今日は青ユニ配布のイベントに田中のプロ初登板、初先発が重なったことでチケットは前売りで完売となり、実数発表となった2005年以降で史上2位の30,100人の大観衆で満員御礼となりましたが、しかし「最低の試合」と伊東監督がコメントをしたように見るところの少ない惨敗でした。
こういう試合に勝ってこそ、あるいは勝てずとも見どころがあればリピーターも増えるのでしょうから、ダントツで最下位をひた走る観客動員数もむべなるかな、です。
そして明日はまたしても中5日の涌井とジリ貧、自滅の道を歩んでいるのではないかと、気分はすっかりと真っ青です。
ちなみに配布ユニはロゴなどが刺繍ではなくプリントをされたチープな作りで、背番号などがプリントをされたTシャツがありますが、あれが前開きになったと思えばよいでしょう。
チケット代に込みですのでこのあたりが妥当なのでしょうが全てがフリーサイズですし、今後の集客にはあまり繋がらないような気がします。
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注目の田中はいきなり146キロのストレートと資質の高さは見せてくれましたが、3回6安打5失点とほろ苦いデビュー戦となりました。
プロ初登板ですので当たり前のような緊張があったでしょうし、さらには大観衆の声援に気負ってしまったであろうことからすれば、そこは差し引いて考えてあげたいです。
ただやはり上体が主導で機械仕掛け、とまでは言いませんが、もう少し下半身を使ったフォームでないと長いイニングは厳しいでしょう。
ストレートが流れてしまい、変化球も微妙なズレが生じたのは、初舞台だからというわけではないと思います。
それでも田村のリードにかなり首を振っていたことを前向きに捉えたいですし、話題性は別にして、もう一度ぐらいは先発で試して欲しい田中です。
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先発が大量失点で三回での降板となってしまいましたので、スタンドの予想どおりの敗戦処理リレーとなりました。
松永が間に入ったのはやや意外でしたが、いずれにせよ各投手にとってはアピールの場となります。
しかしこれまた配布がされた「MOETERU?」のうちわが皮肉なぐらいにロッテの投手陣に火が燃え移ってしまい、15安打を浴びての大炎上です。
香月良はここまで結果を残していましたので今日にピシャリと抑えれば勝っている展開での登板が増えたかもしれなかったところでの3回5安打1失点はあまりに微妙で、それでも数字が伴っているのは課題だった無駄な四球を出さなくなったことが理由でしょう。
目を見張るようなボールはありませんが無難にまとまっており、インフルエンザから復帰をして浦和で投げ始めた金森とポジションを争うことになると思います。
松永はそもそもが走者を出しながらも失点はしない、といったタイプですからこんなものかと、スピードが年々に遅くなっているのだけが気がかりです。
そして黒沢は頑張ってはいますがやはり何がいいのかが分からず、苦しい台所事情ではありますが先発でまた見たいとは思いません。
打線は「MOETEYO!」と叫びたいぐらいに、消化不良が続いています。
田中に引きずられたかのように初回に無死満塁をプレゼントしてくれたところでデスパイネ、今江、クルーズが凡退で1点も入らなかったところで結果的には試合が終わりました。
その後はチャンスらしいチャンスもなく、田中にはチームの現状を身を持って知る機会を得たことはよかったかもしれません。
インフルエンザから復帰をした角中、また今江も貯金を吐き出して3割陥落の危機に瀕していますし、下からバットが出ているデスパイネに14打席ノーヒットの井口は気温の急上昇で春が終わってしまったのか、好球必打だとか待球だとか、そういったレベルの話ではないように思います。
そしてこんな試合展開でサブローの内野安打、今季の初ヒットに笑顔の花が咲くベンチの風景に大丈夫かよ、と突っ込みたくもなります。
惨敗な後でもマリーンズストアのレジに立ったり、サイン会やトークショーなど選手たちはファンサービスをしてくれていますし、これはこれで酷だなとは思いますが、とりあえず田村の「里崎さん、嘘、城島さん」は置いておくとしても、もし余っていれば選手たちに「MOETERU?」とうちわを渡して欲しくもなった今日の試合でした。
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◆4月29日(水) 千葉ロッテ-西武4回戦(2勝2敗、14時、QVCマリン、30,100人) ▽バッテリー |