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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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朗報を待つ

2012-11-30 22:59:12 | 千葉ロッテ

林球団運営本部長がグライシンガーとホワイトセルの残留交渉について、明るい見通しを口にしたようです。
コメントを見る限りでは逃げ道も用意をしてあるようですが、それでも今月で保有権が切れるのではないかと考えていましたので、保留者名簿に名があるだけでも大きな前進でしょう。
そうであればマネーゲームをしてまでとは言いませんがとっとと決めて欲しく、一日でも早い朗報を待っています。

グライ残留へロッテ「ほぼ大丈夫」 (11/30 デイリースポーツ)

ロッテの林信平運営本部長は30日、セス・グライシンガー投手、ジョシュ・ホワイトセル内野手の残留に自信を見せた。
2選手とも来季の戦力として契約する権利を持つ保留者名簿に載せており、「保留者名簿に載ることは相手も了承している。前向き?そうですね。あとは最終的な部分。ほぼ大丈夫だと思います。まあ、ひっくり返る可能性もないとはいえないですが」と話した。
カルロス・ロサ、ウィル・レデズマの2投手も来季契約する方向。
ヘイデン・ペン、ダグ・マシスの2投手とは契約を結ばない。

西岡との交渉の際にも楽天的とも言えるコメントを残していた林球団運営本部長だけに全幅の信頼は置けませんし、こと外国人選手にとっての保留者名簿の効力がどこまで及ぶのかも今ひとつ分かりませんが、少なくとも門前払いで移籍をされることはないでしょう。
オリックスがグライシンガーを狙っているとの報道が昨日にあったばかりですので油断はできませんが、最初の交渉はロッテでしょうからそのアドバンテージを有効に活用して、しかし時間をかければいいと言うものでもありませんのでストレート勝負でお願いをしたいです。
面白おかしく書けばグライシンガーは西本コーチと里崎との両天秤なのでしょうし、ホワイトセルは通年での活躍を期待できるかどうかで評価が分かれると思います。
それでも今の球団の外国人選手獲得のルート、調査力などを鑑みれば両選手の残留がベターな解ですので、枕元に靴下を置いて心地よい眠りにつくことにします。

球団の現状からすれば、同じようにロサとレデズマとの契約更新も自然な流れなのでしょう。
ロサは昨年の活躍を考えれば見切るには惜しいと思っていましたので、本人がやる気を無くしていないことを願いたいです。
レデズマは正直なところどうでもよかったですし荒れ球に過ぎるので期待も薄いのですが、数字的には140キロ台後半のストレートを投げられる左腕ですので春季キャンプでの大化けに賭けるのもよいかなと、もし化ければ心置きなく中後の先発転向に力を入れられますので相乗効果となってくれればと思います。
一方のペンとマシスにも後ろ髪を引かれるところがありますが、ペンはいくら何でも故障が多すぎましたし、マシスはロッテ化の不安が強かったので仕方がありません。
あとは新外国人選手として右の内野手を獲って、黒沢を育成枠から昇格をさせれば支配下選手登録は67人となりますので頭数としてはいい感じです。
おそらくはトレードもないのでしょうから伊東ロッテの体制を年内にしっかりと固めて、春季キャンプに臨んでくれればと思います。

 

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2012年通信簿 37 林啓介

2012-11-30 00:19:54 | 千葉ロッテ

37 林啓介 投手 25歳 年俸580万円

【2012年成績】 E 14試合 0勝1敗0S 防御率4.50 12回 11被安打 1被本塁打 4与四球 0与死球 7奪三振

4年連続で戦力外通告をしてきた自分を見返して欲しい、昨年にそんなことを書きましたが、5年目にして本当の戦力外通告となりました。
昨年に比べて登板数が半減をしましたのでベンチの期待度が落ちていたのでしょうし、その中で結果を出せなかったのですから仕方がありません。
阪神が興味を持ち育成枠での契約との報道も一部から聞こえてきますが果たしてどうなるのか、おそらくは年内にはその動向が明らかになるのでしょう。
ロッテが7年も我慢をしてきた林ですのでプロから見ればまだ魅力があるのかもしれず、もし採用ともなれば死に物狂いで頑張ってくれればと思います。

そうは言いながらもようやくに鎌ヶ谷で邂逅した林からは、とてもそんな魅力は感じられませんでした。
呆れるぐらいのノーコンながらもストレートは140キロ台後半で威力抜群、そんなイメージは完全に裏切られての肩すかしです。
おそらくはストレートは130キロ台半ばから後半がせいぜいで、投げ急いでいるわけでもないのでしょうが胸を張りきれずに上体が前のめりになってしまっているフォームには威圧感も打者にとっての見づらさも無く、それでいてコントロールがまとまっているわけでもありませんでしたのでロッテな投手の典型とも言えます。
昨年あたりから球速が落ちているとは聞いていましたが、想像以上のつまらなさでした。
体制が変わって小谷コーチの指導での開花を期待しないでもありませんでしたが、その就任よりも先の戦力外通告でしたので林には新天地で頑張ってくれればと、短所を直すことに力を入れてもどうにもならなかったことを反省点にストレートを磨いての再挑戦が成就することを願っています。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿
2010年通信簿
2011年通信簿


【オリオン村査定】 580万円 → 戦力外通告 ※10/7に戦力外通告

 

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伝説たれ

2012-11-29 00:50:19 | 千葉ロッテ

プロ野球選手にとっての背番号は顔も同然ですので、簡単に変えるべきではないとは個人的な嗜好です。
特に下位指名で大きな番号を背負って這い上がってきた選手には原点たる記憶と記録として背負い続けて欲しいと、それは誇るべき勲章だと考えています。
もちろん球界では投手は10番台から20番台ぐらいが、野手では一桁が中心選手として見なされていますので、その番号を背負いたいとの気持ちを否定はしません。
ですから繰り返しになりますが個人的な嗜好でしかなく、それだけにその嗜好に合った選手を見る目が変わってくることは自然な流れです。

岡田 25%アップ「背番号66で球界の伝説になりたい」 (11/28 スポーツニッポン)

ロッテの岡田が28日、25%アップの年俸4000万円で契約を更改した。
打率、安打数、盗塁で前年を下回ったが、131試合に出場し2年連続でゴールデングラブを受賞した守備面が評価された。
伊東新監督から来季の主将候補に挙げられており「来年は1番に定着して50盗塁が目標。背番号66で球界の伝説になりたい」と意欲を燃やした。

岡田は昨年に比べて数字こそ落としましたがレギュラーポジションを確固たるものにしてのゴールデングラブ賞ですから、今岡の跡を襲っても不思議ではありませんでした。
しかし66で伝説になりたいとの言葉には涙が出てきますし、是非ともそうあってもらいたいです。
来季の主将候補は里崎に続いての今江のモチベーションが心配になりますのであまり感心はできませんが、岡田が意欲を見せていることは喜ばしく思っています。
G.G.佐藤に相談をして、とは方向性が違うのではないかとの不安を覚えつつも、育成枠からのし上がった根性でチームを引っ張っていってもらいたいです。
それこそ盗塁の目標は50ではなく66にしてもらって、育成枠出身の野手としては初のタイトルホルダーを目指してもらいましょう。
公私ともに充実の2013年に期待をしています。

 

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2012年通信簿 36 ダグ・マシス

2012-11-28 00:49:07 | 千葉ロッテ

36 ダグ・マシス 投手 29歳 年俸1200万円

【2012年成績】 6試合 1勝4敗0S 防御率6.49 26回1/3 41被安打 2被本塁打 8与四球 0与死球 14奪三振 被打率.373

戦線を離脱した唐川の代わりの先発候補として7月下旬に入団をして、8月にデビューをしたマシスでしたが、残念ながらその穴を埋めることはできませんでした。
阿部や上野、吉見らからブーイングが聞かれそうなぐらいに先発として起用をされての6試合で防御率が6点台ですので、よくぞここまで使ったなといった感じです。
その背番号がルーキーの川満に与えられましたので保有権の切れる来月早々にも戦力外通告をされることが濃厚で、ダメ外国人選手として記憶に残るであろうマシスです。

そうは言いながらも、実は好きなタイプの投手ではありました。
デビュー戦は140キロ台半ばのストレートにスライダー、チェンジアップ、カットボール、カーブなど多彩な変化球とバランスが取れていて、掘り出し物だと思ったぐらいです。
ただブランクもあったのでしょうが早い回から肩で息をするなどスタミナ面に不安があり、またストライクを取りにいきすぎたように思います。
これはコントロールの不安の裏返しではないかとは勝手な想像ではあるのですが、3戦目の白星ではスピードを抑え気味なロッテ化の兆しが見え始めてしまい、その後は案に相違して高めに抜けたボールを痛打されるなどしての滅多打ちですので見切るのがいくら何でも遅すぎました。
それであれば力を前面に押し出した中継ぎ適性を見る手もあったはずなのですが、今となっては後の祭りです。
そういうタイプであればロサで充分との見方もできますので、残念ではありますが値段相応の結果に終わったとでも思うしかありません。


【オリオン村査定】 1200万円 → 戦力外通告

 

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愚者のエンドロール

2012-11-27 21:42:32 | 読書録

愚者のエンドロール

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古典部シリーズの第二弾です。
二年生が学園祭で上映をするために撮影中だったビデオ映画が殺人のシーンを撮ったところで脚本担当の生徒が倒れてしまい、その脚本のトリックがどういったものかを古典部のメンバーが推理をしていく、かなり乱暴にまとめてしまえばそんなストーリーです。
殺人とは言っても映画の中の話ですし、学園内の小さな謎を解いていく舞台背景に変わりはありません。
省エネ主義な折木奉太郎が例によって千反田えるに引きずられるように探偵役になりますが、その裏にある女帝と呼ばれる生徒の思惑が徐々に明らかにされていきます。

前作ほどではありませんでしたが、これも一気に読み切るだけの面白さがありました。
珍しくも昼休みに読書をしてしまいましたし、暫く活字から離れていた欲求不満の解消にはもってこいの古典部シリーズです。
ただ謎解きをするだけではなく奉太郎の心境の変化が描かれていますし、意味深な登場人物に思わずニヤニヤとしてしまいました。
すんなりとはいかずに思い上がりと挫折、それを気遣う他の古典部のメンバーのコメント回しも絶妙で、やはり小説の中だけに置いておくにはもったいない作品だと思います。
ドラマではなくアニメ化がされているとのことですので、落ち着いたらそちらにも手を出してみます。
登場人物がどういった表情を見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。


2012年11月27日 読破  ★★★★☆(4点)

 

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2012年通信簿 35 鈴木大地

2012-11-27 00:16:44 | 千葉ロッテ

35 鈴木大地 内野手 23歳 年俸1300万円

【2012年成績】 62試合 135打数 16得点 37安打 打率.274 5二塁打 1三塁打 0本塁打 11打点 0盗塁 14四死球 23三振 得点圏打率.250

華々しいスタートを切った同期を横目に出遅れた感のあった鈴木でしたが、交流戦で一軍に昇格をするとそのまま定着をしての62試合の出場ですので立派なものですし、自分からすればここまでやってくれるとは思ってもいませんでしたので嬉しい誤算でもあります。
一躍レギュラーを狙えるポジションに手が届くところまできた鈴木が来季にどういった活躍を見せてくれるのか、期待をしているファンは多いと思います。
その期待に応えて飛躍をするのか、あるいは二年目のジンクスに足を取られてしまうのか、チームにとっても世代交代の旗手になれる存在である鈴木に望むところは大きいでしょうから、井口や根元、あるいは今江の牙城を崩すべく是非とも前者であってもらいましょう。

アマチュア時代はやや上体の力に任せたバッティングの傾向があっただけに、これだけ打てるとは思ってもいませんでした。
浦和でも開幕から打ちまくって.313ですから6月の昇格が遅かったぐらいで、一軍でも8月半ばまでは3割をキープしていましたし、その後は2割5分を切るところまで落ちながらも盛り返して最終的には.274ですので一つの山は越えたと言ってよいでしょう。
上体に力の入ったスイングは相変わらずながらも上下のバランスが取れるようになったのか、軸がしっかりとしたことで変化球にも翻弄をされずについていけるようになりました。
かなりプルヒッターな感じがありますが流し打ちの技術も持ち合わせていますから、左腕を苦にしないのも大きいです。
それこそ昨年の入団であればショートのレギュラーを獲ったのではないかと思えるぐらいで、このまま順調に打撃を向上させていってもらいたいです。

守備は石垣島でかなりスローイングの指導を受けていましたが、全体的にはやや固さが見られます。
守備範囲やフットワークは標準的だと思いますが、ややぎこちなく見えるのはちょっと腰高だからかもしれません。
それでも一塁への送球には力強さがありますので大きな武器になりますし、器用さは感じられませんが内野であればどこでも無難にこなしてくれそうです。
走塁はどちらかと言えば鈍足に近いのではないかと、速いとは思っていませんでしたが走塁センスも含めて期待外れなところはあります。
ただ足で食っていく選手でないことは分かっていましたので、足を引っ張らない程度であれば問題はないでしょう。
ロッテには珍しく気迫を表に出す選手ですし、ベンチでも守備のときでも声を出してキャプテンシーが期待をされる鈴木です。
そうなればあるいはホットコーナーを任せるのもよいかもしれず、今江の動向を左右する存在になるかもしれません。
来季は100試合で250打席をノルマにして、レギュラーへのきっかけを掴んでくれることを願っています。


【オリオン村査定】 1300万円 → 1800万円 (△38%)

 

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2012年通信簿 34 木村雄太

2012-11-26 01:04:56 | 千葉ロッテ

34 木村雄太 投手 27歳 年俸1110万円

【2012年成績】 4試合 0勝0敗0S 防御率4.05 6回2/3 7被安打 1被本塁打 3与四球 1与死球 7奪三振 被打率.259

開幕一軍ベンチに名を連ねて飛躍のシーズンとしなければならなかった木村でしたが、絵に描いたような足踏みな一年となってしまいました。
ロッテファンからすれば無償の愛を捧げたくなる存在なのですがどうやらベンチには愛されていなかったようで、僅か4試合の登板ですので歯がゆい不完全燃焼です。
来季は5年目ともなると入団の際の経緯などは忘却の彼方となりそうですし、そもそも外様のスタッフには関係のない話でしょうから、一から出直しのつもりで頑張ってもらいたいです。

中郷らとともに春先は完全に地蔵とされてしまいましたので、かなり気の毒な木村ではありました。
しかしその中郷がその後は大車輪の活躍をしたことを考えれば、やはり木村には何かが足りなかったのでしょう。
右打者を.143と抑えながらも左打者に.385と打ち込まれるロッテの左腕らしい不甲斐なさもありましたし、ちょっと四死球が多すぎます。
全体的にもさっとした感じなのが印象悪に繋がっているところもあるでしょうから、大柄な体格を逆手にとってのキビキビさをアピールしてもらいたいです。
昨年に続いて意外にも奪三振率が高い木村ですので、一皮むければ充分な戦力となってくれるでしょう。

タイプ的には先発を志向したい木村ですから、今季と同様にロングリリーフで実績を積んでいくしかありません。
チーム事情からどうしても左打者へのワンポイントとして起用をしたくもなるでしょうが、ベンチには我慢をしてもらいたいです。
この手のデータを軽視していたとしか思えないベンチが総入れ替えとなったことからも来季の選手起用には注目が集まりますが、木村も目先ではなく先を見据えた起用を願います。
長いイニングであれば欠点である神経質なところが多少は緩和されるでしょうし、もう少し長身を活かした角度のあるストレートに力が出てくればスライダーも活きてくるでしょう。
そして何より逃げないこと、ストレートにも変化球にもキレはあるのですから自信を持って、実りあるシーズンとしてくれることを祈ります。

2009年通信簿
2010年通信簿
2011年通信簿


【オリオン村査定】 1110万円 → 1100万円 (▼1%)

 

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大山鳴動してG.G.佐藤のみ

2012-11-25 20:05:42 | 千葉ロッテ

ようやくに先日の入団テストの合否が発表となり、G.G.佐藤が合格となる一方で小林宏は不合格となりました。
ほんの一日前にこねくり回した挙げ句がこれですので気恥ずかしい気持ちにもなりますが、妥当な結果にホッとしています。
おそらくはこれで外国人選手を除く補強は一段落をするものと思われますし、西岡へのアプローチから始まった鳴動は大方のロッテファンの予想どおりに資金のかからないところで手仕舞うことになりそうですので伊東監督には気の毒としか言いようがなく、それだけにG.G.佐藤には球界が目をむくような活躍を期待したいです。

ロッテ GG佐藤合格、コバヒロ不合格 (11/25 デイリースポーツ)

ロッテは25日、秋季鴨川キャンプ中に入団テストを行った元西武のG.G.佐藤外野手の合格と、前阪神の小林宏之投手の不合格を発表した。
小林投手は2日間のテスト予定を1日延長し、紅白戦に登板したが、2回6安打5失点と炎上。
直球も139キロ止まりで、伊東監督も「しがみついてでも合格したい気持ちが伝わってこない」と感想を口にしていた。
また、G.G.佐藤は、右の大砲を獲得したいチーム事情と合致し、合格となった。

昨日はやや無理矢理に鳴らしてみた小林宏の合否についてですが、周りに及ぼす影響を考えれば当たり前に過ぎる不合格です。
そうなればここまで結論を引き延ばした理由が分からなくもなりますが、球団にもいろいろと事情があったのでしょう。
今日のファン感謝デーでG.G.佐藤のお披露目があったのであれば前もって小林宏の不合格を発表することで薄れるセンセーショナルさを気にしたのかもしれませんが、それであれば佐伯の不合格を先に明らかにした理由が見いだせず、もしお披露目すら無かったのであれば球団と現場とのせめぎ合いが長引いただけなのかもしれません。
何にせよ小林宏にはもし現役に固執をするのであれば春季キャンプでもう一度チャレンジをしてくれればと、おそらくは門戸を閉ざすロッテでもないでしょう。
ただ気持ちが伝わってこないという印象を伊東監督らに与えてしまったことからすればハードルはかなり高いでしょうから、その本気度が試されます。
残念ながら阪神から戦力外通告をされた当初から伝え漏れるコメントにその本気度がどうにも感じられなかっただけに、やはりさらば小林宏と言っておきます。

これでもう希望は外国人選手のみとなりました。
グライシンガーとホワイトセルとの交渉状況は全くと言っていいほどに音信不通ですが、保有権が切れる来月になれば一気に動きが出てくるでしょう。
一方で2年続けて故障でリタイアをしたペンの解雇は濃厚ではないかと、川満が36を背負ったことでマシスのリリースは既定路線、ここにきて残留の可能性が出てきたロサは自分としてももう一年は見たいと思っていますので本人が望みさえすれば30%ダウンぐらいで契約をしてもらいたいです。
そうなればレデズマの扱いがポイントになりますが、速球派の左腕というアドバンテージはあるものの黒沢の昇格を視野に入れれば支配下選手登録枠に余裕があるわけでもありませんので、くどいようですが三塁を守れる右の内野手との入れ替えを考えてもらいたいと思っています。
個人的にはそこは小窪であって欲しいものの夢物語として諦めているのですが、しかし30歳前後の3Aからであれば難しい話でもないでしょう。
伊東監督へのプレゼントがG.G.佐藤であればファンに対するそれが大きなものであるはずもありませんが、プチサプライズでもよいのでクリスマスプレゼントを願います。

 

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氷菓

2012-11-25 13:27:00 | 読書録

氷菓

角川書店

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何だか久しぶりの時代物以外の読書です。
とにかく楽天koboの電子ブックコンテンツは探すのが面倒くさく、今月末に切れる楽天ポイントが大量にあったために焦りながら放浪をしていたところで目についたのがこの作品で、Amazonでチェックをしたら評価がかなり高かったので手を出してみました。
結論から言えば評価どおりに面白く、このままこのシリーズに没入をすることが決定です。

ジャンルから言えば学園ミステリーといったところでしょう。
「やらなくてもいいことならやらない、やらなければいけないことは手短に」がモットーの省エネ主義な高校一年生の折木奉太郎の、その一人称目線で物語は進んでいきます。
そして逆らえない姉の命令で入部をした古典部で出会った千反田えるの「わたし、気になります」に引きずられるように高い分析力を持って謎を解いていく、そんなストーリーです。

謎とは言っても殺人事件のようなものではなく学園内のちょっとした不思議ですが、それなりに伏線があったりして楽しめました。
どこか軽いライトノベルのような語り口は好き嫌いが分かれるでしょうが、テンポの良さと相まっていい感じに仕上がっています。
モノローグが多いのであまり映像向きではないかもしれませんし、演じられる俳優がちょっと浮かばないのですが、そのうちにテレビドラマ化をされるかもしれません。
そうなれば映画を観るために予習をしたガリレオに魅入られた自分ですので、きっとこの古典部シリーズも見てしまうでしょう。
既に次作を読み始めて既刊の全ても購入をしましたので楽天ポイントからちょっと足が出てしまいましたが、きっと満足をしながらこの路線に浸り続けられると思います。


2012年11月25日 読破  ★★★★★(5点)

 

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まさかの小林宏は合格か?

2012-11-24 21:55:45 | 千葉ロッテ

今週中にと言われていたG.G.佐藤と小林宏の合否が、その今週が終わる今日となってもまだ明らかになっていません。
佐伯の不合格が早々に発表をされたことを考えれば、このもたもたぶりはいろいろと勘ぐるに充分すぎます。
ここまで引っ張っての不合格は人の道に外れているとの批判を浴びかねませんので、何となくですが両選手ともに合格となるような気がします。
その発表を明日のファン感謝デーで行うことでマスコミの注目を浴びる、そんなことを球団は考えているのかもしれません。

G.G.佐藤の合格には反対はしません。
NPBのブランクもありますし一軍で低反発球の洗礼を受けていませんので戦力としての疑問が無いわけではありませんが、右の代打陣が手薄ですから南竜の代わりと考えれば割り切ることもできますし、伊東監督の就任に際してのささやかなプレゼントにもなります。
入団テストの際の紅白戦でもタイムリーを放つなどそれなりの結果も出しましたし、活躍をすればその言動から目立ちますので悪い話でもないでしょう。
しかし小林宏が合格ともなれば何のための入団テストだったのかと非難が集まること必至で、さすがにこれには賛成をしかねます。
もちろん長年に渡ってチームを支えてくれた功労者ですので思い入れはありますが、しかし自らの意志でチームを去ったわけですから今さらのようにロッテでやりたいと言われてもというのが正直なところで、そしてそれがむしろ小林宏の今の実力を物語っているようで悲しくもなります。
ピリッとしなかったブルペンでのピッチングで見切られてもおかしくはないところで追試のチャンスまでもらって大炎上をしたのですから、こればっかりはもうどうにもなりません。
これで合格ともなれば来年以降のロッテの入団テストには志願者が続出をして、本家のトライアウトに匹敵をする盛況ぶりになるでしょう。

うがった見方をすればそういった雑音を封じるための、イベントとしての合格発表とするのかもしれません。
さすがにファン感謝デーでブーイングをするようなロッテファンは少ないでしょうし、きっと拍手と歓声で迎え入れてくれると思います。
しかし外国人選手も含めた目立った補強の話もなく、その空虚さをかつてのビッグネームの華々しい入団でごまかすつもりではないかとの疑念は尽きず、もちろん明日に何の動きもなく、また小林宏も不合格となる可能性の方が高いのかもしれませんが、それでもロッテならやりかねないとの思いがあります。
また小林宏にはロッテに復帰をするのであれば堂々と戻ってきて欲しく、合否が出る前に「来春にもう一度見てください」と言うぐらいでなければ活躍は期待できません。
あまりにネタがないのでいろいろとこねくり回してみましたが、何にせよ身内からすら批判が出るような愚挙だけは避けてくれることを願います。

 

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2012年通信簿 33 南昌輝

2012-11-24 00:35:38 | 千葉ロッテ

33 南昌輝 投手 23歳 年俸1350万円

【2012年成績】 26試合 1勝0敗0S 防御率0.36 25回 19被安打 0被本塁打 15与四球 1与死球 22奪三振 被打率.216

数字を見てみるとこんなにも抑えていたんだ、と驚いてしまう南昌です。
プロ初登板から18試合連続無失点ですから当たり前の数字と言ってしまえばそれまでなのですが、正直なところそれほどの印象はありません。
それもこれも走者を出さずに抑えきったのが僅か5試合でしかなく、常に走者を背負いながらも無失点で切り抜けるピッチングが大半だったからだと思います。
もちろんその防御率からすれば来季は勝利の方程式の中心に期待をしてもよい南昌なのですが、かつての藪田のようになぜ抑えられるのかが分からないといった不思議なピッチングが持つのかどうか、やや懐疑的なのが今の自分の見方です。

昨年は故障で一年を棒に振りましたので、今季に期するところは大きかったはずです。
しかしやはり出遅れて一軍に呼ばれたのは8月に入ってからですので、南昌からすればギリギリのところでの昇格だったでしょう。
それでもここからの26試合ですからベンチの期待は高かったのでしょうし、見ているこちらがハラハラするぐらいの使われぶりでした。
9月の半ば頃には疲れからか右肘の位置がかなり下がっていましたので、何とか今季を乗り切れてホッとしています。
プロ初勝利も手にしましたし、来季に向けて大きな手応えを感じているでしょう。

ただどうにも何が良いのかが分からず、今ひとつ信じられない自分がいます。
アマチュア時代のMAX151キロは置いておくとしてもストレートは130キロ台後半が中心で、しかしそれでも空振りは取れていましたのでキレはあるのでしょう。
そうなると唐川タイプなのかと思えばそうでもなく、25回で16与四死球ですから被打率が低くとも常に走者を背負う理由はここにあります。
高めに浮くことが少ないのと球質が重いのか詰まったような打球が多いのが特徴で、それが結果的に失点に繋がらないピッチングとなっています。
これが南昌の投球術だと言われれば素晴らしいのですが果たしてそうなのか、思うようにカーブが決まらなかったことからしても少なくとも立正大の南昌ではありませんでした。
肩の状態が戻ってくればスピードも出るでしょうし、そうなることでピッチングが変わるかもしれず、いずれにせよ期待はしているものの評価は保留としておきます。

2011年通信簿


【オリオン村査定】 1350万円 → 1800万円 (△33%)

 

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のぼうの城(下)

2012-11-23 19:50:48 | 読書録

のぼうの城(下)

小学館

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押し寄せる石田三成の率いる大軍勢を正木丹波守、柴崎和泉守、酒巻靭負の見事な軍略、武略で撃退しますが、しかし戦って勝つことを望んでいた三成はむしろそれを喜びます。
そして当初の思惑どおりに僅か五日間で高松城の水攻めに倍する規模の石田堤で忍城を囲い、成田長親らの城兵や百姓を本丸に押し込めて手も足も出ない状態に追い込み勝負あったとも見えましたが、ここで長親ののぼう様ぶりが発揮をされました。
湖上に浮かべた小舟の上で田植え田楽踊りで敵味方を魅了し、そして自らが敵の的になることで堤を内からではなく外から破ることに成功します。
しかし最後は小田原城が落ちたことで開城を余儀なくされ、そして成田氏の家臣団が四散して物語は終わります。

ちょっと呆気なかったかな、というのが正直な感想です。
長親の無意識なる人望や丹波守らの活躍は小気味いいぐらいでしたし、敵である三成も爽やかな武将として描かれています。
長束正家のような引き立て役を除けばそのほとんどが戦国武将としての男振りを見せてくれたことが実はこの作品のテーマだったのではないかと思えてくるぐらいで、板東武者の武に対する矜持とそれに負けない三成の鮮烈なる正義道は甲乙つけがたい激突を見せてくれました。
それだけに幕切れが淡泊と言いますか、史実がそうであったように堤が崩れた後のもう一戦でもあればもっとのぼう様の将器を明らかにできたのでしょうが、その将器の有り様と、百姓のことを第一に思う長親がこれ以上の戦を望むことの矛盾もあって簡潔に締めくくったのかもしれません。
その後の成田氏の関係者は改易となったり表舞台から消えたりと結果から見れば華やかな幕引きとはなりませんでしたが、この数ヶ月に輝いたことで悔いのない生き様だったのではないかと、その生き様が映画館の大きなスクリーンでどう暴れ回ってくれるのかが楽しみです。


2012年11月23日 読破  ★★★★☆(4点)

 

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来村御礼の2000万アクセス

2012-11-23 16:34:21 | 独り言

ブログを開設してからのアクセス総数が2000万に到達をしました。
1000万アクセスが中国に出張中の2011年1月3日でしたので、倍増に2年弱ですから順調に過ぎるぐらいのペースです。
まだまだ目標の1億アクセスまでの二合目でしかありませんが、こういった節目はやる気に繋がります。

例によってクリックをしていただくと画像は拡大しますが、ちょっと面白い傾向があります。
日本一になった2010年などは必然なのかもしれませんが、下位に低迷をした昨年もそうでしたし今年もこのペースでいけば11月が月間最多アクセスになりそうです。
オフになると世間の話題からロッテが忘れ去られがちになるために情報源として活用をしていただけているのであれば光栄なのですが、実際のところはオフに騒動が多いことが理由ではないかと、かつて「オリオン座は冬の星座だからロッテはオフになると騒がしくなる」と言われたことを思い出してしまいます。
楽しいネタで騒がしくなるのは歓迎なのですが、残念ながらこのオフもタイトルホルダーの話題ぐらいしかそういったものはありません。
他のチームが派手に補強をしているのを横目に見ながら使い切れていなかった才能を発掘することが第一だと、そう自分に言い聞かせているのは伊東監督も同様でしょう。
そんなチームが勝ってこそ野球は面白い、と柔道精神に似たような気持ちで今後も応援をし続けていきますので、ご贔屓ほどよろしくお願いします。

 

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2012年通信簿 32 根元俊一

2012-11-23 00:41:02 | 千葉ロッテ

32 根元俊一 内野手 29歳 年俸2230万円

【2012年成績】 133試合 512打数 58得点 143安打 打率.279 25二塁打 4三塁打 9本塁打 41打点 6盗塁 32四死球 98三振 得点圏打率.298

使い続ければこのぐらいの成績は残せるだろうと言い続けてきた根元が、ようやくにその力を発揮できた2012年でした。
惜しくも打撃ベスト10には入れなかったものの低反発係数を加味すれば3割と評してもいいぐらいの打率ですし、チームトップの打席数がその信頼の証しでしょう。
不遇だった三年間の鬱憤を晴らすかのような活躍は喜ばしく、しかしここで一息をついている暇はありません。
レギュラーを確固たるものにするためには来季こそが重要ですので、油断無くもう一段も二段も上を目指して頑張ってもらいたいです。

西岡の退団でポッカリと空いた穴を埋める存在になれたのは、やはりオープン戦で好調を維持し続けたところが大きかったです。
公式戦に残しておけと言いたくなるぐらいに打ち出の小槌状態で4割近い打率を残しましたので、移り気なベンチであっても根元をレギュラーに据えたのは必然でしょう。
その反動でもないでしょうが出足はもたつき、また体調不良で欠場をすることもあってまたかとも思わせましたが、あまりにオープン戦の印象が強かったのか昨年の取っ替え引っ替えに懲りたのか、いずれにせよ結果的に根元を使い続けたことが今季の好成績に繋がったことは間違いありません。
5月以降はじわじわと打率を上げて交流戦では.312と打ちまくり、以降は常に.280前後をキープしましたので貧打の打線の中では孝行息子だったと言ってよいでしょう。
そのシャープなスイングに力強さが加わったのは嬉しい誤算で、打った瞬間にそれと分かるホームランを根元が放つとはまさに想定外でした。
目指すべき二塁打も増えて長打率は井口を上回りましたので、過信は困りますが自信を持ってよいと思います。
あとはねちっこいところをもう少し見せてくれればと、三振が多いのはもう諦めましたので、それでも球数をもっと投げさせることに注力をして欲しいです。

打撃が安定をすればそうなるとやはり課題は守備で、それでも今季は相応の成長ぶりを見せてくれたと評価をしています。
三塁寄りの打球を弱肩からことごとく内野安打にしてしまう時期もありましたが、今江との棲み分けと位置取りの工夫で中盤戦以降はあまり目立たなくなりました。
打球への反応も悪くはなく、言うほどに守備範囲も狭くはありません。
ただ捕ってからの動きにバタバタ感があるのが最大の欠点で、これが球際に弱いとの見方に繋がっているのでしょう。
焦って送球が乱れるのも同様な理由でしょうし、あの金本の打球に飛びついた後にずれた帽子を直してから送球をした落ち着きがあれば根元の守備はもっと上達をすると思います。
そんなショートに根を張りつつある根元ではありますがベストポジションはセカンドだろうと、井口の守備の衰えを考えればベンチの決断が待たれます。
また脚力に比して盗塁数が伸びなかったのが不満と言えば不満ですが、しかしこれも二番打者という制約から走りたくても走れなかったところもあるでしょうし、その二番打者としてリーグトップの40犠打は根元にとって大きな財産になるでしょう。
その守備も盗塁も伸びしろがあると思えば来季が楽しみにもなりますので、充実の30代に向けて来季の頑張りに期待をします。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿
2010年通信簿
2011年通信簿


【オリオン村査定】 2230万円 → 4500万円 (△102%)

 

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2012年通信簿 31 渡辺俊介

2012-11-22 13:52:54 | 千葉ロッテ

31 渡辺俊介 投手 36歳 年俸1億2600万円

【2012年成績】 13試合 4勝4敗0S 防御率4.39 69回2/3 80被安打 7被本塁打 13与四球 2与死球 22奪三振 被打率.285

実績たっぷりのベテラン偏重なベンチの方針の中でもやや異質だったのが渡辺俊で、ただ一人だけ冷や飯を食わされた感があります。
7月に2試合連続で早い回に大量失点でノックアウトをされたときに珍しくも西村前監督は試合後に厳しい言葉で指弾をして、そのまま浦和に送られて閉幕間際まで一軍に呼ばれることは無かったのですから、あるいは何らかの感情的な対立のようなものがあったのかもしれません。
そういう意味では体制が変わったことが渡辺俊の再浮上のチャンスになるかもしれず、逆を言えばここを逃せば沈んだままで光を見ることなく一年を送ることになりそうです。 

ただ実際問題として力の衰えは隠せず、サブマリンも賞味期限切れな感は否めません。
被打率が高いのは例年のことですし被本塁打が多いのもそうなのですが、それでも今季の渡辺俊は率からすれば成瀬に匹敵をするぐらいにスタンドに放り込まれたことになります。
低反発球でそれなのですから球威の衰えは明らかで、いくら球威で勝負をするタイプではなくとも打ち取ったはずの打球がスタンドインでは組み立てが苦しくなります。
そのためか際どいところを狙う、カウントを悪くしてストライクを欲しがる、といった絵に描いたような悪循環に陥ってしまいました。
マウンド上での飄々たる渡辺俊はどこへやらで、苦々しげにロージンを叩きつける姿が印象に残った2012年のシーズンです。

そんな渡辺俊の来季は、残念ではありますが明るい材料が見当たりません。
浦和では10試合で5勝2敗と貫禄を見せてファーム日本一に貢献はしたものの、やはり51回1/3で53被安打とイニング以上のヒットを打たれているようでは一軍でローテーションを任せようとは思いませんし、3.51の防御率も小野の0.69と比べればその差は歴然としています。
どうしても加齢による下半身の衰えがダイレクトに影響が出るサブマリンだけに寄る年波にどう抗っていくのか、毎年のように挙げていた課題が重くのしかかります。
ここ数年に目立ってきた地球との喧嘩も上体をしっかりと沈み込ませるだけの下半身の粘りが無く、意識だけが下から投げようとしていることによるものでしょうから、少しでもその衰えを抑えるためには徹底的に下半身を鍛え抜くしかないでしょう。
今はただ秋季キャンプに参加をした選手よりも走り込んだオフだったと胸を張って石垣島に姿を現す渡辺俊であって欲しいと、願うのはもうそれだけです。

2007年通信簿
2008年通信簿
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2011年通信簿


【オリオン村査定】 1億2600万円 → 1億円 (▼21%)

 

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