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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

さあリベンジ

2010-05-31 22:16:05 | 千葉ロッテ

明日から千葉マリンに巨人を迎えてのリベンジマッチが始まります。
箱庭での屈辱的な連敗の汚名を返上すべく、ロッテらしい野球で巨人を翻弄してもらいましょう。
日本シリーズを目指すのであれば苦手なまま交流戦を終えるわけにはいきませんので、痛快な勝ちっぷりでの仕返しは必須です。

もちろん不安材料はいくらでもあります。
荻野貴の不在もそうですし、クリーンアップが調子を落としつつあることも気がかりです。
そしてマーフィーと成瀬の両左腕が巨人打線を抑えられるかどうか、箱庭でなくても小笠原やラミレスの長打力は威力抜群ですから、いかに被弾を避けるかが鍵となります。
打線の援護はもちろんですが先発投手がいかに先制点を与えないかがポイントであり、どの試合でもそうですが巨人戦では特に注意が必要になることは言うまでもありません。
中5日の連続で厳しいコンディションではありますが気持ちで負けるとたたみ込まれますので、まずは何も知らないマーフィーに飄々と投げてもらいましょう。
そして被弾王成瀬がピシャリと抑えて雄叫びを上げる、そんな展開に狸を10匹です。

明日は月初で忙しく、また巨人戦は726チケットが使えないので欠席予定です。
その代わりと言ってはなんですが、明後日は恒例の巨人ファンの友人とのSS席での観戦となります。
レベルの低いセントラルの首位にいるだけで大きな顔はされたくはありませんので、原監督と友人にギャフンと言わせるためのプロローグ、まずは明日に期待です。 

 

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太ったトラボルタ

2010-05-31 00:47:00 | 映画

この週末は天気予報に振り回されたところもありましたが、それを口実にして自宅でごろごろとしていたことは否めません。
そうなると生来の出不精が頭をもたげそうな不安が出てきましたので、ちょっぴり気力を振り絞って映画を観てきました。
例によってレイトショーですし、ここのところは手当たり次第の感がなきにしもあらずですが、映画がすっかりとマイブームになっています。

パリより愛をこめて

ワーナー・ホーム・ビデオ

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今日のターゲットは「パリより愛を込めて」で、タイトルだけ見るとラブストーリーのようにも思えますが、R15+指定のバリバリのサスペンス・アクションです。
最初から最後まで息をつかせぬ展開で、批評家の評判は今ひとつだったようですが、個人的にはかなり楽しめました。
まるでジャッキー・チェンを思わせるようなジョン・トラボルタの立ち回りは56歳という年齢を感じさせず、太った上にスキンヘッドでかつての二枚目路線とは別人のようですが、むしろ苦み走った中年の魅力がプンプンとしています。
あまりに人を殺しすぎるので家族団らんでお奨めできるものではありませんが、映画を楽しむという点では文句のない刻を過ごすことができました。
ストーリー的にもう一ひねり欲しかった感じもありますが、次回作があってもよいなと思えるような出来映えであったと思います。


2010年5月30日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 

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宝くじが大当たり

2010-05-30 19:17:27 | 千葉ロッテ

 

やたらと選手の入れ替えが多かったロッテと横浜ですが、選手だけを見れば「清水+橋本+早川←→那須野+斉藤+吉見」となります。
FAの橋本を加えるのであれば杉原も入れるべきとの考えもあるでしょうが、それは置いておくことにします。
当然のことながら金銭が伴い、かつロッテが清水の年俸負担をしなくてよくなった分を考えればどちらが有利かは微妙なところではありますが、今の両チームの成績を見ればあながちロッテが不利とも言えず、そしてこの交流戦でもう一つの条件が加わっていたことに気づかされました。
それは横浜からロッテへの白星4つの献上で、このトレードは「清水+橋本+早川←→那須野+斉藤+吉見+4勝」と見るべきなのでしょう。

その対横浜戦の4連勝を決めた今日の試合は、劇的な里崎のサヨナラアーチで幕を降ろしました。
まさに里崎の宝くじたるところをいかんなく発揮したホームランで、右方向への里崎らしい一発は横浜からすれば信じられないものを見せられた気分でしょう。
ヒーローインタビューでやたらと気にしていた三振も今日は不甲斐ない見逃し2つをやらかしましたから、ほぼ完璧なリードをしていた武山にも油断があったのかもしれません。
これがあるから里崎をなかなか外すことができないのでしょうし、昨年までとは違って8番ですから王様スイングも何とか我慢ができます。
山張りバッターだと思われる里崎の短所と長所が出た試合は、その長所が勝って貴重な勝ち星をもたらしてくれました。

サヨナラ勝ちの立役者は里崎だけではなく、渡辺俊も今日はしっかりと勝利に貢献をしました。
簡単に早いカウントから手を出してくれる貧打の横浜打線が相手であったことを差し引いても、今季ベストピッチングと言ってよいぐらいの好投であったと思います。
驚くぐらいにコントロールが抜群で、低めに丁寧に投げることができたことで9回を4安打の零封ですから100点満点をあげても誰も文句は言わないでしょう。
おそらくは多くのロッテファンの脳裏には「痛恨の一発」があったでしょうし、7回の村田の打球にはヒヤッとさせられましたが、今日は緩急も上手く使えていたことでポイントがずれて大火傷になることはなく、まだこれだけの快投ができるのかとちょっと見直しました。
ただこれが続かないのが渡辺俊だったりもしますので、昨年の轍を踏まないよう次回の登板でも好投をしてくれることを願っています。

その渡辺俊が9回109球ですから10回も投げさせてもよかったとの見方もあるでしょうが、中5日で回すことを考えればギリギリなところだったと思います。
延長は3回しかありませんから勝利の方程式で乗り切るとの判断は間違ってはいませんし、やや意外にも思えた普段とは逆の順番で登板をさせたことも延長戦での戦い方としてはむしろオーソドックスであり、いい投手からつぎ込むのは妥当なやり方です。
小林宏と藪田はともに走者を出して苦しいピッチングとなりましたが、盗塁死やバント失敗などにも助けられて2試合連続完封に貢献をしました。
心配なのは内川の打球を手に受けたようにも見えた藪田で、ベンチに戻ってから治療をしているような雰囲気はなかったのでグラブだったのかもしれませんが、スローでは右手の手のひらあたりに当たっているようにも見えましたので、無事であることを願っています。

藪田よりも心配なのは、左膝を痛めて担架で運ばれていった早坂です。
盗塁の際に左足をベースに引っかけた感じのまま倒れ込み、かなり嫌な感じで膝を捻ったように見えました。
これで荻野貴に続いて足が武器の選手がその足を痛めて長期離脱をするとなると目の前が真っ暗になりますし、2番打者をどうするかにも頭を悩まさなければなりません。
行方不明だった荻野忠も右肘の遊離軟骨除去手術を受けるとの発表がありましたし、冗談抜きでお祓いをした方がよいと思います。
まさに野戦病院化をしてきたチームを西村監督、そしてコーチ陣がどう立て直していくのか、これは逆に言えば控え選手にとってはチャンスでもありますので、何度も書いてきたことではありますが「災い転じ福となす」と前向きに考えていくしかありません。

サブローが本領発揮をし、ついに西岡の連続試合安打が止まるなど久しぶりに新人育成機関の顔を見せかけた打線は、スライダーを武器にする加賀のボールの出所が見づらいフォームと武山の大胆に内角をえぐるリードに翻弄をされた感がありました。
ソフトバンク戦でも山崎にいいようにやられていますし、これは手元まで引き付けて打つという金森打法の弱点と言ってよいかもしれません。
どうしても内角を攻められると窮屈なスイングになりますから、始動が遅いと詰まった打球しか飛ばなくなります。
そろそろ疲れが出てスイングスピードが遅くなることでさらに厳しくなってくるでしょうから、やはり適度な休養を与えることを考える必要があるように思います。

それでも勝ってしまう、これはロッテが強いのか横浜が弱いのか、おそらくは両方なのでしょう。
まるで埋伏の毒と言わんばかりの早川のバント失敗と三振に横浜ファンは激怒をしているでしょうし、9回以降のチャンスをものに出来なかった打線の不甲斐なさと、ロッテ投手陣の粘り強さを痛感しているものと思われます。
清水の舞台から飛び降りるぐらいの覚悟で臨んだであろう横浜の大型補強が空回りをしつつある中で、世間の不況もあってロッテの躍進が経済面で取り上げられることが増えてきたことに球団も自信を深めつつあると思われ、それはある意味で選手とファンの犠牲の上に成り立っているところもありますので、何とも複雑な気分ではあります。

それにしてもハイビジョン放送は素晴らしいの一語に尽きます。
60型のテレビで見るとバックネット裏にいるような臨場感があり、これに慣れてしまうと球場から足が遠のきそうで自制をしなければなりません。
どうにも雨が心配で直前までチケットを買わない習慣がつきつつあるために今週末のような天候ですと出不精になってしまうのですが、結果的に薄日が差すぐらいの空模様になったことを反省して、昨年のようにレインコートを着ての観戦を覚悟することにします。
さすがに平日の雨はスーツですから無理ですが、今後は週末のTtwellVは封印をすることにします。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
横浜 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7

0

千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1X 1 6

0


◆5月30日(日) 千葉ロッテ-横浜4回戦(ロッテ4勝、13時、千葉マリン、25,794人)
▽勝 藪田 21試合1勝1敗1S
▽敗 山口 22試合1勝5敗13S
▽本塁打 里崎7号(山口)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、小林宏、藪田―里崎
横浜 加賀、牛田、山口―武山

 

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水を得た吉見

2010-05-29 20:37:44 | 千葉ロッテ

今週は忙しかったために睡魔には抗えず、また自転車通いには都合のいい降水確率40%という口実もあったために、今日は大人しく自宅でのテレビ観戦となりました。
気持ちのいい快勝を現地で味わえなかったのは残念でしたが、久しぶりの長時間睡眠で生き返った気分です。

先発の吉見は古巣を相手に6回3安打無失点の好投で、横浜ファンが歯がみをして悔しがるような2勝目をマークしました。
先日の試合と同様に130キロ台後半ながらもストレートに威力があり、淡泊な横浜打線に助けられたところはありながらも6回72球ですから100点のピッチングです。
ヒーローインタビューで語っていたように気合いを入れながらも冷静なピッチングで、立ち上がりをすんなりといけたことで流れに乗りました。
カウントを悪くしても粘り強く投げ抜いて無四球でしたし、ピッチャーゴロを処理する動きに躍動感もあり、まさに水を得た魚のようにピチピチとしています。
解説のジョニーは「広い球場と打線の援護に自信を持って投げている」と評していましたが、まさにそんなところなのでしょう。
何でも西本コーチの指導で軸足の使い方を変えたことも功を奏しているとのことで、指導者で選手が大きく変わる好例として語り継がれそうです。

その吉見をあっさりと6回で代えたベンチには、吉見を中5日で使っていこうとの考えがあるのでしょう。
6回はボール先行になりがちでしたので、点を失う前にいいイメージを持ったままで終わらせたことは悪い判断ではありません。
また伊藤と藪田が4日、小林宏も7日の間隔が空いていたこともあり、勝利の方程式でチームに勢いをつけようとの意図もあったのだと思います。
伊藤が先日に打球を右手親指に当てて降板をしたことを忘れさせるような力のあるストレートを投げていましたし、藪田も貫禄の三者三振を奪いました。
小林宏は連続無失点を17試合まで伸ばし、適度な休養を与えれば盤石なピッチングをしてくれることを再認識した今日のリリーフ陣でした。

打線は三浦のベテランらしい緩急を使ったピッチングにやや翻弄をされましたが、マリングリング打線の特徴であるボール球に手を出さない、ファールで粘る攻撃でじわじわと三浦を追い詰めて、3得点ながらも6回で127球も投げさせたことが勝利に大きく貢献をしました。
やはり力でねじ伏せるタイプの投手でなければ今のロッテ打線を封じることは難しいようで、打ち取っているつもりがいつの間にか球数を要してスタミナ切れを起こすという、相手投手にとっては凄みよりも嫌らしさを感じた試合だったと思います。
その中で今日は2番中堅に復帰をした早坂がセーフティーバントやバントをしっかりと決める一方で、あっさりと早いカウントで打ち取られたことは反省をしてもらわなければなりませんし、荻野貴からポジションを奪うつもりであれば5打席目のようなバッティングはマイナス材料に過ぎます。
以前から書いているようにもっと叩きつけて足を活かせるような打撃を志向して欲しいですし、荻野貴に優るとも劣らない脚力を見せつけるプレーに期待をします。

またサブローは外国人選手らしい、試合を決定づける貴重な一発を放ちました。
これがあるから見切れないのでしょうし、今季はズルズルとこんな感じで試合を重ねていくことになるのでしょう。
そんなサブローが里崎と並ばれると打線としては繋ぎをぶち切る宝くじとなってお荷物になりかねないのですが、間に福浦が入ると様相が一気に変わってきます。
DHが使えなかったり左腕が先発だったりするとベンチを温めることになる福浦ですが、あまりに惜しすぎる今季の好調ぶりです。
ややオープンスタンスに変えたこともあってかパンチ力が増していますし、しかし一方で打率も3割を越えているのですからレギュラーとして使い続けて欲しいと願っているのは私だけではなく、おそらくは多くのロッテファンの共通した思いでしょう。
福浦の存在によりサブローと里崎に免罪符が与えられる、とすら考えていますので、ベンチには少なくとも左腕だから、という理由で引っ込めることを再考してもらいたいです。

西岡の連続試合安打も22に伸びましたし、試合前に慈善事業で表彰をされた今江も招待をした子どもたちの前で見事なタイムリーを放ちました。
そんなほぼ完勝の試合で気になったのは8回の攻撃でサブローに代走を出さなかったことで、普段であれば南が代走に出てそのまま守備につくところを代えなかったベンチの意図が分からず、福浦のホームランが出たからよかったものの、どこかに油断があったようにも思えます。
また里崎に清田を代走に出して9回は金澤にマスクを被らせて欲しかったのが正直なところで、今後のことを考えれば金澤に小林宏のボールを受けさせるべきであったと考えます。
5点のリードがありましたし的場も控えていたのですから、故障者が続出をしている今だからこその先を見た選手起用をベンチには求めたいです。

明日は期待の木村ではなく渡辺俊の先発が濃厚で、逆に言えば渡辺俊でなければ前回の登板を中5日で強いた理由が分からなくなります。
ですから前回に乱調だった渡辺俊には今度こそ好投をしてもらいたいですし、昨日に大嶺がイースタンで5回を3安打4奪三振1失点のピッチングを見せたことを考えれば、横浜打線に打ち込まれるようですとリーグ戦に戻ってからはローテーションを外れることも覚悟をしなければならないでしょう。
前回の対戦で6回を1失点に抑えたことが自信となるのか油断となるのか、明日も勝てば横浜戦4連勝で披露をしたいネタもありますので、必勝でお願いをします。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
横浜 0 0 0 0 0

0

0 0 0 0 5

0

千葉ロッテ 0 2 0 0 0 1 0

2

X 5 9

0


◆5月29日(土) 千葉ロッテ-横浜3回戦(ロッテ3勝、14時2分、千葉マリン、25,063人)
▽勝 吉見 3試合2勝
▽敗 三浦 8試合3勝3
▽本塁打 サブロー9号(三浦)、福浦4号(小杉)

▽バッテリー
千葉ロッテ 吉見、伊藤、藪田、小林宏―里崎
横浜 三浦、真田、小杉―細山田、武山

 

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野望(上)

2010-05-29 15:42:43 | 読書録
野望(上)

祥伝社

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信濃戦雲録と銘打った二部作、上下二巻の計4冊で構成をされた作品です。
作品を通じた主人公を強いて挙げれば武田晴信ですが、武田家を支えた武将たちの生き様を描いたと言った方がよいでしょう。
軍師と呼ばれる立場の武将を中心にしているところもありますが、ただ史実をなぞらえるのではなく敵味方の心理描写にも重きを置いています。

第一部にあたる野望で物語を導いているのは、隻眼の軍師として有名な山本勘助です。
長らく甲陽軍鑑の創作上の人物と言われていた勘助ですが、軍師としての役割はともかくとして、その存在自体は市河文書や真下家文書の発見で裏付けられました。
大河ドラマの主人公にもなりましたので、世間の認知度も一気に上がっています。
その勘助が武田家に仕官をするところから、信濃、そして天下に向けた戦いが始まります。

敵武将の考えを見透かしたような、相手の心を弄ぶような軍略は見事としか言いようがありません。
もちろん史実を基にしたフィクションでしかないのですが、おそらくはこういった心の動きがあったのだろうと納得をさせられるのは洞察力に長じた井沢元彦の筆力によるものなのでしょうし、心地よくその手玉に取られてしまいます。
気がつけば井沢視点が自分の史実になってしまうというちょっと危険な作品ではありますが、武田ファンであれば見逃せない作品でもあります。


2010年5月27日 読破  ★★★★★(5点)

 

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皮肉

2010-05-28 01:01:57 | 千葉ロッテ

さしものマリングリング打線も前田健には手も足も出ず、あっさりと白星を献上してしまいました。
その前田健を「勝負どころでいい投球をする」と誉めたと報道をされている西村監督ですが、その真意は身内に対する皮肉だと受け止めています。
勝負どころで踏ん張れないミリオンダラーズの顔が脳裏に焼き付いているのではないかと思われますし、ここのところは辛辣なコメントが増えてきたような気がします。

そういう意味では今日の成瀬は6回を2失点と先発としての役割は果たしたとは言いながらも2点とも自らのプレーが絡んでの失点ですし、エース同士の投げ合いで踏んばりきれなかったことに悔しさを持ってもらいたいです。
投球内容は良かった、などとは口が裂けても言ってはなりませんし、エースはどんな形でも勝つことが優先をされるのだと考えてもらわなければ困ります。
ロッテのエースの伝統を引き継いでか貯金をなかなか作れないピッチングが続いていますが、そもそも成瀬は勝率が高いことが特徴の投手なのですから、自分らしい投球を続ければ自ずから結果はついてくると達観をすることも必要でしょう。
重責に思い詰めているところもあるのでしょうが、肩に力が入るだけで百害あって一利なしだと思います。
プレッシャーを楽しむぐらいのつもりで、次の巨人戦でのリベンジへの準備をしてもらいたいです。

打線は前田健の粘投の前に屈し、一昨日に続く完封負けを喫しました。
それでもここ2試合は121球で完投をしていた前田健に8回で138球も投げさせましたので、打線は好調を維持しているのでしょう。
初回のチャンスに先制ができていれば違った展開にもなったのでしょうが、そこは前田健が上だったと思うしかありません。
気がかりなのは打順を入れ替えたことで、純粋に繋がりという意味で考えれば賛成をしかねる今日のオーダーです。
早坂の見切りが早かったことは意外ながらも清田の抜擢はウエルカムですし、その清田のタイプを考えれば7番に置くのは妥当ですから今江を2番に起用せざるをえなかったことは理解をしますが、昨年ほどではないながらも早いカウントから打っていく今江に2番が務まるとも思えず、また下位でチャンスを作って上位で得点をするという形が作りづらくなったこともマイナスだと言わざるをえません。
DHを使える千葉マリンに戻れば福浦が宝くじの間に割り込むスパイスになりますので清田を9番にすることで多少は繋がりの改善になりますが、それであれば体調が万全でない外国人選手をベンチに置いて清田を代わりに起用する方が良いようにも思えます。
今日は里崎に金澤を代打に送るなど動きを見せた西村監督が、週末の千葉マリンでどういったオーダーを組むのかに注目をしたいです。

交流戦の前半戦を終えて7勝5敗、故障者を考えれば満足のいく結果だと言ってよいでしょう。
しかも12試合のうちホームは4試合に過ぎないため、後半戦はDHを有効に使った戦い方ができますので目標の5割達成は難しくはないと思います。
ただそれを確実なものにするためには週末の横浜戦を確実に連勝したいところで、話題的にも吉見と木村で勝てれば言うことはありません。
天気が今ひとつなのが気がかりではありますが、足元をすくわれないよう頑張ってもらいましょう。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0

0

0 0 0 0 4

0

広島 0 1 0 0 0 1 0

1

X 3 6

0


◆5月27日(木) 広島-千葉ロッテ2回戦(1勝1敗、18時、マツダ、19,576人)
▽勝 前田健 11試合8勝2敗
▽S 横山 21試合1勝2S
▽敗 成瀬 11試合6勝5敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、秋親―里崎、金澤
広島 前田健、横山―石原

 

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やるじゃんマーフィー

2010-05-27 01:15:33 | 千葉ロッテ

何とか徳俵で踏みとどまって3連敗を喫することなく、選手たちの粘り腰には頭が下がる思いです。
今日の勝利で前半戦の勝ち越しが決まりましたので、明日は楽な気持ちで臨むことができそうです。

棚からマーフィーの勢いはとどまるところを知りません。
3試合目の先発となった今日の試合は7回を投げて3安打1失点ですから文句のつけようが無く、試合を重ねる毎にイニング数も伸びていますので頼もしい限りです。
しかも全て1失点で試合を作っていますし、18回で8安打しか打たれていませんのでエース級の活躍と言ってもよいでしょう。
課題のコントロールも意外なぐらいのまとまりを見せており、被安打が少ないこともあって四球で崩れるような雰囲気はありません。
もちろんボール球が多いために球数が増えることが気がかりではありますが、それも今は適度な荒れ球となって打者に的を絞らせないことに繋がっています。
何より最大の武器であるカーブをコントロールできていることがピッチングを支えており、140キロちょっとのストレートがより効果的になっていることも大きいです。
ヒルマン、セラフィニの再来として、今後もローテーションで頑張ってくれることに期待をします。

打線は前日の完封負けの鬱憤を晴らすかのように、初回から一気に爆発をしました。
今日は前田健が中4日でくると思い苦戦を覚悟していたのですが、さすがの野村監督も無茶は避けたようで、代わりの高橋の乱調のおかげで楽な展開になりました。
マツダスタジアムは新球場なので狭いということはないと思うのですがホームランの乱れ打ちとなり、清田のプロ初ヒットも出ましたから万々歳です。
こうなると早坂の代わりに明日は清田を2番中堅でスタメン起用をすべきだとの意見もロッテファンには出てくるでしょうから、西村監督がどう判断をするかに注目が集まります。
個人的には今の打線の形を崩すことのリスクを取りたくはありませんので、千葉マリンで左腕が先発の際の右翼での起用がよいと考えます。
つまりは南の代わりですから南を推している私としては悩ましいところではあるのですが、こればっかりは仕方がありません。
1軍に上げた以上は清田を使うべきだと、そちらを優先することにします。

サプライズがない限りは、明日は成瀬と前田健の対戦となります。
今日の試合を見れば成瀬の被弾癖が心配になりますが、小椋との対戦に比べれば心の準備は万端ですから迷い無くぶつかってもらいましょう。
間違っても「しまった」という表情はしてくれるなと、繰り言のような言い訳は聞きたくないと、これだけはお願いをしたいところです。
旧エースの清水の完封に刺激をされた新エースの成瀬も負けじと完封勝利、明日はそんな書き出しができるよう期待をします。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 3 0 1 0 1

2

2 0 0 9 14

0

広島 1 0 0 0 0 0 0

0

0 1 3

0


◆5月26日(水) 広島-千葉ロッテ1回戦(ロッテ1勝、18時、マツダ、17,089人)
▽勝 マーフィー 21試合3勝
▽敗 高橋 19試合4勝4敗
▽本塁打 井口3号(高橋)、4号(高橋)、西岡7号(高橋)、大松10号(篠田)


▽バッテリー
千葉ロッテ マーフィー、橋本、松本―里崎
広島 高橋、篠田、ソリアーノ、林―石原、會澤

 

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祈祷師を呼べ

2010-05-25 23:52:27 | 千葉ロッテ

ようやく小野が尻痛から復帰をしたと思ったら右肩に打球を受けて僅か16球でマウンドを去り、昨日に続いて散々な試合となってしまいました。
幸いにも骨には異常が無かったとのことですが、唐川や荻野貴の例で言えば翌日が怖かったりもしますので、戦々恐々としながら明日を待つことにします。

スクランブル登板となった川越が打ち込まれたこと、これは先日のイースタンでの登板結果と合わせて考えれば仕方がないところではあります。
おそらくは伊藤のアクシデントもあって見切りでの1軍合流だったのでしょうし、予定外の59球も投げたことで即日抹消となるかもしれません。
それほど中継ぎ陣は厳しいことになっており、ただでさえ頭数が足りないところへ伊藤と川越の状況を踏まえれば広島戦を乗り切るには厳しい布陣です。
橋本とコーリーあたりが新幹線に飛び乗ったのではないかと、何となくそんな気がしています。

一方で今岡と神戸が浦和行きの切符を切られました。
野手を外して中継ぎ投手を補充するのは当然の判断ではあるのですが、まさか甲子園の途中で今岡を登録抹消するとは思ってもいませんでした。
青野が降格の筆頭候補だと見ていたのですが、ここで今岡を落とすのであればもっと早く落とせばよかったと思いますし、かなり印象が悪いです。
もちろん相次いで故障者が出たことで苦渋の決断であったであろうことは想像に難くありませんが、西村監督のコメントどおりに高橋監督が今岡に多くの打席を与えてくれることを願っていますし、もしそうならなければ一波乱ありそうな感じがします。

今日の最大の収穫は伊藤の悪いニュースが流れてこなかったことで、ベンチ入りメンバーに名を連ねたのは先日の荻野貴と同様に名前だけで実際はあがりだったのかもしれませんが、それでも骨折などの報道がされなかったことに安心をしました。
まだ暫くはピッチングは厳しいかもしれませんが、週末の横浜戦あたりには戻ってきてくれるものと願っています。
さりげなく古谷が、ようやく松本が、いつもどおりに秋親が好投をしたことも喜ばしいですし、大敗のおかげで控え野手に打席が巡ってきたことも前向きに考えることにします。
どうしてもチャンスが少ないと打ちたくなる気持ちを抑えて四球を選んだ根元と清田、そしてしっかりとヒットを放った金澤と、言葉は悪いですがいい虫干しになったことでしょう。
早坂もヒットを放ちましたし、悔しい連敗ですが巨人戦よりはマシです。
明日に向けてリセットと開き直るには立ちはだかる前田健が邪魔ではあるのですが、同じようなケースで黒田を撃破したこともあるのですから気にすることはありません。
吉見を食ったマーフィーに、続けて大物食いをしてもらいましょう。

小野を今日に投げさせるのであれば渡辺俊に中5日を強いることはなかっただろうと考えたり、外国人選手なのだからリーグダントツの併殺も目をつぶらなければならないのだろうと溜息をついたり、2日連続して試合の流れから目を背けてしまっている自分が悲しくもあります。
映像をきちんと見ていないので無理もないのですが、明日からは眠い目をこすりながらでもビデオを確認したくなるような試合をしてくれることに期待をします。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4

1

阪神 4 2 0 2 0 0 0 0 X 8 16

0


◆5月25日(火) 阪神-千葉ロッテ2回戦(阪神2勝、18時、甲子園、27,020人)
▽勝 スタンリッジ 6試合2勝1敗
▽敗 小野 5試合3勝1

▽バッテリー
千葉ロッテ 小野、川越、古谷、松本、秋親―里崎、金澤
阪神 スタンリッジ、西村、江草、杉山―城島

 

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涙雨

2010-05-25 01:49:51 | 千葉ロッテ

ロッテファンの願い、そして祈りは叶わず、荻野貴は半月板損傷で全治2ヶ月の診断が下り、早くても復帰はオールスター明けとの発表がありました。
ここまで文字通りにロッテを引っ張ってきた荻野貴の離脱は痛恨の極みであり、涙を無くしては語れず、この緊急事態は早坂らの頑張りに期待をするしかありません。
そして荻野貴には焦ることなく治療に専念をしてもらい、秋口にCSや日本シリーズの秘密兵器として戻ってきてくれるぐらいの気持ちでよいと考えています。
無理をして選手生命に影響が出るような事態を招いてはならず、球団やベンチには長期的な視野で見守ってあげて欲しいと思います。

その荻野貴の代わりに1軍に呼ばれたのは同じくルーキーの清田ですが、個人的には賛成はできません。
これがサブローに代えてスタメンで起用をするぐらいに西村監督が腹を据えていれば話は別ですが、控え野手を使い切れていない現状を考えると期待薄です。
1軍でベンチを温めるぐらいであれば2軍で実戦経験を積む方が今の清田には大事なことだと考えており、また1軍に足りないのは野手ではなく中継ぎ投手であることも明白ですから、清田の出番は不幸にも早坂が期待に応えられなかったときでよかったと思います。
それでも清田には期待をしていますので、1軍に抜擢をしたのですから使って欲しいと願うばかりです。

試合のことを忘れるところでした。
いっそのことロッテファンの涙雨で中止になってくれればよかったとは結果論ですが、かなり悔しい負け方となりました。
とにかく渡辺俊には荻野貴とは別の意味で、情けなくて涙が出てきます。
早坂がしっかりと送っての先取点で荻野貴の不在を感じさせない見事なスタートを切ったところへ、その打線の頑張りを無にする乱調ですから怒りすら覚えます。
あれだけストライクが入らなければ苦しいピッチングになるのは当然で、もちろん中5日での起用や2回に里崎に強攻をさせるなどのベンチの失態があったとは言っても、ミリオンダラーズに名を連ねるのですから言い訳はできません。
交流戦に入ってからはそこそこのピッチングが続いていたことで復活への足がかりを掴んだと思っていたのですが、一気にちゃぶ台をひっくり返してくれました。
冗談抜きで今年限りかなと、そう思わせるようなドナドナ渡辺俊の醜態でした。

そんな渡辺俊の尻ぬぐいをした古谷と伊藤、そして秋親のピッチングは見事でしたし、諦めずに追いついた打線の頑張りには拍手を送りたいです。
最後は藪田がサヨナラ負けを喫しましたが、この粘りは明日に繋がるはずです。
だからこそ渡辺俊の不甲斐なさが歯がゆく、そして打球を右手親指に受けて降板をした伊藤が骨折でもした日には涙が枯れてしまうかもしれません。
ただ一言、無事であることを願っています。
今日は午前様で明日も早いので、今日はこの辺で筆を置くことにします。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 1 0 0 0 0

0

3 0 0 4 9

0

阪神 1 0 3 0 0 0 0

0

1X 5 11

0


◆5月24日(月) 阪神-千葉ロッテ1回戦(阪神1勝、18時1分、甲子園、38,459人)
▽勝 藤川球 19試合2勝11S
▽敗 藪田 19試合1敗1S
▽本塁打 新井6号(渡辺俊)、大松9号(久保)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、古谷、伊藤、秋親、藪田―里崎
阪神 久保、渡辺、藤川球―城島

 

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軽症でありますように

2010-05-23 17:24:47 | 千葉ロッテ

荻野貴が1軍登録を抹消されました。
一昨日の試合での盗塁の際に右膝を痛め、今日になっても痛みが引かないため明日以降に精密検査を受けるとのことです。

ロッテまた頭痛のタネ 荻野が登録抹消 (5/23 スポーツニッポン)

ロッテは23日、荻野貴司外野手の1軍登録を抹消した。
21日のヤクルト戦で盗塁した際に右ひざを痛め、22日の試合は今季初めて欠場していた。
新人ながらここまで打率3割2分6厘は22日現在打撃成績6位、25盗塁はソフトバンク本多の23盗塁を抑えてトップと大活躍。
首位争いをする今季のロッテをけん引していた。
ロッテは大嶺、唐川ら先発投手陣も戦線離脱中。
けが人多発のチームを率いる西村監督にとっては頭の痛いところだ。

軽症であって欲しい、思うことはただそれだけです。
朝日新聞には半月板損傷との記事が載ったとのことですが精密検査前ですから憶測も入っているものと思われ、しかしあっさりと登録を抹消したことを考えれば半月板や靱帯などのやばい箇所の故障である可能性は高いようにも思われます。
盗塁は初回でしたので9回までプレーをしたことが悪かったのか、あるいはプレーができたのだから重症ではないとも思いたいのですが、牽制で誘い出された際に三塁に滑り込まなかったことを考えれば既に痛みを感じていたのでしょう。
半月板損傷ともなると中田のように手術も視野に入れなければなりませんし、そうなると朝日新聞の報じた全治4週間どころの騒ぎではなくなります。
仮に手術とならずとも場所が場所だけに復帰までは1ヶ月以上を覚悟をせねばならず、西村ロッテとしてはかなりの痛手です。

荻野貴には新人王はもちろんのこと盗塁王、そして小坂の新人最多記録である56盗塁を破ることに期待をしていただけに、残念としか言いようがありません。
持ち味はベース前でスピードが落ちない走塁術だと言われていますが、それは逆に下半身に負担がかかっていることでもありますので、実は件の盗塁の際のやたらとベースに近い位置でのスライディングに「水上になるなよ」と思って見ていました。
水上は3割を打った翌年のオープン戦での盗塁の際にベースに近い位置から滑り込みすぎて捻挫だか甲の骨折だかをして連続試合出場がストップをし、後から考えてみればあのプレーが水上の野球人生を狂わせたと言えなくもありません。
素人目に見ればグラウンドと接触をする左膝の方が故障をしやすいようにも思えるのですが、確か水上も右足だったと記憶をしていますし、ストッパーの役割も果たす右足に実は大きな負担がかかるものなのかもしれません。
とにかく今は故障を完治させることを最優先に考えたいですし、あのときの水上は記録にこだわって開幕から無理をして出場をしたことが症状を悪化させましたので、荻野貴には周りが焦らせずにじっくりと治療に専念をさせるよう配慮をしてもらいたいと思います。
まだ荻野貴のプロ野球選手としての道のりは始まったばかりですからこんなところで芽を摘むわけにはいきませんし、高木大成のようになって欲しくもありません。

ポッカリと空いた荻野貴の穴は、それこそ「和」の力で埋めていくしかありません。
打線を崩さないために早坂がそのまま2番中堅に入るものと思われ、ここまで溜めてきた鬱憤を爆発させる活躍に期待をします。
昨日の盗塁を見て分かるとおり荻野貴と遜色のない韋駄天ぶりで、バッティングも金森打法を習得してコンパクトに振り抜くことに徹すれば.260程度は難しくないでしょう。
石井浩郎に押し出された形になった福浦が終わってみればレギュラーの座を手中にしていたように、復帰をした荻野貴がライトのポジションに回らざるをえないぐらいの頑張りを見せて欲しいですし、そのぐらいの力は持っている早坂だと思います。
また浦和組にとってもチャンスであり、高橋監督には積極的に推薦をしてもらいたいです。
そして昨日にヤクルトへの譲渡の可能性を書いた竹原は荻野貴の穴を埋める存在としてクローズアップをされることにはならないでしょうが、あまりにタイミングが悪いために放出ということにもならないだろうと、それでも個人的にはヤクルトとのトレードの可能性を捨て切れていないのですが、そんなことも考えさせられた荻野貴の登録抹消のニュースでした。

 

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オリオン村プレゼンツ

2010-05-22 23:15:52 | 千葉ロッテ

 

今日はオリオン村プレゼンツですから写真はてんこ盛りですし、打線も悪口を書かれないように発奮をして、猛爆の22安打20得点で先発全員安打全員得点に里崎に打点がつけば全員打点というところだったのですが、今江のサイクルヒットの夢が数十センチのところで弾かれるなど全てが上手くいくほど世の中は甘くはありません。
しかしヤクルトに足元をすくわれることなく連勝で貯金を今季最多の12まで伸ばしたことは、昨年までとの違いを感じられてとても喜ばしいです。

捏造はこのぐらいにして、今日のマッチデースポンサーであるオリオンビールのCMに大嶺と井口と共演をしている具志堅用高が始球式にとどまらず、ラッキーセブンやヒーローインタビューの撮影にまで飛び入りをしてノリノリ状態でした。
しかし私が買ったのはサッポロビールの千葉ロッテマリーンズ応援缶で、悪しからずご容赦いただければと思います。

先発の吉見は6回を7安打6三振1四球の2失点と、見事に移籍後初登板、初先発を白星で飾りました。
まさに先週の鎌ヶ谷での日本ハム戦のリプレイを見ているかのようなピッチングで、ヤクルト打線は日本ハムの二軍レベルかという突っ込みはさておき、成瀬しかいなかった先発左腕にマーフィーに続いて名乗りを挙げたことは大きな材料です。
ストレートは130キロ台後半ながらも意外なぐらいにパワーピッチングで詰まらせており、コントロールもそこそこ安定をしていましたので、もちろん打線の大量援護があってこそというところもありますが、左うちわで見ていることができました。
センターに抜ける打球に利き手を伸ばしてヒヤッとさせたり、80球を越えたあたりから疲れが見え始めるなどの課題はありますが、今後がとても楽しみな存在です。
批判をされることはあっても誉められることは滅多にない球団ですが、藪田や川越、秋親に的場、そして今日の吉見と私も含めて多くのロッテファンに獲得を疑問視されていた選手がチームを救っている現状を考えると、ここは素直に「グッジョブ!」の言葉を贈りたいと思います。

吉見の後は古谷、松本、秋親の余裕の継投となりましたが、ピシャリと抑えた古谷に対して松本は2失点、秋親も2四死球と明暗を分けました。
8回からは1軍の千葉マリンでは今季初マスクの金澤ということも影響をしたのかもしれませんが、おそらくは阪神戦で先発をするであろう小野の代わりに誰かを浦和に送らなければなりませんので、普通に考えれば今岡なのでしょうが甲子園までは引っぱるのでしょうから、松本あたりは厳しいことになりそうです。

今日のヒーローは吉見と西岡でしたが、例によって早坂も呼んで3人のお立ち台にして欲しかったです。
初回の先制点に繋がるバントをしっかりと決めただけではなく俊足を飛ばして野選とし、さらには2回のチャンスでも見事なタイムリーを放ちました。
ここまでほとんど打席に立たせてもらえていない早坂の今季初ヒットがあの場面で出るのですからロッテの勢いは凄まじいものがあり、その勢いに乗って早坂は猛打賞に盗塁まで決めて水を得た魚のような活躍ぶりは見事です。
もちろん勢いの一語で片付けると早坂には怒られそうで、荻野貴の台頭で昨年に手にしかけたレギュラーの座を奪われながらも地道に努力、そして準備をしてきた結果がここに花開いたのだと、そう胸を張っている早坂の姿が目に浮かびます。
里崎の故障のときには的場が、そして荻野貴の故障をカバーをした早坂と、なかなか出番がなくてもチャンスをしっかりとものにする選手たちに昨年までは見られなかったたくましさを感じられることは、チームにとっても大きな力となるでしょう。
心配をされる荻野貴は右膝痛とのことで、スタメン落ちは練習からいなかったと友人からのメールで知っていたので驚きはなかったのですが、昨日の試合中から痛みを訴えていたにもかかわらず交代をさせなかったことには憤慨をしていますし、軽症であることを願っています。

それにしても中澤から11安打10得点とは予想もしなかった結果で、三振を奪えるタイプではない中澤ではロッテ打線を抑えるのは無理だったということなのか、それにしても芯を捉えた打球がほとんどだったのには驚きました。
面白いように振ればヒットの連続で、7連敗中ながらも満員に膨れあがったレフトスタンドのヤクルトファンの溜息が聞こえてきそうで、何だか申し訳ない気持ちでいっぱいです。
その中で地味ながらも南が2回と3回の大量得点に繋がるヒットとホームランを放ったことは評価をしたいですし、いよいよ竹原の立場が危うくなってきた気がします。
同じ右の外野手で南の方が1歳ながらも若いですし、守備力に勝る南の中段に放り込むパワーを見せつけられると、それこそ貧打に泣くヤクルトから譲渡の依頼がありそうですし、太っ腹にも無償トレードをやらかすのではないかと思ったりもしています。
今のロッテの外野陣を考えれば居場所が無くなりつつあることも確かですから、竹原にとっても悪い話ではないでしょう。
今日の南の活躍を見て、何となくそんなことを考えたりしていました。

最後になりますが、青野が千葉マリンに戻ってきました。
私が昨年に鎌ヶ谷で見たときに比べると別人のようにスローイングはスムーズになっており、復活への確かな第一歩を噛みしめているものと思われます。
それでもまだぎこちなさは残りますし、小野に代わって浦和への切符を切られる可能性もありますが、青野の今後に期待をせずにはいられません。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 0 0 0 0 0

2

0 2 0 4 8

2

千葉ロッテ 1 5 7 0 0 3 4

0

X 20 22

0


◆5月22日(土) 千葉ロッテ-ヤクルト2回戦(ロッテ2勝、14時1分、千葉マリン、25,371人)
▽勝 吉見 2試合1勝
▽敗 中澤 8試合3勝3
▽本塁打 南1号(中澤)、大松8号(増渕)、サブロー8号(川島亮)、西岡6号(橋本)、デントナ8号(松本)

▽バッテリー
千葉ロッテ 吉見、古谷、松本、秋親―里崎、金澤
ヤクルト 中澤、増渕、川島亮、橋本、加藤―相川、福川

 

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踊る成瀬

2010-05-22 00:23:28 | 千葉ロッテ

 

高田監督の続投が決まったことでヤクルトがどういったプレーをしてくるかに注目をしていましたが、少なくとも「監督のために」という求心力のようなものが無いことだけは分かったと言いますか、たまたまでしょうが初回の攻防を見た限りではそんなジリ貧の感が否めませんでした。
ミスで大量失点をしても動かないベンチ、ベンチからコーチがこなければマウンドに近寄ることすらしない選手たち、これは他山の石にしなければなりません。
ちょっと歯車が狂えばいつでもこういった状況になりえますので、いつまでも「和」の心を忘れずにやってもらいたいものです。

そんなチーム状態のヤクルトが相手ですから先取点を取れば有利に試合を進められるとは思っていましたが、両チームの勢いの差が如実に出たプレーがいきなり出るところなどは厳しい現実をまざまざと目にした気分です。
荻野貴が牽制に誘い出されたミスを帳消しにするような井口のヒットに続く金泰均と大松の四球で広げたチャンスを、サブローの何でもないフライを薄暮で見失って走者一掃のツーベースにしてしまったのがヤクルトのチームリーダーたる青木というのは巡り合わせと言いますか、貧すれば鈍すると言ったところでしょう。
結果的にあそこで点が取れていなければどうなったかは分からない試合だっただけに、青木としては悔やんでも悔やみきれないプレーでした。
ただ見逃せないのは一塁走者の大松が必死に走っていたことで、二死のフルカウントですから当たり前の走塁ではあるのですが、昨年までのロッテでしたらちんたらと走って三塁止まりになったでしょうから、ただ運がどうので片付けられる話ではありません。
昨年に比べて平凡な内野ゴロでもきちんと走っている選手が多いですし、やはりやるべきことをやれば報われるということだと思います。
効果的に繋がった福浦と今江のヒットも見事でしたが、だからと言って大松の走塁の価値が下がるわけではありませんので、今後も続けてもらいたいものです。

この展開で先発の成瀬が完投ができなかったのは中5日ですから仕方がないところもありますが、藪田や小林宏まで引っ張り出してしまったことは反省材料です。
初回に5点、5回を終わったところで6点のリードをもらいながらも左うちわにならなかったのはコントロールが安定をしなかったことが全てで、あれだけボール先行であれば楽なピッチングになるわけもなく、相手がヤクルト打線でなかったら危なかったかもしれません。
それでも要所ではコーナーに決まるなど成瀬らしいところも随所にありましたので、とにかく勝ち星が一番の妙薬であると考えることにします。
また後のことを考えずに思い切り投げるとの言葉どおりに、躍動感のあるピッチングであったことは評価をしたいと思います。
今日もしっかりと被弾をしたことは通過儀礼として、今季は諦めるしかないでしょう。

明日は移籍後初登板、初先発となる吉見が登場します。
左腕が先発ともなれば今日のように宝くじの1枚はベンチスタートとなるものと思われ、野口や吉本あたりがスタメンであれば吉見でも何とかなるのではないかと期待をしたくなりますし、序盤さえ乗り切れば充分に勝ち目はあるでしょう。
むしろ心配なのは打線が中澤を攻略できるかどうかで、これまで戸村や田中らの若武者にプロの厳しさを教え込んできたのとは格が違いますから、それこそ杉内クラスを相手にしているぐらいの慎重さを持って臨んでもらいたいものです。
中澤はおそらくは荻野貴に対して気負ったピッチングをしてくるでしょうから、その前後を打つ西岡と井口が鍵を握ることになるのではと思います。
せっかく落ち込んでいるチームを相手に不覚を取りたくはありませんので、明日も盤石な試合運びを見せてくれることを願っています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 0 0 0 0 0

2

0 1 0 3 7

0

千葉ロッテ 5 0 0 1 0 0 0

0

X 6 11

0


◆5月21日(金) 千葉ロッテ-ヤクルト1回戦(ロッテ1勝、18時15分、千葉マリン、22,610人)
▽勝 成瀬 10試合6勝4敗
▽S 小林宏 16試合1勝11S
▽敗 バーネット 8試合2勝4
▽本塁打 宮本1号(成瀬)、青木5号(藪田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、藪田、小林宏―里崎
ヤクルト バーネット、増渕、押本―相川

 

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負けられない

2010-05-21 00:03:29 | 千葉ロッテ

中日に望外の連勝で貯金を10に戻し、明日からはヤクルト、阪神との4連戦となります。
かなりローテーションが厳しく、吉見-成瀬-小野-木村となるのではないかと予想をしますが、前の3試合に負けが込んでいるようですと4戦目は渡辺俊になるかもしれません。
ただここを乗り切れば何とかなるような気がしますので、何とか2勝2敗を最低ラインに頑張ってもらいたいです。

鍵となるのはヤクルト戦で、交流戦全敗のチームに取りこぼすことなく連勝をすることがロッテファンの期待であり、望みでもあります。
どうやらヤクルトは高田体制を維持することが決まったようで、選手たちがこれをどう見るかがポイントになりそうです。
求心力があれば「監督のために」と思わぬ力を発揮するでしょうが、逆に飽きられているのであれば「まだ続くのか」と無気力なプレーが出るかもしれません。
ヤクルトの先発はバーネットと中澤になるのでしょうが、オープン戦で5回7安打3本塁打と打ち込んだバーネットは今季2勝ながらも防御率は5点台ですので、早い回に打線の援護で移籍後初登板の吉見を楽にさせたいところです。
またヤクルトで一番当たりたくない中澤には荻野貴に頑張ってもらい、「トヨタカップって何のこと?」ととぼけたコメントを残してもらいましょう。
そして何よりも成瀬が宝くじにホームランを打たれないことで、打率が.236と12球団最低のヤクルト打線に連打で失点は考えづらいですから、デントナとガイエルは歩かせてもいいぐらいのつもりで投げた方がよいのではないかと思います。

ヤクルトファンには申し訳ないのですが、こういった「勝って当たり前」の試合にしっかりと勝つことが上位進出のためには必須となります。
昨年までのロッテであれば逆に2勝を献上といったことになるのでしょうが、チームが変わったことをしっかりと確認が出来る週末としてもらいたいものです。
「新人育成機関」「NHKの全国放送があると勝てない」という悪いレッテルを剥がしつつあるのですから、難しいことではないはずです。

 

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棚からマーフィー

2010-05-20 00:18:45 | 千葉ロッテ

自転車で球場に通っているので小雨であっても風があれば難儀なことになると、そう自分に言い訳をして昨日の意気込みを忘れたかのように仕事をしていました。
かなり見応えのあった試合だったようですから残念な感じではあるのですが、こればっかりは仕方がないと諦めることにします。

巨人の独走をアシストするようで中日ファンには申し訳ないのですが、マーフィーで吉見に勝ったわけですから笑いが止まりません。
そしてここにきて投手陣の踏ん張りでの連勝ですから、くじけそうだった心に少しだけ光が差し込んできたような気分になっています。
崩壊をしかけているローテーションにマーフィーが名乗りを挙げ、さらには吉見、小野、木村と次々と1軍に合流をしていますので、災い転じて福となすといきたいところです。

マーフィーは四球で4度も先頭打者を出すなど誉められた内容ではありませんでしたが、それでも7回途中までを無失点で持ちこたえたのですから見事なピッチングでした。
140キロ台のストレートに勝負球と言ってもいいカーブ、そして適度な荒れ球を苦手にするのはロッテ打線だけではないようで、中日打線にとっては初顔合わせにもなるわけですから手こずったのも当然と言えば当然なのかもしれません。
それでも来日前の評価からすればストライクを取れるコントロールを持ち合わせていることは望外の喜びですし、日本で成長をしてくれているのではとの期待もあります。
ヒーローインタビューを聞いた限りでは生真面目な性格が見て取れますし、瓢箪から駒となってくれればと思います。

そのマーフィーを継いだ中継ぎ陣も、先発が6回まで投げてくれれば勝利の方程式が機能をしますので勝率が格段と上がります。
無死一二塁と厳しい場面で登板をした伊藤は押し出しで1点を失いましたが、昨日の藪田と同様にクリーンアップを気迫で抑えたピッチングは素晴らしいものがありました。
あの覇気こそがロッテの投手陣に必要なものであり、どこか飄々としている唐川や大嶺に分け与えたいぐらいです。
藪田、小林宏も盤石な投球内容でしたし、地元に帰ってきてDHを使える野球ができると落ち着きがでてきます。
そして都合のいいことに連投の疲れを癒す休養日が入りますので、貯金を10に戻したロッテへの追い風はまだまだ止みそうにありません。

打線は吉見を崩せそうで崩せないもどかしさがありましたが、それでも少ないチャンスをしっかりと得点に結びつけての勝利ですから言うことはありません。
初回の先制点はヒットの走者をバントで送り、クリーンアップが逆らわないバッティングでもたらした教科書どおりの理想的な点の取り方でしたし、3回の追加点も荻野貴の11球もの粘りが吉見を攻略する糸口になったのだと思います。
そして福浦を敬遠した中日バッテリーをあざ笑うかのような南のタイムリーヒットはマーフィーにこれ以上にないプレゼントとなり、今日は南をお立ち台に呼びたいぐらいでした。
南はなかなか打率が上がらないものの守備が安定をしているために使い続けたい選手ですし、使っていれば結果を残せる選手だと考えていますので今日の活躍は喜ばしいです。
暫くは守り勝つ野球を志向しなければならないでしょうから、今後も南の存在はチームにとって大きなポイントになると思います。

この連勝を活かすためには、次のヤクルト戦で不覚を取るわけにはいきません。
しかしヤクルトも勝ち目が高いバーネットと中澤の先発となるでしょうから油断は出来ず、吉見と成瀬の両左腕がヤクルトのサブロー、里崎ことガイエルとデントナを抑えられるかどうかが試合の趨勢を決める鍵となりそうです。
とにかく不用意な一発を食わないこと、これはどちらかと言えば里崎の問題ではあるのですが、西武とソフトバンクも負けない戦いを続けていますので、言葉は悪いですがヤクルトに足元をすくわれないような試合をしてくれることを願っています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
中日 0 0 0 0 0

0

1 0 0 1 3

3

千葉ロッテ 1 0 2 0 0 0 0

0

X 3 7

0


◆5月19日(水) 千葉ロッテ-中日2回戦(ロッテ2勝、18時15分、千葉マリン、14,184人)
▽勝 マーフィー 20試合2勝
▽S 小林宏 15試合1勝10S
▽敗 吉見 9試合6勝2

▽バッテリー
千葉ロッテ マーフィー、伊藤、藪田、小林宏―里崎
中日 吉見、高橋―谷繁

 

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キャプテン西岡

2010-05-19 00:19:40 | 千葉ロッテ

 

10メートルもの強風が吹きすさぶ千葉マリンは日中の暖かさが嘘のような肌寒さでしたが、それを忘れさせるような見事なロッテ野球で3連敗を逃れました。
東京ドームでの屈辱をはね返す繋ぎの野球に勝利の方程式での勝利ですから、チームに落ち着きが戻ってきそうな感じがします。

その勝利のヒーローは西岡、これに文句を挟む余地は一切ありません。
西村監督の最大の功績は西岡のキャプテン指名だと以前に書きましたが、まさにその効果抜群の存在感を見せてくれました。
先制とダメ押しの2本のタイムリーを含む猛打賞に攻撃的な守備、そして浅いレフトフライで三塁を陥れる積極果敢な走塁と走攻守に渡っての活躍を見せた西岡でしたが、それよりも何よりも8回のピンチに見せたキャプテンシーこそが評価をされるポイントであると考えます。
1点差での無死二塁でクリーンアップを迎えるところで、何度もマウンドに歩み寄って藪田に声をかける姿に涙したロッテファンは多かったことでしょう。
これこそが待ち望んでいた西岡であり、常に諦めないと口にしている言葉と一致した行動は賞賛に値します。
ヒーローインタビューで「普段からやっていること」と言ってのけるところにも西岡の自負、そして自信が感じられ、その8回の最後の打球が西岡のところに飛んだのは天からのご褒美だと、柄にもなくそんなことを思いながら見ていたことをここに記しておきます。

先発の渡辺俊は7回途中まで2失点で凌ぎ、ベテランの意地を見せてくれました。
ピッチングとしてはこれまでと大きな違いは感じられませんでしたし、慣れないセントラルの打者が抜いたボールにタイミングを外され、外に逃げていくボールに手を出してくれたこともあるのでしょうが、それでも勝負どころで低めに投げることが出来たからこその好投であったと思います。
風が吹けば渡辺俊に有利だとはこれまでの通説でしたが、しかしここのところの千葉マリンでの乱れ方を見るにつけ逆に衰えを見せる下半身にとっての逆風になっているのではないかと懸念をしていただけに、今日のピッチングにちょっとホッとした気分です。
先日の横浜戦に続いて試合をしっかりと作ったことで自信を取り戻してくれれば思う壺ですし、苦しいローテーションを支えてもらわなければならない渡辺俊ですから、次回も今日のような粘り強いピッチングをセントラルを相手に披露してくれることを願っています。

また今日から韓国でロッテ戦の生中継が始まるとのことで、その試合できっちりと金泰均が結果を残したことも見事でした。
走塁妨害というおまけもありましたが、長打にこだわらずに打点を第一に考えたバッティングは韓国のファンからすると物足りないところもあるでしょうが、むしろこれこそが金泰均の凄みであると、打線の中での自分の立ち位置をしっかりとわきまえているのだと思います。
おそらく井口や大松が不振であれば長打を狙ってくるものと思われ、今の打線であれば自分が無理をせずともよいと考えているのでしょう。
正直なところ李承のこともあって1年目の金泰均に大きな期待はしていなかったのですが、ちょっと考えを変えなければならないかもしれません。

久しぶりにロッテらしい勝利ですから、ここから再び快進撃が始まると思いたいところです。
ここまで無失点でロッテの守護神らしくない安定感を見せる小林宏に繋ぐ藪田、伊藤という形を堅持すれば、余程のことがない限りは大きな崩れはないでしょう。
そのためには苦しい中でも先発には6回まで頑張ってもらいたいですし、松本らの中継ぎ陣の奮起も求められます。
明日の先発が予想されるマーフィーが中日打線を翻弄し、再び勝利の方程式を見せることができれば一気に加速するであろうと信じて、また明日も球場に足を運びたいと思います。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
中日 0 0 0 0 0

0

2 0 0 2 8

0

千葉ロッテ 0 0 3 0 0 0 0

1

X 4 9

1


◆5月18日(火) 千葉ロッテ-中日1回戦(ロッテ1勝、18時16分、千葉マリン、17,439人)
▽勝 渡辺俊 9試合4勝3敗
▽S 小林宏 14試合1勝9S
▽敗 朝倉 5試合2勝3

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、伊藤、藪田、小林宏―里崎
中日 朝倉、鈴木、小林正、浅尾―谷繁

 

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