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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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2017年通信簿 50 大嶺翔太

2017-12-31 00:23:51 | 千葉ロッテ

 

50 大嶺翔太 内野手 26歳 年俸950万円

【2017年成績】 91試合 214打数 15得点 44安打 打率.206 9二塁打 2三塁打 5本塁打 23打点 1盗塁 15四死球 56三振 得点圏打率.204

ようやくに100打席を超えて自己最多の5本塁打、キャリアハイのシーズンではあった大嶺翔ですが、打撃で勝負をしなければならないだけに2割そこそこの打率では寂しすぎます。
どこでも守れる、は固定して使っていくだけの魅力がないと同義ですし、いつまでも便利屋でいるわけにもいきません。
秋季キャンプで外野兼任を指示されてフェニックスリーグでも外野を守りましたがそれがメインにはならず、つまりはレギュラー獲得のためのそれではなく便利屋の度合いを増すためのもの、が実情ではないかと、こういった選手はチームに一人ぐらいは必要ではあるのですが、大嶺翔にはレギュラーを獲ってもらいたい、それだけです。

ただ今となってはポジションの空きが無く、現実味が薄いのも実際のところです。
今季もファーストの守備機会が多かったですがその密度からして大嶺翔がレギュラーを獲れるとは思えず、内野で残るはショートですが井口監督推しの藤岡に平沢、三木もいますのでこちらも現実的ではなく、内野でいる限りはたまのスタメン、ほぼ守備固め、がせいぜいでしょう。
そうなれば数年越しの外野推しがようやく実現をしそうなのでそこを狙いたいですが、荻野の復調に井口門下の清田、球団推しの加藤を追い越すのは簡単ではありません。
打撃でも守備でも体の強さを活かしたビッグプレーを見せはしますが安定感がなく、8年目になっても資質だけでプレーをしているようにしか思えないのが超絶マイナスポイントです。
本人が悪いのか、コーチ陣が悪いのか、まだ20代半ば過ぎで飛躍のチャンスはあると信じて、兼任ではなく外野専任で勝負をするぐらいの退路を断つ来季であってもらいたいです。

2010年通信簿 2015年通信簿
2011年通信簿 2016年通信簿
2012年通信簿
2013年通信簿
2014年通信簿


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砂漠

2017-12-31 00:04:06 | 読書録

砂漠

新潮社

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この手の作品は、伊坂幸太郎には珍しいかもしれません。
主人公、なのかはやや疑問ながらも仙台の大学一年生になった北村の視点で、同級生の鳥井、東堂、西嶋、南の五人の青春物語となっています。
その登場人物の名前から分かる、かどうかはさておき、麻雀をきっかけに仲良くなったってのは今の時代はどうなんだろう、なんて思いながら読み進めましたがミステリーとは違いますが先が気になるストーリー展開、ちょっとした伏線もきっちりと拾ってくれる伊坂ワールド、今回も楽しませてもらいました。

春、夏、秋、冬、そして春、5つの短編集のようになっていますが、個々にちょっとした時間的なトリックがあるのは読んでからのお楽しみです。
どこかカササギたちの四季、に似ていないこともない大学生の平凡な日常、しかし賭けボウリングだったり探偵ごっこだったり超能力詐欺だったり、自分の学生時代を思い起こせばまずあり得ないイベントにワクワクしてしまったのは憧れが理由なのか、いろいろとありながらも全員が前向きに生きているのが羨ましくもなります。
砂漠にも雪を降らせられるんですよ、と超ポジティブな西嶋には社会という砂漠に是非とも雪を降らせてもらいたいですし、西嶋と東堂、鳥井と南、そして北村と鳩麦さんのその後も気になる、気になる、そして理想と現実のギャップを語る「なんてことは、まるでない」、が最後の最後にひっくり返ったのが微妙、でも素敵、のはずだ。


2017年12月29日 読破 ★★★★☆(4点)



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2017年通信簿 49 陳冠宇

2017-12-30 01:01:19 | 千葉ロッテ

 

49 陳冠宇 投手 27歳 年俸1600万円

【2017年成績】 27試合 3勝4敗0S 防御率3.29 63回 56被安打 5被本塁打 32与四球 0与死球 59奪三振 被打率.243  

キャリアハイの27試合63回を投げて3点台前半の防御率ですので、昨年の失態を取り戻した陳冠宇です。
先発と中継ぎでいいように使われてのこの数字ですので胸を張ってよく、そして来季こそ先発ローテーションで二桁勝利を目指す存在となってもらいましょう。
審判からボールを受け取るときには常に帽子を脱ぐ、礼儀正しい好青年なところがピッチングに出てしまっているのがやや残念ですが、陳冠宇は陳冠宇のままに、です。

チーム事情から中継ぎでの起用が来季も多くなりそうですが、陳冠宇が真価を発揮できるのは先発だと考えています。
良くも悪くも常に全力投球、藤岡などは先発になると長いイニングを意識してかセーブをしてつまらないピッチングになりますが、しかし陳冠宇は中継ぎではもちろんのこと先発でもスタイルが変わらないのが特徴で、だからこそ先発では五回ぐらいに力尽きてしまうのですが、ちぎっては投げ、のテンポの良さこそが最大の持ち味でしょう。
台湾代表に選出をされて春季キャンプを第一クールで離脱をしたことで石垣島では巡り会えず、そんなことをしている場合かと嘆きたくもなり、またWBC一次ラウンドに先発をして中指負傷による途中降板で目の前が真っ暗になりましたが、それでも開幕二軍ながらも3月から実戦登板をしましたので軽傷だったのか、不幸中の幸いでした。
今秋も代表チームに参加をしましたし、今後も祖国愛との兼ね合いがなかなかに難しくもなりますが、キレのあるストレートを胸元に投げ込めるようになったときこそが飛躍のときと信じて、投手で一番に推しているのは陳冠宇ですので大きな花が開く来季であってくれることを願います。

2015年通信簿
2016年通信簿


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2017年通信簿 48 宮崎敦次

2017-12-29 01:27:45 | 千葉ロッテ

 

48 宮崎敦次 投手 25歳 年俸790万円

【2017年成績】 6試合 0勝0敗0S 防御率7.88 8回 11被安打 0被本塁打 3与四球 3与死球 7奪三振 被打率.324

昨年の最終盤に一軍デビューをしてこれと言った特徴が無いままに抑えてしまう不思議ちゃんぶりを見せた宮崎でしたが、その勢いを今季に繋げることはできませんでした。
それでも全てが敗戦処理でしたが6月半ばからちょこちょこと起用をされましたから、ベンチから戦力としては見られているのでしょう。
中継ぎ左腕が枯渇をしているチーム事情も宮崎には追い風になるはず、不思議、ではなく確かなピッチングを来季こそは見てみたいものです。

小柄ということもあるのか真っ向から投げ下ろすのではなく腕がやや下がったところからの出所の見づらいフォームが宮崎にとっては武器なのだと思われ、それほどにスピードがあるわけではありませんが小気味いいピッチングで何となく次を期待したくなってしまう「不思議な存在」ではあります。
タイプ的にはそれでは拙いのですがコントロールが悪いのがネック、ただ小さくまとまって欲しくはありません。
3死球は攻めたのではなく抜けただけ、ではあるものの縦横前後を活かすにはそれぐらいの荒っぽさがあってもよく、そのためにもストレートとスライダーの二本立てではなくもう一つ、緩いカーブかチェンジアップを使えるようになれば面白い存在になるのではないかと思います。
二軍でも4点台の防御率と目立つ存在ではないだけに体制の変わった春先が勝負、今春は紅白戦で2回4奪三振のスタートも後が続かなかっただけに、今度こそ、です。

2015年通信簿
2016年通信簿


【オリオン村査定】 790万円 → 790万円 (±0%)



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2017年通信簿 47 田中靖洋

2017-12-28 01:06:43 | 千葉ロッテ

 

47 田中靖洋 投手 30歳 年俸1000万円

【2017年成績】 13試合 1勝0敗1S 防御率1.98 13回2/3 5被安打 0被本塁打 4与四球 1与死球 6奪三振 被打率.114

真価の問われる二年目、なかなかに微妙な結果だった田中靖です。
数字だけを見れば1点台の防御率に被打率も1割台と文句のつけようのないものなのですが、しかし僅かに13試合の登板だったことがマイナス材料でしょう。
昨年のピッチングからすれば当然に開幕一軍、勝利の方程式の一翼を担ってもらいたかったのですが開幕二軍、5月末で防御率は4点台でしたので一軍からなかなか声がかからなかったのは仕方なし、8月中旬にようやくの昇格で結果を残したところなどはまるで前年をなぞらえたかのようです。
来季こそ開幕一軍で一年を通して活躍をしてもらいたく、田中靖から田中へ、40試合が最低ノルマです。

ストレートは140キロ台前半から半ばでキレがあり、しかし大半がシュート系のボールで、打たせて取るスタイルなのが見た目との違いです。
スライダーやカーブも投げますが勝負球はほぼシュートでえぐるスタイルはその顔つきと同じく強気そのもの、打者からすればイヤなタイプでしょう。
コントロールがややアバウトですが制球難というほどでもなく、腕を下げたのが正解、好成績ながらも切ってしまった西武の関係者はそのピッチングに悔しがっているかもしれません。
来季にノルマをクリアできれば名実ともにロッテの田中になれますので、おっさん顔ですがまだ30代そこそこ、フル回転を期待します。

2016年通信簿


【オリオン村査定】 1000万円 → 1300万円 (△30%)



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隣の芝生は何色か

2017-12-28 00:53:52 | 千葉ロッテ

石垣島で大隣の入団テストを行うとの報道がありました。
報じているのがソフトバンクのお膝元である西日本スポーツですし、他紙が追随をせず、またその記事中にも「名前を明言していない」という名も無き球団幹部の妄想モードが東スポ以下の雰囲気を醸し出してはいますが、それでも井口監督、左腕不足、などの状況証拠は揃っています。
まあ村田よりは可能性がありそうではあり、また呼んだからには合格が前提なのでしょうから、当たれば儲けものぐらいのつもりでよいように思います。

ソフトB戦力外の大隣 井口ロッテが獲得へ 春季キャンプでテスト (12/27 西日本スポーツ)

井口新監督が就任したロッテが、今季限りで福岡ソフトバンクを戦力外となった大隣憲司投手(33)の獲得に乗り出すことが26日、分かった。
来年2月の沖縄・石垣島キャンプにテスト生として招き、最終的な合否を判断する方針。
最下位に沈んだ今季はチーム防御率もリーグワースト。
特に左投手が不足しており、11月の12球団合同トライアウトでも好投した通算52勝左腕の状態を見極める。
最下位からの逆襲を目指す井口マリーンズが「不屈の左腕」の獲得に動く。
ロッテの球団幹部は「状態がどうか見てみようということになりました。(井口)監督とも話はしています」と来春キャンプでの入団テスト実施を明言。
名前は明言しなかったものの、大隣の状態を見極めた上で合否を判断する方針だ。
大学・社会人ドラフトの希望枠で2007年にソフトバンクに入団した大隣は、08年には先発陣の一角として11勝を挙げた。
12年にも自身2度目の2桁勝利となる12勝をマークしたが、13年に国指定の難病である「黄色靱帯(じんたい)骨化症」の手術を受けた。
懸命なリハビリを経て、翌14年は422日ぶりの勝利を飾ると、リーグ優勝を決めたシーズン最終戦も好投。
阪神との日本シリーズでは初登板初勝利もマークした。
ただ若手の台頭もあり、16年はわずか1勝、今季も1試合の登板に終わり、ウエスタン・リーグでも防御率5点台と精彩を欠いて、戦力外通告を受けた。
それでも現役続行へのこだわりは強く、11月には12球団合同トライアウトを受験。
シート打撃形式で打者4人と対戦し、直球の最速141キロを計測した。
さらに二つの見逃し三振を奪うなど、持ち前の高い制球力と球の切れを披露し、数球団に高く評価された。
ソフトバンクでの最後の行事参加となった先月末の球団納会の際も「やれる自信はある。しっかり準備だけはする」と強調し、浪人も辞さない覚悟を見せた。
トライアウト後も母校近大のグラウンドでトレーニングを継続。
来年1月も同様に練習を続け、現役続行を懸けたテストに挑む。
井口新監督を迎えたロッテも投手陣の立て直しが急務だ。
最下位に沈んだ今季はチームの勝ち頭が7勝(9敗)の二木で、チーム防御率もリーグ唯一の4点台に低迷。
左腕不足も深刻で、今季は最も勝ったのがチェンの3勝だった。
通算52勝の実績に加え、大一番での経験も豊富なベテランの獲得となれば、ロッテにとっては大きなプラスとなりそうだ。

数球団に高く評価をされたのであればここまで残っているわけもなく、昨今の育成ブームでベテラン選手の再就職が厳しくなっている環境変化があるにせよ大きな期待は禁物、ロッテもかなりやられているイメージと、井口には打たれているイメージが錯綜をしていますが、獲っても1200万円程度でしょうから金森が左投げになったとでも思えば気が楽になります。
トライアウトで好投と報じられていますが見た目のスピード、キレともにかつての面影がなかったとの評もあり、二軍で5点台の防御率が真の姿なのでしょう。
勝ち方を知っている、野球に対する貪欲さ、それをチームに注入をしてくれれば御の字とハードルを低くして、石垣島で会えることを楽しみにしています。



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2017年通信簿 46 岩下大輝

2017-12-27 00:16:36 | 千葉ロッテ

 

46 岩下大輝 投手 21歳 年俸550万円

【2017年成績】 E 15試合 3勝3敗0S 防御率2.48 40回 34被安打 2被本塁打 25与四球 2与死球 36奪三振

右肘内側側副靭帯再建術から昨秋のフェニックスリーグで実戦復帰をして、今季はバリバリと浦和で先発としての経験を積んで秋口にはお試しでもいいので一軍でのピッチングを、と期待をしていた岩下ですが、半ばは期待どおりに、半ばは失望、そんなアップダウンの激しい一年でした。
石垣島のブルペンでは「痛いなら投げなくていいぞ」と言われていましたので万全でないのかと不安だったのですが、二軍で残した数字は立派なものです。
しかし閉幕後の11月に今度は腰椎椎間板ヘルニアでの手術は三年で二回目ですので内二世を襲名する勢い、無事是名馬、岩下にはこれを最後にしてもらいたいものです。

がっちりとした体格から投げ下ろすストレートにはズシンと響く重さがあり、ややコントロールがアバウトではありましたが二木を初めて見たときに比べればその印象度は段違い、秋口どころか夏場にも一軍で投げられるのではないかと期待が高まった岩下でした。
しかしなぜか浦和でローテーションを守っての登板ではなかったのは腰への不安がそのときからあったのかもしれず、しかしそれを知らない自分としてはベンチに苛立ったのが本音で、この岩下を一軍のローテに育て上げられなければ二軍スタッフは罰金もの、怪我が続けば本人が罰金もの、悶々とした日々が続きそうです。
幸いなことに術後一ヶ月で運動を始められ、二ヶ月で投球練習はできるとのことですから、無理は禁物で来春も二軍スタートでしょうが大きな出遅れにはならない見立てですので、来季こそは春先から浦和で先発の軸として、そして二木には二年遅れですが一軍で投げる姿を見せてください。

2015年通信簿
2016年通信簿


【オリオン村査定】 550万円 → 550万円 (±0%)



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パッと明るく

2017-12-27 00:05:18 | 千葉ロッテ

ZOZOマリンの人工芝が野球専用のそれに張り替えられるとのこと、またLED照明も導入をされるそうです。
〆て11億5千万円が財政難にあえぐ千葉市だかの自治体が全額出資をするとも思えず、ZOZO資金なのか、球団との折半なのか、まさかの球団全額負担なのか、いずれにせよこれだけの投資をすれば近々の身売りは普通には考えられず、今日に仕事納めですので発表は年明けなのでしょうが、ドミンゲスやキューバ育成など、チームへの投資もお願いします。
その人工芝、プレーへのプラスはもちろんですが、照り返しが軽減をされるらしいのでデーゲームでの見づらさが少しでも解消をしてくれればファンとしても嬉しく、LED照明はコストカットだけではなくオンオフが迅速に反映をするという利点も見逃せないのではないかと、あとはパッと明るい野球となることを願いましょう。



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井口ブーム

2017-12-26 00:19:20 | 千葉ロッテ

TEAM26の新規会員が前年比140%とのこと、全体ではなく新規会員に限っての数字なのがミソではありますが、これも井口ブームの一つなのでしょう。
頻繁にマスコミの取材を受けたり、野球教室に顔を出したり、ファン獲得への井口監督の影響はかなりなものがありそうです。
そうなれば観客動員への期待も高まりますがこればっかりはチーム成績にもよりますし、リピーターが生まれるような勝敗に関係なく見ていて楽しい野球ができるかどうか、です。
やや気になるのは選手にハイペースな調整を求めるのはいいとしても、痛いと言って試合に出ない選手は使わない、との言葉で、これが痛いところがある選手は無理をして使わない、ではなく少しぐらい痛くても我慢しろ、に聞こえてしまう不安、それこそ昭和の根性野球に見えなくもありません。
もちろん今江などにそういった指摘があったようですが痛がりすぎってのもどうかとは思いますが、一方で我慢をして症状を悪化させた選手もいるわけで、井口監督の絶対性が築かれつつあるだけに言葉の一人歩きによる怪我を押してプレーをしたことで、に繋がりかねない危惧を感じています。
そのあたりは井口監督を支えるコーチ陣がしっかりとケアをしてくれればと、また井口監督も選手とはコミュニケーションをとってくれるでしょうから心配をしすぎなのかもしれませんが、名選手にありがちな「自分ができたのになぜできない」にならないことを願うばかりです。



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2017年通信簿 45 宗接唯人

2017-12-25 00:04:45 | 千葉ロッテ

 

45 宗接唯人 捕手 23歳 年俸800万円

【2017年成績】 E 66試合 120打数 12得点 24安打 打率.200 3二塁打 1三塁打 2本塁打 14打点 2盗塁 6四死球 46三振

小池で四半世紀以上も断絶をした亜大からの入団で話題となった宗接でしたが、支配下選手では唯一のルーキー野手だったこともあり7巡目ながらも待遇は高く、また一軍キャンプ、伊東監督からは「言ったことがすぐできる」と高く評価をされ、ロングティーではスタンドインを連発と話題にもなり、田村、吉田を脅かす存在として期待をされました。
しかし開幕一軍を逃し、二軍では柿沼と正捕手の座を競うも一軍昇格ではその後塵を拝し、本人としても不本意なシーズンだったでしょう。
そもそも唯一の野手が捕手でよかったのか、との疑問もあり、また年齢の近い捕手が多いだけに何かアピールポイントが無ければ埋もれてしまいそうで、いきなりの待ったなしです。

そのアピールは肩と足、とは本人の弁ですが、アピールができたかどうかは微妙なところです。
キャッチングもやや腰高になりがちで不安定なところがあり、キャンプでの評価とは裏腹に打撃が低調だったこともあるのでしょうが、そのあたりが柿沼との差に繋がったのでしょう。
それでも打てる捕手、と評価をされているようでジュニアオールスターに出場、今冬のアジアウインターリーグでは2割に届かない打率ではありましたが捕手だけではなくDHでの出場もしていますから、それが期待をされているからではなくルーキーとしての通過儀礼ではあるにせよ、一年中にプレーができることを活かしていくしかありません。
ややぐらつきは見せましたが田村の背中が遠いことに違いはありませんので、それを見失う前に柿沼を倒し、江村を倒し、目指すは開幕一軍です。


【オリオン村査定】 800万円 → 720万円 (▼10%)



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加藤が昇格、そしてキューバ

2017-12-24 00:41:59 | 千葉ロッテ

加藤の背番号が10に変わりました。
今季はキャリアハイに近い数字を残しましたし、角中、清田、荻野が30代になって加藤には次の世代の中心としての期待もあるのでしょう、ただもう一年を待ってもよかったのではないかと、田村もそうでしたが背番号を変えてピリッとしなかった選手の多かったシーズンだっただけに、もう少し人参をぶら下げるのもありだったと思います。
加藤がこれに意気を感じて結果を残せるのか、その意気込みが空回りをしてしまうのか、選手会長の角中に井口門下の清田、復活の兆しの見えた荻野と超えなければならないライバルが多いのが吉凶どちらに出るのかに注目の来季、とりあえず今春に背番号65のサインをもらっておいてよかったと、再来月には背番号10のサインをもらえるよう粘ります。
そうそう、キューバから若手の選手をなんて報道がありましたが、やめとけ、やめとけ、育ったら育ったで持っていかれるだけで徒労が確実なのですから無駄な努力は止めましょう。



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2017年通信簿 44 井上晴哉

2017-12-23 01:00:31 | 千葉ロッテ

 

44 井上晴哉 内野手 28歳 年俸1400万円

【2017年成績】 35試合 113打数 5得点 26安打 打率.230 7二塁打 0三塁打 0本塁打 11打点 0盗塁 6四死球 26三振 得点圏打率.300

同じアグーで話題となった山川が順調に主力への道を歩んでいるのとは対照的に、井上は足踏みで地盤が陥没をしそうです。
試すことすら無かったようですが大学のときに大失敗をしたサード挑戦を口にするなど本人にも焦りはあるのでしょう、しかし一軍でのノーアーチは痛すぎます。
自慢のパワーを浦和ではなく幕張で見せることができるのか、井口監督はかなりの期待をしているようですが福浦、あるいは新外国人選手によってはそのチャンスすら与えられない可能性もあり、ルーキーイヤーのときのように春季キャンプから飛ばしまくってアピールをするしかありません。

開幕七番の初打席でヒットを放つも定着はできず、昨年とほぼ似通った数字ながらも年を食った分だけマイナスと言ってよいでしょう。
流すときには実にきれいなフォームで打球の伸びもあるのですが、引っ張るときには上体が伸び上がったスイングで力が乗り切っていないように見えます。
ベンチもそうですがファンも長打を期待しすぎているのがよくないのかもしれず、何にせよ左への意識が強すぎます。
またパワーの源ですから必要以上に減量をすることはないとは思いますが、さすがに今季は春先から太りすぎで動けるデブから動けぬデブになってしまっていたような、守りでも足が付いてきていませんでしたし、8月には左膝内側側副靭帯損傷で全治4~6週間は体重オーバーも理由の一つでしょう。
井口監督は春季キャンプの初日から実戦練習を始めると宣言をしていますから、井上が適正ウエイトでそれに臨めるのか、気さくにサインをくれる石垣島で要チェックです。

2014年通信簿
2015年通信簿
2016年通信簿


【オリオン村査定】 1400万円 → 1500万円 (△7%)



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2017年通信簿 43 黒沢翔太

2017-12-22 00:32:22 | 千葉ロッテ

 

43 黒沢翔太 投手 29歳 年俸660万円

【2017年成績】 2試合 0勝0敗0S 防御率13.50 2回 5被安打 1被本塁打 0与四球 1与死球 1奪三振 被打率.455  

林と同じく5年連続の戦力外通告となった黒沢は、新記録更新を目指せないままにユニフォームを脱ぐこととなりました。
その林とは違って一軍でそこそこチャンスをもらいましたし、二軍では39試合にも投げて防御率は3.00でしたのでどう評価をすべきなのか、微妙なところではあります。
典型的な二軍の帝王でしたのでロッテにしては早めの決断ではあり、球団職員としての再スタートが打撃投手なのか営業職なのか、いずれにせよ頑張ってください。

特徴があるようで特徴がない、そんな黒沢でした。
秋季キャンプに不参加だったのはどこぞを痛めていたのか、それでも春季キャンプでは二軍スタートも国際交流戦で登板をしたのですから出遅れたわけでもなく、その試合で大炎上がある意味で全てだったのかもしれず、一軍でも見事なまでの火だるまでこの時点でほぼ戦力外は決まったのでしょう。
投球練習で腕が下から出てきて下手投げに転向かと思いきや数球だけで、やや腕が下がってはいましたが打者から見て打ちづらいそれには至らず、開幕前に「捕手から受け取って7~8秒の高速テンポで投げる、球速だけがスピードではない」の言葉も実現できず、いろいろと模索はするも答えは出ず、であれば戦力外も仕方がありません。
もう少し腕の出所が見づらい、もしくはスピードがあれば、と思わないでもなかったですが、育成枠から這い上がった7年間14試合には拍手を贈りたいです。

2011年通信簿 2016年通信簿
2012年通信簿
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【オリオン村査定】 660万円 → 戦力外通告 ※10/3に戦力外通告



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2017年通信簿 42 ジミー・パラデス

2017-12-21 02:08:26 | 千葉ロッテ

 

42 ジミー・パラデス 内野手 29歳 年俸1億3800万円

【2017年成績】 89試合 269打数 31得点 59安打 打率.219 9二塁打 0三塁打 10本塁打 26打点 1盗塁 19四死球 97三振 得点圏打率.217

ロッテとしては一年目で100万ドルオーバーの大物、そしてオープン戦で1本塁打ながらも.304でダフィーとともに期待されたパラデスでしたが、しかし見事なまでのハズレでした。
日本に溶け込もうとの努力は見えましたし、その一生懸命さは買いましたがさすがにこの成績では二年目の覚醒はありえませんので、それだけにシーズン終盤に福浦の出番を削ってまでの出場には首を傾げるを通り越して怒りさえ覚えたベンチの無為無策、井口監督の足を引っ張る起用には嘆きしかありません。
来季はKBOの斗山でプレーをすることになりましたのでNPBへの再就職の糸口を見つけることができるのか、嫌いではありませんので幸あれ、といったところです。

空振りをするところなどはどこかメル・ホールに似ているな、がファーストインプレッションでしたが、その成績は似ても似つかぬものでした。
とにかく振りたがりでぶりぶりと、一発の恐怖があればよいのですがギリギリで10発であればただの扇風機でしかなく、その三振率は異常にすぎます。
開幕四番でヒットを放つも続かずに10試合目で四番降格、5月には二軍落ち、一軍復帰後にボールを見るようになって数字も上向きかけたのも一瞬で変化球にはタイミングが合わず、高めのストレートを無茶振り、せめて20発も打ってくれれば我慢もできましたが収支決算が赤字に過ぎました。
球団通算7500号のメモリアルアーチで歴史に名を刻みましたが、右打席が窮屈でスイッチヒッターとしてのアドバンテージも活かせず、何をか言わんや、です。
伊東監督はDHで起用と明言も石垣島ではセカンドの守備練習に参加をするなどやる気はありましたが腰高で使いものにならず、外野を守らせれば佐々木の足を豪快に引っ張る拙守、だからと言ってメジャー、マイナーともに経験のないファーストでの起用はベンチの失態、それでも目に見えて守りは上達をしましたから打ててさえいれば、に尽きます。


【オリオン村査定】 1億3800万円 → 戦力外通告 ※11/28に戦力外通告



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2017年通信簿 41 成田翔

2017-12-20 00:19:39 | 千葉ロッテ

 

41 成田翔 投手 19歳 年俸590万円

【2017年成績】 4試合 0勝2敗0S 防御率4.38 12回1/3 12被安打 2被本塁打 4与四球 1与死球 8奪三振 被打率.261

高卒2年目でプロ初登板、そしてプロ初先発をしましたので、最終盤のお試しモードではあっても成田にとっては貴重な経験を得たシーズンでした。
正直なところ昨年のピッチングに失望し、石垣島でも伸びのないストレートにコントロールも乱れて期待はしていなかったのですが、二木がそうであったように短期間でガラッと変わるのが若者の武器でもあり、まだ高校のときの輝きを取り戻すには道半ばにも至ってはいませんが、上向きかけた成長曲線をぐいっと持ち上げる来季であってくれればと願います。

その石垣島でのフリー打撃で三者連続三振、などと話題になった成田ですが、しかしボール先行で球数をかけてのそれでしたので報道されるまで気がつかなかったほどに印象は薄く、教育リーグでは4回8安打2四球4失点、当然のように開幕二軍で5月には公式戦初勝利も5回5失点でのそれですから、まさか一軍で投げられるとは思ってもいませんでした。
力でねじ伏せるタイプではないにせよ明らかに落ちたスピードにコントロールもばらばらで、壊れてしまった、と嘆き悲しんだことを覚えています。
それでもジュニアオールスターに選ばれて1回1安打2奪三振、二軍での成績も3勝3敗で防御率が3.05と尻上がりに調子を上げて、9月のプロ初登板では延長10回で1点リードの場面で1安打1四球ながらもプロ初ホールド、プロ初先発では2発を浴びましたが6回5安打4失点ですのでまずまずのピッチングと言ってよいでしょう。
戻りつつはありますがストレートは130キロ台半ばから後半、二軍でも62回で42四死球と課題は課題のままですが、それでもそこそこ三振を奪えるキレはあります。
タイプ的には中継ぎではなくベンチも先発として考えているようですのでチーム事情からすれば来季は飛躍のチャンス、陳冠宇、藤岡、オルモス、山本との競い合いに勝つのみです。

2016年通信簿


【オリオン村査定】 590万円 → 650万円 (△10%)



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