夏休みに入ってから初の地元カードは週末でもあり体裁を整えたかったのか今日も招待という名のタダ券を配っていたようで、その努力が報われてか連日の大入りながらも試合は散々、涌井、二木、そして石川と三本柱を投入しながらも3タテを食らう真夏の惨劇となってしまいました。
そうなればリピーターはおろか「二度と来るか!」と子ども心に植え付けてしまったのではないかと、ここのところは純真無垢なお子様の心の叫びの場となってしまっているカモメディアで今日も「何点でもいいので・・・1点ぐらいは取ってください」と言われる始末、緊張をしたのかたどたどしかったので聞き間違いだったらごめんなさい。
そんな願いを叶えるかのように3点も取ったのに石川が大炎上、リーグ最多の9敗目はセントラルでも石川がダントツの11敗ですから、今年は石川には受難のシーズンのようです。
かつての西武キラーはどこへやら、また同じ8安打でもこれだけの得点差ですからやってらんねー、と投手陣の声を代弁しておきます。
それにしてもどうしたらこういったスタメンオーダーとなるのか、サントスの七番はスイーパーの役割を任せたかったのかと知恵を絞ってはみたものの、ベテランのお疲れ休みか井口に変わっての四番にパラデスはとち狂ったとしか言いようがなく、それで真ん中が打てないと愚痴られても「お前の判断だろ!」と突っ込むばかりです。
福浦も休ませたかったことでのDHであればペーニャを守らせればいいだけの話で、そのペーニャが代打で二試合連続のタイムリーツーベースを放つのですから皮肉、皮肉、皮肉、ウルフとの相性と言うほどの数字が積み上がっていたわけでもなく、伊東監督の脳内で何が閃いたのか、こそを試合後にコメントすべきでしょう。
三木を引っ込めてのショート中村には諦めの悪さと言いますか将来設計の拙さと言いますか、その中村は二遊間を抜けようかというゴロに追いついてのバックトスと好守は見せながらも捕球時に足が揃ってしまうところなどは内野手としての限界を露呈したような、そして大嶺翔は起き上がりざまの送球が乱れたのは仕方がないとしても正面のゴロを併殺崩れにしてしまうスローイングには石川の背中に怒りを感じ、これだけ打つ手が外れれば勝てるわけもありません。
サントスもホームへの無駄な返球、は昨日もサードにやらかすなど守備コーチは指導をしていないのか、言うことを聞かないだけなのか、いつものように投手の足を引っ張ります。
そんな中で石川は立ち上がりは悪くはありませんでしたし四回以降も無難なピッチング、あの三回の乱調だけでしたので何があったのか、厳しいジャッジはありましたが抜けるボールがあったかと思えば魅入られたかのようにど真ん中に投げ込むなど打たれ出したら止まらない、精神面の脆さが出てしまった外崎からの3連打でした。
打撃陣では大砲サントスの地元初アーチに加藤の技あり3安打猛打賞がありながらもその加藤に代打は超絶脱力、いつの間にかロングソックスを止めた鈴木の不調が打線をぶった切っているのも痛いですし、角中もそう、「抜擢」をされたパラデスもまたボールを追いかけるスイングで元の木阿弥です。
ここまでの酷さがラインダンスをするような試合でしたのでむしろ次のカードは期待をしたりして、Bクラスのチームを相手に同じような試合をやれば消えかけたXデーが、と言いますか伊東監督が投げ出す日も近くなるような、さてさて、ファンとして何を望めばいいのかを迷い悩む今日この頃です。
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◆7月30日(日) 千葉ロッテ-西武16回戦(西武12勝3敗1分、17時、ZOZOマリン、25,870人)
▽勝 ウルフ 16試合8勝2敗
▽敗 石川 12試合2勝9敗
▽本塁打 サントス3号(ウルフ)
▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、南、有吉、東條—田村
西武 ウルフ、平井、武隈、牧田、増田—炭谷