点を取ったら取られる、そんな最下位チームのレベルに合わせた、いや、これが今のチーム状態なのか、挙げ句に競り負けですので脱力としか言い様がありません。
幸いなことに幕張は台風の直撃を避けられたものの10メートルを大きく超える強風の影響で投手にはしんどいマウンドだったでしょうし、ただそれであってもダラダラ感は否めず、さらにはキレのないジャッジの連発で試合が止まるケースもしばしばで、なかなかに拷問に近い4時間弱でした。
今日も六回を超えられなかったスタンリッジはボールが高めでコントロールも甘く、ナバーロは残ってもスタンリッジは残れないかもしれません。
ステップアップには絶好の場面だった高野はやはり風が気になったのか、しかしここが地元だけに慣れるしかなく、また田中靖も阿部もアピールをしきれなかったのが残念です。
あっと驚く田村の急病でヒステリックに吉田を抹消したことをベンチは後悔をしているのかどうか、そんな中でスタメンマスクの江村は肩で魅せましたが二度のチャンスに連続三振、振り回すのを見透かされたかのような外の配球に翻弄をされて手も足も出ませんでした。
一軍定着を目指すのであれば田村を手本に右への意識を、そうすれば出塁率も上がってくるはずです。
流れとしては五回に岡田に送らせなかったこと、前の打席ではきっちりと送って角中の勝ち越しタイムリーを導いただけに、型どおりの作戦を嫌ったことが裏目に出ました。
そして七回のチャンスに一本が出なかったところで実質は終わり、周りに席を立つ人も少なくはなく、ロッテファンは目が肥えています。
今季はもう一軍に戻ってこないのではないかと思っていた福浦がカムバック、ながらも打席はそっくりさんの金澤で我慢せよとは酷い、明日こそはの出番を待ちましょう。
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◆8月30日(火) 千葉ロッテ−オリックス20回戦(ロッテ11勝9敗、18時15分、QVCマリン、15,849人)
▽勝 西 22試合8勝11敗
▽S 平野 46試合3勝4敗24S
▽敗 スタンリッジ 22試合6勝8敗
▽本塁打 T-岡田18号(スタンリッジ)、デスパイネ24号(西)、吉田正4号(スタンリッジ)
▽バッテリー
千葉ロッテ スタンリッジ、高野、松永、田中靖、阿部—江村、金澤
オリックス 西、佐藤達、海田、平野—若月