24 吉田裕太 捕手 26歳 年俸1480万円
【2017年成績】 61試合 94打数 10得点 16安打 打率.170 7二塁打 0三塁打 3本塁打 6打点 0盗塁 7四死球 30三振 得点圏打率.158
打撃でアピールをしなければならないはずの吉田が昨年はまさかの30打数ノーヒット、これで完全に正捕手の座を田村に奪われてしまったかと思いましたが、伊東監督の高い要求に田村が応えきれなかった、あるいは田村を伸ばすためにライバルの存在は必須と考えたのか、いずれにせよ吉田には結果的にラッキーな展開の一年でした。
ただそのチャンスを活かせたかと問われれば微妙なところで、肩やリードで田村に劣るだけに身長にも満たない打率ではとても太刀打ちはできません。
政権交代がありましたので流れが変わるかもしれませんが、終盤戦には柿沼が出番をもらって肩でアピールをするなど二番手の座を虎視眈々と狙っています。
その二番手の座を守ることに汲々とするのか、しかしそれでは柿沼、江村、宗接の追い込みを蹴散らせるとも思えず、田村を抜き去るぐらいのつもりでやっていってもらいたいです。
そのためにもキッチリとした野球、これを徹底するしかありません。
酒居が炎上をした試合ではリードが悪いと伊東監督にこき下ろされ、開幕を二軍で迎えることになってしまいました。
それでも早々に一軍に昇格をして2年ぶりのヒット、は嬉しかったのでしょうがバントを失敗した後のそれですので反省の言葉が欲しかったのが正直なところでもあり、打撃練習でも普通にバントをミスっていますし、その後もバントを失敗した後に右方向に打つのではなく引っ張っての併殺打、これではベンチの信頼は得られないでしょう。
それでも出番をもらえたのは唐川とのコンビがそこそこ結果を残せたからなのか、しかし石川、関谷とのバッテリーが長続きをしなかったことを考えれば安穏とはしていられません。
ただピンチになってしまえばオロオロと、といった精神面の弱さは克服をしつつあるのか、マウンドで投手を叱咤するような素振りが見られたのは今季の収穫です。
リード、打撃にもう少し上積みができて小技を確実にこなせればチャンスはもっと増えるはず、来季こそは自信にあふれる吉田を見せてください。
【オリオン村査定】 1480万円 → 1600万円(△8%)