オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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2007年通信簿 00 代田建紀

2007-12-31 18:57:12 | 千葉ロッテ

00 代田建紀 外野手 33歳 年俸940万円

【2007年成績】 37試合 11打数 5得点 4安打 打率.364 2二塁打 0三塁打 0本塁打 1打点 5盗塁 4四死球 3三振 得点圏打率.000

足のスペシャリストとして屈指の走塁技術を誇ると言われる代田ですが、今年は早川の加入で厳しい立場に追い込まれるであろうと予想していました。
しかし終わってみれば自己最高の成績を残し、存在感をアピールしました。

代田のポジションとしては代走と守備固め、この域から脱することは極めて困難でしょうし、本人もそれは分かっていると思います。
その意味でタイプの似ている早川の加入は代田にとって脅威だったと思いますし、私も代田は今年で終わりだと思っていました。
ところが早川は代田の代わりどころかレギュラーを獲得する大活躍で、結果的に代田のポジションを脅かすものではありませんでした。
しかし代田の前途が明るかったかと言えば、必ずしもそうはなりませんでした。

ほとんどが2軍暮らし、代田の1年は例年と同様でした。
大塚が怪我で欠場続きであったために代田の出番は多いはずでしたが、大松と竹原の台頭で外野枠がいっぱいになってしまったこともあり、守備固めという枠が設けられなかったことでなかなか声がかかりませんでした。
しかし1軍に昇格するや昨年までのスタメン起用はなかったものの、代走や守備固めで自己最高の成績を残しました。
37試合出場も5盗塁も、いずれも自己ベストです。
数少ない打席でも3割以上の打率と5割を越える出塁率をマークし、見事に役割をこなしたと言っていいと思います。

ただ、来季に向けて課題は多いと思います。
彼は足のスペシャリストではありますが、守備が上手いとは私は思っていません。
むしろ打球感が悪く、スタートが遅い上に前に落ちる打球に対して消極的なプレースタイルもあって、むしろ下手な部類に入ると考えています。
レフトに入るケースが大半でしたが、彼の前に落ちるヒットが多かったことを記憶されている方もいらっしゃるかと思います。
思い切りが悪い、これが私の代田の守備への評価です。

代田が来季以降も出番を増やしていくためには、この守備の課題を克服していく必要があると考えます。
ただ足が速いという意味では早坂が外野に転向すればすぐに取って代わられてもおかしくありません。
もちろん1軍での経験や投手の癖などを知っているという意味ではアドバンテージがあるでしょうが、若さの前には蟷螂の斧のようなものです。
代走だけはなく守備固めというポジションを確固たるものにするためには、ひたすら守備の練習をするしかないと思います。

戦力外から浪人を経て復帰した代田には、どん底から這い上がったハングリー精神があるはずです。
こういったものは周りにいい影響を与えるはずですので、代田には貪欲に出番を得るべく頑張って欲しいと思います。


【オリオン村査定】 940万円 → 1000万円 (△6%)

 

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フットヒーターは絶品

2007-12-31 17:08:51 | 独り言

 

昨年までは暖房は石油ファンヒーターを使っていました。
エアコンの暖房に比べるとコストが安く済むのと、暖房効果が高いからです。
やはり温風よりも火が燃えている方が暖かいのは当たり前の話です。

しかし今年は原油高の影響でガソリンだけでなく灯油も価格が高騰し、1缶1800円近くなりました。
5年前に比べれば2倍で、これなら普段は自宅では夜中に活動している私としてはエアコンの方がお得になってしまいます。
なぜなら22時~8時の電気代が約60%割安(8時~22時は約40%割高)の「おトクなナイト10」を契約しているからです。
そのため今年は重い灯油を持ち帰ることなく、エアコン中心の暖房生活になっています。
エアコンは同時に除湿まで結果的にしちゃいますので、悩まされていた結露から解放されたのはラッキーでした。

ただエアコンの温風だけでは何だか物足りないので、フットヒーターなるものを購入しました。
言ってみれば炬燵のヒーターが上を向いているもの、そう考えればわかりやすいと思います。
パソコンデスクの足元に置いて、そこに足を乗っければ極楽気分になります。

頭寒足熱で健康体、というわけでもないですが、足元が暖かいとこんなに寒さが凌げるとは思いませんでした。
余程寒くない限り、パソコンをやっている間はエアコンをつける必要がないほど暖かいです。
手元で強弱を調整できますし、5時間で勝手に切れますので消し忘れ対策もバッチリです。
消費電力も最高で180W、でも9段階の3で充分暖かいので、実際は100Wもかかっていないと思います。
もちろん部屋全体を暖める効果はありませんが、デスクワークには強力な味方になるはずです。

足元が寒くて困っている方、7000円程度と安価ですし、検討されてみてはいかがでしょうか。

 

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2007年通信簿 99 田中良平

2007-12-30 23:00:25 | 千葉ロッテ

99 田中良平 投手 25歳 年俸590万円

【2007年成績】 E 28試合 4勝3敗0S 防御率4.70 67回 84被安打 4被本塁打 10与四球 6与死球 34奪三振

加賀の怪腕も既に来季で8年目、ドラフト1巡目の選手と言えども待ったなしの年齢になってきました。
まだチームの期待はあるようですので、忘れられないうちに飛躍したいところです。

150キロを誇るストレートは今は昔、制球難を克服するためにサイドスローに転向したと聞いています。
あの3年目に1軍に抜擢された時の唸るようなストレート、あの魅力たっぷりの素材を育てきれなかったことは悔いが残ります。
昨年は中継ぎとして、今年は中盤から先発として2軍で起用されていますが、ともに4点台の防御率から見ても結果が出ているとは言えないでしょう。

しかし期待はされているようで、ウィンターリーグにも抜擢されて先発で頑張ったようです。
今までは起用が一定していませんでしたが、1軍の事情から先発として育てると本腰を据えたのかも知れません。
サイドスローは1軍にはいないタイプだけに、そういった意味での期待感もあるのでしょう。

ぞろぞろと同年代の投手が入団してきただけに、来季はラストイヤーと考えた方がいいと思います。
1軍で結果を出せなければ戦力外、誰が見ても今の田中良の立場はそういったところにあります。
かつての快速球に代わる、サイドスローならではのスライダーやシンカー系の変化球を武器にできれば活路は見えてくると思います。
北陸三羽烏と言われた内海は巨人で一本立ちし、森は横浜を早々に解雇されました。
田中が内海になれるのか、それとも森と同じ道を辿るのか、来季の田中良に注目です。


【オリオン村査定】 590万円 → 550万円 (▼7%)

 

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2007年通信簿 70 定岡卓摩

2007-12-29 23:19:42 | 千葉ロッテ

70 定岡卓摩 内野手 21歳 年俸500万円

【2007年成績】 E 72試合 176打数 14得点 41安打 打率.233 3二塁打 0三塁打 6本塁打 16打点 0盗塁 6四死球 56三振

ソフトバンクから僅か2年で解雇されてロッテに拾われた定岡、実質1年目と言っていい2007年はまずまずの結果だったと思います。
チームには少ない右の野手だけに、来季の飛躍が期待されます。

ソフトバンクを解雇された理由として「練習嫌い」「飲酒運転の助手席にいた」などよからぬ噂が流れていましたが、そういう事には敏感なロッテが獲得したのですから噂に過ぎないのでしょう。
しかし父の智秋氏のつてで瀬戸山球団社長のお声掛かりによる獲得との噂は信憑性が高いと思われますので、まさに拾われたという表現がピッタリです。

そんな定岡はソフトバンク時代は怪我で2軍でもまともに試合に出場していなかったため、野球をやれることが嬉しいと言っています。
これは野球をやっていく上での基本中の基本だと思いますので、瓢箪から駒なのかもしれません。

しかし春先に大嶺の千葉マリンでの登板の際に見た定岡は、とてもプロ野球選手をやっていけるような体つきではありませんでした。
公称85キロとは思えない緩みきった体型で、試合前のウォーミングアップもダラダラやっているように見えました。
今年いっぱいで解雇だろう、それがこの時点での私の評価でした。

その後は体を絞ったのかどうか未確認ですが、意外なぐらい2軍では起用されています。
本塁打はチームで2番目の6本、数少ない長距離打者としての期待が高いのかもしれません。
野手不足もあってか本職の一塁以外、驚くことに二塁や外野まで守っていました。

当然ですが課題は多いです。
三振は56個、四球は僅か6個とまさにブンブン振り回すタイプのようで、いくら何でも選球眼が悪すぎると思います。
本職以外を守るケースがあったとは言え、もう少し守備の精度を上げる必要もあります。

しかし天性とも言える長打力は魅力がありますし、来季も野手不足は改善されていませんので、今後も出場機会は増えると思います。
力があるから出場できている、定岡にはこういった勘違いをすることなく、期待先行かつ野手不足の恩恵に授かっているということを忘れずに精進して欲しいところです。
ソフトバンクを見返す、そんな1軍での活躍を目指してくれることを期待しています。


【オリオン村査定】 500万円 → 500万円 (±0%)

 

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織田大戦記(4)

2007-12-28 23:53:05 | 読書録
織田大戦記〈4〉

学習研究社

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物語は織田信衡の台頭をよそに、今度は九州に舞台の中心を移します。
主役は黒田如水、今や信衡の軍師となっている竹中半兵衛とともに豊臣秀吉の覇業を支えた謀臣です。
東西両軍の激突が必至と見るや挙兵し、瞬く間に九州北部を席巻していきます。
表面上は東軍を装いながらも加藤清正ら豊臣恩顧の武将を「本心は豊臣家を支えるため」と籠絡し、一方の勢力となって中央に攻め上ることを画策しているのは史実と同様です。

伊達や上杉に続き今度は黒田、群雄が割拠するのはいいですが、主人公たる織田信衡が置き去りにされている感が強くなってきました。
おそらくは半兵衛と官兵衛、二兵衛の頭脳合戦が今後展開されていくと思われますが、ここは鍋島直茂あたりを中心に据えた方が面白かったような気がします。
とは言え、信衡が神業とも言えるような大活躍ばかりの話では面白くもありませんので、戦国時代に戻ったかのような日本全国の争乱も悪くはありません。


2007年12月28日 読破  ★★★★☆(4点)

【関連図書】 織田大戦記(1) 織田大戦記(2) 織田大戦記(3) 織田大戦記(5)  織田大戦記(6) 織田大戦記(7)  織田大戦記(8) 織田大戦記(9) 織田大戦記(10)

 


2007年通信簿 69 江口亮輔

2007-12-28 23:25:53 | 千葉ロッテ

69 江口亮輔 投手 23歳 年俸500万円

【2007年成績】 E 13試合 0勝0敗0S 防御率4.38 12回1/3 17被安打 0被本塁打 9与四球 0与死球 5奪三振

ドラフト直前に急速に評価の上がった左腕という意味では今年の根本に似ていますが、大卒でありながら即戦力ではなく素材型として獲得しました。
従って今年の成績はこんなもの、3年のスパンで見ていきたい投手です。

明治神宮大会で好投したことで評価された江口ですが、スピードがあるわけではなく、かと言って武器となる変化球があるのでもなく、入団した当初の藪田をイメージすれば近いかもしれません。
打てそうで打てない、何で抑えられるのだろうと思いながら試合が終わっている、そんな感じです。
ですから同期入団の荻野らとは違って先発として育てていく、そう思っていました。
しかし今年はワンポイントとしての起用で終わり、これも結果が残らなかった理由だと思います。

彼は先発で起用してこそ味が出る投手だと思います。
そのためには大学時代も課題とされていた制球力を磨くこと、これは最低限必要でしょう。
またタイプ的に近い成瀬のスタイルを勉強するのもよいと思います。

こういった下位指名の素材型の選手は育てるのが難しい反面、当たった時にはチームの主力になることが往々にしてあります。
数少ない先発型の左腕ですから、大事に育てて欲しいと思います。


【オリオン村査定】 500万円 → 500万円 (±0%)

 

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リアプロ消滅か

2007-12-27 23:02:16 | 独り言

 

ソニーがリアプロジェクションテレビ、いわゆるリアプロから撤退することが決まったそうです。
液晶テレビが順調に販売台数を増やすことで価格がこなれてきたためにリアプロの価格優位性が揺らいできたこと、また薄型テレビの範疇には入りきれなかったことがリアプロ市場の縮小に繋がったと思われます。

ソニー、リアプロ事業から撤退。「液晶と有機ELに注力」 (12/27 AV Watch)

ソニーは27日、リアプロジェクションテレビ事業から撤退するとの報道に対し、3月末より順次販売を終了することを明らかにした。
現在、リアプロテレビの生産は子会社のソニーイーエムシーエス株式会社 一宮テックと、メキシコ、マレーシアの3拠点で行なっているが、2月末をめどに生産を終了し、3月末には主力となっている北米での販売を終了。
引き続き他地域でも順次販売を終える見込み。
今後は「液晶や有機EL事業に注力する」としている。
ディスプレイサーチの出荷実績調査では、2007年第3四半期においてソニーは台数シェアトップ、金額ベースで2位。
しかし、リアプロ市場全体では、テレビに占める割合が前年同期の15%から0.7%にまで縮小。
10月には、リアプロ「LIVINGSTATION」を販売していたセイコーエプソンが生産を終了している。

リアプロより画質のいい液晶といった報道もありますが、私はリアプロの方が自然で落ち着きのある画質だと思います。
液晶も最近は応答速度を上げるなどして弱点だった動きの速い映像対策を施していますので、以前に比べればリアプロとの画質差は縮まったとは思います。
それでも好きずきもありますが、やはり私は今でも画質についてはリアプロがトップだと感じています。

しかし結局は市場には受け入れられなかったようです。
プロジェクターという仕組み上、一般家庭よりも輝度の高い光源にさらされた環境である店頭で液晶とリアプロを見比べると、やはり液晶の方が綺麗に見えます。
またリアプロは上から見下ろすとぼやけた感じがするのも弱点で、普通に店頭で見ると「何これ」と思う方も多いと思います。
しかし少しかがんで水平の角度で見れば問題はなく、一般家庭の光源で見ればその美しさに驚くはずです。

薄型テレビという範疇で言えば厚み3センチの液晶が発表された一方で、リアプロはこれも仕組み上どうしても厚みが必要で、60型ですと50センチぐらいの奥行きが必要となります。
しかしいくらテレビ本体が薄くてもビデオなどを置くことを考えればテレビラックはそれなりの奥行きが必要で、実際のところリアプロと液晶の専有面積はさほど変わらないはずです。
強いて言えばリアプロは厚みに応じて重量があること、ネックはこれぐらいでしょうか。
消費電力、音、熱なども、液晶に劣るところはありません。
主流の42型近辺では両者の価格差が縮まったとは言っても、50型以上では今でも相当の価格差があるはずです。

ちなみに私は今年の1月にソニーの「KDS-60A2500」、今となっては最後の機種となった60型のリアプロを購入しました。
さすがはBRAVIAと言うべき美しさで、60型の迫力はたまりません。
手前に置いたDVDのケースと比べれば、その大きさがわかると思います。

エプソンは既にほぼ撤退状況になっていますし、薄型リアプロを発表したビクターも商品化を躊躇している現状で、今回のソニーの撤退はリアプロの消滅を決定づけたと思います。
しかし私は別にリアプロおたくでもないので、リアプロにこだわり続けるつもりはありません。
そもそも数年で買い換えるようなモノでもありませんから、次の買い換え時期に主流となっているのが液晶だろうが大型化した有機ELだろうが、はたまたどんでん返しでSEDであろうが、次世代DVDなどと違って互換性は考える必要がありませんから、その時点でベストな商品を選べばいいだけの話です。
ただ性能が劣るわけでもないのに消えていく商品に、一抹の寂しさを感じています。
またソニーが故障や消耗品の購入の際に親身になって相談に乗ってくれる体制を保持してくれること、これだけはお願いしたいところです。

 

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2007年通信簿 68 早坂圭介

2007-12-27 22:04:58 | 千葉ロッテ

68 早坂圭介 内野手 23歳 年俸600万円

【2007年成績】 6試合 7打数 0得点 1安打 打率.143 0二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 0四死球 0三振 得点圏打率.000

プロ入りしてから1軍でのヒットは2005年のプレイオフでの内野安打だけ、そんな早坂がようやく正真正銘のプロ初ヒットをマークしました。
遅れてきた感が強くなってきた早坂ですが、このヒットをきっかけに1軍定着を果たして欲しいものです。

2軍では3度目の盗塁王を獲得し、打撃でも3割を大きく越す打率を残しました。
確か彼も春先の怪我で出遅れたはずですが、終わってみれば2軍では格違いの成績を残しています。
そんな早坂が1軍に定着できないのは、やはりポジションの問題が大きいでしょう。

高校時代はショートだった早坂はプロに入ってからは主にセカンドを守ることが多いですが、ご存じの通りセカンドは激戦地となっています。
昨年のイースタン首位打者の根元ですら1軍と2軍を行ったり来たりですから、余程アピールできなければ厳しいポジションです。
しかしそれでも早坂には足がありますから、代田の代わりは軽く務まるはずです。

やはり打撃、2軍では通用しても1軍ではからっきしのウィークポイントが大きいのではないかと思います。
今年の1軍でのバッティングも完全に力負けした打球が大半で、上背はそこそこありながらも超軽量の体格のままでは厳しいように思えます。
あまり筋肉をつけすぎて俊敏さを落としては意味がありませんが、もう少し体に力をつける必要があると考えます。

また打撃がだめでも外野を守れれば代田を凌ぐことは容易になるのではないでしょうか。
同期の西岡と二遊間を組むという夢を追い続けるのもいいですが、私は以前から彼は外野手として西村を目指すべきだと考えています。
西村同様に肩がイマイチというのは難点ですが、セカンドを狙うよりも足を活かした広い守備範囲の外野手を目指す方が1軍定着は近いのではないかと思います。

いつの間にか機動力が忘れられがちになっている今のロッテを変えるには、早坂の足が必要だと思います。
西岡とともにフィールドを駆け抜ける早坂の姿を、来季はマリンで多く見てみたいものです。


【オリオン村査定】 600万円 → 630万円 (△5%)

 

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2007年通信簿 67 新里賢

2007-12-26 23:17:13 | 千葉ロッテ

67 新里賢 捕手 26歳 年俸760万円

【2007年成績】 E 66試合 117打数 13得点 25安打 打率.214 4二塁打 2三塁打 0本塁打 11打点 1盗塁 17四死球 17三振

川井との交換でおまけのように獲得した新里ですが、古賀2軍監督をして昨年一番成長した選手とのことで、今年は期待される1年となるはずでした。
しかし1軍での出場もなく、第3の捕手として名乗りを上げることもできませんでした。

万が一にでも里崎や橋本が長期離脱するような故障をした場合、若手の中から抜擢するかありません。
そういう意味では辻の放出は痛かったのですが、それも新里の成長を認めたことが背景にあったと思います。
場合によっては五輪に里崎が招集される可能性もあり、やはり新里にとっては来季はチャンスの年になると思われます。

金澤との争いを勝ち抜けるか、おそらくは来オフには捕手補強があると思われ、新里にとっては1軍出場を果たすことが生き残るための最低ラインになると思います。
大学時代に主将を務めるなどキャプテンシーはあるでしょうから、守備型の捕手として存在感を示して欲しいと思います。


【オリオン村査定】 760万円 → 720万円 (▼5%)

 

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小宮山はゴネ得、黒木は不可解

2007-12-25 23:05:05 | 千葉ロッテ

小宮山、結局はゴネ得でしたね。
あの成績で1000万もアップして、球団社長からは特別な選手という言葉を引き出して、さぞやご満悦のことと思います。
わけのわからない論理に屈した球団は、他の選手にどう申し開きをするのでしょうか。

ホームランは勝ち試合でしかカウントしないのか、そんはことはありません。
しかし負け試合のあだ花のホームランと、勝ち試合の決勝ホームランとでは1本の評価が違うのは当然のことで、単に勝ち試合だから負け試合だからで語れる話ではありません。
それを都合のいいように十把一絡げにして言いたい放題、この選手はどうしても好きになれません。
確かに今年は頑張ってくれましたが、どうも一言も二言も余計な言葉が多い気がします。
かつて戦力外通告された時も、やれ球場の携帯の電波の入りが悪いだのと五月蠅く言ったことを敬遠されたということを、どうも理解できていないようです。
本人は古田同様に知性派で鳴らしているつもりでしょうが、野球理論では優れていても、人間性ではどうなのでしょうか。
古田を慕う選手は少なかったと聞きますが、小宮山を慕っている選手がいるのかどうか気になります。

つまんねーな、と思いながら投げる。

言葉のあやかもしれませんが、自分の思い通りにいかなかったらこんな暴言を吐く選手は、私としては既に戦力外です。
来季は小宮山枠などを1軍に設けないこと、これを強く主張していきたいと思います。

一方で黒木の引退試合を球団が本人に打診したそうですが、待ってくれと言われたようです。
日程などスケジュールの問題もあるでしょうが、そこは調整するとして、まずは受諾の言葉を聞きたかったです。
先日の「感謝・激励の夕べ」という、お金集めを目的としたような感じもする会は開けても、引退試合の受諾を即答できない理由が何かあるのでしょうか。
小宮山も契約しているらしいイベント会社みたいになところとの調整、もし収益をどうするのかなどで揉めるのであれば、もう引退試合もいいやという気がしてきます。
あくまで想像でしかありませんが、何だか黒木が少し遠いところにいってしまったような感じがしてなりません。
ちょっと考えすぎなのかもしれませんが、何にせよ近日中に黒木の引退試合が決まってくれることを願っています。

 

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2007年通信簿 66 末永仁志

2007-12-25 22:19:19 | 千葉ロッテ

66 末永仁志 投手 20歳 年俸500万円

【2007年成績】 E 16試合 0勝0敗0S 防御率7.24 13回2/3 26被安打 4被本塁打 8与四球 0与死球 7奪三振

昨年は力強い投球を見せて一気に次世代の抑え候補として名の上がった末永ですが、今年は滅多打ちの1年であったようです。
投げては打たれるの繰り返し、かなり凹んでいると思われます。

投球フォームは豪快と言えば豪快なのですが、トップの位置からリリースまでが早く、球持ちが短いように思えます。
充分にボールに力が乗り切っていない、そんな感じでしょうか。
投げた後も持てあました力が上体に残って体勢を崩すような感じで、もったいない気がします。
力の配分をうまくできれば、150キロのストレートを投げることも可能のように思えます。

来季も出番は少ないと思われますので、いい機会ですから無駄のない投球フォームへの改造を試みてもいいのではと思います。
まあ素人意見なのであまり参考にはならないでしょうが、今のままではちょっと厳しいかなというのが個人的な感想です。


【オリオン村査定】 500万円 → 500万円 (±0%)

 

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2007年通信簿 65 南竜介

2007-12-24 22:50:57 | 千葉ロッテ

65 南竜介 外野手 26歳 年俸800万円

【2007年成績】 10試合 5打数 0得点 1安打 打率.200 0二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 0四死球 2三振 得点圏打率.000

2軍では4番を任されることもあるなど頭抜けた成績を残すことができる力がありながらも、どうしても1軍の壁をやぶることなく来季は9年目を迎えます。
そろそろ1軍に定着できなければ、厳しいオフが待っていそうです。

強肩、南を語る時に必ずついて回るのは球界でも有数と言われる肩の強さです。
これだけでもプロでやっていくには大きな武器になるはずですが、その強肩を活かし切れていないのが南の現状だと思います。
彼の場合は強肩だが守備はさほどは上手くない、これに尽きると思います。
1軍で数試合見ただけですから判断するには早計かもしれませんが、どうも打球感が悪いのか、最初の1歩が遅いように思えます。
武器となるはずの強肩が宝の持ち腐れになってしまっている、なかなか1軍からお呼びがかからないのはそういった理由があるからだと考えます。
とにかく守備向上を目指す、それしか南の生き残る道はないように思います。

2軍では打てても1軍ではダメな打撃をアピールするには、大松や竹原など相手が悪すぎます。
やはり守備要員として大塚や代田をライバルと考えるべきで、そのためには安定した守備力に類い希なる強肩を誇示していくしかありません。
守備感は天性のものもありますが努力で補うこともできるはずで、漫然と全体のレベルアップを目指すのではなく、一芸に磨きをかける方に力を入れて欲しいと思います。


【オリオン村査定】 800万円 → 720万円 (▼10%)

 

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2007年通信簿 64 藤井宏海

2007-12-23 22:42:50 | 千葉ロッテ

64 藤井宏海 内野手 22歳 年俸460万円

【2007年成績】 E 55試合 89打数 8得点 15安打 打率.169 4二塁打 0三塁打 0本塁打 8打点 1盗塁 8四死球 35三振

藤井の戦力外通告には驚きもしましたし、怒りに近い感情も覚えています。
間違いなく藤井の才能を伸ばせなかったのは、チームの無策にあると思います。

甲子園で名を馳せた藤井ですが、小柄な体格もあってドラフトでは7巡目という低い指名順位であり、これが藤井の運命を左右したのだと思います。
指名は内野手としてであったにもかかわらず、投手陣に故障者が相次いだこともあり投手転向を打診されたことが間違いの始まりでした。
上位指名であればこういったこともなかったはずで、下位指名の藤井には断る術はなかったはずです。
本人にも投手に多少の未練もあったでしょうから、あっさりと投手転向が決まってしまいました。

しかしプロの投手としてやっていくには、やはり公称ですら170センチの上背は低すぎました。
先発として起用されるわけでもなく、適当に中継ぎで使われている、そんな印象しかありません。
ルーキーの時の春季キャンプで好守とも光るものを見せ、もしかして開幕1軍もあるのではと思わせたその素質は、この3年間の投手生活で徐々に輝きを失っていきました。

そして今年は逆に投手が増えたことで今度は内野に再転向、しかし簡単には輝きを取り戻せるはずもありません。
そんな藤井に転向から1年での戦力外通告、チームの都合で藤井を右往左往させながら、あまりに非情すぎます。
高校全日本で4番を任されたセンスを取り戻させるためには、最低3年は必要だったと思います。

藤井にとっては足がなかったこと、これが致命的だったかもしれません。
高校時代はパワーヒッターとして活躍できても、プロではその体格から長打は望むべくもありません。
同じ様なタイプとして南渕を目指すのが彼にとって正解だったと思うのですが、そんな模索をする前の挫折となりました。
こと二遊間に関しては早坂や根元など年代の近い選手がいることも、その選手生命を縮めた理由なのかもしれません。

来季からは三菱自動車岡崎でプレーすることになったようですが、内野手として頑張ってくれることを期待しています。
きっと大学に進学していれば今年のドラフト指名があってもおかしくないような成長があったと思いますし、大卒で就職したと思ってこれから2年間は再度プロを目指す鍛錬の期間と考えればいいのです。
ロッテの編成部を後悔させるほどの成長を見せてくれること、とにかくそれだけを願っています。


【オリオン村査定】 460万円 → 460万円 (±0%) ※10/2に戦力外

 

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2007年通信簿 63 青松敬鎔

2007-12-22 23:37:20 | 千葉ロッテ

63 青松敬鎔 捕手 21歳 年俸470万円

【2007年成績】 E 64試合 132打数 15得点 21安打 打率.159 6二塁打 0三塁打 2本塁打 12打点 0盗塁 16四死球 44三振

昨年は1軍出場で初打席を経験し、凡退しましたが今年への期待を持たせてくれました。
しかし怪我もあり失速、思ったような結果を残すことができませんでした。

確か春先の怪我で夏前ぐらいまで試合には出られなかったはずで、それを考えれば復帰後はよくやったと言えるかもしれません。
ただ打撃フォームを崩したらしく、昨年の面影もない結果となってしまいました。
青松はいわゆる打撃型の捕手だけに、打撃でアピールできないと厳しいものがあります。
一塁を守るなど出場機会を増やして、とにかく打撃を磨いていくしかありません。

動きを見ると俊敏さには欠けるようなので外野手は難しそうですが、強肩を活かしたコンバートを視野に入れるのもありだと考えます。
捕手の絶対数が少ないのですぐに完全コンバートは無理でしょうが、本人にその気があるのであれば早いほうがいいと思います。
年代的にはポスト里崎を金澤と争って欲しいという思いもありますが、早くそのパワフルな打撃を1軍で見たいという思いの方が強いのが正直なところで、今年のリベンジを見せてくれるであろう来季の青松の躍進に期待しています。


【オリオン村査定】 470万円 → 470万円 (±0%)

 

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西岡は3年の複数年契約

2007-12-22 23:15:48 | 千葉ロッテ

西岡、でいいんですよね。
来季から登録名をTSUYOSHIから西岡に戻すという話を伝え聞いたので、今後は西岡でいきます。
しかし僅か1年で終わってしまったローマ字読み、いったい何だったのでしょうか。

その西岡、昨日の契約更改で倍増の1億4000万円、3年の複数年契約を結びました。
本人も驚いたと語っていたようですが、見ているこっちも驚きました。
1億には届くだろうとは予想していましたが、本人もきっとこのラインを目標にしていたと思われます。
15分ほどのスピード更改が、この金額の異様さを物語っていると思います。

報道ではポスティング縛りとありましたが、ポスティングは球団が断れば済む話で、何も大型契約にしなければならない必然性はありません。
少なくとも3年間はポスティングを言い出すことすらできない、それだけ目の前のプレーに集中できる、メリットはそのぐらいでしょうか。
もっとも球団の期待を感じることはできたでしょうから、それなりに利点はあると思います。

ソフトバンクの川崎が1億5000万円ですから、金額自体を考えれば驚くことはないのかもしれません。
タイプ的に大きな怪我でもしない限り大崩れはしないでしょうから、そういう意味でのリスクも小さいと思います。
何より球団が西岡をチームの顔と考えていることを世間に知らしめた、これが今回の大型契約の目的だったと思います。

西岡はこれだけの契約に見合う選手だと思いますし、きっと意気に応えてやってくれると思います。
そしてチーム内でも里崎は西岡越えを狙うでしょうし、小林宏あたりも複数年契約を視野に入れてくるでしょう。
また今江も契約で揉めている場合ではなく、西岡を追い越すべく気持ちを入れ替えてくれると思います。
いろいろな効果を出すであろう今回の契約は、私はチームにプラスに働くであろうと好意的に見ていますし、ますます来季が楽しみになってきました。

 

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