SSVの「即戦力で隠し玉的な投手が意中にいる」「「すぐに勝てそう。石川のイメージ」から巨人との重複による予想ではないかと、一方で同じコメントからニッカンは近藤(パナソニック)の一本釣りもありえるとしていますので、もうわけが分かりません。
まさにこれこそがドラフト会議、の醍醐味でもあり、その開始まであと20分です。
関係者の入場が始まりました。
ロッテは山室球団社長、林球団運営本部長、伊東監督、松本SSV、永野スカウト、あとは分からず・・・
さぁ、高校生か、即戦力か!
ロッテの入札は平沢(仙台育英)!
その他は楽天も平沢、DeNAが今永(駒大)、オリックスが吉田(青学大)、中日が高橋(県岐阜商)、西武が多和田(富士大)、広島が岡田(大商大)、阪神が高山(明大)、日本ハムも高橋、巨人は桜井(立命大)、ソフトバンクも高橋、ヤクルトも高山、重複は平沢と高橋と高山になりました。
平沢を当てた!
いやぁ、入札をしたとき、そして伊東監督が当たりくじを引いたときの平沢の表情が微妙すぎます。
笑みもなく、地元の楽天に入りたかったのでしょう。
伊東監督のコメントも苦しい・・・まあ入団拒否はないでしょうが、まさに地元から奪い取った大嶺祐の再来です。
高橋はソフトバンク、また好投手がソフトバンクに入団とは厳しすぎます。
高山は阪神の強奪はならず、ヤクルトになりました。
入札の抽選は全て残り物に福がある、前に引いたチームが弱すぎです。
姉さん、事件です。
真中監督がやっちゃったみたいですね、辻内の繰り返しです。
高山は阪神でした。
楽天だと思っていた、とは平沢の本音が出ました。
でも「ロッテに行くことになったので」と言ってくれましたし、「一軍を目指す」ともう切り替えてくれたみたいです。
鈴木の名前も知っていましたから、機関紙の報道を見て勉強をしたのかしれません。
姉さん、不手際だらけです。
当たりくじの確認をミスっただけではなく、今度は機械が故障をしてしまいました。
どこの会社でしたっけ、日本全国が注目をしている場でのイメージダウン、何のための協賛かが分からないので担当者は首が飛ぶかもしれません。
これで2巡目以降、大丈夫なのかしら。
外れ入札は楽天がオコエ(関東一)、中日が小笠原(東海大相模)、日本ハムも小笠原、そして仕切り直しのヤクルトは原(東洋大)です。
楽天は熊原(仙台大)だと思っていたので意外、原が1巡目というのもビックリです。
平沢に背負わせるはずだった背番号3をオコエに手渡すのか、いやいや、さすがにそれはないでしょうね。
そして小笠原は中日、日本ハムは連敗で上原(明大)となり1巡目12人が決まりました。
そっか、楽天は2巡目のウェーバーが最初ですから、そこで熊原なのでしょう。
外れ入札で重複をする可能性が高いのはどちらか、での判断は正解、当たり前でした。
しかしそうなると楽天は地元色を入れたことで佐藤(仙台育英)には手を出さないかもしれず、ロッテが平沢に気を使ってのW獲得でまさかの2巡目を恐怖していますので不安です。
獲るにしても4巡目以降でお願いします、南二世になりそうで気が進みません・・・
2巡目は投手でしょうし、即戦力としての大学生、あるいは社会人なのでしょう。
そうなるとニッカンが名前を挙げた近藤(パナソニック)が有力だとしても、ウェーバーで回ってくるまで残っていないかもしれません。
その場合は関谷(JR東日本)や横山(NTT東日本)あたりなのか、小沢(日大三島)や高橋(花巻東)なんかにも興味があります。
あれ、熊原はDeNAでしたね。
そして近藤はあっさりと消えました、さて困った。
意外な名前が出てくるかもしれません。
ロッテの2巡目は関谷(JR東日本)!
やはり社会人の投手でした。
年齢的にも一年目からバリバリとやってもらわなければなりません。
前評判としてはストレートがMAX148キロ、コントロールもまずまず、チェンジアップにスライダー、そして縦のカーブと変化球も一通り揃っているとのことです。
意外な名前が2巡目でちらほら出始めました。
重信(早大)は完全にノーマーク、坂本(明大)もこれほど評価が高いとは思いもよらず。
やはりドラフトフリークやスポーツ紙の予想は、なかなかにあてになりません。
さて3巡目はどうするのか、ここいらで左腕が欲しいところです。
うーん、名前が出てこない・・・豊作でしたよね・・・
しかしソフトバンクは余裕ですね、高校生をどっさりと獲って、万全の環境の中で育てていくのでしょう。
心の底から羨ましい。
ロッテの3巡目は成田(秋田商)!
成田はもう少し下位かと思いましたが、ここできましたか。
169センチと小柄ですのでロッテらしからぬ指名と言えば指名、これもサプライズです。
ここまでまずまずいい感じではないでしょうか。
楽天が野手を獲りまくっていますね。
本当はロッテもそうあって欲しかったのですが、楽天も投手陣は盤石ではないはず、星野副会長の意向でしょうか。
阪神の指名もかなり世間的にはマイナーな感じで、これは中村GMの遺産なのかもしれません。
ロッテの4巡目は東條(JR東日本)!
このあたりになると、もうよく分かりません。
調べてみれば大卒2年目の24歳、つまりは関谷と同期になります。
指名が受け入れられたということは、同一チームから複数の投手の指名の申請をしていたということなのでしょう。
サイドスローで中継ぎタイプとの評がありますから、いよいよ益田は先発転向でしょうか。
山本(慶大)が5巡目はこれまでであれば考えられない指名ですが、白村が道筋をつけたのかもしれません。
まあ巨人は慶大閥で、高橋新監督ですので例外かもしれませんが、しかし谷田よりも先ってのは・・・
しかしソフトバンクは恐るべし、余裕ですなぁ。
ロッテはそろそろ佐藤(仙台育英)にいくかも、指名挨拶の交通費をケチりましょう♪
ロッテの5巡目は原(専大松戸)!
地元選手、ここできました。
高校生は久しぶりではないかと、唐川以来ですね。
二段モーションを指摘されてしまった投手としていくのか、あるいは打撃を活かして外野手に転向をするのか。
中途半端な二刀流、とかは止めてください。
5巡目が終わって、それなりの名前がまだ残っています。
佐藤(仙台育英)、柘植(高崎健康福祉大高崎)、山本(九州国際大付)、勝俣(東海大菅生)、姫野(大阪偕星学園)、本田(東北学院大)、吉田(東海大)、横尾(慶大)、北村(亜大)、藤岡(亜大)、谷田(慶大)、近藤(王子)・・・あ、佐藤と本田は6巡目に入りましたね。
さて、ロッテの6巡目は横田(セガサミー)かしら。
ロッテの6巡目は信楽(宮崎梅田学園)!
高校生かと思ったら、大卒社会人2年目なんですね。
学校の先生なのでしょうか、そうなれば隠し球的な存在なのかもしれません。
それにしてもここまで即戦力、は全て右腕、左腕は獲らないのかなぁ。
原を投手でいくのであれば、外野手が足りません。
投手ももちろん補強ポイントではありますが、野手が平沢だけってのはさすがにまずいでしょう。
この巡目からすると即戦力は厳しいでしょうが、日本ハムも横尾にいきましたし、谷田に突撃してみます?
ロッテの7巡目は高野(JR西日本)!
またしても大卒2年目の右腕です。
同い年の投手を4人も一度に指名をするのって、年齢構成的にどうなんでしょう。
小関あたりがまた攻撃をしてきそうな、そんな予感があります。
お~い、野手はどうするんだ~、左腕は獲らないのか~、高揚した気分がやや冷め気味です・・・
これで終わりですかね、あとは育成枠での指名があるかどうか。
それとここまで地方リーグからの指名がゼロ、冬の時代の到来でしょうか。
上位で指名との噂もあった選手もいたと思いますが、全体としてこれだけの指名があって名前が出てこないのですから厳しいです。
終了です・・・
平沢を獲れたのは嬉しいですし5巡目まではいい感じでしたが、尻切れトンボな感じがあります。
もちろん信楽にも高野にも期待はしていますが、指名としてのバランスがどうにも悪すぎます。
細谷がすっかりと外野手になってしまっている現状をどうするつもりなのか、原を、あるいは大嶺翔を外野手に転向させるのか。
この感じですと、育成枠での指名もないような気がします。
お、育成枠に参加をするっぽいですね。
ソフトバンク、ロッテ、オリックス、楽天、巨人、中日、DeNAの7球団が、そのまま指名に入るようです。
しかしソフトバンク、まだ獲るのか。
ロッテの育成枠1巡目は大木(香川)!
千葉出身の拓大紅陵、地元選手です。
173センチで左打ち、これまた関谷らと同学年で、今季は.327で43盗塁ですから岡田タイプとしての獲得でしょうか。
足を使った攻撃を、来季はやる気になってくれてのことであればいいのですが。
ロッテの育成枠2巡目は柿沼(日大国際関係学部)!
やはり捕手を獲りましたね。
頭数合わせという気がしないでもないですが、その頭数が必要なのが捕手です。
でも育成枠って基本的に高校生じゃないのかなぁ、とは思いつつも、一から育てるのが苦手なロッテです。
育成枠も終了です・・・
育成枠として捕手と内野手を獲るのであれば、DeNAの指名が理想です。
千葉の捕手とOBの息子の内野手、うーん、名前とシチュエーションだけからすれば羨ましいの一語に尽きます。
しかしそれだけでやっていけないのがプロの世界、編成部の眼力を信じましょう。

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